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処遇改善
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2025.12.01 16:00
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アニメ産業の方々が必死で国会議員に陳情し、外国特派員協会で会見して訴えたにもかかわらず、インボイス制度を強行した岸田文雄がアニメ産業を応援するとか何の冗談でしょうか?
収入構造や賃金の処遇改善のためにまずやるべきことは、インボイス制度の廃止です。
#消費税は賃上げ妨害税 https://t.co/7T1MHEvzkz December 12, 2025
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ん万回行っておりますが、自衛官に対する真の処遇改善は20年定年制度を採用する事なのです。18で入隊して38で定年。これならセカンドキャリアを形成しやすいのです。その一方で50半ばから後半では誰も欲しがらないし、新たに何かやるにはちと遅いのです。 https://t.co/PCuLw8mN32 December 12, 2025
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先週末に、
令和7年度補正予算案による総合経済対策の主要政策が公表されました。
厚労省に関わる政策は下記となります↓↓↓
https://t.co/NdmFYRzKav
厚労省関連だけでも146ページと膨大です。
介護•障害福祉関連での大きなポイントは2つ
1つは、従事者の処遇改善
もう 1つは、法人•事業者向けの物価高対策
まず、処遇改善は、
資料のP12が介護、P23が障害福祉
すでにお伝えしている通り、居宅介護支援•相談支援、訪問看護等を含む、1人あたり月額 1万円から1.9万円の理論値上の処遇改善となります。
続いて、事業者向け物価高対策は、
在宅介護は、P13で、規模やサービスごとに1事業所あたり20万円から50万円の補助金が支給されます。
施設系は、P13とP14で、定員1人あたり6000円の設備費•備品等と、定員1人あたり1.8万円の食材料費の補助金が支給されます。
ただ、大変残念なのは障害福祉については、物価高対策支援は無く、P24で、テクノロジー導入支援による補助率3/4の事業のみにとどまってしまいました。
介護と障害福祉を取り巻く物価高や賃上げの影響は同じにも関わらず、この対応差となってしまった背景には、介事連含めた障害福祉業界としてのロビー活動の弱さに起因していると思います。
また、介護と比べて障害福祉の給付の拡大や、業界不祥事や処遇•経営環境の差にも大きな背景があり、やはり今後の障害福祉の制度改革は厳しくなるのではないかと予想されます。
しかしながら、その中で、介事連としてしっかりと力をつけて障害福祉に対する更なるロビー活動にも注力していきたいと思います。
いずれにせよ、従事者•職員ともに、大きな補助金が支給されることになります。申請書類などの一定の手間は生じますが、税金を支給される以上は当然のことではあります。少しでも書類が簡素になるよう働きかけていきます。
皆さん、今後、具体的な申請や支給は各自治体とのやり取りになります。今後の自治体からの詳細発表をしっかりと確認して、漏れなく申請していきましょう!
そしてこの次は来年6月となる臨時報酬改定で、どこまで処遇改善を組み込むことが出来るか。更には手続きの更なる簡素化を実現出来るか。
また法人•事業者に対する来年度の物価高対策をどのように盛り込んでもらうか。
更なるロビー活動をしっかりと行ってまいります! December 12, 2025
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鉄道旅客運賃の上限変更認可申請についてのお知らせ
https://t.co/pkjovPqVgc
初乗り運賃は150円→180円。普通旅客運賃は平均で19.8%上昇。
申請理由は、運転士や整備員の確保に向けた処遇改善や安全対策の強化、老朽化している車両・設備の維持更新等に伴う大幅な費用増加が見込まれるため。 https://t.co/gQ8ZSqoRPB December 12, 2025
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会長を務めているアニメ産業を応援する「映像産業戦略推進研究会」を開催しました。
アニメ制作会社における収入構造の問題、現場で働く人達への賃金等の処遇改善や人材の確保、育成など、また同時に製作委員会や業界全体で国際展開も含めた「稼ぐ力」の強化のための官民連携など、様々議論しました。 https://t.co/uBJyjQ8Oju December 12, 2025
昨日と今日、2つのつどいに参加しました。
昨日は、「山添参院議員と語ろう・未来への希望フォーラム」で、山添議員が子育てや働き方、高市政権をどう見る等の質問に丁寧に答え、会場からの質問や交流も。
今日は、宮本徹前衆院議員と共に、「保育現場の声を聞くつどい」に参加。人手不足や誰でも通園制度の話題など、リアルな状況を伺い、賃上げなど処遇改善と配置基準の見直しが必要と改めて実感しました。 December 12, 2025
反撃能力(敵基地攻撃能力)整備
岸田政権(2022)
防衛費GDP比2%
岸田政権(2022)
統合司令部の新設
岸田政権(2023決定・2024設置)
自衛官の処遇改善
安倍〜岸田政権で段階的に実施
装備移転三原則の緩和・輸出拡大
岸田政権(2023〜2024)
東南アジア諸国との連携
安倍政権以来継続(FOIP)
最低賃金引き上げ(大幅上昇)
安倍政権で方針決定→菅→岸田で継続
103万円の壁対策
岸田政権(2023)
7カ月ぶり実質賃金プラス
経済指標であり政権固有の成果ではない
低所得者向け給付金
岸田政権(2022〜2024)
電気・ガス・ガソリン補助金
岸田政権(2022〜)
TICAD:岸田政権で準備進行 → 石破政権で開催
8〜9割が岸田政権のレガシー
FOIP(自由で開かれたインド太平洋)
安倍政権(2016)
NISAの恒久化・拡大
岸田政権(2024)
観光(インバウンド回復)
安倍政権→菅→岸田で路線確立
高校授業料無償化
民主党政権(2010)
大学無償化の所得拡大
安倍政権・岸田政権
農産物輸出拡大・スマート農業
農水省の継続施策(特定政権の功績ではない) December 12, 2025
鉄道旅客運賃の上限変更認可申請についてのお知らせ(島原鉄道)
https://t.co/pkjovPqVgc
初乗り運賃は150円→180円。普通旅客運賃は平均で19.8%上昇。
申請理由は、運転士や整備員の確保に向けた処遇改善や安全対策の強化、老朽化している車両・設備の維持更新等に伴う大幅な費用増加が見込まれる為 https://t.co/ewRKPpbSJV December 12, 2025
◆2025.12.01 参議院 本会議
◆質疑:田村まみ 参議院議員( @mamitamuratw 、全国比例 選出)
#国民民主党 #国会質疑要約
【長めの要約】
※AI自動作成。誤りがありえます、正確な情報確認は各自で。
目次
1. 病床削減と社会保険料削減効果の妥当性について
2. セルフメディケーションの推進とOTC薬品の活用拡大
3. プライマリーケアにおける薬局・薬剤師の役割強化
4. 医師偏在対策と新規・既存診療所への対応
5. 医師手当事業の財源と効果について
6. 医療DXの進捗状況と責任の所在
7. 病院経営支援と関連産業従事者への対応
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《質疑テーマ》病床削減、セルフメディケーション、医師偏在対策、医療DX、病院経営支援に関する質疑
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【3行でまとめると】
・田村まみ議員は、病床削減に伴う社会保険料削減効果の妥当性やセルフメディケーション推進、医師偏在対策、医療DXの遅れ、病院経営支援について多岐にわたり質問を行った。
・厚生労働大臣や国務大臣は、各テーマについて現状の取り組みや今後の対応方針を説明し、課題認識を示しつつも具体的な解決策には一部曖昧な部分が残った。
・田村議員は、給付と負担の適正化に向けた国民理解の必要性を強調し、対決ではなく解決を目指す姿勢を示した。
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《1》病床削減と社会保険料削減効果の妥当性について
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田村まみ議員は、まず病床削減に伴う影響について質問を始めた。病床を削減する場合、入院中や入院が見込まれる患者の受け入れ先がどうなるのかを問題提起した。特に、回復期の患者が医療から介護に移行することで、介護保険の給付が増加し、社会保障費全体での「付け替え」に過ぎず、国民負担の軽減にはつながらないのではないかと指摘した。
本法案では、2040年頃を見据えた医療提供体制の確保を目指し、地域医療構想を病床だけでなく、入院・外来、在宅医療、介護との連携を含む全体的な構想として策定する方針が示されている。田村議員は、在宅医療や介護の需要増加を踏まえた将来構想の必要性は理解しつつも、社会保険料削減の試算において在宅医療や介護の負担増加が無視されている点に一貫性がないと批判した。効果を過大に見せる意図が感じられ、信頼性に欠けるとの懸念を表明した。
さらに、病床削減の効果試算には、介護需要の増加を含めた社会保険料全体を考慮すべきだと主張し、三党合意における社会保険料削減効果の妥当性について、厚生労働大臣の見解を求めた。
答弁:
厚生労働大臣は、病床削減に伴う医療費適正化効果について、自由民主党、倭国維新の会、公明党の社会保障改革に関する協議の合意文書を踏まえ、感染症対応病床の確保、削減対象病床の区分、稼働状況、代替となる在宅・外来医療の増加などを考慮し、今後精査を進めると回答した。具体的な数値や結論は示されず、検討段階であることが強調された。
田村議員の指摘に対し、答弁では削減効果の詳細な試算や介護負担増加への対応については明確な方向性が示されなかったが、将来的な精査の必要性は認められた形となった。
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《2》セルフメディケーションの推進とOTC薬品の活用拡大
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田村まみ議員は、次にセルフメディケーションの推進とOTC(Over The Counter)薬品の活用拡大について議論を展開した。国民民主党として、疾病の初期段階における医療提供体制の強化を目的に、衆議院で提出した修正案において以下の点を提案したと述べた。
・総合診療専門医の養成確保
・疾病に応じた診療報酬の設定(包括支払制度)
・患者数に応じた診療報酬の設定(人頭払い制度)
・スイッチOTC医薬品の活用拡大を通じたセルフメディケーションの推進
特に、医療費削減策として議論されるOTC類似薬の保険適用除外については、薬効群ごとのレセプト内容の違いを軽視していると批判した。患者の負担増だけでなく、国民全体の行動変容が十分に進んでいない中で、OTC薬品へのアクセスが混乱を招く可能性を指摘した。また、メーカー側の生産能力が即時対応に追いつかない現状も問題視した。
田村議員は、国民民主党として、OTC薬品の利用を推進するため、まずは医療用薬品として使用されているOTC類似薬から、少なくとも過半数程度までOTC薬品の利用を拡大する政策を講じるべきだと提案した。将来的には全面スイッチを目指し、セルフメディケーション税制の対象拡大や制度の拡充を通じて、国民の理解と利用を促進することが医療費適正化に資すると主張し、厚生労働大臣の決断を求めた。
答弁:
厚生労働大臣は、セルフメディケーション税制について、医療資源が限られる中で国民の健康づくりや医療費適正化の観点から重要だと認識していると回答した。本税制は令和8年度税制改正プロセスで検討・議論される予定であり、厚生労働省として適切なセルフメディケーションの推進と、スイッチOTC化を含む環境整備に取り組む方針を示した。
ただし、田村議員が求めた具体的な政策の即時実施や全面スイッチに向けたスケジュール感については明言を避け、税制改正プロセスに委ねる姿勢が見られた。
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《3》プライマリーケアにおける薬局・薬剤師の役割強化
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田村まみ議員は、セルフメディケーションの普及には、安全性と利便性の高い環境整備が必要だとし、プライマリーケアにおける薬局や薬剤師の関与を高める重要性を強調した。具体的には以下の施策を提案した。
・院内薬剤師へのタスクシフトの推進
・地域薬剤師の疑義照会、処方提案、リフィル処方など職能発揮のための環境整備
・薬局での簡易検査(点滴血検査など)が可能な体制整備
これらの施策により、医師が本来の業務に専念できる環境が整い、結果として本法案が目指す医師偏在の是正にもつながると主張した。厚生労働大臣の見解を求めた。
答弁:
厚生労働大臣は、地域での質の高い医療提供体制を確保する上で、プライマリーケアにおける薬局の関与や薬剤師の職能発揮が重要だと認識していると回答した。薬剤師の職能発揮に向けた取り組みを進めるとともに、タスクシフトやタスクシェアを含む医療現場の負担軽減・業務効率化を通じて、将来にわたり適切な医療提供環境を整備する方針を示した。
ただし、田村議員が挙げた具体的な施策(簡易検査の体制整備など)に対する個別の言及はなく、全体的な方向性としての賛同に留まった。
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《4》医師偏在対策と新規・既存診療所への対応
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田村まみ議員は、医師偏在対策として本法案に盛り込まれた外来医師多数区域での新規無床診療所の開設規制について触れ、対象範囲が限定的すぎると指摘した。新規開業希望者に対し、地域で不足する医療機能の提供や医師不足地域での医療提供を要請する仕組みが導入されているが、既存の診療所にも同様の対応を求めるべきだと、国民民主党として衆議院で修正案を提出した経緯を説明した。
与党修正により新規診療所の開設に関する検討規定が追加されたものの、依然として不十分だとし、地域医療提供を求める対象を既存の診療所にも拡大することへの厚生労働大臣の見解を求めた。
答弁:
厚生労働大臣は、外来医師多数区域での新規開業希望者に対する取り組みについて、既存の診療所は現に医療提供が行われている点など整理すべき課題があるとして、本法案では対象外としていると説明した。まずは新規開業希望者への取り組みを着実に実施し、その進捗や効果を確認した上で、必要な対応を検討する方針を示した。
田村議員の提案する既存診療所への対象拡大については、現時点では明確な賛同は示されず、施行状況を見ながらの判断に委ねられる形となった。
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《5》医師手当事業の財源と効果について
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田村まみ議員は、本法案で創設される医師手当事業について、財源や効果に関する複数の観点を提示した。都道府県知事が重点的に医師を確保すべき区域を定め、派遣医師への手当に財政支援を行うこの事業の財源が、保険者からの拠出で確保される点に疑問を呈した。医師偏在対策の責任は国や地方自治体にあるとして、財源を保険者拠出ではなく全額公費で賄うべきだと主張した。
また、医師偏在の要因をどのように把握し、医師手当が医師を重点区域に誘引し、偏在是正にどうつながるのかを尋ねた。さらに、公的保険の保険料は給付にのみ用いられるべきであり、給付との関係が乏しい医師手当事業に保険料を充てることは、給付の解釈を拡大し、保険料対応範囲が際限なく広がる懸念があると指摘した。
過去には、公費による地域医療介護総合確保基金を通じて医療従事者確保の補助が行われてきたが、今回の保険者拠出に基づく医師手当事業との整合性についても厚生労働大臣の見解を求めた。
答弁:
厚生労働大臣は、医師手当事業の財源について、医師の人件費が本来診療報酬で賄われるものである点を踏まえ、特定の地域に診療報酬で対応すると患者負担が増加するため、保険者の役割を考慮し、保険者からの拠出金で対応すると説明した。財源は診療報酬改定で一体的に確保する方針を示した。
効果については、医師手当事業により医師不足地域での勤務を一定程度促し、勤務環境やキャリアパスに関する総合的な対策パッケージを講じることで、医師の誘引が可能だと述べた。
地域医療介護総合確保基金との整合性については、基金活用では都道府県負担が発生し、医師不足地域を多く抱える都道府県の負担が重くなるため、保険者拠出で対応する形としたと説明した。法案成立後は、保険者の意見を聞きながら制度詳細や実施状況を丁寧に検証する意向を示した。
田村議員が懸念した保険料の給付外使用や公費全額負担の提案については、明確な賛同は得られず、現在の枠組みでの対応が優先される姿勢が見られた。
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《6》医療DXの進捗状況と責任の所在
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田村まみ議員は、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)について、政府が2023年6月に策定した推進工程表の遅れを問題視した。電子処方箋の普及目標が2025年3月から2030年に後ろ倒しされ、医療機関への導入率が1割程度にとどまる現状や、電子カルテ普及の進捗も危ぶまれる点を挙げた。
工程表を策定した内閣官房の医療DX推進本部の責任の所在について、進捗管理を担う大臣は誰か、またデジタル社会実現の司令塔たるデジタル庁が機能しているのかを質問し、厚生労働大臣および国務大臣の見解を求めた。
答弁:
厚生労働大臣は、工程表の進捗管理について、内閣総理大臣を本部長とし、内閣官房長官、デジタル大臣、厚生労働大臣が副本部長として共同で責任を負うと説明した。個々の施策については、所管に応じた大臣が責任を担い、例えば電子カルテ情報共有サービスなど厚生労働省所管の政策は自身が責任を持つと述べた。医療DXは政府全体で推進すべきもので、デジタル庁を含む関係省庁と連携し、国民がメリットを実感できるよう取り組む方針を示した。
また、国務大臣も同様に、工程表の進捗管理は内閣総理大臣の下で副本部長が共同責任を負うと回答した。デジタル庁は関係省庁の調整を通じて司令塔機能を果たし、マイナ保険証や標準型電子カルテの開発、マイナ保険証と公費負担医療受給者証の一元化などに取り組んでいると説明した。厚生労働省など関係省庁と連携し、医療DXの成果を国民が実感できるよう努めると述べた。
田村議員が指摘した遅れへの具体的な対策や責任の明確化については、両答弁とも全体的な連携の重要性を強調するにとどまり、個別の遅延要因への対応策は示されなかった。
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《7》病院経営支援と関連産業従事者への対応
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田村まみ議員は、病院経営の悪化が深刻な状況にあるとして、対応策を求めた。病院には医療従事者だけでなく、給食事業者、クリーニング業者、清掃業者、医療事務派遣など多様な産業従事者が関わり、病院機能を支えていると指摘した。人件費増加や物価高騰による経営悪化に対し、医療従事者の処遇改善や赤字解消策が議論されているが、これら関連産業従事者への支援も重要だと主張した。
病院経営を救う視点には、地域の雇用創出や経済活性化にもつながる要素が含まれるとして、厚生労働大臣の見解を求めた。また、来年の通常国会での法案提出を視野に、医療・介護の持続可能な体制構築に向けた検討が厚生労働省で進められていることを踏まえ、給付削減ありきの議論ではなく、負担と給付の適正化に向けた国民理解のための説明を重視すべきだと訴えた。
答弁:
厚生労働大臣は、病院を含む医療機関において、医師などの医療従事者だけでなく、給食やクリーニングなど様々な事業者が重要な役割を果たしていると認識していると回答した。先週閣議決定した補正予算案において、物価上昇への対応を通じて医療機関の経営改善を支援し、委託先の待遇改善にもつながる施策を講じると説明した。また、中小企業庁などが中小企業・小規模事業者の生産性向上を促す支援策を実施する予定であり、政府全体として支援策の実現に取り組む方針を示した。
田村議員が求めた関連産業従事者への直接的な支援策については、間接的な効果を期待する形で言及されたが、具体的な施策の詳細は示されなかった。
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《まとめ》
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・田村まみ議員は、病床削減に伴う社会保険料削減効果の妥当性、セルフメディケーションの推進とOTC薬品活用、プライマリーケアでの薬剤師の役割強化、医師偏在対策、医療DXの遅れ、病院経営支援と関連産業従事者への対応など、医療政策の広範なテーマについて質疑を行った。給付と負担の適正化に向けた国民理解の必要性を強調し、対決ではなく解決を目指す姿勢を示して質疑を締めくくった。
・厚生労働大臣および国務大臣は、各テーマについて現状認識や今後の取り組み方針を説明した。病床削減効果の精査、セルフメディケーション税制の検討、薬剤師の職能発揮、医師手当事業の財源確保、医療DXの政府全体での推進、病院経営支援策など、課題への対応姿勢を示したが、具体的な解決策やスケジュール感については一部曖昧な部分が残った。
・田村議員の指摘により、病床削減に伴う介護負担増加の考慮不足、OTC薬品普及の現実的な課題、医師偏在対策の対象範囲の限定的な設定、医療DXの進捗遅れ、病院経営支援の視点の不足など、政策の課題が浮き彫りになった。特に、保険料の給付外使用や公費負担のあり方、デジタル化の責任所在の明確化については、今後の議論の深化が求められる。
・政府側は、関係省庁や保険者との連携を強調し、制度の詳細や実施状況を検証しながら対応を進める姿勢を示した。しかし、田村議員が求めた即時性のある具体策や抜本的な改革への賛同は限定的であり、実務的な運用や将来的な検討に委ねられる部分が多いことが明らかとなった。
2025.12.01 参議院 本会議 ※リンクを開き、議員名を押すと再生
https://t.co/ydDgh9wtIb December 12, 2025
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