重症 トレンド
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2025.12.14
:0% :0% ( 30代 / 男性 )
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
腰の骨を折る重症まで負わせたんだから強姦と殺人未遂で終身刑にして欲しい。
国の方針で配達員がオートロック解錠可能になるってニュースは結局デマだったという記事を見かけたけど、それでもこういう事件が後を絶たない。
宅配ボックス制にしたらいいのに https://t.co/bwNvArPQxi December 12, 2025
1,483RP
解説:
防水スプレーの吸入で発症する急性の肺障害です。
スプレーに含まれる霧状の撥水成分、特にフッ素系成分によって肺胞に障害をきたすことが主な病態と考えられています。
防水スプレーは、雨具、登山用品、コート、靴など、日常生活やアウトドア製品に広く使用されていますが、狭く換気の悪い場所で使用すると本病態を発症する危険性がありますのでご注意を。
症状の出現時期は吸入量にもよりますが、吸入後数分から24時間以内に発症することが多く、咳嗽、咽頭痛、呼吸困難などを呈します。
重症例では呼吸不全に至ることもあります。
また、スプレー吸入後の喫煙が発症や重症化に関与することが報告されています。
画像:
胸部CTは「足側から見上げるビュー」なので、「画像の左側=患者さんの右肺」「右側=患者さんの左肺」になります。
吸入による肺障害では、気管支・気道に沿ったすりガラス影・浸潤影・粒状影が出現しやすく(添付画像の赤点線内)、一方で胸膜下では薬剤到達量が少ないため、比較的正常に見えることが多いという特徴があります。
本症例では、B先生が病歴聴取の際に有機溶剤様のにおいに違和感を覚え、直近数時間の行動について詳細に問診した点が診断につながった点がお手柄です。
防水スプレーによる肺障害は、呼吸器学会や内科学会の地方会でもしばしば報告されており、研修医が症例報告を通じて本疾患を知っていたことが診断の助けとなる場合があります。
本症例は、若手医療者に「病歴聴取の重要性」「症例報告を通じて症例を疑似体験する意義」を伝えることを目的としております。
また、今回のエピソードも過去の実例を基に再現したものです。掲載している匿名画像は、下記より引用しています。「中毒研究 32:284–288,2019」 December 12, 2025
1,189RP
入院病棟で働く医療者の友人も同じ事を言っています「コロナで入院して来る人、2025年の今も全然減って無い、だから自分は今も日頃から😷してる」と。
多くの人は「コロナは終わった」と言う誤報に流されています。
でも重症患者を毎日身近で見てる人は、対策の必要性を実感せざるを得ないのです。 https://t.co/y7ked6FZNa December 12, 2025
75RP
コメントありがとうございます。
防水スプレーに限らず、気化する薬剤を使用する際には、十分に換気ができる場所で行うことがとても重要ですね。
このような化学物質の吸入による肺障害(肺傷害ともいうこともある)は、基本的には「肺のケガのようなもの(lung injury)」と考えられており、重症でなければ、創傷治癒の過程として数日から徐々に回復していくことが多いです。
ただし、症状が強い場合には呼吸不全をきたし、酸素投与や人工呼吸器などの治療が必要になるケースもあり、回復までに時間がかかることもあります。 December 12, 2025
58RP
コメントありがとうございます。
このような化学物質の吸入による肺障害(肺傷害と表現されることもあります)は、基本的には「肺のケガのようなもの」と考えられています。
そのため、重症でなければ特別な治療を行わなくても、創傷治癒の過程として数日かけて徐々に回復していくことが多いです。
一方で、ひどい場合には呼吸不全をきたし、酸素投与や人工呼吸器などの対症療法が必要になることもあり、回復までに時間がかかるケースもあります。
簡単に言うと、軽症であれば特に何もせずに自然に治りますが、重症の場合は回復するまで酸素投与や人工呼吸で支える、というイメージですね。 December 12, 2025
52RP
誰が救命できないほど重症になるかあらかじめわからない。
インフルエンザは毎年流行シーズンがあるけど、自分や家族の命が危うくなるとは思っていない。
それは難しい。だからこそやれる予防をやっておこう!と伝えていきたい。 https://t.co/AnaCTuLrXo December 12, 2025
31RP
「PTSD」「トラウマ」「フラッシュバック」が
オ シ ャ レ す ぎ る … ?
誰か、患者さんで、診断名をファッション化、アクセサリー化している事例が臨床で頻回に観察されているのか……?
「その診断名を欲しがる」という、未診断で別疾患や健常の人がいるということか?
診断名がつき、中等症、重症だったり
診断名がついてないけど日常生活に支障がある人にとっては
生きるだけでも精一杯で
(気持ち的には死にかけたり、少しホッとできたかと思うと、また調子を崩したり……)
診断名を纏って
鏡の前でくるっと回ってみせるよーな
余裕なんか
ないのよな……
「乗り越えたら強者」……?
「自称PTSD」の人はそう思うのか……?
「乗り越えた」としても
治療と回復にはエネルギーが必要で
治ったらバテバテで虚脱しそうだ
実際には強者どころか、やっと
「一般市民」よりやや弱い、ぐらいのポジションに辿り着く、ぐらいだ
統合失調症も症状が消失すると
空虚感などで自殺することがある
実際のPTSD患者は、自分の感動ポルノに浸る余裕はない…… December 12, 2025
22RP
尚、このような化学物質の吸入による肺障害(肺傷害と表現されることもあります)は、基本的には「肺のケガのようなもの」と考えられています。
そのため、重症でなければ特別な治療を行わなくても、創傷治癒の過程として数日かけて徐々に回復していくことが多いです。
一方で、ひどい場合には呼吸不全をきたし、酸素投与や人工呼吸器などの対症療法が必要になることもあり、回復までに時間がかかるケースもあります。
簡単に言うと、軽症であれば特に何もせずに自然に治りますが、重症の場合は回復するまで酸素投与や人工呼吸で支える、というイメージです。 December 12, 2025
22RP
はい。
療養病院も、在宅医療も、急性期も、すべて実際にやって知り尽くしている私が来ました。
まず大前提として、
療養病院と在宅医療は、同じ土俵には載せられません。
在宅医療で、
医師が患者と直接接する時間は 2週間でせいぜい10分程度 です。
一方、療養病院では
2週間で約2万分、誰かしらが常に患者と接し続ける医療 が行われています。
その患者さんの多くは、
ほぼ寝たきりで、
約8割が がん末期、難病、IVH、人工呼吸器管理 といった、極めて医療依存度の高い方々です。
在宅医療の診療報酬は、
医療保険+介護保険を合わせて1人あたり月10万円前後、介護を含めても30万円程度でしょう。
一方、療養病棟の診療報酬は、
1日あたり高くても約2万円。
月にすると 1人あたり約50万円 です。
では、このレベルの患者を在宅で、24時間、家族の手を煩わせずに診ることが可能か。
結論は明確で、
ほとんどの場合、不可能です。
実際に、
療養病床に長期入院している患者さんを在宅に戻そうと提案すると、
家族からはほぼ確実に罵倒されます。
「忙しい」
「大変すぎる」
「見られるわけがない」
9割9分、文句を言われます。家族は在宅より病院を望んでいる。家族が在宅を望んでいるなんて嘘。本人はそもそも意識がない。
それが現実です。
療養病床の収入、1日2万円の中には,医療費,オムツ代,家賃分、食事代、ちなみに医療費はすべて包括されています。診察、処方、注射、医療材料、採血、レントゲン
緊急対応、看取り対応、
すべてを含めなければならず、
利益を出すのは相当困難です。
一方で、
在宅医療の利益率が異様に高いのは、短時間で、1人あたり月10万円前後が入ってくる構造にあります。
たとえば、昨今問題になった在宅ホスピスでは、
・介護報酬
・家賃
・生活費
などを含めると
1人あたり月130万円程度。そこに医療費が 約10万円 加わり、
合計140万円程度 になると言われています。
重度患者を
純粋に「お金」だけで比較すれば、
療養病床の方が圧倒的に安い。
一方で、
そこまで手厚い医療を必要としない高齢者が多いのも事実です。
そういう方を在宅で診るのは、合理的だと思います。
問題は、
医療依存度の高い患者まで、在宅に押し出そうとしていることです。
ここからは、
Xでは初めて書きますが、
「訪問診療の交通費を自費にすべきではないか」
という議論があります。
訪問診療医の1日の業務の
半分以上は車の移動時間です。
理屈としては理解できます。
実際、
今の往診料でも 交通費は自由設定が可能 です。
もし、
訪問診療料を半分にし、
交通費を自由に取れるようにすれば、
制度としては整合性が取れます。
しかし、それを実行すれば、
訪問診療は患者にとって極めて高コストな医療となり、
ビジネス目的の在宅クリニックは一気に死にます。
結果として、
在宅医療そのものが衰退する可能性が高い。
それでも、
社会保険料を下げようという機運が高まれば、
最初に狙われるのは在宅医療であることは間違いありません。
国は、
20年以上にわたり
「病院から在宅へ」
と言い続けています。
確かに、
重症患者1人あたりの“医療費”だけを見れば、
在宅の方が安く見える。
しかしそこには、
・家族の介護コスト
・家賃
・食事
・生活負担
・精神的コスト
一切含まれていません。
それは
「国の支出ではないから関係ない」
という理屈なのでしょう。
家族が払えばいいだけ、という話です。
さらに言えば、
ここまで
軽度患者の在宅医療や老人ホームが増えることを、
国は想定していなかったと思います。
老人ホームの訪問診療は、
いずれ確実に制限される。
在宅の軽度患者も、どうなるかは分かりません。施設の要介護2以下は全てオンライン診療にと言うような未来が私にはありありと見えています。
在宅医療も、
いつか必ず梯子を外される日が来ます。現場にいる人間でそれを感じてない人は経営者としてやばいです。
正直なところ、
その先にどんな医療の未来を描いているのかは、私にもはっきりとは見えていません。
見えていたとしても、
しばらくは黙って、真っ先にこっそり対策を練ると思います。
こんな感じで大丈夫? December 12, 2025
18RP
【低温やけどに要注意】
寒い季節、カイロや湯たんぽを使っている時に、皮膚がヒリヒリしたり赤くなったりしたことはありませんか?
その原因は「低温やけど」かもしれません
44~50℃程度の比較的低い温度の湯たんぽ、カイロだから安全とは限りません
自覚症状が少ないため、気づいた時には皮膚の深い部分まで損傷し多重症化しやすいのです
赤み・水ぶくれ・痛みが現れますが、放置すると皮膚が黒く壊死したり、後遺症が残ることもあるため、できるだけ早く皮膚科を受診することが重要です
#低温やけど
#寒い季節 December 12, 2025
18RP
こちらが小児の麻疹(はしか)の原因、症状、感染性、合併症、予防接種のまとめです:
◆ 麻疹(はしか)の原因と症状
麻疹は、麻疹ウイルスが鼻や喉の粘膜上皮に感染することで生じます
麻疹ウイルスに感染すると1週間前後の潜伏期間の後、
・発熱(39°C〜40.5°C)
・咳、鼻汁、眼球の結膜炎
とともに始まります(カタル期)
2〜4日後に発疹が出現し、現れた場所から消退していく傾向にあります
◆ 麻疹(はしか)の感染性
麻疹は呼吸経路によって伝播し、非常に感染力が強いです
発疹が出現する3日前が最も感染力が高く、(予防接種を受けていない)家庭内の接触者の75%~90%が発症すると言われています
◆ 麻疹(はしか)の合併症 ①:頻度の多いもの
麻疹は約30%の症例で合併症を起こし、下痢(8.2%)、中耳炎(7.3%)、肺炎(5.9%)、脳炎(0.1%)が代表例です
5歳未満は、下痢11.5%、中耳炎14%、肺炎8.6%、脳炎0.2%とされ、肺炎や胃腸炎に伴う脱水が入院の原因として多いことが知られています
(J Infect Dis. 2004;189 Suppl 1:S4-16.)
◆ 麻疹(はしか)の合併症 ②:熱性けいれん
過去の調査によると、麻疹にかかった子供の0.1%~2.3%で熱性けいれんが発生します
熱性けいれんのリスクが最も高いのは1歳代で、年齢が上がるにつれてリスクは下がる傾向にあります
(BMJ. 1964;2:75-78.)
◆ 麻疹(はしか)の合併症 ③:麻疹性クループ
乳幼児が麻疹を発症した場合に麻疹性クループを合併することがあります
米国で行われた調査によると、入院した麻疹の小児の9%〜32%に見られ、大半は2歳未満でした
黄色ブドウ球菌やα溶血性連鎖球菌が培養で検出されることも多いようです
(Pediatr. 1992;121:511-515)
◆ 麻疹(はしか)の合併症④:結膜炎
麻疹のほとんどの人に結膜炎・角膜炎が出ます
栄養状態が良好な人では、通常、残存するダメージなしに治癒します
しかし、二次的な細菌感染や他のウイルス感染が永久的な瘢痕や失明を引き起こすことがあり、特にビタミンA不足は失明のリスクが高いと報告されています
◆ 麻疹(はしか)の合併症⑤:感染後脳脊髄炎
感染後脳脊髄炎Postinfectious encephalitis [PIE])は、発疹の出現後3〜10日の間に、1000人中13人の割合で発生します
PIEは、学童よりも、思春期や成人の方が、発症率が高いことが示されています 最大25%が死亡し、約33%は神経学的後遺症を持つことが知られています
◆ 麻疹(はしか)の合併症⑥:亜急性硬化性全脳炎
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)は、ウイルスが数年間中枢神経に持続し、ゆっくりと進行します
初期は学業の成績低下や行動障害で「精神的な問題」として誤診されることも多いようです ミオクロニー痙攣が発症し、検査等で診断されることが多いです 頻度はかなり稀で、100万〜850万人に1人という推定があります
◆ 麻疹(はしか)の症例致死率
麻疹にかかった人で死亡してしまうリスクは、高所得国では0.01%~0.1%と低いですが、低所得国では3%~30%と非常に高いです
肺炎の重症化が最も多い死因で、麻疹による全死亡数の56%~86%が肺炎と考えられています
(Int J Epidemiol. 2009;38:192-20)
◆ 麻疹(はしか)と予防接種
麻疹ワクチンの予防接種は世界中で行われており、2019年の時点で194か国中169か国(87%)が2回の定期接種を導入しています
予防接種のカバー率は2000年時点の72%から、2017年に85%まで向上し、麻疹による死亡者数は83%減少したと報告されています
◆ 小児への麻疹ワクチンの有効性
小児への麻疹ワクチンの有効性を検討したランダム化比較試験は、英国のMRCから複数回報告されています
1964年8月に英国の32ヶ所、約3万6000人の生後10ヶ月〜2歳を対象にした大規模な試験です
追跡した12年間では予防接種をしたグループの感染予防効果は94%でした
◆ 小児への麻疹ワクチンの有効性:SR&MA
2021年にコクランデータベースから報告されたシステマティックレビューとメタ解析によると、
・2回接種の有効性は96% と報告されています
(Cochrane Database Syst Rev. 2021;11:CD004407)
◆ 麻疹ワクチンの家庭内の二次感染予防
麻疹ワクチンが家庭内での二次感染を予防する効果も報告されています
予防接種なしの場合50.8%が家庭内で二次感染を起こすという非常に感染率の高い設定での予防効果は、
・1回の接種で81%
・2回の接種で85%
と報告されています
◆ 麻疹ワクチンの費用対効果
麻疹ワクチンは、最も費用対効果の高い公衆衛生介入の一つです
アメリカの推定では、ワクチンがなければ、毎年500万人の子供が麻疹で死亡することになります
また、麻疹治療の費用は年間約22億ドル、間接コストはさらに16億ドル増加すると推定されてます
◆ 途上国における麻疹ワクチン
バングラデシュでは、麻疹のワクチン接種が全体の死亡率を36%減少させ、麻疹による下痢、呼吸器疾患、または栄養失調に直接起因する死亡率を57%減少させた、とする報告があります
先進国でも途上国でも麻疹ワクチンの有効性が認められています
(Am J Epidemiol, 1988;128:1330-1339) December 12, 2025
13RP
ワクチン薬害でビタミンB1欠乏した。
ビタミンB1欠乏で脚気になります。
脚気は、ビタミンB1の欠乏によって末梢神経や心臓の働きに障害が起こる病気です。
しびれや歩行障害、むくみなどの症状が特徴で、重症例では心不全を起こすこともあります。
早期のビタミン補給と原因対策が重要‼️
脚気についてわかりやすく描写されてるドラマはJINです。
こちらに記載あり。
https://t.co/EGaG5rTjnD December 12, 2025
11RP
ご質問ありがとうございます。
このような化学物質の吸入による肺障害(肺傷害と表現されることもあります)は、基本的には「肺のケガのようなもの」と考えられています。
そのため、重症でなければ特別な治療を行わなくても、創傷治癒の過程として数日かけて徐々に回復していくことが多いです。
しかし、ひどい場合には呼吸不全をきたし、酸素投与や人工呼吸器などの対症療法が必要になることもあり、回復までに時間がかかるケースもあります。
簡単に言うと、軽症であれば特に何もせずに自然に治りますが、重症の場合は回復するまで酸素投与や人工呼吸で支える、というイメージですね。 December 12, 2025
10RP
一部の展開に改稿を加えました! サイトメンバーが死んでしまうのはやりすぎ、といった意見を踏まえて、死なないけど重症になってしまった、という展開に変更しています。また、新しいインシデント-4000-JPのオブジェクトも出現したようです👀 一度読んだ方も、ぜひまたお読みください! https://t.co/MMf955Eb0r https://t.co/mhIpYhsfpG December 12, 2025
8RP
@keiai154614 はしかの弊害は
肺炎・脳炎・中耳炎などの重篤な合併症、
特に大人や乳幼児、免疫不全者は重症化しやすく死に至るケースもあり、
まれに数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)**を発症し、最終的に死に至る。
大人がかかるとかなりヤバいです!
倭国人の人口がさらに減ってしまう
犯罪レベルのバイオテロ December 12, 2025
6RP
ぽくしんの役
首を切られたが死ななかったものの痕が残りソレを隠すために一生タートルネック着てたり刑事に首絞められてそのまま死んでしまったり線路にベビーカーが落ちたところを助け電車に轢かれ亡くなり妻がタイムトラベルするようになったり物語の重要人物に刺されて重症を負ったりしていて辛い December 12, 2025
5RP
多分、こうなっていると思う(表示できません)と、解って投稿。
【タミフル薬害について】
〈解熱剤の害①〉
〜アスピリンによるライ症候群〜
人間の歴史に本格的な解熱剤が登場してまだ百年余りしか経たないのだが、この間、風邪やインフルエンザなどの発熱時の薬剤治療についてどのような考えの変遷があったのだろうか。
アスピリンが市販薬となった1915年から約50年後の1963(昭和38)年、オーストラリアの病理学者ライ(Reye)氏が、原因不明の脳症を発表した。
小児かぜや水痘(水ぼうそう)、インフルエンザなどのウィルス感染症にかかり、それが回復してきたと思ったら突然嘔吐や興奮状態に陥り、痙攣や昏睡状態になるなど重症の脳障害を起こした。
そのうえ、肺機能の異常もともなって、短期間で4亡することがある致4率の高い病気である。
原因不明の病気はライ氏の名前を取り「ライ症候群」という。
当初なライ症候群の原因は不明だった。
1970年代半ば頃から1980年代にかけて、米国で精力的な疫学調査が行われ、1980(昭和55)年に発表された疫学調査で、アスピリンとの関連が疑われた。
それまでは安全とされていた解熱剤アスピリンが、ライ症候群の原因とされたのである。
米国ではこの疫学調査を重視し、その後何度も確認のため疫学調査を実施するたびに同様の結果を得た。
そうして1985(昭和60)年以降、小児にアスピリンを使わないようにしたところ、ライ症候群は激減したのである。
これらの調査では、ライ症候群とされた子と、なんらかのウィルス感染症にはかかったけれどもライ症候群を起こさずに回復した子とで、感染症にかかってから使用ひた解熱剤などの薬剤を比較した。(画像4枚目)
このような疫学調査の方法を症例対照研究という。
どの疫学調査でも、ライ症候群の子のうち、ほぼ90%以上がアスピリンを使用していた。
ところが、ライ症候群にならなかった子は、調査をするたびにアスピリンの使用頻度が低下していった。
ライ症候群とアスピリンの関連が指摘されたために、アスピリンを使用する人が年々少なくなってきたからである。
そのため、疫学調査を実施するたびにより強い関連が示された。
一連の疫学調査の最後の調査(エール大1989年)で、アスピリンを服用した場合は服用しない場合の50倍も、ライ症候群にかかる危険性が高まると計算された(総計学の用語で、オッズ比という)。
これが発表されて以降は、アスピリンがライ症候群の原因であるという点に関して誰も異論を挟まくなった(※ライ症候群の原因としてのアスピリンの害について話をすると、たいてい「心筋梗塞の予防に使用しているアスピリンは大丈夫か?」という質問を受ける。「心筋梗塞予防」の効果は世界的に定評があり、使用は差しつかえない。ここで問題にしているのは、あくまでも解熱剤として使う場合のアスピリンのことだ。)
ライ症候群が報告されたのは、アスピリンが医師の処方箋なしで市販されるようになってから約50年後だ。
そして報告から20年でアスピリンがライ症候群の原因と考えられ、米国以外の国々でもアスピリンは解熱剤としてあまり使用されなくなった。 December 12, 2025
5RP
うちの子たちはインフルエンザにかかってきても、重症化せずに2人とも大きくなった。
そんな経験を繰り返すと、インフルは薬を飲めば治ると勘違いしてしまうけど 身近な友人の子が脳症で痙攣が止まらなくなり入院した。
それを聞いてからいまだに私は我が子がインフルになるのが怖い。 https://t.co/xpgRsAN5Fc December 12, 2025
4RP
@kumaotteruyo 以前ご遺体を回収に行った警察官二人が熊の一撃でお一人は顔面崩壊、もうお一人は右腕神経断裂の重症を負われた案件がありますから警察での対応にも限界があります。
装備を持つ機動隊や自衛隊への要請が必要かと。 December 12, 2025
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