2021年の秋アニメ作品が最終回を迎えつつある。
これまでのレポート「2021年夏アニメ 初速Twitter分析！」、「2021年夏アニメ 折り返しTwitter分析！」、「2021年秋アニメ初速をTwitter分析！」に引き続き、倭人速報では2021年秋アニメの10月～12月末の作品ツイート数をランキング形式で発表する。

1. 鬼滅の刃 遊郭編1,185,853ツイート


2. 吸血鬼すぐ死ぬ779,611ツイート


3. ワールドトリガー 3rdシーズン676,072ツイート


4. 無職転生 ～異世界行ったら本気だす～451,838ツイート


5. ブルーピリオド260,406ツイート

記事内のツイート集計範囲：角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間：2021/10/01～2021/12/26 ※2021年秋アニメとして放送開始の作品のみ対象（『鬼滅の刃』は「遊郭編」を含むツイートのみ集計）
集計方法：Realtime trend analyticsを利用

上記作品に加え今期ツイート数の多かった上位10作品のツイート数推移グラフがこちら。



作品ツイート数上位10作品は、前回のレポートからタイトルの変動は見られなかった。
また上位三作品のタイトルは各話ごとのツイート数も多く壁は厚かったが、『無職転生 ～異世界行ったら本気だす～』は最終回で追い上げを見せ、『ブルーピリオド』を抜き4位に上昇した。

「無限列車編」を終え新章「遊郭編」へ

10月10日より放送していた『鬼滅の刃』（以下、『鬼滅』）の「無限列車編」が終了し、12月より新章「遊郭編」が放送スタートした。
「無限列車編」では劇場版の前日譚も描かれてきており、そちらの反響も十分に大きかった。しかしついに『鬼滅』原作の物語が進み始めることへの期待も高かったようで、初回1時間放送の「遊郭編」第１話は98,527ものツイート数を獲得し人気の高さを示している。

現在は第4話まで放送されており、毎回放送日には万を超えるツイートが寄せられている。『鬼滅』「遊郭編」は引き続き冬クールでも追ってデータを取っていくので、ぜひ注目を続けてほしい。

話題の多かったアニメ作品！

今期秋アニメの中でも数少ないギャグ作品でありながら、多くのツイート数を集めたのが『吸血鬼すぐ死ぬ』（以下、『吸死』）だ。
放送開始前から注目度は高かったが、各話ごとにも毎回多くの反響が見られ人気を維持し続けていた。1話完結型ということで毎話ゲストキャラクターの登場があり、原作ファンがキャラクターの声優考察や内容に期待を高めていたことが、高いツイート数の要因とみられる。



そんな『吸死』は12月21日の最終回で過去最高の52,355ツイートを獲得。アニメオリジナルの改変内容が高評価を受けた。

また最終回と同時にアニメ2期の製作決定も発表され、最終回を惜しんでいたファンから喜びとお祝いの声が多く挙げられたことも、多くのツイート数を獲得する要因の一つとなった。


今期ランキング10位にランクインした『古見さんは、コミュ症です。』（以下、『古見さん』）は、同時期に実写ドラマも放送されているなど、これまた話題の多かった作品である。
またアニメ放送中に注目を集めたのが、堀越耕平先生が投稿した『古見さん』のファンアートだ。

人気漫画家の堀越先生が描くファンアートに対するファンからの反応も大きく、この日は24,202ツイート数を獲得。
最終回では2022年4月から2期が放送されることも発表され、まだまだ『古見さん』からは目が離せないようだ。

『ワールドトリガー 3rdシーズン』（以下、『ワートリ』）は2期が2021年冬クールに放送され、1年で2期にわたる放送となった。3期でも根強い人気を見せる『ワートリ』は、最終回を来年1月頭に控えている。
秋クールアニメの中では最後の最終回放送となるが（『鬼滅』を除く）、いったいどれほどの反応が見られるだろうか。続編制作発表の有無についても気になるところである。


秋アニメレポートは以上となる。
今期は続編のものが少なく、新規タイトル作品が多く上位にランクインしたのが特徴的だった。新しい好みの作品に出合えたという方も多いのではないだろうか。
また、まだ最終回を迎えていない作品や秋から冬のクールにかけて放送する作品については追って調査していくので、気になる方はぜひ次クールのアニメレポートもご一読いただきたい。

(倭人速報編集部：座布団)