『推しの子』滑り出し大好調!後追う『水星の魔女』『鬼滅の刃』ほか、2023春アニメをTwitter分析! 2023.04.28 16:00 UP

2023年の春季クールアニメの放送が開始した。
大人気シリーズの続編が複数控え、放送前から粒ぞろいを確信した今期。倭人速報では、4月1日~23日までに投稿された、春季クールアニメタイトルを含むツイートを集計。ランキング形式で発表しつつ、作品の注目度やトピックを分析する。


  1. 【推しの子】866,473ツイート

  2. 機動戦士ガンダム 水星の魔女536,335ツイート

  3. 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編337,273ツイート

  4. アイドルマスター シンデレラガールズ U149309,103ツイート

  5. 地獄楽218,092ツイート

  6. あんさんぶるスターズ!!追憶セレクション「エレメント」149,067ツイート

  7. 僕の心のヤバイやつ143,275ツイート

  8. 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~138,785ツイート

  9. ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top131,460ツイート

  10. マッシュル-MASHLE-113,459ツイート


記事内のツイート集計範囲:角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間:2023/4/1~2023/4/23 ※2023年春アニメとして放送開始の作品のみ対象
集計方法:Realtime trend analyticsを利用



『推しの子』大驀進!念入りプロモーションで幅広い層にリーチ


集計期間中の作品ツイート数の推移をグラフ化した。



放送開始とともにトレンドを浚った『機動戦士ガンダム 水星の魔女(以下、水星の魔女)』が叩き出した117,878ツイート(4月9日)を軽々と追い抜いたのは『推しの子』だ。

『推しの子』原作漫画は週刊ヤングジャンプで連載中。産婦人科医の主人公が、推しアイドルの子どもとして転生し、今生の親と同じく芸能界へ足を踏み入れていくストーリー。またその一方で、芸能界に隠されたサスペンスの真相を暴こうとする探偵モノでもある。


4月12日に放送された『推しの子』第一話は90分の大ボリューム。原作コミックス1巻の内容を網羅し、物語が大きく動き出す最初のピークを初回で見せつけ、当日の作品ツイート数は136,543ツイートとなった。
映画館でのTVアニメ1話の先行放映開催など、念入りなプロモーションが土台を作ったのだろう。また、ヤンジャン!アプリでは『推しの子』原作漫画が全話初回無料と、アニメとの相乗効果もバツグン。ほか、地上波放送と同時配信・単独催促配信をする「ABEMA」は視聴層が広く、アニメファンでない層にも手が届いた印象だ。
集計期間中の『推しの子』ツイートを年齢帯別にグラフ化すると、特に男性は10代~40代まで満遍なく分布が確認できた。



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『ウマ娘』全4話のWEBアニメ、話題トップに駆け上がるか?


「ウマ娘」自体の説明はもはや不要かもしれない。競走馬をモチーフとした少女のキャラクターたちによるメディアミックスコンテンツで、『ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top』はそのタイトルの通り、90年代後半から活躍した競走馬・ナリタトップロード(を元ネタに持つウマ娘)を中心としたストーリーが展開される。

ナリタトップロードと、その同世代であるテイエムオペラオー、アドマイヤベガの三つ巴の激闘を描く本作は、ウマ娘たちが闘志をむき出しに、身体全体を駆使して爆走する、激しいレースが惜しみなく作画され好評を博している。
その描きっぷりは、険しい表情で吠え、敗北に号泣するウマ娘たちを「美少女キャラクター」という言葉に押し込めておくのが惜しくなるほど。



初回配信の4月16日には作品ツイートは45,755ツイートとなった。その後は平均ツイート数がグンと上がり、注目度の高まりが伺える。第一話は本記事公開(4月28日)時点で226万再生とダブルミリオンを突破している。

本作は全4話の短編となる。公式YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」から全話視聴可能なので、是非視聴してみてほしい。

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『スキップとローファー』が紡ぐ「特別じゃない」ことの尊さ


惜しくも本集計の上位からはこぼれたが、『スキップとローファー』も好評だ。

原作漫画はアフタヌーンで連載中。地方から高校進学のために上京してきた、ちょっと堅物な主人公・みつみと、不思議な温度感を持つ男の子・志摩くんをはじめとするクラスメイトたちが織り成す、優しいトーンのドラマだ。



今回のアニメ化は原作ファンからの評価も高い。作品を華美に飾りすぎない「ちょうどいい」タッチや演出は、言い換えれば「特別には見えない」かもしれないが、そんなトーンに尊さを感じる。それは本作のストーリーにも通ずる印象だ。




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秋季に続き、春季アニメも豊作だ。
幅広いジャンルの作品が揃い、コレだ!と思える作品が見つかるはず。出会いの季節、あなたにとってのイチオシアニメを発掘してほしい。

(倭人速報編集部:ニシノ)

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