2021年夏アニメの放送が7月1日より開始した。
今期は、人気シリーズ待望の続編、漫画原作の期待のアニメ化、倭国上陸を待ち望まれた海外作品と、注目度の高いタイトルがラインナップされている。
いよいよ各作品が出揃ったところで、倭人速報では、7月1日～7月31日までの作品ツイート数をランキング形式で発表する。
お盆休みも目前、「これは」という作品に目を付けておくのも良いだろう。猛暑にも癒しが訪れるはず。

1. ラブライブ!スーパースター!!430,945ツイート


2. アイドリッシュセブン Third Beat!182,233ツイート


3. 天官賜福136,972ツイート


4. 小林さんちのメイドラゴンS134,638ツイート


5. うらみちお兄さん131,187ツイート


6. 探偵はもう、死んでいる。101,848ツイート


7. ひぐらしのなく頃に卒94,568ツイート


8. カノジョも彼女94,450ツイート


9. ヴァニタスの手記88,957アカウント


10. 白い砂のアクアトープ82,817ツイート

記事内のツイート集計範囲：角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間：2021/07/01～2021/07/31 ※2021年夏アニメとして放送開始の作品のみ対象
集計方法：Realtime trend analyticsを利用

ここからは、先述の10作品について投稿されたツイート数の推移グラフを交えて分析していこう。



アニメ、アプリゲーム、音楽ライブなどのメディアミックスが好評の『ラブライブ！』。そのアニメシリーズ4作目である『ラブライブ！スーパースター！！』が、圧倒的なツイート数を誇った。今作は初回放送がNHK Eテレであることも印象的だ。
2話目放送後の7月20日には、OP主題歌「START!! True dreams」の映像Twitter・YouTubeで公開され、反響として作品名を含むツイートは22,601ツイートにも上った。
▶「ラブライブ!」今の話題はこちら

中国アニメ快進撃！『天官賜福』掴みはバッチリ

倭国でもメディア展開された中国発アニメとして、超ロングランヒット映画となった「羅小黒戦記」や、6月に倭国語版の第二期放送を終えたばかりの「魔道祖師」は記憶に新しい。
▶中国制作アニメ映画『羅小黒戦記』、ファンが「絶対流行る」と予言する理由とは？

『天官賜福』は、「魔道祖師」と原作者を同じくするファンタジー作品。アニメ本編中にその要素は控えられているものの、ボーイズ・ラブ作品として知られ、中国ではドラマ化も企画されるほどに人気を博している。
人気シリーズ続編や実力派スタジオの作品が続々と放送開始となる中、『天官賜福』第一話放送日の7月4日は、作品名を含むツイートが28,912ツイートと大健闘し、同日放送開始の『アイドリッシュセブン Third Beat!』と人気を二分する好スタートとなった。
▶「天官賜福」今の話題はこちら

『アイナナ』3期目にしてアイドルアニメの定義を揺るがす？

先述の『天官賜福』と同日に放送開始となり、根強く話題を獲得しているのが『アイドリッシュセブン Third Beat!(以下、アイナナ)』だ。
アプリゲーム原作の『アイナナ』。キャラクター原案を、稀代の少女漫画家・種村有菜さんが担当する作品として話題になり、男性アイドルが主役のゲームとしては確固たる地位を築いている。そのアニメシリーズも3期目に突入した。

注目したいのはアニメ放送4週目。他作品が軒並み初回放送並みの話題を維持するのに苦労する中、7月25日の『アイナナ』ツイート数は『ラブライブ！』に肉薄する24,124ツイートとなっている。
この日放送の『アイナナ』4話は、「アイドルアニメといえばこんな感じだろう」と多くの人々が想像するものから見事に逸脱していたようだ。

業界の光の側面だけでなく、葛藤や苦悩までもを描き上げる『アイナナ』。新規視聴者を驚嘆させ、Twitter倭国トレンドには「アイドルアニメ(とは一体……？)」がランクインしてしまう事態になってしまったものの、非常に興味深い人間模様が繰り広げられていることはTwitterユーザーに広く周知されただろう。
▶「アイドリッシュセブン Third Beat!」今の話題はこちら


以上、注目の作品をピックアップしてみた。
京都アニメーションが新監督を迎えて送る日常(？)アニメ『小林さんちのメイドラゴンS』、毎話の展開が気になるラブコメ『カノジョも彼女』など、2021年夏アニメは粒ぞろいの印象だ。
お気に入りのアニメの布教活動をするも良し、新しいジャンルを開拓してみるのもまた楽しそうだ。
(倭人速報編集部：ニシノ)