国際関係 トレンド
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2025.12.17
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一体どういう国際政治のウォッチをしていたら中欧関係の流れに対してこういう結論になるのか、個人的には理解不能。米中首脳の釜山会談以降(「G2会談」とでも読んでおこう)、国際政治は以下のような構造変化が起きていると理解している。
1. 米中関係は対立構造から当面は消極的共存へ
→米中は来年4回行われる首脳会談(トランプ大統領国賓訪中/習近平国家主席国賓訪米/トランプ大統領の深圳APECに合わせた訪中/習近平国家主席のドラルG20サミットに合わせた訪米)に向けて、対話を密にし、台湾問題ではお互い大きな挑発を仕掛けない事でほぼ一致
日中対立への影響:🇺🇸にとって、「万歳突撃」傾向のある高市政権下の🇯🇵は、米中関係の安定にとって「管理すべきリスク」に転落しており、結果、同盟国であるはずの🇺🇸は🇯🇵の肩を積極的に持たず中立姿勢維持
2. ウクライナの停戦交渉が米露主導で進行中
→🇺🇦や🇪🇺は停戦交渉において梯子を外されつつある。
→欧州各国はこの状況を挽回するため、🇷🇺にレバレッジが効く中国との接触と対話を模索。🇫🇷のマクロン訪中、🇩🇪のワーデフール外相が12月に訪中し、来年は🇬🇧スターマー首相、🇩🇪のメルツ首相の訪中が調整されている
日中対立への影響:🇪🇺各国は、価値観の共有よりも現実的な生存脅威(米露主導のウクライナ停戦、米欧関係の悪化)に対応するため🇨🇳を必要としており、悠長な「中国離れ」を言っている場合ではない。結果、価値観を共有されている🇯🇵の肩を積極的に持たず
想像だけど、今回の日中対立が2年前くらいのバイデン政権時代に起きていたら、恐らく🇯🇵は価値の同盟体系(G7や🇦🇺🇰🇷🇵🇭など)から積極的に支持表明され、国際的なメディアは「権威主義の🇨🇳による🇯🇵への威圧」というフレーミングで大々的に報道し、ワシントンやブリュッセルの行政関係者やシンクタンクなどから積極的な支持表明がなされていたと思う。
しかし、G2会談以降は上記のような国際関係の大きな構造変化が起きているため、今回は🇯🇵と価値を共有するはずの西側諸国も多くが🇨🇳と🇯🇵の対立で「中立」を保つというかつてない状況が生じている。
一方で🇨🇳側の「陣営」はどうかというと、🇷🇺は全面的に中国支持を表明、そしてあまり倭国語の情報空間では知られていないが🇨🇳の国連での発信はアフリカ諸国の支持をそれなりに獲得している。
このように、外で起きている大きな構造変化(特に米中露三大国をめぐる関係の変化)を完全に見誤ったことが、🇯🇵が積極的な支持を得られず、レバレッジもない状況で一人🇨🇳と向き合う状況を招いている。
にもかかわらず、国際関係のレアルポリティクス的視点と戦略的思考が欠落したまま、「法の支配」や「民主主義」を守り手としての立場を明確に発信して日中対立を切り抜けるとか、あまりにも時代錯誤的で構造理解に欠けているとしか言いようがない。国内メディアがこういう「願望」を垂れ流していると、ますます「内」の空気が「外」の構造と乖離し、自分たちをさらに厳しい詰みの盤面まで追い込んでしまうことになるだろう。 December 12, 2025
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【中国の国連大使、倭国に誤った発言の撤回を改めて促す】中国の傅聡国連大使は15日、安保理の公開討論「平和のためのリーダーシップ」で発言し、改めて倭国側に誤った発言の撤回を促し、「今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。国際社会が共に歴史を振り返り、未来を計画すべきこの時に、倭国の高市早苗首相はあろうことか流れに逆らった動きをし、倭国の『存立危機事態』が中国の台湾地区と関係すると主張し、倭国が台湾問題に武力介入する可能性を示唆し、威嚇した。これは、中国への粗暴な内政干渉、第二次世界大戦の敗戦国として倭国が中国及び国際社会に対して行った約束への公然たる違反、第二次世界大戦の勝利の成果と戦後国際秩序への直接的な挑戦、『国連憲章』の趣旨と原則に基づく国際関係の基本準則への違反であり、アジアひいては世界の平和に深刻な潜在的危険をもたらすものだ」とした。
また「80年前の倭国軍国主義も、いわゆる『存立危機』を理由に軍備を拡張して戦争の準備をし、いわゆる『自衛』の名の下に対外侵略を発動し、中国、アジア、世界に甚大な惨禍をもたらした。80年後の今日、我々は軍国主義の復活を断じて許してはならず、ファシズムの復活を断じて許してはならない。中国は改めて倭国側に対し、誤った発言を撤回し、真剣に反省し悔い改めるよう促す。誤った道を突き進んではならない」とした。https://t.co/bSmfg6YZcF #中国国連大使 #国連 #高市早苗 #台湾 #倭国 December 12, 2025
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私自身は、フィンランドには数年に1度行く程度であり、あくまで欧州国際関係の中の重要国として同国を見ているので、同国の事情について知った口を聞くつもりはありませんが、その狭い経験からお話しすると、これまでに同国でわかりやすいアジア人差別にあったことはありませんでした
(仕事で省庁やシンクタンク関連しか行かないからでしょうけど)。
ごく個人的な経験からすると、そのようなあからさまな経験をしたのが一番多いのがドイツ。もはや「ハエが飛んでいるな」としか思わないレベル。
それ以外だと、英国、チュニジア、イスラエルで印象深い経験が1回ずつ。
その上であえて言いますと、フィンランド側は「私たちは常に人権を守ってきた」というメッセージばかりを繰り出し続けてこの事態を上書きしようとするのではなく、「フィンランドの一部の人々が発信したことはまことに遺憾」ぐらいのことは仰ってよいのではないかとは思います。それで彼らが失うものはなにもないでしょう。 December 12, 2025
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@cobta マスゴミ使って、国内をごまかしたって、国際関係をごまかしような無いのにね。
表向き、海外からこのあとにどういう反応があろうと、「外交音痴」、「ちょろい相手」と思われるのは間違いないでしょうね。 December 12, 2025
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優れた政治家は原稿を読まずに、適切な答弁をします。
あまり優れていない政治家は、原稿を読んで無難な答弁をします。
劣った政治家は、原稿を読み間違えて不適切な答弁をします。
最悪の政治家はせっかく用意された原稿も過去の答弁も無視して、国際関係を悪化させる答弁をします。 December 12, 2025
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【ベトナムに学ぶ「中国との付き合い方」🇨🇳】
中国と国境を接し、歴史の中で何度も交戦…ベトナムに学ぶ「中国との付き合い方」5つのポイント《川島 博之》
ベトナムは約2000年前に中国の植民地になり、約1000年前に独立を果たした。だが独立した後も中国は何度もベトナムに攻めて来た。600年ほど前には短期間であるが再度植民地になったこともある。その時もベトナムは大きな犠牲を払いながら独立を回復した。そんなベトナムには中国との付き合い方のノウハウが蓄積されている。
最初に指摘したいことは、倭国の左翼や進歩的と称する人々が信奉する国際関係における理想主義がベトナムには存在しないことだ。国連中心主義外交などもってのほかである。真心を込めて話し合えばどんな問題も解決できるというおとぎ話は、ベトナムに存在しない。判断を一つ間違えれば中国が攻めているという緊迫感のもとに生きている。
(川島 博之:ベトナム・ビングループ Martial Research & Management 主席経済顧問、元東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
▶JBpressで続きを読む
https://t.co/0HnxvR70Qo December 12, 2025
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第2.中国利権の疑惑とその根拠
同項が核心となりますが、中国利権の絡みは確かに指摘されています。生理痛体験に使われるEMS装置を提供する会社の社長が中国人で、中国関連の利益供与が疑われています。「𝕏」の投稿では、「生理痛体験ワークショップの会社の社長」「中国利権」と直接的に言及され、画像付きで社長の情報が共有されています。また、ニュースや動画では、「生理体験会や予算化の裏で動く利権構造」「中国の事件思い出したわ(出産痛体験で腸壊死)」という例が挙げられ、中国企業の機械が東京都の政策に組み込まれることで、税金が中国側に流れる仕組みだと批判されています。小池知事の過去の悪しき事例として、コロナ禍での税金投入自己PR広告費12億円が挙げられます。こうした無駄遣いが批判されたように、この政策も利権絡みの予算流用を疑わせます。
深く思考すると、この利権の構造は以下の通りです。
1.会社の背景
装置の供給元は中国系企業で、社長の名前(張さんなど)が中国由来です。過去の事例として、三菱商事などの企業で同様のセミナーが開催され、中国製装置が使われた記録があります。小池知事の学歴詐称疑惑でエジプトとのコネが指摘されるように、中国企業とのつながりも不透明な国際関係を連想させます。
2.利益の流れ
条例で企業に「体験会」を推奨すれば、装置の購入・セミナー開催が増え、中国企業に公金(補助金や予算)が間接的に流入します。「𝕏」では「チャイナ利権のために生理痛体験させられるオジサン管理職」との過激な解釈もあります。小池知事の都議会改革を掲げながら、実際には掌握して酷い政治を行っているという批判と重なります。
3.中国の類似事例
中国では男性に出産痛を体験させるプログラムがあり、事故(腸壊死)も報告されています。これを東京都が模倣していると見る声は、政策の起源が中国寄りである証拠として機能します。
これらは、確かに「中国利権が絡んでいる」のは理にかなっています。グローバル化の名の下に、中国企業が倭国市場に食い込み、公的予算を吸い上げるパターンは他の分野(インフラや医療機器)でも見られます。急ぐ理由は、こうした外部利益団体の圧力や、年末予算消化のタイミングかもしれません。証拠は間接的ですが、社長の国籍と装置の供給ルートが一致するのは偶然とは思えません。小池知事の移民政策やアフリカホームタウン計画への批判も、外国利権の優先を思わせます。
↓「第3」へ続く December 12, 2025
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大野さんは党推薦のお陰で、ギリギリの当選を果たしたと理解します。人に感謝される事や祈られる事は、大きな力となります。大野 伊勢市議に感謝される事も、国際関係の情報源に近しくなる事も、倭国誠真会にとって僥倖と感じます。独断の選択で幸運を引き寄せたのですから、むしろ褒めるべき案件と感じます。
「党首の独断」と「副党首/党員の発露」は両方とも、組織運営の要と理解します。しかし「おかしいと感じたら、責任や損害賠償」という風潮は、組織の柔らかさを毀損します。
大野さんの発信によると「党員である」との事。「医師法違反」「独裁」なども含め、不確かな状態の主観的ラベリングを、相手の視点が出揃う前に確定事項のように流す手法は、欧米プロパガンダのように見えます。
腹に据えかねる事を腹に据えるのも、政治家の力量と見做します。
https://t.co/d2KnI1MeJk
https://t.co/kvuQfCWJfy December 12, 2025
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アルファポリスの投稿小説「遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と悪魔の研究」が面白い!! https://t.co/L4IsPNGxuW #アルファポリス
最新話『第47話 静かな決別、動き出す背中』更新しました!
店を出たかなめ達は足早に路地を急いで出た。
島田と誠は狙撃銃のスコープに怯えるがかなめはこの路地ならばスコープなんて邪魔になるだけだと笑う。
かなめとランは『第一期特殊な部隊』の真実を話すと言ってカラオケボックスに一同を案内した。
そして部屋に飛び込むと二人はすぐに家探しを始めた。
あの大将は地球圏の多く、特にアメリカの目の敵にされている。
それに接触する人物に関心を持つ勢力が盗聴器を仕掛けていないと二人は言う。
呆然とする一同の前でランは実際に盗聴器を見つけて見せた。
そして語りだした二人の言葉はあまりに衝撃的だった。
大戦末期。自国の治安すら守れなくなった遼帝国は同盟国である甲武にそれを依頼した。
結果派遣されたのが嵯峨の指揮する甲武陸軍の憲兵隊だった。
その非道な治安維持活動の責任を取らされて当時『三好大蔵』と名乗っていた嵯峨はアメリカ軍の捕虜となり戦争犯罪の罪を問われて銃殺された。
ただ、不死人である嵯峨は死ななかった。それこそがアメリカの望んだ何をしてもかまわない実験材料としての『法術師』を手に入れる機会となった。
サラは今でも追われている大将に対してまるで追跡を受けていない嵯峨の状況について疑問を思った。
ランは嵯峨の兄でかなめの父である後に政治家に転身した西園寺義基の方針を邪魔できなかったというのがアメリカの本音だという。
さらに嵯峨には私的にゲルパルトや遼北にはコネクションがあり、最初の認知である東和にも嵯峨に関心を持つ勢力が存在する。
それら複雑な政治状況が今の嵯峨の自由な状況と追われる大将の状況を作り出している。
国際関係の生み出す複雑な事情に一同は息を飲んだ。
感想お待ちしています! December 12, 2025
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倭国の立ち位置を考える上で国民みんなが知っておきたい基本。根本良輔さんの解説です。
中国が何となく怖いと感じているような人達や、中国と戦うことを妄想しているネトウヨの皆さんに聴いて欲しい。
このように、冷静で現実的な視点で国際関係を考えることが大切。れいわ新選組と同様のスタンスです。
https://t.co/wkQSQhfapk December 12, 2025
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「国民の生命と財産を守り抜く」
仮に戦争になった場合は、生命も財産もどちらも守れないよね。ミサイルやドローンの時代では絶対安全は有り得ない。
#そんなことより
ミサイルが飛んで来る心配のない国際関係を作って下さい。軍事的防衛よりもずっと安価で実りの多いものになります。 https://t.co/v9vDdHlrkn December 12, 2025
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こうやって問題の本質をずらして茶化すような事を言うのはやめてほしい。倭国国首相による徴発発言で国際関係の緊張が高まり隣国との友好関係がうまくいかなくなってる事実から目を背けてはいけない。 https://t.co/VGJWN82EVY December 12, 2025
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この国も怖くなったね
もう少し冷静になれないかな
億単位を支払っているところ
パンダじゃないけれど
他にもたくさんあるのに
低賃金で国内空洞化まで
しながら中国に企業を作り
メリットもあったのに
今も大事だけれど
国際関係って今だけ見て
判断するの怖いね
インフレ収まらないね
.#独り言 December 12, 2025
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倭国政府は、戦争犯罪や植民地支配について、これまで繰り返し反省と謝罪を表明してきました。そして日中共同声明を含む国交正常化の枠組みにおいて、歴史問題は法的・外交的に解決済みであることが確認されています。
それにもかかわらず、個別の事件評価を政治的・外交的カードとして蒸し返す行為は、和解そのものを否定するものであり、国際関係の安定を意図的に破壊する行為です。
また、倭国の右翼勢力という言葉で国家全体を代表させる手法そのものが、不誠実です。
倭国は言論の自由を保障する民主主義国家であり、極端な言説が存在することは、国家がそれを統制していない証拠にほかなりません。
一方で、中国では歴史研究、文書公開、異論の提示が国家によって厳しく制限されています。
どちらが本当に歴史と向き合う体制を持っているかは、冷静に見れば明白です。
さらに、否認は再犯を意味する、世界には倭国を清算させる義務があるといった主張は、国連憲章に反する危険な思想です。
国連は、
・集団的懲罰
・永続的有罪国家論
・民族単位での責任固定
を認めていません。
このような論理は、戦後国際秩序そのものを否定するものです。
最後にはっきり言います。
歴史は、復讐や恫喝の免罪符ではありません。
過去の悲劇を、現在の覇権や威圧を正当化するために利用する行為こそが、真の意味での歴史冒涜です。
倭国は、
過去を否定していない。
責任を回避していない。
そして何より、行動によって平和を示してきました。
それでもなお清算せよ、従えと叫び続けるのであれば、それは歴史正義ではありません。
それは政治利用であり、国際秩序への挑戦にほかなりません。
本当に歴史を守りたいのであれば、
まず事実・法・和解を峻別することを学び直すべきなのは、その発言をしている側です。 December 12, 2025
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これマジ必読だわ。戦争なんて誰もしたくないのに、なぜ戦争が起こるの?という問いに真正面から取り組んだ好著。しかも「対話を徹底すれば戦争はなくなる」みたいな話の本質的な「綺麗事さ」も、「そんな単純な話じゃない」と言う時の「単純でなさ」の由来もよく分かる。では、何が問題か。→
対立の根源に置かれがちな「民族」や「宗教」がなくなれば戦争は消滅するのか――著者は語る。「この本を通じて示される世界は、暗いかもしれません。軍隊をなくせば平和になるとも考えません。国や国民価値などを守るために戦うことが必要な場合もあります。みんなが仲良くすれば世界は平和になるという楽観的な立場はとりません。それが現実なのです」と。
当然ながら民族や宗教がなくなれば戦争がなくなる、みたいな暴論も本書では振りかざされない。
人間が変われば戦争はなくなるのか――否。国家概念がなくなれば、国際システムの問題が解決すれば戦争はなくなるのか――否。著者は単純化された議論にくみしない。あくまでも戦争と平和の問題は「人間」「国家」「国際システム」といった(主に)3つの視点から読み解くことから始めなければならないと訴える。
本書から得た着想をもとに一例を示そう。
ぼくらの街には警察がいる。なぜいるかといえば、犯罪がなくならないからだ。もっと言えば、人間の中にはどうしても犯罪を犯してしまう人がいる。というか、状況がそろえば「まず犯罪を犯してしまう」のが人間というものだ、と言うことができる。たぶん、これには多くの人が同意するだろう。なのに「すべての人から犯罪の可能性を完全に取り除くことができる」と考えるのはあまりにナイーブだ。
もちろん、そのような「(現状の)現実」を見た上で、「万事は対話で解決できる」「話せば分かる」と言って「警察なんて要らない」と結論づけるのも安易である。
リスクはゼロにはできない。できるのは、リスクに適切に備えることと、受け入れ可能なレベルのリスクにする、つまりリスクを管理することである。たとえば「安全保障」を考える上で基盤となる発想はこういうところにあると著者は言う。
戦場に赴く兵士の多くは「戦争なんて行きたくない」と思っている。なのに彼らはなぜ戦争に行くのか。そこには「国家」や「国際システム」から「戦場に行かせられている(行くことを強制されていて、それに抗えない)」側面があるからだ。こういった人間の「ままならなさ」を見ずに、戦争はすべて人間の心の問題だとして「対話」を過剰に信頼してしまえばどうなるか――逆に危ういと思うのはぼくだけでないと思う。
また、仮に多くの人が不戦に同意して武器を放棄したとしても、そこには常に「誰かが再び武器をつくる・持つ可能性」や「『捨てた』と言いつつ実は持っている可能性」、そして「多くの人が武器を捨てる中、ひそかに武器を持ち続けた『ならず者』が暴力を独占し振るい始めたら、それを誰も阻止できなくなる可能性」が存在し続ける。
現実にそうなってしまったら、相当にヤバイ。なので、結局、現実の国際関係は「最低限の備えは互いにしておこう」というところに落ち着くのである。
本書では、国際関係で各国が協力し合えない原因を、「囚人のジレンマ」などを用いて説明し、また、「武器があるから戦争が起きる」と「戦争が起きるから武器が必要」のどちらもが妥当性をもって現実を照射しているとも語られている。
では、戦争が「防ぎがたいもの」だとして、どうすれば防止・抑止できるのだろうか。たとえば著者は、「抑止」の基本を「なめられないようにする」といったわかりやい表現で語り直し、多岐にわたる具体策を展開している。それらが非常に明快で示唆に富む。ぜひ本を手に取って読んでほしい。
そのような感じで、本書は、そもそも「戦争とは何か」「平和とは何か」「国家とは」「国際システムとは何か」を伝え、戦争の原因にどんなものがあり、それを抑止する知恵や事例にどんなものがあり、それらを踏まえた上で「国益」や「同盟」「軍事力」「安全保障(=「何から」「何を」「いかに」守るのか)」「自衛権」などをどう考えたらいいか等を示し、議論の導きの糸を提供してくれる。「力の真空」や「緩衝地帯」といった込み入った話にも触れられていて勉強になる。
個人的には、巻末の読書案内に感動した。
どうすれば戦争を抑止できるのか。
国家はどうすれば協力し合えるのか。
この本から議論を始めることをぼくはオススメする。
『はじめての戦争と平和』
著者:鶴岡路人@MichitoTsuruoka
発行:筑摩書房@chikumaprimer December 12, 2025
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「…中国・倭国・周辺諸国との緊張と交流の紆余曲折を読み解き、朝鮮の王朝国家の躍動的な国際関係の歴史を描き出す。
本書では、七名の専門家達が、古代・高麗・朝鮮時代の特徴や面白さを時系列に沿って語っていく。図版も数多く収録。現代の困難を乗り超えるヒントが満載。…」 December 12, 2025
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これは「EUはすごく大局的に物事を見ているし、色々なことを細かく知っているし、人種差別はしないし、EU内の産業のことはとてつもなく知っているし、国際関係や産業の動向なんてどの国よりもわかっている」という謎の信仰を持っている人達への皮肉です December 12, 2025
@livedoornews 記事が指摘している「冷え込む日中関係」も影響しています。国際関係が悪化すると、観光ビザや渡航意欲に影響が出ます。中国からの観光客は、京都の宿泊需要の大きな部分を占めていたため、その減少が空室増加→値下げの連鎖を生んでいるわけです。 December 12, 2025
@Nori20564274 @FinEmbTokyo ご返信ありがとうございます。これに関してはフィンランド国内の政治事情があるので個人的にはあまり首相を責める気にはなれません。
姑息と言われてしまえばその通りですが、連立相手と国際関係のバランスを取った苦肉の表現なのだろうと思います。 December 12, 2025
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