養子や里子、児童福祉について発信していると、信じられないような誹謗中傷が大量に届く。そして必要だと思ったことについて説明の発信をすると、今度は｢否定的な意見に触れるな、スルーしろ｣とよく言われる。

もちろん心配や善意から｢気にしないで無視しましょう｣と言ってくれる人もいる。でも半分は、｢いちいち説明する偽善者｣｢共感されたがりのかまってちゃん｣｢他人の意見を放っておけない馬鹿｣という更なる誹謗中傷。

私にとって、多くの誹謗中傷も否定的な意見も、問題提起の材料に過ぎない。その攻撃的な言葉の中には、我が家のような家庭や福祉が必要な子どもたちへの偏見と無理解が含まれているから。

スルーするばかりでは、本当に伝えたいことが伝わらない。それでも伝わらない人をどうにか説得しようとする気はないけれど、そういう発信には必ず｢伝わる人｣がいてくれる。ほんのひとりでも伝わる人がいてくれたら、それでいい。

｢今まで注目されていなかった分野に波風を立てて何がしたいんだ｣と言われることもある。注目されていなかったからこそ、埋もれがちだからこそ、発信する意味はある。

だから私は、続ける。 December 12, 2025