SaaS トレンド
0post
2025.12.04 07:00
:0% :0% (-/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
気づいてるか?
個人開発者が“本当に”SaaSで一発当てたいなら『セールスフォースのように、部門導入から全社展開に伸びるような設計をする』一択だ。
その理由を説明する。
セールスフォースは言わずと知れた世界最大級のSaaS企業だ。今でこそ「グローバル企業の経営層が使う巨大なシステム」というイメージがあるが、最初からそうだったわけじゃない。
セールスフォースは、オラクルで出世しまくっていたエリート、マーク・ベニオフが立ち上げた。とはいえ、VCには出資を断られていたし、創業時代のセールスフォースは、サンフランシスコの賃貸アパートの一室で生まれた小さな「オンライン営業管理ツール」にすぎなかった。
当時の企業の営業組織はどうだったかというと、顧客情報は紙の名刺箱とエクセルと個人の記憶の中に散らばっていた。誰がどの案件を持っていて、いまどんな状況なのか、上司が一発で把握することは難しかった。
だから、営業の現場担当者にとっても、マネージャーにとっても、「顧客情報と案件情報をひとまとめにして、ブラウザから簡単に見られるツール」は、ものすごく魅力的だった。「ソフトをインストールしなくていい」「IT 部門に頼まなくていい」「自分たちの部門だけで導入できる」。これが、セールスフォースが最初に刺さったポイントだ。
ここで重要なのは、セールスフォースは「最初から経営全体を握る巨大システムとして売った」のではなく、「まず一つの部門が自腹でも導入したくなるくらい現場に効くツール」として設計されていた、ということだ。
営業部門のマネージャーや担当者が、「これなら今すぐ使いたい」「他の部署の稟議を待たなくても、とりあえずうちのチームだけで始めたい」と思えるような手軽さと価格にしていた。まさに「部門導入しやすいプロダクト」からスタートしている。
しかし、ただの「部門向け便利ツール」だったら、世界的な巨大企業にはなれない。
セールスフォースが本当に凄かったのは、「部門導入から全社展開に伸びていくような構造」を、かなり早い段階から設計していたことだ。営業部がセールスフォースを使い始めると、そこに会社で一番大事な情報が集まり始める。顧客リスト、商談の進捗、売上予測、どの営業がどれだけの数字を作っているのか。これは、経営から見ると、のどから手が出るほど欲しい「経営判断の材料」だ。
だから時間が経つにつれて、「マーケティング部もこのデータを見たい」「サポート部も顧客の履歴を見たい」「経営陣もリアルタイムで売上予測を見たい」と、自然と他部署も巻き込まざるをえない構造になる。そして最終的に、「じゃあこのシステムを会社全体の標準にしよう」という話に持ち込める。
大企業の経営陣は、実績もない個人やベンチャーにいきなり数千万円単位のプロジェクトを任せたりしない。一方で、「営業部のリーダーが小さな予算で導入できる便利なSaaS」「人事部長が自分の裁量で試せる勤怠ツール」なら、話は一気に現実味を帯びる。
その上で、ただ「担当者が楽になるツール」を作るだけでは足りない。その先に「このツールを使い続けると、会社全体の重要な情報がここに集まってくる」という設計が必要だ。セールスフォースにとってのそれは、「売上と顧客の情報」だった。どんな会社でも、最終的にはお金を生んでいるのは顧客と売上だ。だから、ここを握ると会社全体への影響力が一気に増す。
つまり、「その会社のコアデータになる領域」を狙えば、そのSaaSは後に巨大なプロダクトに成長する可能性が高いということだ。売上、顧客、人、在庫、生産性、契約、こういったものに直結するデータを扱うかどうかで、そのSaaSの天井はほぼ決まる。
個人開発者がやりがちなのは、「自分一人で作れる範囲の便利ツール」で完結させてしまうことだ。タスク管理、メモアプリ、ちょっとした業務効率化ツール。こういうものは確かにニッチなファンはつくが、「部門導入から全社展開」という構造を取りに行きづらい。だから、ある程度の月額は稼げても、「一発当てる」ほどの規模には伸びにくい。
私が個人開発したSaaS『Apps』も、最初は「Stripeの拡張ツール」という比較的手軽に導入してもらえる切り口のプロダクトだったが、マーケットとして“決済”という、1部門では終わらず全社展開に伸びうる領域。だからこそ3年半で流通総額80億円を超えるプロダクトに成長した。
結論。
セールスフォースは、創業当初から“全て”を狙っていた。だからこそ、アパートの一室から始まった小さなSaaSが、世界的な巨大企業に化けた。
個人開発者の強みは、プロトタイプを爆速で作れることだ。だが、そのプロトタイプがどれだけきれいに動いても、「部門導入で終わる設計」か「部門導入を入り口に全社展開まで伸びうる設計」かで、将来の天井はまるで違ってくる。
やるしかねえ。Don’t Work! December 12, 2025
1RP
Leonis AI100がめちゃくちゃよかった。急成長したAIスタートアップ100社の特徴をまとめたレポート
1. 技術系・研究者創業者が主流に
- 100社中82社がテクニカルファウンダー
- 58%の企業に研究者経歴保有者が参画
- SaaS時代のMBA卒がCEOでCTOが開発は過去に
- モデル能力・限界を正しく読む力。論文解読し新機能の前倒し検知が可能
2. 売上成長が爆速
- Cursorは12ヶ月で0M、ElevenLabsは22ヶ月で0M(SlackでさえM→0Mに36ヶ月。AIはSaaSの倍以上の速度で伸びる)
- 課題はクラウド推論コストが直撃し、粗利が低い(Lovable35%、Replit23%など)
- Vibe Revenue問題。LOIやPoCをARR扱いするケースも
3. 超スモールチームの高生産性
- Midjourney0Mで40名、Lovable0Mで45名など(SaaS企業の10分の1)
- AIで内部作業の多くを自動化、PM/SDR/CS など中間レイヤーを削減、研究・エンジニア中心のフラット組織
- AI企業は「人ではなく GPU に金を使う」
4. PLGが先、営業が後
- 80%以上がセルフサーブでローンチ
- 開発者ツールは特にPLG型(Cursor, Replit, Devin 等)
- エンタープライズ導入は「社内で勝手に広がってから営業が入る」
- バーティカル系(法務、医療等)は最初から営業
5. Winner takes allではない
- ニーズが細かく分かれ、ユーザーが複数使い分けている。将来的には統合集約の可能性あるが、現時点では市場の広さが勝者を複数許容している
6. 高速ピボットの重要性
- 66%がピボットを経験。 研究者CEOは12ヶ月でピボット(非技術CEOは27ヶ月)
- 機能のほとんどが「モデルに依存」しており、新モデルが出るとプロダクト価値の地形が変わる
- AI時代のピボットは、技術進化に合わせた「乗り換え」に近い
7. 市場はモデル能力の進化順に立ち上がる
- 市場はランダムに発生しない。モデルが必要な能力の閾値を超えた瞬間に市場が一気に解き放たれる
- 創業タイミングはどの能力閾値が破られるかの予測が全て
など
https://t.co/Rf0KtzPXLy December 12, 2025
$GLOO – Gloo Holdings Inc
コミュニティ支援という niche of niche のままではどう頑張っても小さい。なぜ上場したのか不思議。B to Bが大好きなWall st. とは根本的に相性が悪い。同じ領域は中小SaaSが山ほど存在。客層がそもそも価格に超シビアで金払いが悪いし大規模契約はほとんど望めない。 December 12, 2025
元公務員からSaaS業界に転職して
年収200万UPを実現しました。
これまで1000人以上のキャリア相談で、
「SaaS業界のリアル」
「未経験転職のノウハウ」
「ワークライフバランスの実現」
を日々発信していますので、
参考になったという方は
ぜひフォローして頂けると嬉しいです!
@ryo_tensyoku December 12, 2025
元公務員からSaaS業界に転職して
年収200万UPを実現しました。
これまで1000人以上のキャリア相談で、
「SaaS業界のリアル」
「未経験転職のノウハウ」
「ワークライフバランスの実現」
を日々発信していますので、
参考になったという方は
ぜひフォローして頂けると嬉しいです!
@ryo_tensyoku December 12, 2025
設立1年で125億円調達した「Josys」を知ってますか?
ラクスル創業者・松本恭攝氏が仕掛ける次の勝負。累計179億円を集め、40カ国で爆速展開中。なぜこのスタートアップは「異次元の成長」を実現できたのか? コンサル視点で深掘りします。
■ビジネスモデルの本質
Josysの事業=「ITデバイス×SaaS統合管理」。リモートワーク普及でIT資産は爆増。管理の複雑化に企業は悲鳴を上げてます。Josysはこの"必須インフラ"を提供。タイミング×課題解決力が完璧にハマった事例です。
■成長戦略の核心
注目すべきは「ボーン・グローバル戦略」。設立直後から国内だけでなく米国含む40カ国に展開。競合が国内で消耗してる間に、世界市場を先行投資で制圧。資金を「プロダクト磨き」ではなく「市場獲得の営業力」に全振りした判断が勝因です。
■創業者の信用力=最大の武器
179億円調達の裏側にあるのは「松本恭攝氏の実績」。ラクスルで証明済みの実行力+明確な使命感(ジョーシスアカデミーでの情報発信)が、投資家の信頼を一気に獲得。資金調達=プロダクトへの投資ではなく、創業者への投資という本質がここに。
■独自情報戦略の巧みさ
「ジョーシスアカデミー」に注目。これは単なるブランディングじゃない。DX成功ノウハウを言語化→顧客の課題を先回りして可視化→業界の信頼を獲得する「コンテンツ信用担保」戦略。情報発信=最強の営業ツールです。
■明日から使える学び
あなたが真似すべきは以下の2つ
①過去の成功体験を「言語化」し、投資家・顧客への信頼に変換
②調達資金は機能美ではなく「泥臭い営業・組織拡大」に全振り
市場は綺麗なプロダクトより、圧倒的な行動量で支配される。Josysはそれを証明しました。
Josysの成長から学べるのは、「資金×信用×情報×行動量」の掛け算。
スタートアップ、新規事業に関わる全ての人に参考になる事例です。 December 12, 2025
$ADBE
Adobe:AIへの懸念は大げさです
2025年12月3日 13:41 |Adobe Inc.(ADBE) | 著者:KMキャピタル
https://t.co/NkP5Zfqxnx
Adobe Inc.はAI関連の堀への懸念にもかかわらず、収益成長と収益性指標が強靭さを示しているため、依然として強い買いの対象となっています。
Adobeの先行P/EおよびP/FCF比率はそれぞれ15と14付近で、AIの影響によるARRの堅調な成長を持つSaaSリーダーとしては異例に低い数値です。
2025年度第4四半期の決算は転換点となる可能性があり、アナリストの評価が95%ポジティブで、16四半期で完璧なEPSを上回る記録を達成しました。
注目すべき主要な指標には、Adobeの価格力とAI収益化の確認に不可欠なAI影響によるARRとDigital Media ARRの成長が含まれます。 December 12, 2025
今年は倭国のIT、SaaS系の企業で海外進出に成功しているっていえる企業を色々と調査していましたが、苦戦して撤退していたり、道途中の企業が多い印象。
倭国で成功してから海外進出を果たそうとするとGAGEの隔たりが大きくマッチしなかったり、マッチするためにケイパビリティを発揮するのが難しかったりするんですね。
成功している企業は最初から海外を見据えてサービス開発や人材採用をしているのではなかろうか、と。
GAGEのフレームワークはグロービス学び放題で勉強しました☺️ December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



