2022年冬アニメの放送が続々とはじまり、約ひと月が経過した。
人気シリーズの続編や、漫画原作アニメ化作品作品、まさかのアニメ化で注目を集めているあの軍記物語まで…！今期も魅力的な作品がよりどりみどりだ。

今回も倭人速報では冬アニメの初速をTwitter分析し、今期の注目作品を紹介していく。
まずは、冬アニメの放送が開始した1月1日～1月31日までのツイートアカウント数をランキングにしたものをご覧いただこう。

1. 進撃の巨人　The Final Season Part2192,681アカウント


2. その着せ替え人形は恋をする88,045アカウント


3. 平家物語75,296アカウント


4. プリンセスコネクト!re:dive season 268,371アカウント


5. 明日ちゃんのセーラー服56,778アカウント


6. ハコヅメ～交番女子の逆襲～52,071アカウント


7. ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン47,432アカウント


8. 殺し愛40,958アカウント


9. 錆喰いビスコ31,017アカウント


10. スローループ22,053アカウント

記事内のツイート集計範囲：角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間：2022/01/01～2022/01/31
※2022年冬アニメから放送を始めたアニメのみ対象
※メディアミックス作品はアニメ以外のゲームやドラマなどに関するツイートが含まれている可能性があります
集計方法：Realtime trend analyticsを利用

お馴染みの人気タイトルが並ぶ中、新規タイトルも上位にランクインしているようだ。
ここからは上位3作品のツイート数をグラフ化し、分析と作品の紹介をしていく。

物語は佳境へ 伏線回収が止まらない…『進撃の巨人』

2022年における冬アニメのツイートアカウント数が一番多かったのは、国内外から人気を集めている『進撃の巨人』(以下、『進撃』)だった。

2013年のアニメ第1期放送から約10年経ってもなお、20～30代からの圧倒的な支持を得ている『進撃』。
物語は佳境を迎え、怒涛の伏線回収が行われたことで考察班たちのツイートが伸びたようだ。



第1話放送日には、作品を彩る主題歌にも注目が集まり、この日のツイート数は80,409tweetまで伸びた。
第4期Part2のOPは人気ロックバンド・SiMで『The Rumbling』、EDはシンガーソングライターのヒグチアイさんで『悪魔の子』。
歌詞を読んだファンたちは「歌詞がもうエレンの歌じゃん…」と震えたのだとか。

コスプレイヤー必見!?『その着せ替え人形は恋をする』

続いて『その着せ替え人形は恋をする』(以下『着せ恋』)。
現在「ヤングガンガン」にて連載中の本作は、雛人形制作に一途で真面目な主人公、クラスの中心にいる人気者美少女ギャル…正反対の二人が「コスプレ」を通して交流していくラブコメディである。



公式アカウントのフォロワー数も1月31日時点で11万人を超えており、2022年冬クールの新規タイトルの中では最も多くなっている。

『着せ恋』はコスプレを題材に物語が展開していく。実際のコスプレイヤーさん達もよく視聴しているようで、Twitterではファンアート以外にもコスプレ写真が多く投稿されていた。
EDを担当するのは、自身もコスプレイヤーとして活躍しているあかせあかりさん。公式MVの中では物語の主人公・喜多川海夢ちゃんのコスプレをしたあかせさんが登場することも話題になっているぞ。

いま、鎌倉がアツい『平家物語』

3位にランクインしたのは、昨年9月からFODで先行配信も行われていた、誰もが知るあの軍記物語をアニメ化した作品『平家物語』。

今年のNHK大河ドラマは『鎌倉殿の13人』ということもあり、大河ドラマと一緒に見る…という楽しみ方をしているファンも多いようだ。同時期に源平両陣営、各々の視点から歴史を見ることが出来るのは(きっと)今だけである。

ツイート数は第3話放送時点で7,865tweetと落ち着きつつあるが、他作品と共に楽しむことが出来る、話題性の高い作品となっている。
ちなみに現在「週刊少年ジャンプ」で連載中の『逃げ上手の若君』を読むともっと複雑な感情に浸れるので、鎌倉ファンの方にはぜひともオススメしたい。



「重盛」や「清盛」や「敦盛」などといった、現代ではあまり馴染みのない「○盛」という名前が多く登場し混乱するといったコメントも多く見られた。アニメの視聴を通して歴史上の人物の名前を勉強できるのも、歴史物語の魅力である。
この冬は、アニメを見ながら楽しく勉強してみてはいかがでしょう…？



以上、注目の3作品を紹介してきた。
バトルものから美少女日常系アニメまで…今期も様々なジャンルのアニメがよりどりみどりだ。きっとあなたのお気に入りの作品も見つかるはずである。

ちなみに筆者のオススメは『着せ恋』と『明日ちゃんのセーラー服』。どちらも今注目のアニメ制作会社「CloverWorks」が手掛ける作品だ。
…とにかく作画がいい。



CloverWorksは、今年の4月より「少年ジャンプ＋」の人気作『SPY×FAMILY』や『くノ一ツバキの胸の内』などの放送も控えている、今注目のアニメ制作会社だ。
今後もどんな名作を生み出してくれるのか…楽しみである。

(倭人速報編集部：望月アキヒロ)