MCU最新作『シャン・チー』をTwitter分析!あのベテラン俳優に世界がメロメロ?気鋭のミュージシャンも多数参加。 2021.09.30 18:00 UP

『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降、フェーズ4に突入したMCU。『ブラック・ウィドウ』に続き、最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説(以下、シャン・チー)』もまた新型コロナウイルスの影響により公開延期を強いられながら、ついに9月3日に放映開始となった。

映画タイトルにもなっている新キャラクター『シャン・チー』は、MCU初のアジア出身スーパーヒーローとして注目を集めた。本作が映画初主演となるシム・リウは、ストックフォトのモデルを務めていたこともチャーミングな話題となっており、新ヒーローへの愛着はばっちり。


倭人速報では、映画公開時に投稿された『シャン・チー』を含むツイートを分析。本作の盛り上がり方を分析する。


アジアン・カルチャーの昇華なるか。


9月1日~9月10日の『シャン・チー』ツイート数は以下の通り。
映画公開当日9月3日のツイート数が集計期間中もっとも多く、67,658件に上った。


また、同集計期間に『シャン・チー』と同時に呟かれたキーワード上位はこのようなラインナップになっている。


最も多く呟かれていたのは「新ヒーロー」。主人公シャン・チーがMCUに参戦することで、今後どういった展開を引き起こすことになるのかが楽しみだ。

共起語上位にランクインしている人物名にも注目したい。

香港出身の「トニー・レオン」は、映画ファンの中でも高く評価される『恋する惑星』や巨額の製作費で話題となった『レッドクリフ』といった作品に出演し、主にアジア圏で人気を博してきたベテラン俳優。『シャン・チー』では、主人公シャン・チーの父親にしてその人生に大きく影を落とすヴィラン、ウェンウーを演じる。


『シャン・チー』自体の話題が公開後落ち着いていく一方、本作を視聴したMCUファンの中でもっぱら話題になったのがこのウェンウーだった。
本作がハリウッドデビューとなったトニー・レオン。初めてお目にかかった(主に)お嬢様たちによって、話題が拡大していった形か。




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カナダ出身のシム・リウ、中韓にルーツを持つアメリカ人のオークワフィナ、中国系マレーシア人のミシェル・ヨーと本作がアジアをエンパワメントする作品となっているのは見ての通りだが、『シャン・チー』共起語の中には我々の見知った名前も登場している。
「星野源」だ。

星野源は本作にミュージシャンとして参加している。
サウンドトラック(インスパイア・アルバム)『シャン・チー/テン・リングスの伝説:ザ・アルバム』をプロデュースするのは、アメリカを拠点とする「88rising」。アジアにルーツを持つミュージシャンが多数所属し、アジアのストリートカルチャーを発信している気鋭の音楽レーベルだ。

電撃的に登場し「Dat Stick」でPVを大バズりさせたインドネシア出身のRich Brianは、特に知名度の高い88risingのラッパー。倭国出身アーティスト・Jojiはファーストアルバム「BALLADS 1」でビルボードR&B/HIP-HOPチャートで1位を獲得(アジア系初の快挙だ)しているし、「Made In China」で出身国の風刺をやってのけたHigher BrothersはMaSiWeiをはじめメンバー各々のソロ活動も好調。

筆者は88risingの大ファンなわけだが、星野源が韓国のHip-Hopアーティスト・Zion.Tとのコラボとして『Nomad』でサウンドトラックに参加することは寝耳に水で、これの発表は双方のファンから嬉しい悲鳴が上がっていた。


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かつては異国情緒的な需要を求められたアジアン・カルチャーだが、『シャン・チー』では俳優・ミュージシャン・ヒーローが、単なる属性ではない形で連帯に参加している。今後もアップデートを続けるMCUを見守りたい。
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(倭人速報編集部:ニシノ)

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