核武装 トレンド
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2025.12.01 03:00
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以前から、核抑止力理論には疑問を持っていました。そもそも核は持っていても単独の国が使えるものではない。使った時点で世界の秩序が壊れてしまうものであり、使えるはずがない。しかし、核抑止力はあるとされ、現実にそれは働いているように見える。
この疑問を考えるべくChatGPT、Geminiと議論を繰り返した結果、以下の結論に辿り着き腹落ちしました。
覇権のジレンマとしての核抑止
――「使用不能な兵器」が米国を戦場に引きずり込む構造的論理
1. 序論:ウクライナの悲劇と「守られる基準」の再考
ロシアによるウクライナ侵攻は、国際社会に残酷な事実を突きつけた。それは、「核を持たない国は、覇権国(米国)にとって『秩序維持のために見捨てることが可能な国』である」という現実である。
ウクライナへの支援は行われたが、米軍の直接介入という「命を賭けた防衛」は回避された。なぜか。それはウクライナが敗北しても、米国の覇権を支える根幹(核管理体制と拡大抑止の信頼性)までは崩壊しないと判断されたからに他ならない。
では、仮にウクライナが核兵器を保有していたらどうなっていたか。 ここで「核を持っていれば自力で撃退できた」という単純な自衛論は成立しない。むしろ、より複雑で、しかし強固な「米国を強制的に介入させる力学」が働いていたはずである。
2. 「窮鼠猫を噛む」理論の否定
―― 同盟国における核使用の不可能性
一般に「弱小国でも核を持てば、暴発(窮鼠猫を噛む)のリスクによって大国を脅せる」とされる。しかし、米国を中心とする同盟ネットワーク(西側陣営)に属する国において、この論理は適用できない。
第一に、米国による強力な封じ込めである。 同盟国が核使用の兆候を見せた瞬間、米国はあらゆる政治的・物理的手段を用いてこれを阻止する。核の局地的な使用であっても、エスカレーションによって米国本土を危険に晒すことは許容されないからだ。
第二に、自律性の欠如である。 米国の安全保障システムに組み込まれた国が、米国の意向を完全に無視して「自国と心中する」ボタンを押すことは、政治的・軍事的な指揮系統の実態として極めて困難である。
したがって、「核を持てば独自に撃てるから国を守れる」という単独抑止論は、米国の同盟国である限り幻想に過ぎない。
3. 「核の価値毀損(Devaluation)」のパラドックス
―― なぜ米国は守らざるを得なくなるのか
では、米国の同盟国が核を持つことに意味はないのか。 否、ここにこそ**「逆説的な最強の抑止力」**が生まれる。
もし、核保有国である同盟国が侵略を受けた際、米国がその核使用を封じ込め、その結果として通常戦争で敗北・占領されたとしたら、何が起きるか。
世界は以下の事実を目撃することになる。
「米国の同盟国であり、かつ核兵器を持っていても、米国に従えば国は滅びる」 「核兵器という『最強の力』は、実際には何の役にも立たない」
この瞬間、世界における「核の価値(政治的効力)」は大暴落する。 同時に、米国が提供してきた「拡大抑止(核の傘)」への信頼も地に落ちる。
これこそが、米国が最も恐れる**「覇権の自壊」シナリオ**である。 自国の力の源泉である「核秩序」と「同盟の信頼性」が毀損されれば、日韓・欧州・中東で独自の核武装や離反が連鎖し、パックス・アメリカーナは終焉を迎える。
4. 結論:政治的拘束装置としての核
以上の構造から、以下の結論が導かれる。
米国は、同盟国に核を持たせた場合、以下の二者択一を迫られる。
同盟国の核使用を容認する(世界破滅のリスク)
核を使わせない代わりに、通常戦力で徹底的に守り抜く(「核保有国が滅びた」という前例を作らないため)
米国は必ず後者を選ぶ。 「核保有国が通常戦力で負ける」という事態は、米国の核戦略の根幹を揺るがすため、絶対に許容できないからである。
つまり、同盟国にとっての核兵器とは、敵国を物理的に破壊する兵器ではない。 それは、**「私を見殺しにすれば、あなたの支配する世界の秩序(核の価値)も無に帰しますよ」と突きつけ、覇権国に最大限の軍事介入を強制する「政治的拘束装置」**なのである。
ウクライナが守られなかった真の理由は、核を持たず、この「米国を逃げられなくする鎖」を持っていなかった点に求められる。 December 12, 2025
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