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2025.11.17〜(47週)
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大江健三郎が『私という小説家の作り方』に、高校生の頃からハックルベリーフィンやニルスのふしぎな旅を英語で読んでいたと書いていた。松山のアメリカ文化センターでのこと。たしかに例外的だとは思うが、アメリカ文化センター的なものは京都にもあって、大江と同年生まれの西川祐子さんが、そこで見つけたボヴァリー夫人を(英語で読んだかどうかわからないが)ドキドキしながら読んだと話しておられたのを思い出した。
大江より十歳上の三島由紀夫も英語やフランス語で読書した小説家だった。どうもあの戦中・戦後直後の世代がある種の後進国意識とともに、「小説」をヨーロッパ産のものとして意識していた最後の世代なんじゃないかと思う(ブッテンブローク家の人々の「パクリ」である楡家の人々が62-64年。北杜夫は27年生まれらしい)。 November 11, 2025
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今まであまり読んでこなかった90s以降の大江健三郎のエッセイの類をまとめて読んでいる。古井由吉との対談集に収められた「百年の短編小説」を読むと、大江も古井も、鴎外から中上健次に至る小説家たちの短編をつかまえて、まあ言いたい放題言っている。
たとえば、井上靖については「最良の説教」、中上に関しては「いつの頃からか、中上健次伝説をなぞるような小説を、荒っぽく書くようになった」(大江)など。あれだけ書いてきた人たちなので、存命中は、後続世代の作家たちも大概恐ろしかっただろうと思う。 November 11, 2025
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フランス文学は
哲学的ですね
ノーベル文学賞受賞
ル・クレジオ
私たちの肉体は
単なる物質
生まれる前は
どこに?
死んでからは?
どこへ?
あ~!
なんという
素晴らしい恍惚!
大江健三郎も感動して
二人は対談
. https://t.co/GmWKJ7mRV4 November 11, 2025
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われらの時代 #大江健三郎
戦争は、俺が子供の頃に終わってしまった。
俺たちにあるのは、倦怠、絶望、無意味な享楽だけ。
“われらの時代”に、あの明るい共生感や希望を与えてくるのは、逃亡か、あるいは爆弾による破壊だろうかー?
“反・牧歌的な現実生活”作家となった大江の新基軸
#読了 https://t.co/IIrrSVjGuP November 11, 2025
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「きみは、どのように苦しんでいるか、と問いかけることができることが大切だ、と。すなわち、不幸な人の存在を、何か陳列の一種のようにみなしたり、不幸な者というレッテルを張られた、社会の一部門の見本のようにみなしたりしない。あくまでも私たちと性格の同じひとりの人間として見ていくこと。その人間が、たまたま不幸なために、ほかの者には追随することのできないしるしを身に帯びるにいたったのだと知ること。そのためには、ただ不幸な人の上に一途な思いを込めた目を向けることができれば、それで十分であり、また、それがどうしても必要なことである。その目はなによりも注意する目である、といいます。」
—大江健三郎のシモーヌ・ヴェイユへの注釈。大江において、この注意はなにより知的な障がいをもつ子供と生きることで培われたものかもしれないが、私はこれとほぼ似通った注意を、大江の「テロリスト小説」にも見出してきたと思う。
高校時代の親友は、自分に障がいを持つ兄がいたこともあって、大江の小説がいいのは、障がい者を特別扱いしないところだ、といっていた。それには実はあまり説得されなかったが、一連の極右・極左・宗教テロリストたちの取り上げ方は、いかにも「私たちと性格の同じひとりの人間として見ていく」という態度が感じられて、ずっと好感と敬意を持っている。 November 11, 2025
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逮捕された元指名手配犯の獄中手記読んでたら「ノーベル賞作家(大江健三郎)に導かれて牢獄に入った。オウム信者の読書傾向知りたい」って書いていて、よど号といいこの世代の犯罪者、創作物の影響力凄すぎる。 November 11, 2025
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これを録画で見た。戦時中の永井荷風の紹介は良かったが、司馬遼太郎を持ち上げすぎ。戦争の時代であった「昭和の文豪たち」というのなら、大岡昇平は外せないはずだ。ノーベル文学賞作家として川端康成を取り上げるなら、戦後民主主義を代表する大江健三郎を無視することはできないはずだ。 https://t.co/GgEOJrSYvj November 11, 2025
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「貴乃花が——、かれといったほうがいいな、かれはとてもかわいい少女と結婚しようとした、しかし少女のお母さんは悪い人じゃないにしても、酔っぱらいであった。一方かれの母親はとくにまじめな人であったので軋轢が生じた。だいたいその程度のことは書けますよ。私はうまく書けないけど、たとえば渡辺淳一氏だったらうまく書くと思います(笑)。いかにも宮沢りえらしく書けると思うな。」(大江健三郎)
——行きがかりで笑い物にされた渡辺淳一がちょっと可哀相になる。 November 11, 2025
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キングオブコント2025を見終えた。高校生が哲学をやるのにカラマーゾフの兄弟を読むだけでいいらしい。それでも何かカラマーゾフの兄弟は色んな話が盛り込んでいてすごい小説だなとは思う。なかなかそんな小説書けない気はする。私は大江健三郎の小説で挫折した経験があるので世の中難解である。 November 11, 2025
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#読書 #読了
初見でしたが、いや〜村上春樹っぽい。
違うか、村上春樹が大江健三郎っぽいのか📚
九州の人間だけに九州出身の火見子さんが、不憫でなりませんでした😩 https://t.co/sXT2jdk5xe November 11, 2025
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橋本治はフロイトとマルクス、つまり西洋近代の批判(それは橋本に「バカか、お前は?」との目を向けた東大全共闘批判でもあったろう)から、そこにいたる原点のギリシャ哲学批判まで遡ろうとしてその作業を中断し、あるときから倭国の古典批判(批評)として源氏物語と平家物語の橋本治バージョンを書いた。
そしてそこで得た力に励まされて倭国の近代に舞い戻り、三島由紀夫と小林秀雄、つまり倭国で最も近代を体現した人(したがって、いちばん遠くまで見えていた人)の本質を捉え、最後に小説家としての本分を果たすため「倭国近代文学」という、彼にとっては未熟で不毛にも見えていたものの分析を始めた頃に病を得て、その試みはある意味で不完全に終わった。
私は橋本治にすべての面倒くさい手仕事を押し付けた豊多摩高校の同級生や、橋本治を「バカか?」と難じた人たち、つまり「倭国の近代的な男たち」が嫌いだが、私自身の中にもそのような未熟な近代性が間違いなくあり、その克服は一生かかってもできない。でも、「晩年の仕事」(サイード、大江健三郎)としての軽出版は、せめてその埋め合わせにならないかと思ってやっている。そのことを、すぐに理解してくれた評者のような同時代の知性の存在が、どんなにうれしいことかわかってほしい。 November 11, 2025
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文フリにて奇奇怪怪定点観測&石原書房さん(@Herausgeber1 )と団地の大江健三郎会の話ができてよかった...
「IMONを創る」も購入!THE DAYも持っていかなかったことだけが後悔...
#文学フリマ東京41 #石原書房 #奇奇怪怪
#文学フリマで買った本 https://t.co/iKaGONFLfL November 11, 2025
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本当か知らんが大江健三郎の中期以後の読みにくい悪文、読者サービスのつもりだったという恐ろしい話を聞いたことあるがそれが仮に事実としたら政治的なこと含め全体的になんか変な人という感じがする November 11, 2025
平和教育関係者必読。大江健三郎のルポルタージュは深く、「沖纄ノート」には沖纄戦の実態が詳細に描かれています。平和の大切さがよく分かる一冊です。#平和教育 #ルポルタージュ #研究 November 11, 2025
大江健三郎「ヒロシマ・ノート」読了。原爆の実態をこんなに詳細に伝えた本は他にないです。平和の大切さを問う必読書、忘れてはいけない。 https://t.co/G7wIjpcgt6 #ヒロシマ #大江健三郎 #原爆 November 11, 2025
昨日買った「婦人公論」昭和37年6月号には大江健三郎の東京湾のルポルタージユがある。これは東京パトロールとして陸・羽仁進、空・開高健とともに海の様子を見て歩いたというかランチというのがlaunchで小型船でクルーズしたということらしい。東京オリンピック前の埋め立て乱開発に批判的な所もある https://t.co/5Ha5WM9zaF November 11, 2025
広島の作品の多い大江健三郎さん と早坂暁さんも
なぜか 愛媛出身
どういうことだろうと思ったりしたのですが
呉 海軍 松山航空隊の防戦の話までは調べて
紫電改 が海から見つかって保存されているというのも これ
夢千代日記は吉永小百合さん
主演でしたけれど城崎から余部そして広島という話 November 11, 2025
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