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【東南アジア】
東南アジアで壊滅的洪水　“各国で少なくとも620人死亡” サイクロンが引き金に

東南アジア各国で記録的な豪雨と洪水が相次ぎ、土曜日時点で少なくとも620人の死亡が確認されています。救助活動は続いていますが、被害は広範囲に及び、住民数万人が避難を余儀なくされています。

■各国で深刻な人的被害

報道によりますと、洪水と土砂崩れによる死者は
•インドネシア：303人死亡、279人行方不明
•タイ：162人死亡
•スリランカ：153人死亡、191人行方不明
•マレーシア：2人死亡

とされ、地域全体で被害が急拡大しています。

インドネシアではスマトラ島を中心に、約8万人が避難し、いまだ多数の住民が孤立した状態が続いています。

■原因は「サイクロン・セニャール」　マラッカ海峡では極めて異例

今回の大規模洪水は、サイクロン・セニャールが引き金となりました。
このサイクロンはマラッカ海峡で発生した極めて珍しい熱帯性低気圧で、同海峡で観測されるのは2001年以降わずか2例目とされています。

さらに重なった激しいモンスーンの雨により、各国で“数年来最悪規模”となる災害を引き起こしたとみられています。

■各国で対応遅れへの批判も

タイでは、洪水対策をめぐる批判が高まっており、地元当局者2人が停職処分となりました。
救助や復旧の遅れ、情報伝達の混乱などが指摘されているということです。

■救助作業は今も続く

被災地では
•浸水した集落の捜索
•孤立地域への物資輸送
•避難所での生活支援

などが続けられていますが、広範囲に被害が及んでいるため、回復には長期間を要する見通しです。

［出典:53のソース・dメニューニュースhttps://t.co/AHc8XHtG2G］ November 11, 2025