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モメンタム
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2025.12.10 10:00
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🧭 Market Preview – Dec 09, 2025
■ 短期ハト → 中期タカ。FOMC前に“二階建ての金利”がむき出しに
今日もっとも重要だったのは、
金利フライ(3m1y−3m / 2s5s10s)が再び“タカ派”を織り込み始めたこと。
10月には
「12ヶ月先の3Mは“現在より -75bp”」
と言われていたものが、
今は その差が -30bp まで急接近。
つまり市場は:
•短期→利下げ確定(これは変わらない)
•中期→そこまで緩まないかも?
•FOMCが想像よりハトにならないリスク
を一斉に織り込み直している。
昨日までの
「景気鈍化 → 利下げ必要」
という単線の物語に、
今日は “中期は甘くない” という第2レイヤーが乗ってきている。
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■ Equities:小型は強いが“金利ボラ上昇との乖離”が気になる
小型(RUT)は引き続き主役。
しかし、
「小型が強い × 金利ボラが上昇」
という組み合わせは、本来かなり不気味。
•SPX は日中高値からずるっと押し
•S&P500 の 57% が下落
•エネルギーと staples だけプラス
•Nasdaq はかろうじて +0.2%
「買いたいがFOMC前で手が止まる」
そんな地合い。
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■ Rates:JOLTSが“中期タカ派”のスイッチに
今日の金利上昇は、
Hassett期待ではなく JOLTSの強さが主因。
•1y1yフォワード:3.23%(8月以来)
•10Y実質金利:1.90% にブレイク
•2Y:3.61%
景気鈍化の物語を壊すほどではないが、
労働市場の粘着性が
「Fedは簡単にハト化できない」
という認識を再び呼び戻した。
結果、
短期:利下げ確定
中期:タカ派の温度が再加熱
という“二階建てのカーブ”がより鮮明に。
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■ FX:USDショートの巻き戻し。JPYは再び“独り負け”
USDは前日までの全面安から、今日は巻き戻し。
特にJPYは弱く、
•金利フライのタカ再評価
•10Y実質金利のサイクル高値
•BOJの不透明感
•海外勢の JPY ショート再加速
このセットで
JPYは“また売られる地合い”に逆戻り。
クロスでは:
•AUDCHF:7連騰のモンスター相場
•LATAM通貨:USD高でショートスクイーズ
•EURAUD:7〜12月レンジの下抜け
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■ Commodities:シルバーは完全テーマ化。NatGas / Soyは“戻り売り”
シルバーは
モメンタムと需給だけで走る“取り合い相場”。
一方で nat gas / soybeans は
戻り売りが固定化。
“上がったら売られる構造”が継続。
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■ 総括:FOMC前に、短期ハト × 中期タカ の“ねじれた世界線”へ
市場の構造はこう整理される:
•短期:利下げ前提(確定)
•中期:タカ派再評価(フライが反応)
•労働市場:粘着性が残る
•株:小型強いが金利ボラ上昇は無視できない
•FX:USD巻き戻し、JPY最弱
結論として、
「短期がハトで、中期がタカ」というカーブ構造。
FOMC前に市場は“二階建ての金利”をむき出しにされている。 December 12, 2025
2RP
おちさんの番組を見て育った根っからのテレビっ子です。
地上波では出来ないクオリティで新たなモメンタムが生まれる事間違いなし! https://t.co/ViIUiDM991 December 12, 2025
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