マックス・フェルスタッペン スポーツ
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2025.11.29 01:00
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【FIA、ドライバーと共に年次ドライビング基準レビュー会議を開催】
FIAは11月27日、カタールGP開催中のルサイル・サーキットにおいて、F1 ドライバーとステュワード委員長らを招いた年次の「ドライビング基準レビュー会議」を実施した。今シーズンで3回目となるこの会議には、2026年から任命される3名のドライバーステュワードも参加し、より幅広い視点から意見交換が行われた。
今回の会議は、ドライバーとステュワードが互いの立場を理解し合い、運転基準やペナルティに関する判断の透明性と一貫性を高めることを目的としたもの。2022年に導入された「ドライビング標準ガイドライン(DSG)」が中心テーマとなり、その運用と改善点について活発な議論が交わされた。
DSG は、追い越しや守りの際に許容される行為を明確にするための指針として作られ、これまで2度更新されてきた。最新バージョンはGPDAと合意のうえで公開されており、ステュワード判断の見通しを良くすることで、競技の公平性向上やファンへの理解促進に寄与している。もっとも、ステュワード側は DSG は「規則」ではなく「ガイドライン」であると強調し、最終判断には豊富な経験と状況判断が不可欠であることを明確にした。
会議では、2025年シーズンに発生した多数のインシデントの中から、特に議論の対象となった5件が取り上げられた。インテルラゴスでのピアストリとアントネッリの接近戦、モンツァでのサインツとベアマンのアウトサイドオーバーテイク、ザントフォールトでのロウソンとサインツの事例、オースティンでのノリスとルクレールによるトラックリミット問題、そしてメキシコシティでのフェルスタッペンとルクレールの「コース外での利益得」の判定などがその例である。
ドライバー側からは、イエローフラッグに対するさらなる尊重の徹底や、レース中に十分な判断材料が揃わない場合は審問をレース後に行うべきとの意見が出された。また、どれほどガイドラインを整備してもあらゆる状況には対応しきれないという共通認識から、経験豊富なドライバーステュワードを判定パネルに含める重要性が改めて強調された。加えて、ブルーフラッグ運用や周回遅れ車両のあるべき行動について、DSG内でさらに明確化することが望まれるとの指摘もあった。
FIAとステュワードは、ドライバーやチームからの建設的な意見を歓迎すると表明し、今回の議論内容は今後のDSG改訂に活かされる予定だ。ただし、2025年シーズン残り2戦についてはガイドラインの変更は行わず、現行規定のまま運用される。
会議についてFIAは「率直かつオープンで非常に協調的な雰囲気の中で行われた」と総括し、今後もこうした対話を続けていく考えを示した。
#f1 #f1jp #QatarGP
📷:FIA November 11, 2025
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