ゼロ金利政策 トレンド
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2025.12.06 12:00
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やっとでた。というより言わざるを得なくなったかな。
これは「積極財政の継続」ではなく、かといって正面から「緊縮です」とは言いたくないので、政治的には「責任ある・正常化・持続可能」という都合のよいラベルを貼った“マイルド引き締めモード入り”
ざっくりまとめると、
・円安と物価への政治的“アリバイ作り”+日銀の利上げを実現しやすくする地ならし
・市場はすでにかなり織り込んでおり、12月に動く確率は7〜8割レベル
・経済への実質インパクトよりも、「倭国はいつまでもゼロ金利で世界のATMやりません」というレジーム転換のメッセージの方が大きい
という構図だと整理できます。
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1. このリークが持つ「メッセージ」の中身
① 市場(投資家)向けメッセージ
・高市政権は「金融緩和重視」と見られていたが、 “円安が行き過ぎれば追加利上げを容認する”ラインを明示した形です。
・これで市場は、
・「高市になったから利上げは当面ない」という見方を修正
・政治リスク(政府が日銀を止める)が後退 → 利上げシナリオが“本線”に昇格
要するに、「円安があまり進むと政権支持率に響く。そこまで緩和バイアスじゃないよ」というサインです。
② 国民・世論向けメッセージ
・物価高と円安に対して、「金利を上げる選択肢もちゃんと検討しています」という“ポーズ作り”の側面が強いです。
・高市政権としては、
・円安・物価高に苦しむ家計に「放置していない」とアピール
・同時に急激な金利引き締めは避ける(住宅ローン・中小企業へのショックを嫌う)
つまり、「超緩和から一歩ずつ出口へ」「ただしドアはゆっくり閉めます」というイメージを打ち出していると読めます。
③ 日銀との関係・対外メッセージ
ロイター・ブルームバーグとも、「複数の政府関係者」リークで、
「日銀の12月利上げを政府も容認の構え」と報道。これは日銀にとっては「政府が止めないなら動きやすい」
海外投資家にとっては「政府と日銀が同じ方向を見ている」安心材料になります。
中身としては、
日銀単独の暴走ではなく、政府もわかっててやらせてます、という政治的“保証書”です。責任分散でもあります。
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2. 現在の市場の反応(FX・金利・株)
為替(円):
植田総裁の「利上げの是非を適切に判断したい」発言以降、ドル円は 157円台 → 154〜155円台 まで円高方向へ振れました。
昨日時点のレポートでは、OIS(翌日物金利スワップ)市場で12月利上げ確率が80%台に跳ね上がったと報告。
メッセージとしては、
「円キャリートレード(低金利円借り→外貨運用)を一段とやりにくくするぞ」と市場に伝えている状態です。
金利(国債):
2年国債利回りが 1%台(2008年以来の水準) まで上昇。短期ゾーンが一番敏感に反応しています。
10年など長期もじわじわ上昇しており、「今後も小刻みな利上げが数回ありそうだ」という将来パスまで、ある程度織り込みに入っています。
株式:
東京市場見通しレポートでは、
円高で輸出株・AI関連などが売られ、日経平均は反落方向との見方。
一方で、金融株(銀行など)にはプラス、内需・ディフェンシブには中立〜ややプラス、
という典型的な「利上げ時の地合い」に近づきつつあります。
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3. 実際に12月利上げはあるのか?(シナリオと確率)
ここは「マーケットの織り込み」と「日銀の癖」を両方見ます。
ベースシナリオ:0.50 → 0.75%へ利上げ
蓋然性:70〜80%(高め)
根拠は:
1.植田総裁が「12月会合で利上げの是非を適切に判断」と通常より踏み込んだ言い方をしている。
2.野村証券や大手機関が、次の利上げ時期を2026年1月→2025年12月に前倒しと公表。
3.OIS市場で利上げ確率80%台というのは、
→「よほどの材料が出なければやる」という水準。
4. 政府側からも「容認」リークが出たことで、政治リスク(直前で止められる)をかなり消した。
5.円安による物価押し上げ・国民負担への批判が続いており、
→「円安に歯止めをかけた」という実績が政権側にもほしい局面。
代替シナリオ:今回は見送り、タカ派ガイダンスのみ
蓋然性:20〜30%(残っている)
日銀は「12月観測を煽ってから見送る」を過去にもやっている(2024年12月見送り→2025年1月利上げ)。
9〜10日のFOMC結果や、直前のデータ(物価指標・企業の年末賃上げの“手応え”)次第で、「外部環境が不透明だからもう一回様子見」という“お得意のパターン”に逃げる可能性はあります。
その場合でも、ステートメントや総裁会見で「次回以降の利上げを強く示唆」し、市場の織り込みを崩しすぎないよう調整するはずです。
ローシナリオ:+0.50%など、予想以上のタカ派
蓋然性:数%以下(ほぼ無視でよい)
国内景気・不動産・金融市場へのショックが大きく、
高市政権もそこまで急ブレーキを容認するインセンティブは乏しい。
現状の政府・日銀の情報発信から見て、この線は極めて低いと考えるのが普通です。
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4. 経済への意味合い(短期 vs 中期)
短期(半年程度)
円安にブレーキ:
急激な円高にはならないが、「160円をどんどん超えていく」というシナリオはかなり潰れます。
輸出企業の追い風が少し弱まる:
ただし米景気・世界需要次第で、為替だけが決め手ではない。
家計へのメッセージ効果:
「物価高を放置していない」安心感は多少プラス。
一方で変動金利ローンなどにはじわじわ負担増。
中期(1〜2年)
政策金利が0.75%になっても、依然として「歴史的には超低金利」であり、金融引き締めというより“異常緩和の段階的終了”に近いです。
メッセージとしては、
「高インフレ・超円安を許容する国ではない」
「日銀は国際常識から完全に外れた存在ではない」
と海外投資家に伝える効果があり、
→ 長期的には、国債市場の安定・円の信認にはプラス要素。
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5. ここから見るべきポイント
高市政権・日銀ラインを読むうえで、今後チェックすべきは:
1.FOMC(12/9–10)後の米金利とドル円
米側が予想以上にハト派だと、円高+倭国の利上げでダブル円高圧力もあり得ます。
2.国内債券市場の安定度
2年〜5年ゾーンが急騰しすぎると、
→ 日銀が「市場の混乱回避」を理由にトーンダウンするリスク。
3.高市政権・財務相発言の微妙なニュアンス
片山財務相は「政府と日銀の景気認識に齟齬はない」と発言済み。
→ ここからトーンが変わるかどうか。 December 12, 2025
アホのハンキンはこのブログ読め
いくらアホでもこれくらい理解出来るだろ
>円の購買力平価は1ドル=100円程度なので、今の150円台はそこから大きく乖離した円安バブルである。その大きな原因は黒田日銀のゼロ金利政策で日米金利差が開いたため、倭国から資本逃避が起こっていることだ。今年に入ってからの円安は金利差と逆相関になっており、倭国のバラマキ財政による財政リスクの増大が原因だろう。
円安バブル崩壊で円高に向かうのか(倭国株暴落でGPIFや日銀のETF含み益が無くなり債務超過になる)
倭国崩壊でハイパーインフレに近い通貨安になるのか
アレ?どっちに行っても地獄で倭国詰んでんじゃね?
ほんまアベノミクス異次元緩和の罪は重い
あーもう無茶苦茶だよ December 12, 2025
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