自閉スペクトラム症 トレンド
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2025.11.22 18:00
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ASD(自閉スペクトラム症)の女性が見せる「擬態」って、
「空気を読もうとしてる」「普通のふりをしてる」なんて言われるけれど、
その実態は、そんな表面的なものじゃありません。
彼女たちは、小さい頃から何度も経験してきてるんです。
「このままの自分じゃ嫌われる」
「みんなと違うって思われたら終わりだ」
そういう感覚を、何度も、何度も。
だから、「こう振る舞えばいい」と頭で考えるよりも前に、
無意識に“本来の自分”を引っ込めて、
周囲に馴染む“別の自分”として生きるようになってしまう。
それは「頑張って演じている」わけじゃない。
気づいたら、もうその“役”になりきってしまっている。
本人もそれが演技だとは思っていない。
まるでカメレオンが、自分を守るために自然と色を変えるように、
彼女たちも、無意識のうちに「適応」してしまうんです。
ここでよくある勘違いが、
「擬態できてる=ちゃんとできてる=困ってない」という見方。
でも、それは大きな誤解です。
擬態が上手な人ほど、
「本当の自分じゃ、この社会にはいられない」と感じていたり、
「誰にも本音を見せられない」と思っていたりする。
自分が誰なのか、どこにいるのか、だんだん分からなくなっていくような、
深い孤独と混乱に包まれていることも少なくありません。
男性のASDでは、
「うまく擬態できずに浮いてしまう」「どうしても普通に振る舞えない」
といった“見えやすい生きづらさ”が話題になります。
でも女性の場合は、その逆。
「何もしなくても“普通に見えてしまう”こと」が、
かえって苦しさの原因になるんです。
「ちゃんと話せてるじゃん」
「空気読めてるよね?」
そう言われるたびに、
「ああ、このしんどさは伝えちゃいけないんだ」
と、心の扉をそっと閉じてしまう。
だからこそ、どうか想像してほしいんです。
一見、何の問題もなさそうに見える人が、
実はギリギリの綱を渡るように、生きているかもしれないということを。
外から見える「適応」の裏には、
決して見えない「代償」がある。
そんなふうに、目に見えないものにも思いを寄せられる社会であってほしいと、心から願っています November 11, 2025
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