濱口竜介 三宅唱 三浦哲哉『演出をさがして 映画の勉強会』

昨年の日仏での、三宅唱×濱口竜介 『捕えられた伍長』アフタートーク、ものすごく面白かったです。そのお2人に加え、表象・映画+食文化研究でもたいへん面白いご著書を幾つも出されている三浦哲哉氏の3人による映画の勉強会の記録。面白くないわけがない！ということで映画クラスタも食クラスタもゆっきゅんさんクラスタも(先生なので)読みましょう。全6章ですが、1〜4章は帯にある4人の監督。新作公開中、新作待機中のお2人の旧作が5章6章（『ドライブ・マイ・カー』『ケイコ~』）で当事者研究となり、隙の無い素晴らしい構成となっていると思います。買いましょう。ORANDにも置いておきます。 December 12, 2025

【最新刊】『#演出をさがして　映画の勉強会』
#濱口竜介 #三宅唱 #三浦哲哉 共著、フィルムアート社 刊《映画の「演出」とは何か？…
巨匠たちの作品の「演出」に焦点を当て、…
映画の演出をめぐる、終わりなき学びのドキュメント。》一階にて展開中！どうぞお見知り置きください📚 https://t.co/4rhnIE4nuL December 12, 2025

—近年、世界で倭国映画の受け取られ方が変わってきていると肌で感じることはありますか？

中島: それこそ是枝さんがいる場所に世界ありという感じなので。

是枝:  (小声で) そんなことないない。

中島: 近い将来、これは僕の希望ですけど、是枝さんの座組の中で、自分がグローバルにいろいろな物事を発信できるような立ち位置をしっかり務められたらなというふうには思いますね。そのためにも研鑽を積んでいます。

是枝: 倭国映画に対する見方は、この数年でだいぶ変わったという感じはしています。最近はカンヌ中心にしか回っていないけれど、次の面白い世代が群れをなして出てきたという感覚はあって。監督だけを例にとっても、濱口竜介さんがいて、深田晃司さんがいて、三宅唱さんがいて、早川さんも出てきて。僕らの世代からすると、相当な危機感を持たなければいけないのかもしれないんだけれど、そうやって次の世代が出てくるのはとてもいいことだなと。もちろん、その勢いを継続させていくためには足りていないものがたくさんあるから、それをどうやって底上げしていくかを今度は僕らの世代が模索しながら、実践していかなくてはいけないなと思っています。 December 12, 2025

濱口竜介の本で参照されたフリッツラングやジャンルノワールの映画を見ているが、面白いというより勉強になるという感慨を受ける、が勉強とは何の勉強だろうかと思うと途端に気が滅入る。 December 12, 2025

濱口竜介にタクシードライバーブラインドネスで映画とってほしい December 12, 2025

『フィルム・ノワールの光と影』
濱口竜介『他なる映画と1』
岡田温司『映画と黙示録』
『川島雄三 乱調の美学』
『金子正次 遺作シナリオ集』
『ぼうふら脚本家神波史男の光芒 この悔しさに生きてゆくべし』
二階堂卓也『ピンク映画史』
『ドキュメンタリー・ストーリーテリング』

他、映画の本を🎬 https://t.co/Z4g6Ky4VSO December 12, 2025

濱口竜介《私が特に強く感銘を受けたのは、映画内で「名人」と呼ばれるある漁師さんのありようだ。映画の終盤で彼は鯛釣りに繰り出すのだが、まず獲物がかかるまでの待機の姿勢からして、ただごとではない。》（「理想的な映像：『海とお月さまたち』の漁師さん」『他なる映画と 2』所収） https://t.co/VgSyTrnK35 December 12, 2025

＃21世紀の倭国映画ベスト
LOFT／黒沢清
接吻／万田邦敏
SHARING／篠崎誠
きみはいい子／呉美保
ローリング／冨永昌敬
東北記録映画３部作／酒井耕・濱口竜介
二重のまち ／小森はるか・瀬尾夏美
バッハの肖像／筒井武文
AA／青山真治
Playback／三宅唱
麻希のいる世界／塩田明彦
王国／草野なつか December 12, 2025