柔道 スポーツ
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2025.12.17
:0% :0% ( 40代 / 男性 )
柔道に関するポスト数は前日に比べ70%減少しました。男性の比率は22%増加し、前日に変わり40代男性の皆さんからのポストが最も多いです。本日話題になっているキーワードは「倭国」です。
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
■剣道家Bがプロレスに転向
剣道岡崎愛好会のB氏が1月4日にプロレスラーとしてデビューします。倭国のプロレス史を振り返ると、木村政彦、小川直也、アントンへーシンクといった偉大な柔道家がプロレスラーになった例は多いですが剣道家は初です。イッテンヨン東海道場チケット予約はお早めに https://t.co/2xcsi5iIbd December 12, 2025
11RP
DG――――――――――――――――――
ドラマ「Dating Game~口説いてもいいですか、ボス⁉~」
🎊 タイ放送版 Episode10 配信スタートまであと3⃣時間🎊
――――――――――――――――――DG
今夜の配信はEP10📺
真実を語ったジュンジの進退がどうなってしまうのかとソワソワする一方で、パッドが大激怒💦
第10話も波乱とドキドキな展開をお楽しみください
是非”#口説ボス” タイ放送版もご視聴くださいね📺
お待ちしてます✨✨✨
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6RP
湊部屋朝稽古見学&囲碁入門講座。柔道金メダリスト塚田真希さん、湊部屋親方、力士皆様に囲碁を楽しんでいただきました。 https://t.co/9PhFosmnp1 December 12, 2025
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柔道部JKが弱み握られてエッッな事されちゃう感じのやつ描きました!
本日発売なのでぜひぜひ読んでみてくださいー
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3RP
@YoichiTakahashi 以前から目立ってたスポーツ界のルール変更という #倭国叩き 。水泳、柔道、スキージャンプ、WRC。枚挙に暇が無かった。
#EU はHVで勝算なしと踏んで輸入車規制。結構露骨なトヨタ叩き行ったが…降参のよう。
倭国もヤラレッパなしでは無く、中国相手に半導体製造装置等の輸出規制やってみたらどう? December 12, 2025
2RP
#uzume
「あの冬が、僕らに教えてくれた」
-永南高校バスケットボール部-
手伝い&観劇。
バスケ青春ものはやっぱりいいね。
(俺柔道部)
生で試合する企画性も面白かった!
知り合いの俳優たちも良い仕事してました。拍手!!
21日まで
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
https://t.co/9e042H8Obr https://t.co/EbOayweNTj December 12, 2025
2RP
『陽キャ集団にいる芹沢は、俺の前だと様子がおかしい』
1 芹沢にBL妄想を知られてしまった件
今日もかっこいいなぁ、芹沢。
「はよー」
陽気な笑顔で教室に入ってきた芹沢遥人に、クラスメイトたちがいっせいに返事をする。芹沢は誰もが認めるイケメンな男子高校生だ。
ありきたりな言葉で要約すると、俺とは住む世界が違う人間。
二年になり、初めて芹沢と同じクラスになった俺は、神様に心から感謝を捧げた。
なぜならば――芹沢は、俺が理想とする光属性の〝攻め〟だったからだ。普段だったら、勝手に実在する人物で妄想なんてしない。だけど、芹沢だけは、どうしても無視できない特別な存在だった。
いま執筆中のBL小説では、芹沢を攻めのモデルにしている。陽キャ一軍男子の攻めと、平凡な先輩の受け。美形×平凡に年下攻め、あまりに最高すぎる組み合わせだ。
俺の趣味は、人にはぜったいに言えない。BLの妄想と、それを小説にすること。
だけど、あくまでBL妄想は趣味の範囲だ。もしも奇跡が起こって女の子と恋人になれたらいいなとは思う。でも、現実の俺はクラスの女子と話すだけでも緊張して赤面している始末だし、今世での恋愛はもう諦めている。
……あれ、いつものノートどこやったっけ。
心の中でぶつぶつと言いながら、小説の続きを書き進めようと、机の中にあるはずのノートを探していた、その時。
「鈴木」
いつものメンバーのところに行くのかと思いきや、芹沢はなぜか机の前に立ち、俺のことを見下ろしていた。クラス中の視線が、一斉にこちらに集まるのが肌感覚でわかる。
「……鈴木。おーい、鈴木。しっかりしろ」
反応のない俺を見て、芹沢がつぶやく。
どうして芹沢が、俺なんかに話しかけているのだろう。
恐る恐る見上げた瞬間、芹沢の完璧な顔立ちが視界いっぱいに広がる。
やっぱ今日もかっこいいな、芹沢……。
「なぁ鈴木、聞いてる?」
ぐいっと顔を近づけられ、思わず顔が熱くなった。
「あっ、ご、ごめん……ぼうっとしてた。芹沢、なんか用?」
これまでクラス一の人気者である芹沢とは、二回しか話したことがない。
一回目はたまたま靴箱の前で鉢合わせした時の「おはよう」で、二回目は芹沢が落とした消しゴムを拾った時の「鈴木、ありがとう」。それだけ。
たった二度の短い言葉のやり取りが、俺の記憶に焼き付いていること自体がなんだか痛々しい。
「これ、鈴木の?」
「なっ……!」
ふいに目の前に差し出されたノートを見て、俺の心臓は狂ったように鳴り始めた。汗がどっと噴き出す。
これはまずい。非常にまずい。
「昨日、選択授業あったじゃん? そん時、間違って俺の机に入れてなかった?」
「……い、入れてたかも」
「そっか、よかったわ。名前なかったけど、たぶん鈴木のだろうって――」
「なっ、中身読んだ!?」
芹沢の言葉をさえぎって食い気味に問うと、俺の声は予想以上に大きく教室に響いてしまった。
「ああ、読んだ。でさ、ここに書いてある芹沢遥人ってキャラ、もしかして俺がモデル?」
お、終わった……。
芹沢はノートを開き、俺が描いた下手くそな芹沢の似顔絵と、キャラ設定が書かれたページを指差している。
ノートには、〝芹沢遥人〟という名前と、はっきりと〝学校一のイケメン〟〝陽キャ一軍〟〝健気攻め〟の文字。
「そっ、それはっ……あ、あの……」
俺は言葉に詰まり、なにも言えなかった。頬が燃えるように熱い。
なんて救いようのないばかなんだ。せめて、芹沢の名前だけでも変えておけばよかった。
「今日の昼休み、三階の空き教室で待ってるから」
「えっ……? ちょっ……!」
なぞのひとことだけを残し、芹沢は俺のノートを手にしたまま、佐伯たちのところへ歩いていってしまった。
芹沢の背中に向かって「ノート返して!」と叫びたかったけれど、声が出なかった。
芹沢をモデルにした小説のプロットを、まさか本人に見られてしまうなんて。
きっと芹沢は怒っているに違いない。
どうしよう……。またあの時のように、俺の好きなものをばかにされてしまったら……。
二年になって、やっとひとりきりの平穏を取り戻したのに――。
ちょっと待ってくれ。これは明らかに、非常にまずい事態になった。
昼休み。空き教室にて、クラスで一番人気者な芹沢とふたりきり。
「これって小説?」
向かい合って座っている芹沢の尋問に、俺は生きた心地がしないまま答えた。
「……しょ、小説じゃなくて、プロットです」
「なんで敬語なんだよ。てか、プロットって?」
「小説の前の段階っていうか、それを元に小説を書く的な……設計図みたいな感じ……です」
以前、ネットで調べた知識をつぶやく。芹沢は「へぇ、かっけー」と言いながら、俺がノートに書いた手書きの文字を興味深そうに目で追っていた。
「か、勝手にモデルにして、本当にすみませんでした。お、お金でも、なんでも差し出すので、SNSに晒すとか……し、しないでもらえると助かります」
どこに出しても恥ずかしい、俺のBL妄想が詰まったノート。その中身を頭に思い浮かべ、俺は赤い顔で芹沢に懇願した。
「なんだよ、それ。ちょっと傷ついたんだけど」
芹沢は少しだけ眉間に皺を寄せると、「誰にも言わねーし」とむっとしたように付け加える。
「ご、ごめんなさい……」
「謝んなくていいって。モデルにしてもらえたのすげぇうれしい。俺も自分のこと攻めって思ってるし」
「えっ……?」
聞き間違いだろうか。今、芹沢の口から〝攻め〟って……。
「あれ、もしかして誤解されてた? 俺、好きだよ」
俺はぽかんと口を開けた。
「BL。もともと姉貴がよく読んでてさ」
聞き慣れた単語が耳に届き、思わず身を乗り出した。
「ほんとに!?」
「うん」
「せ、芹沢、BL読むの?」
急に親近感が湧き、じっと芹沢を見上げた。芹沢は「お、敬語とれた」と飄々と笑っている。
「読むよ、BL。自分でも持ってるし、ときどき姉貴の本棚から借りる時もあるから」
「じゃ、じゃあ腐男子ってこと?」
かすかな希望を込めて聞いた俺に、芹沢は少しだけ首を傾げる。
「ふだんし? なにそれ」
「あ……え、えっと、BLが好きな男の人のことを、そう呼んだりします……。い、今言ったことは、忘れてください」
「待って待って。また敬語に戻ってんじゃん」
期待してしまった自分が恥ずかしくなって、赤面したままうつむく。やっぱり芹沢が、俺と同じ腐男子なわけがないのだ。
「……かわい」
芹沢の小さい笑い声と、つぶやきが聞こえる。
「……へ?」
「言いたくなかったらいいんだけどさぁ、鈴木って男が恋愛対象なわけ?」
「あっ、ちっ、違う……そっ、そういうわけじゃない!」
「あー……そっか」
なんだか残念そうな顔をしている……ような?
「鈴木は腐男子……なんだよな?」
「……あ、はい」
「じゃあ、俺にもいろいろ教えてよ。BLは好きだけど、まだまだ勉強中だから。俺も腐男子ってやつになりたい」
「で、でも」
「今まで読んだのだと、ピーヒャラ松子先生が好みだった。あと、小説だと石橋叩割先生」
ぱっと顔を上げて、芹沢を見る。
「お、俺も好き! すげぇ好き! 石橋叩割先生のは作家買いで、小説もコミカライズもぜんぶ持ってる!」
「やっぱ趣味一緒じゃん。鈴木が書いたこれも性癖ど真ん中だったから」
ノートを揺らしながら、芹沢が言った。
「ほんと……?」
「鈴木に嘘はつかねーって」
爽やかな笑顔で最高にうれしい言葉をぶつけられ、全身がどろどろに溶けそうになる。芹沢は圧倒的な光属性で、やっぱり俺の理想の攻めだ。
「あ……ありがとう、ごっ、ごじゃ、ります」
「みやびに噛みすぎだろ」
けらけらと笑われた俺は、顔が熱くてしかたなかった。
「お、俺、情けないんだけど……昔から緊張すると、噛んだり、赤面したりするから……」
そういう自分をいつまでたっても好きになれない。だからこそ、正反対な芹沢に惹かれ、憧れているのだ。
芹沢はなにを思っているのか、じっと俺を笑顔のまま見据えてくる。
「な、なに……?」
「かわいいなと思って」
「か……?」
一瞬、なにを言われたのか、わけがわからなかった。
「かわいいといえばさー、年下攻めって、かわいいよな」
「えっ、わ、わかる! 年下の攻めが生意気であればあるほどいいし、あがけばあがくほどいい!」
「解釈一致」
パンと右手でハイタッチを交わし、どちらからともなく笑った。
まるで殴り合った後、わかり合えた不良たちのような……。その比喩があっているかどうかはわからないけれど、少なくとも俺と芹沢には、言葉にできないなんらかの絆が生まれた気がしていた。
「このノートに書いてあるプロット? の小説は完成した?」
「ま、まだ。六割、七割……くらいかな」
「マジ? 読ませて」
ノリノリで笑う芹沢に見つめられ、そっと目を逸らす。
「でも……誰にも読ませたことないから」
「じゃあ、俺が鈴木の『読者第一号』になるわ」
誰かに読ませるなんて想像しただけで死にそうだ。ましてその相手がキャラのモデルである芹沢だなんて、もっとありえない。
そんな迷いを見透かしたように、芹沢は太陽みたいな笑みを浮かべる。
「俺にちょうだいよ。鈴木の『読者第一号』」
ぐっと覗き込んできた芹沢のきれいな瞳に、戸惑う俺が映っていた。
「決め台詞、やば……」
「キュンとした?」
「しょっ、……正直、しました。でも、もっとよくなるかも……。『俺にちょうだいよ、鈴木の〝ハジメテ〟』とか……? あ、〝ハジメテ〟はカタカナで」
「待って、エロい。さすが鈴木先生」
「……せっ、先生って呼ぶのやめて」
笑っている芹沢に、俺は大変申し訳ない気持ちで懺悔した。
「実は……最後まで書いたことないんだ、小説」
「え、マジ?」
「うん……。たいてい『これほんとにおもしろいんか病』を患って、途中で離脱しちゃうから……」
目下の悩みを素直につぶやくと、芹沢は切れ長の瞳をおかしそうに細めた。
「なおさら読みたくなった。鈴木のBL小説」
「……うぅ、でも」
「俺に鈴木の〝ハジメテ〟くれんの? くれないの? どっちなんだい! 筋肉ルーレットスタート!」
イケメンな芹沢らしからぬ冗談に、ぶはっ、と噴き出し、そのままツボにハマってしまって俺はしばらく笑っていた。
「思いのほかウケたわ。ってことで、俺にちょうだい、鈴木の〝ハジメテ〟」
そう笑う芹沢は、なんだかいつもより表情が柔らかい。
「……お、俺のでよければ、……あげる」
もうヤケクソだった。それに、いつか誰かに読んでもらいたい、そんな密かな願いを抱いていたことも事実だったから。
「ど、どうぞ」
スマホのメモアプリを立ち上げ、芹沢に差し出す。
「ノートじゃないんだ」
「あ……うん、小説はメモアプリに書いてる」
芹沢はメモアプリを、静かに読み始めた。芹沢に読んでもらうなんて無謀としか思えない。
もう無理。口から心臓出る。
芹沢は驚くような集中力であっという間に読み切ると、放心したようにぽつりとつぶやく。
「……めっちゃ続き気になるところで終わった」
「ほんと!? ていうか、ちゃんと小説になってる!? 受けに好感持てる!? 攻めはかっこいい!?」
「小説になってるって。すげぇな、鈴木。受けもめっちゃ好きだし、かわいい」
「……う、うれしい……ありがとう、芹沢」
「それにまぁ、攻めのモデルもいいから」
「ははっ、それはそう」
俺の中で芹沢の好感度が爆上がりしていた。なんていい読者第一号なんだろう。
「続き気になるわ。書いてよ、今」
「い、今……?」
「そう今」
初めて読んでもらえた高揚と、その読者第一号が芹沢であることに、とてもドキドキしていた。
「たしかに今なら続き、……書けるかも」
手元に戻ってきたスマホに、急いで脳内の妄想を書き留めた。実は一週間も止まっていた小説の続きが、嘘のように頭の中に沸き上がってくる。
「見づれぇわ。鈴木、ここ来て。ここなら俺も画面見えるから」
俺の隣でスマホの画面を覗き込んでいた芹沢が、もどかしそうに口を開いた。ここ、と指差された場所は、芹沢の足の間だった。
「……え、でも、な、……なんか変じゃない?」
「なんで? 変じゃないよ。ほら、早く」
芹沢の圧に押されるまま、彼の足の間に座った。
やっぱり芹沢は足が長いとか、いい香りがするとか、芹沢の顔が近くてハズいとか、そんな煩悩に呑み込まれそうな俺を知ってか知らずか、芹沢が耳元でささやいてくる。
「鈴木、居心地悪くない?」
「……ない、けど」
俺が椅子から落ちないように、ぐいっと体を引き寄せて芹沢が言った。
「それでは鈴木先生、読者第一号のために続きをお願いします」
「……は、はい」
そうだ、〝ハジメテ〟の読者の要望には応えなければ。
俺の腹に回る芹沢の手とか、俺の肩に乗る芹沢の整った顔とか、ミントの匂いのする息とか、初めて親以外の誰かに強く抱きしめられている感覚とか、そういうのは無視をして……。
「芹沢ー頼まれてた昼飯ー。って、え、なにしてんの?」
騒がしい足音が近づいてきたと思ったら、同じクラスの一軍連中、佐伯と岩崎と竹内が少しだけ面食らったみたいに俺たちを見つめていた。
彼らは順番につぶやく。
「鈴木だー」
「芹沢に捕獲されてるし」
「お前ら、そんな仲良かったっけ?」
のんきな笑顔をしているのが佐伯、その肩を抱いてからかうように笑っているのが竹内で、怪訝そうにしているのが岩崎だ。
彼らはそれぞれ背が高く、もちろん顔面偏差値も俺よりはるかに高い。
「捕獲してねぇよ。交流を深めてるとこ」
「……芹沢の一方通行じゃなくて?」
竹内の疑問は、俺の疑問でもある。
「ちげーし。だよね? 鈴木。なぁ、そうだろ。そうだって言えよ」
「その言い方がすでに、一方通行なんだけど」
佐伯がけらけらと笑い、近い席に腰を下ろす。それを合図に、岩崎、竹内も続いた。
「まあいいわ。メシ食っていい?」
「どーぞどーぞ」
柔道部の太い腕を駆使し、岩崎が総菜パンの袋を開ける。
「彼女が作ってくれたんだよねー」
ノロケている佐伯は、手作りの弁当。竹内は購買で売っている、からあげ弁当を食べ始めた。
和やかな昼休みだ。俺以外は。
「あのさ、芹沢」
完全に正気に戻った俺と、「ん?」と相変わらず距離の近い芹沢。
「俺もご飯、た、食べようかな? か、買ってこないと」
芹沢の腕から逃れようとしたのに、うんともすんとも言わない。なんて馬鹿力だ。
「大丈夫。鈴木の分も買ってきたって」
「俺らが、な?」
竹内のツッコミに、へらへらと芹沢が笑った。
「金出したのはね、俺だからね。それはわきまえないと」
「ねぇ~~、当たり前のことをさもえらそうに言う~~。芹沢構文~~」
佐伯の台詞を聞き流し、芹沢は俺を抱きしめていないほうの手で、竹内からレジ袋を受け取った。
今なら逃げられるかもしれないと腰を浮かせる。けれど、逆にぐいっと引き寄せられ、さらに芹沢との距離がゼロに近づいてしまった。
「鈴木、どれがいい?」
「め、明太子おにぎり……」
「俺はサンドイッチにしよー。ツナマヨあげるわ。たまねぎ辛くて食べらんないんだよね、俺」
どうやら芹沢はイケイケな見た目に似合わず、口がおこちゃまのようだ。
「鈴木は俺が食べさせるから、続き書いて」
「どういう状況なん?」と竹内。
「シュールすぎ」と佐伯。
芹沢は丁寧におにぎりの海苔を巻き、口元に差し出してくる。もうなにを言っても無駄なような気がして、俺はぱくりとそれを頬張った。
「おいしい?」
「お、おいしい……けどさ、やっぱ変じゃない?」
「変じゃないって」
おにぎりを咀嚼しながら、スマホをぎゅっと掴む。わからない、俺にはなにが正解なのか。
「鈴木、なんの労働させられてんの?」
「弱み握られてる系?」
「だめでーす。俺と鈴木だけの秘密でーす」
「……嫌だったら、俺らにマジで言って? こいつ、ワガママボーイだから」
「鈴木先生は集中してんだよ。話しかけんな」
人様に食べさせてもらうなんて、幼稚園以来じゃないだろうか。
続き続き、とせがんでくる読者第一号の芹沢。無視できるわけもなく、小説を書きながら、芹沢が口元に運んでくるおにぎりをむしゃむしゃと食べた。
「なんなの、お前ら。笑えんだけど」
「鈴木の効率を上げるための、『芹沢システム』だから」
ふざけた芹沢に、三人がそろって「「「なんだそれ」」」と総ツッコミしている。
俺はタイミングよく差し出してくる芹沢の手つきに感心しながら、自然と口を開けていた。……案外、いいシステムかもしれない。
「鈴木にこうして食べさせてると、アレ思い出すなーアレ」
「なんだよ」
「牧場でウサギに餌あげるやつ」
高一の時に行った研修旅行のことだろう。去年は芹沢たちとは別のクラスだった。
俺もウサギに餌をあげたかったのに、なぜか俺の番になったら、ウサギはこっちを見もしなかった。
「芹沢、あのウサギにかわいいかわいいって、餌やりすぎてたもんな」
お前が原因か、芹沢。
「満腹になってるウサギもかわいかった」
「……なんか微妙にヤンデレを感じんだよなぁ」
「は? 俺は健気攻めだし。なぁ、鈴木?」
芹沢の言葉にびっくりして咳き込んでいると、不思議そうな顔で佐伯が「攻めってなに?」と聞いてくる。
「いや、こっちの話」
「……どうせ、BLだろ。芹沢、好きだから」と岩崎。
驚いたことに、芹沢がBLのことを話すのは今に始まったことではないらしい。
「つうか、どこが『健気』だよ。『ワガママ』の間違いだろ」
「あぁ? やんのか、こら」
佐伯たちの態度はとてもフラットで感心してしまった。彼らは顔面偏差値が高いばかりか、気遣いもできるらしい。
「鈴木、手が止まってる。書いて」
「……あ、ああ、うん、ごめん」
「あとちゃんと食べて。細すぎ」
芹沢の手が俺のあばらをするりと撫でる。びくっと少しだけ体が反応してから、今さらながら真実に気がついた。
こんな状況で書けるわけがないて、芹沢。
ここまでお読み頂いてありがとうございました!
2025/12/20 発売です!
どうぞよろしくお願いいたします~! December 12, 2025
2RP
【第14回AthReebo経営者交流会】
12/12は弊社が2ヶ月にアスリート×ビジネスの対談イベントの第14回目を開催させていただき、
今回は、パリオリンピックで金メダルを獲得した角田夏実さんさんにお越しいただきました。
見た目からは柔道家だとは分からないですが、世界一の巴投げをされる方で、巴投げでも同じものはなく、全て違う入り方をされているというのはとても印象的でした。
アスリート思考がめちゃくちゃ散りばめられたお話がとても興味深く、常に最悪を想定して準備をして、試合ではやるだけという悲観的準備思考をとても強く持たれていました。
だからこそ、試合では特別なことをしないというところはまさに世界一の準備をしてきた方の重みのある言葉でした。
僕自身は、本番で気合が空回りするタイプだったので、現役時代にこんなメンタリティで臨めたら良かったなととても勉強になりました。
アスリートが実践されてきた思考はビジネスシーンにおいても共通項がとても多いです。
「アスリートってメンタルが強い」そんなことをよく言われたりもしますが、これは意図的に設計できるものだったりすることが今となってわかりました。
その方法を弊社が提供するアスリート思考メソッドでお伝えをしています。
ご興味のある方はぜひお話しさせてください。 December 12, 2025
2RP
忍極11話見た大量のイケメンがアニメ化されてしまった…🤭原作も公開されたから柔道ヤワラの若君様!とか推しに助けられる話とか良いんでアニメで見たかったけどよくまとまっててすごいなと。 December 12, 2025
2RP
楽しそうに練習を見ている小原拳哉選手と森健心選手と髙藤直寿選手!
#パーク24柔道部
#PARK24judo
#小原拳哉
#森健心
#髙藤直寿 https://t.co/3TbgrJduUW December 12, 2025
2RP
【穴旅♡〜47都道府県で犯しちゃうぞ〜】
穴旅第3弾は岡山の柔道男子・篠原君(34)
豪快そうで実はとっても恥ずかしがり?な篠原君が初体験でお漏らしするかのように...❤️
⬇️1月7日(水)まで限定公開/単品販売も
https://t.co/0aGOD8MYgN https://t.co/e3huTVaNoa December 12, 2025
2RP
今日は柔道指導の日🥋
晩ごはんは
・焼きそば
疲れた身体に粉もんは最高!
-196ダブルグループフルーツで
カンパーイ🍻 https://t.co/RR0T0QS7JM December 12, 2025
1RP
【OB会事務局からのお知らせ】
毎年恒例の新年会ですが、令和8年は中止とさせていただきます。開催に向けてOB会と柔道部で日程の調整を行いましたが、合宿・大会・試験により1月・2月中に日程確保ができませんでした。楽しみにされていた皆様、誠に申し訳ございません。ご理解の程お願い致します。 December 12, 2025
1RP
@QQ50065626QQ QQ太郎さん、こんばんは😃
アマテさん着弾の際は柔道・柔術技だったので今回はプロレス技にしてみました😊
…が、やはり初回のアマテさんの方が受けが良かったみたいです https://t.co/03eEwy78E6 December 12, 2025
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DG――――――――――――――――――
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@yamato_rwf これは本当に大事な話。
柔道耳=格闘技経験者の可能性が高く、酔ってたらなお危険。
プライド刺激した瞬間にスイッチ入るタイプも多い。
海外では「勝てるか」じゃなく「関わらない」が正解。
逃げる判断は臆病じゃなくて、命を守る最適解です。 December 12, 2025
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