岡嶋二人 トレンド
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2025.12.10 16:00
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38年前、1987年12月10日、岡嶋二人『そして扉が閉ざされた』が発刊となりました。
講談社単行本、講談社文庫版、講談社文庫新装版それぞれの帯付き書影です。
この頃、講談社では「推理特別書下ろし」シリーズという形で若手(?)ミステリー作家の書下ろし小説を月に何冊かずつ刊行していました。その中の一篇です。
僕自身ははっきりとした記憶を持っていないのですが、島田荘司さんにこの小説のことを「唯一徹底した『本格』を書いてやろうという決意のもとに書いたもの」と言ったことがあるのだそうで、それを島田さんは「解説」に取り上げてくださっています。
まあ、ですからこれは「本格ミステリー」です(o^^o)
この『そして扉が閉ざされた』は僕の発想から書いたものなのですが、相棒徳山は本格推理小説が好きで、彼が出してくるアイデアの大半(というより全て)が本格物でした。(本格推理小説として書かれることを前提として、アイデア出しがなされていました)
それを僕は、倒叙ミステリーに変えたり、サスペンス小説に変形したりしていました。
徳山がその僕の変更に文句を言ったことは一度もありませんでした。彼は、自分の役割は「トリックと事件のあらましの創出」だと決めていたようでした。(そんな取り決めは一切ありませんでしたが) December 12, 2025
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