天皇杯 スポーツ
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2025.12.03 17:00
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強いチームとそうでないチーム。
両者の差は、スタメン11人の実力だけで決まるわけではない。
僕がプロとして肌で感じた「強さ」の象徴は、2011年にJリーグ優勝を果たしたあの年のチームにある。
あのシーズン、特別だったのは試合に出ていない選手たちの熱量だった。
ただ淡々と練習に参加するのではなく、
「紅白戦で結果を残せばスタメンを奪える」。
監督がそういう明確なメッセージと基準を示していたからこそ、
ベンチやメンバー外の選手は常にギラついていた。
そして面白いのは、紅白戦の強度が公式戦以上の日もあったこと。
メンバー外が本気で先発を食いに来る。
先発組もそこを抜かれるわけにはいかない。
練習から火花が散り、削り合い、声が飛び交い、
完全に戦いだった。
週末の相手より、平日の紅白戦のほうが強い。
その逆説を現場で確かに体感した。
そしてこの姿勢は、いざという瞬間にチームを救う。
2012年天皇杯準決勝で怪我をしてしまい、決勝に出られなかった。
悔しさと無念が渦巻いた。
でも代わりに出場した選手が決勝ゴールを決め、チームは優勝した。
あれは偶然ではない。
普段から紅白戦で自分を磨き、準備し続けていたからこそ、
突然の出番に強かった。
だから確信している。
強いチームとは、11人が強いチームではない。
試合に出られない時間を「腐る時間」にせず
「自分を研ぎ続ける時間」にできる選手が多いチーム。
その積み重ねが紅白戦の温度を上げ、練習を本物にし、
主力が不在でも揺るがない強さを生む。
2011年に経験したあの優勝は、まさにその象徴だった。
そして今も選手たちに伝えたい。
出られない時間をどう使うかで、未来は変わる。
その姿勢が、いつか歴史を作る力に変わる。 December 12, 2025
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【2025シーズンの御礼】
クラブから契約満了のリリースも始まってしまいましたが改めて。SC相模原に関わる皆さん、今シーズンもお疲れ様でした。そして1年間ありがとうございました。今季は本当に山あり谷あり。色んなことがありましたが、僕は今年のチームも大好きでした。
ベテランがチームを引き締め、2人の大卒ルーキーが躍動し、外国籍選手たちは文字通り助っ人らしい活躍でチームを牽引。途中加入の選手もあっという間にチームに溶け込み、レンタル組の選手たちもすっかり“ウチの子”になりましたね。
最終節・栃木シティ戦のスタメン発表前にも話しましたが、「来年もうちでプレーして、またファン感で踊れば良いじゃない!」と言いたくなるくらい、素晴らしい仲間たちだったと思います。
そしてシーズン序盤は出場機会に恵まれなかった選手たちも、ひとたびピッチに立てば「俺はここにいるぞ!」と言わんばかりに、そのプレーで魅せてくれました。出られない時にモチベーションを落としてしまうのではなく、いつ出番が来ても100%で戦えるよう、そしてそのチャンスをモノにできるよう、チームのトレーニング以外でもひた向きに準備を重ねてきたのが伝わってきました。
スタジアムMCとして、久々の出場となる選手の名前を呼ぶ時はより一層「さあ行ってこい!!」という思いを込めて名前をコールしてきたつもりです。別にそれで試合の結果が変わるわけではないですし、正直そんなのMCの自己満足でしかありません。それでも、彼らの気合の入ったプレーを見る度になぜだかこちらも誇らしい気持ちになり、自然と胸が熱くなりました。
そしてSC相模原の2025シーズンを振り返るなら、天皇杯での躍進に触れないわけにはいきませんね。水戸ホーリーホック、ジュビロ磐田、川崎フロンターレ、ブラウブリッツ秋田と上位カテゴリー4クラブを破ってのベスト8進出。あと僅かに及ばなかった準々決勝・ヴィッセル神戸戦も含めて、フットボールという競技の魅力が存分に詰まった5試合だったと思います。2025年夏、シュタルフ悠紀リヒャルト監督に率いられたチームが残した足跡を、決して忘れることはありません。クラブ史に残る偉業を現場で見届けたサガミスタの1人として、これからもずっと語り継いでいきたいと思います。
昨晩、ここまで書いたところでクラブから契約満了選手に関するリリースが始まりました。いよいよ「終わってしまったんだな」という現実を突きつけられています。別れの季節は寂しいものですね。1人残らず、みんなチームのために身を粉にして戦ってくれた選手ばかりでしたから。
良きご縁によって移籍先が決まることを願うばかりですし、“いつかまた一緒に”という思いです。またギオンスに帰ってきてくれたら、そのユニフォームの色が何色であれ、最大限のリスペクトを込めてお名前を呼びたいと思います。
そして、今季限りで現役を引退した田代真一選手。19年間の現役生活、本当にお疲れ様でした。最後にSC相模原でプレーしてくださったことを嬉しく思います。若手選手たちに与える影響も絶大だったはずですし、プロとして生き抜いていく上で必要な「厳しさ」を示してくれた選手でした。引退セレモニーでのスピーチも、お二人の息子さんからのメッセージも素晴らしかった……。司会進行の声が震えないようにするのに必死でした。
偉大な選手のキャリアのクライマックスを間近で見届けられたことも、今季の大事な思い出の1つです。第2の人生も充実したものになることを、心から願っています。
最後に、大好きなサガミスタの皆さん。僕はたまたま縁あって地元・相模原のクラブでスタジアムMCを務めることになりましたが、そのチームのサポーターが皆さんで本当に良かったといつも感じています。常に選手に寄り添い、どんな時でも前を向いてサポートし続けるサガミスタの声は、今季も選手たちにしっかり届いていたはずです。
西山拓実選手が久々に先発してフル出場を果たした第32節の対松本山雅FC戦。試合後の取材の中で、彼もサガミスタの後押しについて触れていました。
「3ヶ月振りの先発だったので正直不安もあったんですけど、今日はアップに入る時にサガミスタの皆さんが僕のチャントを最初に歌ってくれて。“待っていてくれたんだな”と感じましたし、すごく気持ちが高まりました」
長いシーズン、どんなチームであっても、流れが良い時もあればそうでない時もあります。そんな中でも常に選手1人1人の気持ちに寄り添ったサポートがあるからこそ、相模原に来た選手の多くが「サガミスタは本当に温かい」「彼らに勝利を届けたい」と度々言ってくれているのだと思います。私自身、過去倭国代表に始まりJ1~J3まで多くの選手を取材させていただいてきましたが、ここまで選手からサポーターへの(定型文ではない)感謝の言葉が出るクラブ、そんなに多くありませんからね。SC相模原が今後も大切に継承していくべき文化の1つだと思っています。
今季は別の仕事との噛み合わせが悪くアウェイゲームにはなかなか足を運べませんでしたが、磐田や等々力、平塚で行われた天皇杯ではゴール裏で皆さんと一緒に応援させていただきました。来季以降もまたお邪魔して全緑で戦っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
2022年にSC相模原のスタジアムMCに起用していただき、次が5年目。どうやら無事に来季も任せていただけそうな雰囲気です。新シーズンもまた聖地・ギオンスで、そしてアウェイと天皇杯のゴール裏でお会いしましょう。
今シーズンも本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。来シーズンも引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!
#SC相模原
#スタジアムMC
#福田悠 December 12, 2025
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県によると、Jリーグのチームが県内でキャンプをするのは、1994年に横浜マリノス(当時)が五戸町で行って以来という。
天皇杯Vの町田ゼルビア、来夏キャンプを青森で 黒田監督ゆかりの地:朝日新聞 https://t.co/275rYJBVBE December 12, 2025
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