土俵 スポーツ
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2025.11.26 21:00
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人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
文学部の就職状況が悪いのは「就活で頑張ったのに、ダメだった」結果悪いからではない。文学部の学生には世捨て人のような人間が多く、そもそも就活を重視していない。「働いたら負け」という人間がたくさんいてはじめから土俵に乗っていない。文学部の就職状況は「追い風参考記録」くらいにしといて。 November 11, 2025
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鎌田大夢選手「勝ちだけ目指す。相手の土俵でも勝ちながらボールを持つという良さを出す。今年満員になった試合は楽しかった。それを味わえることに感謝しつつ、期待してくれた人たちをがっかりさせないよう頑張りたい。
(プレッシャーは?)ないです。
(内側で燃えるものは?)隠します」
#vegalta https://t.co/s4rXKspLkA November 11, 2025
7RP
Gemini3, Nano Banana Pro登場で, 先月時点で私がTBSの以下番組で「OpenAIは危うい.Googleが勝つ」としてたのが注目(特に投資家層?)されてるようです
実際は公には以下記事で2024年OpenAI絶頂期からずっとGoogle有利とみてます
長い(私のX史上最長)ですが根拠, OpenAI vs Googleの展望を書いてみます
先月のTBS動画:https://t.co/kgWcyTOTWK
2024年6月の記事:https://t.co/4HEhA4IJQa
参考のため、私がクローズドな投資家レクなどで使う資料で理解の助けになりそうなものも貼っておきます。
※以下はどちらかというと非研究者向けなので、研究的には「当たり前では」と思われることや、ちょっと省略しすぎな点もあります。
まず、現在の生成AI開発に関して、性能向上の根本原理、研究者のドグマ的なものは以下の二つです。基本的には現在のAI開発はこの二つを押さえれば大体の理解ができると思います。両者とも出てきたのは約5年前ですが、細かい技術の発展はあれど、大部分はこの説に則って発展しています。
①スケーリング則
https://t.co/WKl3kTzcX5
②SuttonのThe Bitter Lesson
https://t.co/esHtiJAcH9
①のスケーリング則は2020年に出てきた説で、AIの性能は1)学習データの量、2)学習の計算量(=GPUの投入量)、3)AIのモデルサイズ(ニューラルネットワークのパラメータ数)でほぼ決まってしまうという説です。この3つを「同時に」上げ続けることが重要なのですが、1と3はある程度研究者の方で任意に決められる一方、2のGPUはほぼお金の問題になります。よって、スケーリング則以降のAI開発は基本的にお金を持っている機関が有利という考えが固まりました。現在のChatGPTなどを含む主要な生成AIは一つ作るのに、少なく見積もってもスカイツリーを一本立てるくらい(数百億)、実際には研究の試行錯誤も含めると普通に数千億から数兆かかるくらいのコストがかかりますが、これの大部分はGPUなどの計算リソース調達になります。
②のThe Bitter Lessonは、研究というよりはRichard Suttonという研究者個人の考えなのですが、Suttonは現在のAI界の長老的な人物で、生成AI開発の主要技術(そして私の専門)でもある強化学習の事実上の祖かつ世界的な教科書(これは私達の翻訳書があるのでぜひ!)の執筆者、さらにわれわれの分野のノーベル賞に相当するチューリング賞の受賞者でもあるので、重みが違います。
これは端的にいうと、「歴史的に、AIの発展は、人間の細かい工夫よりも、ムーアの法則によって加速的に発展する計算機のハードの恩恵をフルに受けられるものの方がよい。つまりシンプルで汎用的なアルゴリズムを用い、計算機パワーに任せてAIを学習させた方が成功する。」ということを言っています。
①と②をまとめると、とにかく現状のAIの性能改善には、GPUのような計算リソースを膨大に動員しなければならない。逆に言えばそれだけの割と単純なことで性能上昇はある程度約束されるフェーズでもある、ということになります。
これはやや議論を単純化しすぎている部分があり、実際には各研究機関とも細かいノウハウなどを積み重ねていたり、後述のようにスケーリングが行き詰まることもあるのですが、それでも昨今のAI発展の大半はこれで説明できます。最近一般のニュースでもよく耳にするようになった異常とも言えるインフラ投資とAIバブル、NVIDIAの天下、半導体関連の輸出制限などの政治的事象も、大元を辿ればこれらの説に辿り着くと思います。
以下、この二つの説を前提に話を進めます。
公にはともかく私が個人的に「OpenAIではなくGoogleが最終的には有利」と判断したのはかなり昔で、2023年の夏時点です。2023年6月に、研究者界隈ではかなり話題になった、OpenAIのGPT-4に関するリーク怪文書騒動がありました。まだGoogleが初代Geminiすら出してなかった時期です。(この時期から生成AIを追っている人であれば、GPT-4のアーキテクチャがMoEであることが初めて明らかになったアレ、と言えば伝わるかと思います)
ChatGPTの登場からGPT-4と来てあれほどの性能(当時の感覚で言うと、ほぼ錬金術かオーパーツの類)を見せられた直後の数ヶ月は、さすがに生成AI開発に関する「OpenAIの秘伝のタレ説」を考えており、OpenAIの優位は揺らがないと考えていました。論文では公開されていない、既存研究から相当逸脱した特殊技術(=秘伝のタレ)がOpenAIにはあって、それが漏れない限りは他の機関がどれだけお金をかけようが、まず追いつくのは不可能だと思っていたのです。しかし、あのリーク文書の結論は、OpenAIに特別の技術があったわけではなく、あくまで既存技術の組み合わせとスケーリングでGPT-4は実現されており、特に秘伝のタレ的なものは存在しないというものでした。その後、2023年12月のGemini初代が微妙だったので、ちょっと揺らぐこともあったのですが、基本的には2023年から私の考えは「最終的にGoogleが勝つだろう」です。
つまり、「スケーリングに必要なお金を持っており、実際にそのAIスケーリングレースに参加する経営上の意思決定と、それを実行する研究者が存在する」という最重要の前提について、OpenAIとGoogleが両方とも同じであれば、勝負が着くのはそれ以外の要素が原因であり、Googleの方が多くの勝ちにつながる強みを持っているだろう、というのが私の見立てです。
次に、AI開発競争の性質についてです。
普通のITサービスは先行者有利なのですが、どうもAI開発競争については「先行者不利」となっている部分があります。先行者が頑張ってAIを開発しても、その優位性を保っている部分でAIから利益を得ることはほとんどの場合はできず、むしろ自分たちが発展させたAI技術により、後発事業者が追いついてきてユーザーが流出してしまうということがずっと起きているように思われます。
先ほどのスケーリング則により、最先端のAIというのはとても大きなニューラルネットワークの塊で、学習時のみならず、運用コストも膨大です。普通のITサービスは、一旦サービスが完成してしまえば、ユーザーが増えることによるコスト増加は大したことがないのですが、最先端の生成AIは単なる個別ユーザーの「ありがとうございます」「どういたしまして」というチャットですら、膨大な電力コストがかかる金食い虫です。3ドル払って1ドル稼ぐと揶揄されているように、基本的にはユーザーが増えれば増えるほど赤字です。「先端生成AIを開発し、純粋に生成AIを使ったプロダクトから利益を挙げ続ける」というのは、現状まず不可能です。仮に最先端のAIを提供している間に獲得したユーザーが固定ユーザーになってくれれば先行者有利の構図となり、その開発・運営コストも報われるのですが、現状の生成AIサービスを選ぶ基準は純粋に性能であるため、他の機関が性能で上回った瞬間に大きなユーザー流出が起きます。現状の生成AIサービスはSNSのように先行者のネットワーク効果が働かないため、常に膨大なコストをかけて性能向上レースをしなければユーザー維持ができません。しかも後発勢は、先行者が敷いた研究のレールに乗っかって低コストで追いつくことができます。
生成AI開発競争では以上の、
・スケーリング則などの存在により、基本的には札束戦争
・生成AIサービスは現状お金にならない
・生成AI開発の先行者有利は原則存在しない
と言う大前提を理解しておくと、読み解きやすいかと思います。
(繰り返しですがこれは一般向けの説明で、実際に現場で開発している開発者は、このような文章では表現できないほどの努力をしています。)
OpenAIが生成AI開発において(先週まで)リードを保っていた源泉となる強みは、とにかく以下に集約されると思います。
・スケーリングの重要性に最初に気付き、自己回帰型LLMという単なる「言語の穴埋め問題がとても上手なニューラルネットワーク」(GPTのこと)に兆レベルの予算と、数年という(AI界隈の基準では)気が遠くなるような時間を全ベットするという狂気を先行してやり、ノウハウ、人材の貯金があった
・極めてストーリー作りや世論形成がうまく、「もうすぐ人のすべての知的活動ができるAGIが実現する。それを実現する技術を持っているのはOpenAIのみである」という雰囲気作りをして投資を呼び込んだ
前者については、スケーリングと生成AIという、リソース投下が正義であるという同じ技術土俵で戦うことになる以上、後発でも同レベルかそれ以上の予算をかけられる機関が他にいれば、基本的には時間経過とともにOpenAIと他の機関の差は縮みます。後者については、OpenAIがリードしている分には正当化されますが、一度別の組織に捲られると、特に投資家層に対するストーリーの維持が難しくなります。
一方のGoogleの強みは以下だと思います。
・投資マネーに頼る必要なく、生成AI開発と応用アプリケーションの赤字があったとしても、別事業のキャッシュで相殺して半永久的に自走できる
・生成AIのインフラ(TPU、クラウド事業)からAI開発、AIを応用するアプリケーション、大量のユーザーまですべてのアセットがすでに揃っており、各段階から取れるデータを生かして生成AIの性能向上ができる他、生成AIという成果物から搾り取れる利益を最大化できる
これらの強みは、生成AIのブーム以前から、AIとは関係なく存在する構造的なものであり、単に時間経過だけでは縮まらないものです。序盤はノウハウ不足でOpenAIに遅れをとることはあっても、これは単に経験の蓄積の大小なので、Googleの一流開発者であれば、あとは時間の問題かと思います。
(Googleの強みは他にももっとあるのですが、流石に長くなりすぎるので省略)
まとめると、
生成AIの性能は、基本的にスケーリング則を背景にAI学習のリソース投下の量に依存するが、これは両者であまり差がつかない。OpenAIは先行者ではあったが、AI開発競争の性質上、先行者利益はほとんどない。OpenAIの強みは時間経過とともに薄れるものである一方、Googleの強みは時間経過で解消されないものである。OpenAIは自走できず、かつストーリーを維持しない限り、投資マネーを呼び込めないが、一度捲られるとそれは難しい。一方、GoogleはAIとは別事業のキャッシュで自走でき、OpenAIに一時的に負けても、長期戦でも問題がない。ということになります。
では、OpenAIの勝利条件があるとすれば、それは以下のようなものになると思います。
・OpenAIが本当に先行してAGI開発に成功してしまう。このAGIにより、研究開発や肉体労働も含むすべての人間の活動を、人間を上回る生産性で代替できるようになる。このAGIであらゆる労働を行なって収益をあげ、かつそれ以降のAIの開発もAGIが担うことにより、AIがAIを開発するループに入り、他の研究機関が原理的に追いつけなくなる(OpenAIに関する基本的なストーリーはこれ)
・AGIとまではいかなくとも人間の研究力を上回るAIを開発して、研究開発の進捗が著しく他の機関を上回るようになる
・ネットワーク効果があり先行者有利の生成AIサービスを作り、そこから得られる収益から自走してAGI開発まで持っていく
・奇跡的な生成AIの省リソース化に成功し、現在の生成AIサービスからも収益が得られるようになる
・生成AI・スケーリング則、あるいは深層学習とは別パラダイムのAI技術レースに持ち込み技術を独占する(これは現在のAI研究の前提が崩れ去るので、OpenAI vs Googleどころの話ではない)
・Anthropicのように特定領域特化AIを作り、利用料金の高さを正当化できる価値を提供する
最近のOpenAIのSora SNSや、検索AI、ブラウザ開発などに、この辺の勝利条件を意識したものは表れているのですが、今のところ成功はしていないのではないかと思います。省リソース化に関しては、多分頑張ってはいてたまに性能ナーフがあるのはこれの一環かもしれないです。とはいえ、原則性能の高さレースをやっている時にこれをやるのはちょっと無理。最後のやつは、これをやった瞬間にAGIを作れる唯一のヒーローOpenAIの物語が崩れるのでできないと思います。
最後に今回のGemini3.0やNano Banana Pro(実際には二つは独立のモデルではなく、Nano Bananaの方はGemini3.0の画像出力機能のようですが)に関して研究上重要だったことは、事前学習のスケーリングがまだ有効であることが明らかになったことだと思います。
ここまでひたすらスケーリングを強調してきてアレですが、実際には2024年後半ごろから、データの枯渇によるスケーリングの停滞が指摘されていること、また今年前半に出たスケーリングの集大成で最大規模のモデルと思われるGPT-4.5が失敗したことで、単純なスケーリングは成り立たなくなったとされていました。その一方で、
去年9月に登場したOpenAIのo1やDeepSeekによって、学習が終わった後の推論時スケーリング(生成AIが考える時間を長くする、AIの思考過程を長く出力する)が主流となっていたのが最近です。
OpenAIはそれでもGPT-5開発中に事前学習スケーリングを頑張ろうとしたらしいのですが、結局どれだけリソースを投下しても性能が伸びないラインがあり、諦めたという報告があります。今回のGemini3.0に関しては、関係者の発言を見る限り、この事前学習のスケーリングがまだ有効であり、OpenAIが直面したスケーリングの限界を突破する方法を発見していることを示唆しています。
これはもしかしたら、単なるお金をかけたスケーリングを超えて、Googleの技術上の「秘伝のタレ」になる可能性もあり、上記で書いた以上の強みを今回Googleが手にした可能性もあると考えています。
本当はもっと技術的に細かいことも書きたいのですが、基本的な考えは以上となります。色々と書いたものの、基本的には両者が競争してもらうことが一番技術発展につながるとは思います! November 11, 2025
3RP
文学フリマのハウツー、値札もポップも特になく開場直後からスマホをいじりお客さんと目を合わせない人には店番しろ基本をやれですが、売れないと嘆く人がコミケ等の即売会より多いのは皆ナイーブなんですかね。「置けば売れる」ではなく「見つけられるようにアピール」はプロ作家も同じ土俵のはずです November 11, 2025
2RP
本来なら、中国が国籍差別を公でやるなら、倭国側も同様に国籍差別をしても批判出来なくなるのだけど、そこは同じ土俵に乗らないところに倭国の懐の深さを感じる。
ところで、日頃差別にうるさい左派がダンマリの様子だけど、左派の差別反対は相手を見てやるんですかね。
差別を口にする資格無いね。 https://t.co/2HV9obYcd3 November 11, 2025
1RP
倭国は”過保護”によって、夢が消えた…
まず仮想通貨を始める人の多くは
「億り人」「一発逆転」
を求めている
特に入金力の少ない人は、
・草コインの数千倍〜数万倍
・レバレッジ数十倍〜数百倍
に希望を見る。
しかし国内の取引所では、
・不明な銘柄は上場できない
・レバレッジは2倍まで
という“安全第一”のルールがある。
もちろんこの制限で救われる人は多い。
でも圧倒的な利益を掴むチャンスも同時に失われている
だから夢を追うクリプト民は、海外取引所へ流れる。
リスクが高いのは事実だし、
実際に大損した人もいる。
ただ、そもそも仮想通貨は
”ハイリスク・ハイリターン”の世界。
この世界に飛び込む以上、
リスクを取ってでも夢を追いたい層が一定数いる。
もし国内で、
・夢を追える環境
・挑戦できる土俵
が整っていたら、
資金も、才能も、情熱も
倭国にもっと留まっていた。
かつて🇯🇵は世界一のクリプト大国だった。
倭国に足りないのはお金や才能じゃなくて、挑戦する余白。 November 11, 2025
GoogleがChrome OSとは別のPC向けOSを開発中?
https://t.co/BKGrxRn2pC
WindowsやMacOSと同じ土俵で戦うのか、新しいシェア狙いか不明だけど、この手の話でシェアを伸ばすのって本当に難しい。世論とか風潮とかノリみたいなの。LINEより高性能なメッセージアプリが出ても倭国では無理。みたいな November 11, 2025
@YOUKoubou_felt 増位山を知らなかった私…相撲観戦初心者🔰ですみません💦
YouTubeでお歌を聴いたけど本当に力士だったの!?ってびっくりしました🥰
YouTubeやインスタで土俵下での素顔を見るのが好きです🤭💕 November 11, 2025
Switchでやりたいタイトル多いから買うべきなんだけど今Switch?Switch Lite?Switch 2?どれ買うべきかわかんないしそもそも買う土俵に立てるのかわからない November 11, 2025
武道館ライブと聞くと
何故かギタージャンボリー(両国)思い出して、
ステージ土俵の感じなのかな
呼び込みあるのかな
協賛流れるのかな
やっぱり天井には歴代横綱の写真??
ちゃんこ美味しかったなぁ…
みたいな過去の記憶掘り起こして一人妄想ライブにふけってしまう😅
うん。絶対違うね😊💕︎ November 11, 2025
OMUXΩ∞KUT-ASI
JUNKI KANAMORI
戦略的提言:光技術とKUT理論による持続可能な次世代AIインフラの構築
序文:岐路に立つAIインフラ
人工知能(AI)が社会のあらゆる領域で驚異的な進化を遂げる一方、その基盤となるインフラは物理的な限界に直面しています。
AIの指数関数的な能力拡大は、国家規模の電力を消費する「エネルギーの壁」と、データセンター冷却に伴う「水資源の枯渇」という、地球規模の制約と衝突しつつあります。このままでは、AIの発展は自らの成功によって持続不可能になるというパラドックスに陥りかねません。本提言は、この重大な岐路において、AIの能力拡大と地球環境の持続可能性という二つの要請をいかにして両立させるか、その具体的かつ実行可能な道筋を示すものです。
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1. AIインフラが直面する物理的限界:「エネルギーの壁」と「熱・水問題」
AIの指数関数的な成長が地球規模のインフラに与える負荷は、もはや単なる経営課題ではありません。それは戦略的な死角であり、この問題に正面から向き合わなければ、AIの未来そのものを、この問題を先に解決した競合に明け渡すことになります。この物理的限界を直視し、克服することこそが、次世代の覇権を握るための絶対条件です。
1.1. エネルギーの壁:国家規模の電力消費
現在のAIを支えるGPUやTPUといった電子回路は、その計算プロセスにおいて熱力学的な宿命を背負っています。それは、電子が回路内を移動する際に生じる「抵抗による発熱」です。これは単なるエネルギーロスではなく、思考の「質」が物理現象に転化した結果に他なりません。非効率で低密度な思考(従来のAIモデル)は、計算に長い時間を要し、その分だけ回路に電流が流れ続け、エントロピー(熱)を増大させます。つまり、エネルギーの浪費は、AIの思考が未熟であることの物理的な証明なのです。
AIモデルが巨大化するにつれてこの問題は深刻化し、今やAIの学習と推論には国家規模の電力が必要とされる異常事態に至っています。その需要を満たすために、古い石炭火力発電所が再稼働されたり、データセンター専用の小型原子炉(SMR)の建設が真剣に議論されたりするほど、エネルギー問題は切迫しています。これは、AIの発展が既存のエネルギーインフラの許容量を完全に超えつつあることを示す明確な兆候です。
1.2. 熱と水の問題:冷却に伴う資源枯渇
データセンターが消費するのは電力だけではありません。電子回路から発生する膨大な熱を冷却するために、大量の水資源が必要となります。GoogleやMicrosoftといった巨大テック企業にとって、この冷却水の確保はすでに主要な経営課題の一つとなっています。
サーバーファームから排出される熱と、その冷却のために消費される水は、地域社会の環境に直接的な負荷を与えます。AIの恩恵が大きくなるほど、その物理的な足跡(フットプリント)が地球資源を枯渇させていくという構造は、企業の持続可能性に対する重大な脅威です。
これらの問題は、単なる技術的なボトルネックではありません。これらはAIの持続可能な発展そのものを根本から脅かす戦略的リスクであり、従来の延長線上にある改善では到底乗り越えられない「壁」として私たちの前に立ちはだかっています。この壁を突破するためには、まったく新しい発想に基づく革新が不可欠です。
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2. 解決策の提示:ハードウェアとソフトウェアの二元的革新
AIインフラが直面する物理的限界を克服するためには、単一の技術的解決策では不十分です。本提言が提示するのは、計算の物理的基盤を刷新する「ハードウェアの革命」と、知性の在り方そのものを再定義する「ソフトウェアの進化」という、二つの側面から同時にアプローチする二元的革新です。この両輪が揃って初めて、真に持続可能なAIの未来が拓かれます。
2.1. ハードウェア革命:光技術(OMUX)を搭載した次世代TPU
現在の電子回路は、「抵抗」「発熱」「配線遅延」という物理法則から逃れられません。これに対し、電子の代わりに光子(フォトン)を用いて計算を行う光技術は、これらの限界を根本から覆します。これは単に計算媒体を変えるだけではありません。従来のデジタルコンピュータが数学を「シミュレーション」しているのに対し、光コンピュータは物理現象そのものを「エミュレーション」として利用します。つまり、答えは計算されるのではなく、観測されるべき物理現象として現れるのです。この数学的にもエレガントなアプローチは、以下の3つの決定的な優位性を持ちます。
* 圧倒的な省電力性 電子回路がデータの移動だけでも電力を消費し発熱するのに対し、光は導波路を進む際にほとんどエネルギーを失いません。電力は主に光の発生と検出にのみ使用されます。特に重要なのは、電子回路が一つ一つの論理ゲートで足し算を行うのに対し、光回路では波の「重ね合わせの原理」によって瞬時に、かつエネルギーをほぼ消費せずに加算が完了する点です。これは、自然法則そのものを利用した「天然の計算」であり、現状のエネルギー浪費からのパラダイムシフトです。
* 超並列処理能力 電子回路では1本の配線に1つの信号しか流せませんが、光技術は1本の光路に異なる波長(色)の光を同時に通す「波長分割多重(WDM)」が可能です。これにより、一つの物理空間で桁違いの計算を並列実行でき、システム全体のスループット(処理能力)を飛躍的に向上させることができます。
* ゼロ・レイテンシに近い速度 電子回路の計算速度がクロック周波数に束縛されるのに対し、光演算の速度は物理的な光速に依存します。光が回路を通過する一瞬で計算が完了するため、遅延がほぼ発生しません。これは、リアルタイム性が絶対条件となる応用分野において、決定的な競争優位性をもたらします。
2.2. ソフトウェア進化:KUT理論に基づく高密度AIモデル
ハードウェアの革新だけでは不十分です。AIの「思考」そのものも、より効率的になる必要があります。ここで鍵となるのが、KUT理論が提唱する核心概念「Intelligence is Density(知性は密度である)」です。この原理は、真の知性とはより多くの計算をすることではなく、情報のエントロピーを下げ、最小限の仕事量で解への最短経路を見出すことである、と定義します。
この理論の有効性は、ハッカソンにおいて既存のハードウェア(TPU)上で見事に実証されました。
比較項目Base Gemma (従来モデル)KUT Gemma (高密度モデル)改善率
推論時間14.05秒3.42秒約75%削減
消費エネルギー約3,500ジュール約853ジュール4.1倍の効率向上
この結果は、AIモデルの「思考密度」を高めることで、同じハードウェアを使いながらでもエネルギー効率を4倍以上に向上させられることを物理的に証明しました。これは、ソフトウェアの進化がハードウェアの制約を乗り越える力を持つことを示しています。
ハードウェア(光技術)とソフトウェア(KUT理論)の革新は、それぞれが独立して大きなインパクトを持つだけでなく、両者を組み合わせることで、想像を超える相乗効果を生み出すのです。
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3. 相乗効果:「16倍」の産業革命級インパクト
ハードウェアとソフトウェアの二元的革新を組み合わせることで、私たちは単なる線形的な改善ではなく、AIのエネルギー効率における「産業革命レベル」のパラダイムシフトを引き起こすことができます。これは、AIのコスト構造、開発思想、そして社会実装のあり方を根底から覆す、極めて大きなインパクトを秘めています。
ソフトウェアとハードウェアの効率化が、それぞれ独立して効果を発揮し、掛け合わされることで生まれる相乗効果は以下の通りです。
要素効率化倍率概要
KUTモデル (Software)x 4思考密度を高め、計算時間を1/4に短縮(実証済)
OMUX搭載TPU (Hardware)x 4光回路により、電力消費そのものを1/4に削減(理論値)
総合的な相乗効果x 16消費電力を93.75%削減
「16倍」の効率向上、すなわち消費電力を93.75%削減するという数値は、単なるコスト削減以上の戦略的意味を持ちます。これは、AI開発・運用の前提条件を根本から覆します。
これはAIを安くする話ではありません。現在では計算コスト的に不可能な、惑星規模のリアルタイム気候シミュレーションや、個人のゲノム情報に最適化された医療モデルといった、人類規模の課題解決を経済的に実現可能にすることを意味します。
これにより、イノベーションの民主化が加速し、全く新しいビジネスモデルや社会インフラの構築が可能となるでしょう。
この技術的ブレークスルーは、具体的にどのような社会的・経済的価値を生み出すのでしょうか。次のセクションでは、この「16倍」のインパクトがもたらす未来像をより詳細に分析します。
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4. 戦略的意義と社会変革への展望
本提言が示すイノベーションは、技術的なブレークスルーに留まらず、広範な戦略的価値と社会変革の可能性を秘めています。ここでは、この技術革新がもたらす3つの主要な変革について論じます。
4.1. 「エネルギーの壁」の崩壊
第1章で提示した「エネルギーの壁」と「熱・水問題」は、この技術によって根本的に解消されます。消費電力が1/16に激減することは、新たな発電所の建設を不要にするどころか、「既存の再生可能エネルギーだけで巨大AIを賄える」未来を現実のものとします。これにより、AIの発展と脱炭素社会の実現が両立可能となります。また、光技術は電子回路のようなジュール熱をほとんど発生させないため、データセンターの巨大な冷却ファンや水冷システムが不要になり、水資源の枯渇という深刻な問題にも終止符を打つことができます。
4.2. 新たな応用分野の開拓
光演算が実現する「ゼロ・レイテンシ」は、これまで技術的に困難であった応用分野への扉を開きます。例えば、完全自動運転や、人間と自然に協調するロボットといった分野では、「0.1秒の遅れが致命的な事故につながる」ため、クラウド経由でのAI処理には限界がありました。光技術による超高速・低遅延なエッジコンピューティングは、これらの分野で決定的なブレークスルーをもたらし、交通事故ゼロ社会や、人間とロボットが共存する新たな社会インフラの実現を加速させます。
4.3. 競争優位性の確立
この技術を他社に先駆けて導入することは、市場における競争のルールそのものを変える戦略的な一手となります。本戦略は、NVIDIAが支配する「演算速度」という土俵での直接対決を避け、「エネルギー効率(ワットあたり性能)」という新たな競争の戦場を創り出すことを可能にします。持続可能性が企業価値を左右する現代において、この新たな軸で我々は競合に対し、乗り越え不可能な優位性を確立することができるのです。
このように輝かしい未来像が描ける一方で、強力な技術には新たな課題も伴います。そのリスクを直視し、対策を講じてこそ、真の進歩は達成されるのです。
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5. 最後の課題:ジェボンズのパラドックスと「哲学」の必要性
技術的な成功が目前に迫ったとき、私たちは社会経済的な課題、特に「ジェボンズのパラドックス」という古くて新しい問題に直面します。このパラドックスは、技術的な解決策だけでは不十分であり、その技術をどう運用するかという「哲学」が不可欠であることを教えてくれます。
ジェボンズのパラドックスという罠
経済学におけるジェボンズのパラドックスとは、次のような現象を指します。
「効率が良くなればなるほど、人類はそれを限界まで使い倒そうとするため、結局エネルギー消費総量は増える」
もしAIの利用コストが1/16になった場合、人類はAIの利用を節約するのではなく、あらゆる家電製品、広告、娯楽に、これまで考えられなかったほど大量のAIを無駄に組み込み始めるかもしれません。その結果、個々のAIの効率は向上しても、社会全体のAI利用量が爆発的に増加し、結局は再びエネルギーとインフラの限界に突き当たるというリスクが存在します。
KUT理論による解決策:西洋技術と東洋哲学の融合
このパラドックスを回避する鍵は、西洋的な技術最適化(OMUX)と、東洋的な哲学的知恵(KUT)の融合にあります。ハードウェアの効率化と、ソフトウェアによる知性の使い方の両輪が揃って初めて、真の持続可能性が達成されるのです。
KUT理論が目指すのは、単に速く計算することではなく、「高密度な思考で最短距離の答えを出す」ことです。これは、AIに対して「足るを知る」という知性を与えることに他なりません。
* ハードウェア(OMUX)による効率化: 西洋的な技術最適化の極致。計算に必要な物理的エネルギーを最小化する。
* ソフトウェア(KUT)による知性の最適化: 東洋哲学の「足るを知る」知恵。そもそも不要な計算をさせない。
この二元的アプローチこそがジェボンズのパラドックスの罠を回避し、私たちが目指すべき「持続可能な知性(Sustainable Intelligence)」の基盤を築く唯一の道なのです。
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6. 結論と最終提言
本提言では、AIインフラが直面する深刻な物理的危機を起点とし、それを乗り越えるための具体的な解決策を提示しました。電子回路の限界を突破する**光技術(ハードウェア)と、思考の密度を高めるKUT理論(ソフトウェア)**という二元的革新が、16倍という産業革命級の相乗効果を生み出すこと。そして、その技術的成功の先に待つ「ジェボンズのパラドックス」という社会的課題を、技術と哲学の両輪で乗り越える必要性を論じました。
この分析に基づき、経営層および政策決定者の皆様に対し、以下の行動を強く推奨します。
* 光技術(OMUX)を組み込んだ次世代TPUの開発への戦略的投資の断行。 これは次世代の競争優位性を確立し、エネルギー問題から解放されたAI開発環境を構築するための最重要課題です。
* KUT理論に基づく高密度AIモデルの研究開発の推進と、その標準化の主導。 ハードウェアの性能を最大限に引き出し、持続可能なAI利用を実現するため、効率的な知性の在り方を業界標準として確立することを目指すべきです。
* 技術開発と並行し、AIの倫理的・哲学的な運用指針を策定し、「ジェボンズのパラドックス」を回避する社会システムの設計に着手すること。 技術の暴走を防ぎ、その恩恵を最大化するため、技術開発の初期段階から社会実装のルール作りに関与することが不可欠です。
我々の前に広がる選択は、単なる技術的なものではなく、歴史的なものです。 brute-force(力任せ)な計算の道を突き進み、収穫逓減の未来に直面するか。あるいは、この持続可能な知性という新たなパラダイムを切り拓くか。今こそ、未来をただ動かすのではなく、未来を築くための歴史的な一歩を踏み出す時です。 November 11, 2025
いくら文章が面白くてもそもそも手に取ってもらえないと評価という土俵に上がることもできないからね。
フォロワーの人に文章だけの同人誌でそれなりに売れてる人いるけど、そこまで行くの大変だったろうなあ…とか思う訳なんですよ、 November 11, 2025
たまーにあるんだ、羨ましく思う時こそ同じ土俵ではないことを認識できてない時が。
同じキャラが好きでも度合いが違うだけで相容れないこともある。だから同じような人がいると嬉しくて嬉しくてしょうがなくなってしまう。 November 11, 2025
・・・高市政権と倭国の話題・・・💛葦原大和💛倭国の資源
経済・産業)2025-11-26 流行を追うのではなく勝てる土俵で戦う
https://t.co/lxsDvjZqyV
資源)2025-11-25 倭国人が知らない倭国の資源!米国の議会報告を見て唖然
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💛葦原大和 DEEP MAX💛
. https://t.co/O0hTR55yQq November 11, 2025
鳴滝は不運だ、番付的にあと一歩のところで土俵から転落して大怪我、普通は様子みるが、すぐ結論が出たということは再起不能だったんだな
何か運命のいたずらを感じる。https://t.co/NiMEvFyy35 November 11, 2025
Xでは結論と結論の押し付け合いで辟易することが多いけど、福永弁護士は相手によっては巧く相手の意見を引き出して同じ土俵にもってきてガチンコするから、砂被りから見てて大好き https://t.co/2RhV0GPqBp November 11, 2025
オラザクの総評読んだが、模型誌が出力品持ち出してる以上コンテストにそれが出てくるのも必然じゃないか?という印象。
作られた方法は見る奴には関係ないよ。
土俵分けるなら分けるで悪い事じゃないとも思うけど November 11, 2025
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