アフガニスタン トレンド
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2025.11.25 18:00
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では 第4回、「冷戦後の『強硬姿勢』がどう作用したか成功例と破綻例」 を、始める
第3回で モデル(理論) を扱ったので、
今回はそれが「実際の現実にどう現れたか」を描く回だ
冷戦後の『強硬姿勢』は、どこで成功し、どこで破綻したのか?
これを知るためには、まず、抑止・誤算・既成事実化の実例分析からだ
冷戦が終わった後の世界では、アメリカを中心に、多くの国家が「強硬姿勢による抑止」 を試みてきた
しかし結果は、成功と失敗がはっきり分かれる事になる
その分岐点こそ、これまで語ってきた
・強硬姿勢のパラドックス
・安全保障のジレンマ
・交渉理論の破綻
が、『現実にどう作用したか』を示す、貴重なデータになる、まずは成功した事例だ
1、成功例、湾岸戦争(1991)
「限定戦・明確な目的・国際的合意」
湾岸戦争は、冷戦後における
「強硬姿勢が最も成功した」
と、される稀な例、もちろん理由と原理がある
成功の理由は以下の3つ、
(A)目的が明確だった
この目的は「クウェート解放」のみ、政権転覆ではない事が功を奏した
(B)戦争を『短期で終わらせる』構造になった
航空優勢+短期地上戦、泥沼に入り込まない設計だったことが功を奏した
(C)国連・同盟国の強い承認
国際的『合法性』が非常に高かった、ここも大事な要素
この3条件が揃うと、強硬姿勢は「抑止」として機能しやすい
ただしこれはあくまでも例外で、あまりにも条件が良すぎた
『再現不能な成功』
と政治学でも位置づけられている
次は失敗例
先程の成功例はあくまでも例外で、強硬策は基本的には大きくか少なくかは別として、必ず失敗するのが「基本」これは定例なんだ、そして時代を経てもこの効果(というか、副作用)は変わらない
2、まずは失敗例イラク戦争(2003)だ
「誤情報 → 長期泥沼 → 国家疲弊」
強硬姿勢の『最悪のパターン』を示す事件だ
ブッシュ政権は、
・国内分断
・支持率の低下
という内政問題から、「大量破壊兵器」という名目で戦争を決定
結果、
・戦争目的は曖昧
・国際的合法性が弱い
・泥沼化(死亡者、約4,500人)
・戦費は 2兆ドル を超過
・政権支持率は後期に 25% まで落下
した、ここには
・不完全情報(誤情報)
・コミットメント問題
・安全保障のジレンマ
の、すべてが詰まっており、政治学では
『強硬姿勢の負の教科書』
とされる
3、部分成功事例も存在はする
・部分失敗コソボ紛争(1999)がそれだ、しかし
「人道介入の成功 → その後の長期的不安定化」
が起こった、さて、何処が部分的成功なのか見ていこうか
まず、NATOの空爆によって、短期的にはセルビア軍が撤退し、民族浄化の被害は抑えられた
しかし同時に、
・国際社会でのロシアの不信感が増大
・旧ユーゴ地域に火種が残存
・セルビアの対欧米感情が悪化
し、長期的な安定は実現しなかった
短期の正義が、長期の不安定を生んだという典型例だ
4、次に既成事実化の成功例クリミア併合(2014)だ
これは「相手の『反応能力の限界』を読み切ったケース」になる
ロシアは、制裁覚悟でクリミアを併合したが、アメリカとEUは
・軍事介入が困難
・国内が疲弊していた
ため、制裁以外の強硬手段を取れなかった
結果、ロシアの『短期強硬行動』がそのまま既成事実化 した
政治学でいう
『Audience Cost(国内政治コスト)』
の弱さが原因とされている
これは台湾情勢を見る上でも非常に重要な示唆を含む
5、次は完全な失敗例として、アフガン戦争(2001〜2021)を上げておく
「勝てる戦争が『国家的疲弊』へ変質」したものだ
最初は
『テロリストの排除』
という明確な目的だったが、途中から
『国家建設(Nation-Building)』
という抽象目標へ変化した
目的が曖昧化するほど、強硬策は国家の体力を消耗し、政治的な出口がなくなる(しかし、どちらにしても結局悲惨なことになる)
この20年の戦争で
・2,400名以上が死亡
・戦費は 2.3兆ドル
・バイデン政権撤退時の混乱で支持率急落(約50%→40%)
と、なった
強硬姿勢がどれほど強くても、『出口』を計算できなければ、国家は疲れ果てるという教科書通りの事例だ
6、冷戦後のケースが示す『分岐点』
これらの成功と失敗のラインを分けたのは、たった3つの条件が関連している
(1)目的の『明確性』
(2)行動の『短期性』
(3)国際的承認(合法性)
この3つが揃うと、強硬姿勢は「抑止」として機能する(ほぼ揃わないと言っていいが、ここは原理の話なので、詳しく説明する)
逆にどれか1つでも欠けると
・泥沼化
・誤算
・国家疲弊
に直結する
つまり
強硬姿勢は
「条件依存の道具」
であり、構造に逆らうと、ほぼ確実に破綻する
7、さて、この構造で台湾海峡を見ると何が見えるのか?
この鉄板の原理で計算すると、台湾問題は、成功例よりも、
・イラク
・アフガニスタン
・クリミア
の『複合パターン』に近い
なぜなら
・目的が複数の国家で違う
・短期で終わらない構造
・国際的承認が割れている
からだ
これは、政治学的には、
「成功しづらく、誤算が起きやすい領域」
と分類される
だからこそ、政治家の
『支持率のための強硬発言』
は、構造を不安定化させる要因として、特に注意深く見る必要がある
さて、最後に結論で、この第4回を閉めようか
冷戦後の実例は、国際政治学のモデル通りの結果を示している、これは奇跡的例外(有史以降、ほぼありえない)を除いて
どの国も、誰も、逃れられない鉄板の事項だ
・強硬姿勢は短期的には『効く』(政治家個人や、時には政党に)
・しかし長期では、国家に大きなコストを残す
と言うセットの構造になっている
今回、ずっといい続けているけれども、湾岸戦争のような
『成功例』
は非常に条件依存度が厳しく、現代の台湾海峡のような複雑領域では再現が困難だ
だからこそ今は
「誰が何を言ったか」
ではなく、その言葉が
『どの構造を刺激しているか』
を見ることが大切になる
次回は第5回、台湾有事はどう起こりうるのか、を説明しよう、それまで少し休むね(シリーズ化して書くのが、予想よりもしんどいんだよ、誤算だね) November 11, 2025
みんな勝手に解釈考察しているから我も妄想で一つ!
====ここから妄想
トランプさんは、高市さんの言動そのものが危なっかしく不要な緊張感をもたらすことに危機感。ベトナム戦争もアフガニスタン紛争も湾岸戦争も経て、国外紛争に米軍を派遣する犠牲は払っても「見合わない犠牲」であることは米国が最も体感していること。「平和的に中国がやってくれよ」と現状では伝えるしかない。
→
習近平さんに電話して「なんとかここはオレに免じて、穏便に着地できないか?」と間に入る。
年末の国費待遇でのお出迎え、来年の訪中という二国間の安定的関係をアピールしたのは、緊張感をイタズラに高めた倭国に対する非言語的メッセージ。「しつこく追及されても歴代首相のようにうまくかわして、緊張をもたらす言動をうっかり口にせず上手く付き合えや」的な。「今回は、軽く手を打っておいたからしばらく刺激すな」という感じ。
トランプさんに借りを作ったな。
===
という妄想が浮かんでおります。
妄想なので、自由ですよね。
他の皆さんが色々勝手に解釈しているのと同じです。 November 11, 2025
@tuitui38_5 ていうかどう見てもアジア系のジャマイカ人疑いかけられるお子さん想像したワロタ。うちの日系アフガニスタン親子のような日系ジャマイカ人ですね。お母さん倭国人だからそちらの方が意味わからなくて震えるw November 11, 2025
俺の高校時代の設定、多分アフガニスタンとかウイグルの高校生の平均よりヤバいわ💦平均値が悪そうな倭国の高校で学年ダントツ最下位だったもの⋯
ダントツなので上と下の学年含めても最下位かも。つまり二年次に学校で一番設定が悪かった人。 November 11, 2025
俺の高校時代の設定、多分アフガニスタンとかウイグルの高校生の平均よりヤバいわ💦平均値が悪そうな倭国の高校で学年ダントツ最下位だったもの⋯
ダントツなので上と下の学年含めても最下位かも。つまりもしかすると学校で一番激しいテク攻撃に晒されていた人。 November 11, 2025
俺の高校時代の設定、多分アフガニスタンとかウイグルの高校生の平均よりヤバいわ💦倭国人の平均値は恐らく悪い。その倭国の高校で学年ダントツ最下位だったもの⋯
ダントツなので上と下の学年含めても最下位かも。つまり、もしかすると学校で一番激しいテク攻撃に晒されていた人。 November 11, 2025
俺の高校時代の設定、多分アフガニスタンとかウイグルの高校生の平均よりヤバいわ💦倭国人の平均値は恐らく悪い。その倭国の高校で学年ダントツ最下位だったもの⋯
ダントツなので他の学年含めても最下位かも。つまり、もしかすると学校で一番激しいテク攻撃に晒されていた人。 November 11, 2025
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