マルク・マルケス スポーツ
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2025.11.10〜(46週)
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これはいよいよ審判の時が迫るか。本業の倒産騒動で今後のMotoGPでの活動がどうなるのか危ぶまれているKTMだが、新たにKTMのオーナーとなったインドのバジャージはこのままアホみたいな予算をMotoGPに(というかレース活動全般に)突っ込む気はさらさらなく、すでに予算半減策をぶち上げているところ、そこにさらに追い打ちをかけるようにいま諸般のメディアでささやかれているのが、KTMのレース部門をまるっと中国のCFMOTOが買収するのではないかという話。
実際、世界のバイクのショーケースとなっているEICMAの会場で、KTMとCFMOTO、またそのほかにもKTMのレース部門の買収に興味を示している投資企業らによる会合が持たれたことが確認されており、最速で話が進んだ場合、早ければ来年2026シーズンにもKTMのレース部門は本体から切り離され、CFMOTOに売却。マシンは引き続きRC16のままなれど、KTMのMotoGPスロットはCFMOTOの名により運営され、レギュレーションが変わる2027年にはエンジン含めCFMOTOのマシンがKTMに代わり(あるいはCFMOTO Powered by KTMとして)MotoGPクラスを走ることになるかもしれないという。
CFMOTOといえば、先のEICMAで可変ウイングを搭載したバッキバキの新型スーパースポーツを発表し、SBKへの参戦の意向を示しているが、さらにそこにMotoGPへの進出となると、これはさすがにもう中国企業だから云々といったことは言っていられなくなる。
KTMではすでにサテライトのテック3チームが元ハースF1のギュンター・シュタイナーへの売却がなされており、ファクトリーチーム本体までもが外部企業に売却されるとなると、これまでKTMがぶち上げてきた"READY TO RACE"というフレーズが用をなさなくなってしまうが、新オーナーのバジャージにすれば、むしろそれは願ったり叶ったり。KTMというブランドを保持しつつ、金食い虫であるレース部門を切り離せれば、企業再建にかかる重しが一気に軽くなるからだ。
売却対象となるのは、KTMレーシングAG(スイス)とKTMファクトリーレーシング(オーストリア)。エンジン開発や、それに関わる専門分野を網羅するパッケージとして1億ユーロの値がつけられ、これにCFMOTOが食いついているようである。
もともとCFMOTOは中国でKTMやハスクバーナの車両生産で提携しており、KTMの株式も保有していた関係会社でもあるので、買収となっても内情をすでに知るものとして、運営はスムーズに引き継ぐことができるだろう。
なお、以前からささやかれていたレッドブルによるKTMレース部門の買収話は「ガセ」であり、長年KTMをスポンサードしてきたレッドブルは、KTMに投資した莫大なスポンサー費用が何に、どのように使われているか(どのような広告効果を発揮しているか)についてのデータを一切出さないKTMにブチギレているとのこと。※レース部門の売却についてもレッドブル側に一切の情報提供がなされないまま、メディアを通じて売却交渉がすでに進んでいることを知ったことに心底憤慨しているそうである。
そこでレッドブルは今後、ドゥカティをサポートするメインスポンサーになるべく舵を切り、2027年にはモンスターエナジーからドゥカティのファクトリーチームを奪い、マルケス&アコスタのドリームチーム結成を夢見ているようである。事実、モトクロス部門ではすでにレッドブルは来年からドゥカティのメインスポンサーになることが決まっており、ドゥカティレッドブル化計画の下準備は着々と進んでいる。
報じられていることを事実とすれば、事態は既に水面下で相当なレベルにまで進んでいるようだ。これはKTMは年を明けたらオレンジから別の色に塗り替えられているかもしれない。
📷️@ KTM / @ CFMOTO
https://t.co/eRyQsp151g
https://t.co/zhbetFR94P November 11, 2025
97RP
MotoGP最終戦バレンシアは初日最初のセッションとなるFP1が行われ、トップタイムはなんと(なんと?)プラマックヤマハのジャック・ミラー!そして2番手にはなんと(なんと!?)倭国の誉れ小椋藍選手が。さらに3番手にはなんと(なんと!)今回ホンダからテストライダーとしてワイルドカード参戦となっているアレイシ・エスパルガロが来るといういささか意外な展開から週末がスタートすることに。
以降トラックハウスのラウル・フェルナンデス、VR46モルビデリ、グレシーニの弟マルケス、ホンダのミア、KTMアコスタにVR46のディジャが来て、そしてまたまたなんと!今回ヤマハからワイルドカードで今季3度目となる参戦でV4を走らせているアウグスト・フェルナンデスが、ファクトリーのファビオやリンスに後塵を浴びせかける10番手に!エースのファビオは直4での最後の参戦となるこの週末、期待のV4に先行されたことは喜びになるかあるいは屈辱か。
そして今季、絶不調の荒波に飲まれ続けているドカのペッコはあろうことかこのFP1、今回でMotoGPを引退しSBKライダーになるホンダのチャントラの後ろ21番手という驚愕のタイムとポジションに。走り出しはやる気を見せていたが、見る間にすぼんでいくペッコはこのあとのセッションをどう組み立て直すつもりなのか。
また今回、もてぎでの大事故で鎖骨を骨折して以来の復帰となったアプリリアのマルティンは、事前に何のトレーニングも調整もなくぶっつけでのMotoGPライドとなったこともあり当然のごとく最後尾でこのFP1を終えている。こちらは状況からしてペッコほどの問題はない。
MotoGP最終戦バレンシアは本日このあと23時から、予選組分けを決めるプラクティスアタックが行われる。果たして小椋選手の好調は維持されるか。燃える男アレイシはテストライダーの立場を越えてどこまでやるか。そしてヤマハ期待のV4は直4勢を黙らせるポテンシャルを見せられるか。
ステイチューンである。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
43RP
2025年のMotoGPも今日からはじまる最終戦となる第22戦バレンシアが最後。しかしシーズンフィナーレを前にMotoGPは公式に謝罪文を発表。その内容は…
MotoGPが毎週末のレースにて、
・みんなの心臓をバクバクさせてごめんなさい。
・興奮して立ち上がったり座ったりで家のソファの角をすり減らせてしまってごめんなさい。
・ハイサイドで空を飛ぶのをしのいだり、ウイリーで重力の法則に逆らってしまってごめんなさい。
・ライダーがカッチョ良すぎてごめんなさい。
・セッションの合間にシーズンのネタバレになるドキュメンタリーを流してごめんなさい。
地球上すべてのエキサイティングなスポーツの頂点に、MotoGPが立ってしまって本当にすみませんでした!そしてみなさん、今週末の最終戦バレンシアもぜひお楽しみに!
…これじゃダメだ!まだ謝罪が足りない!うおおおー!この胸の高鳴りをどうしてくれるんじゃー!(笑)
というわけでMotoGP最終戦バレンシア、本日開幕でーす。チャンピオンのマルケスはケガで欠場だけど、去年のチャンピオンのマルティンはもてぎで負ったケガも癒えてようやく(今季何度目かの)復帰。ビニャーレスも帰ってくる。未だ確定しないランキング3位争いはこのままアプリリアのべゼッキの手に渡るか、あるいは今季絶不調のドカのペッコが一矢報いるか。そしてホンダはあと9点獲得できればコンセッションのDクラスを脱しアプリリアやKTMと肩を並べてCクラス入りを果たし、ヤマハを置き去りにできるか。
そう、見どころは探せばまだある、まだあるんだよ!(汗)なんかもうマルケスが独走でチャンピオンになってしまって、世の中はMotoGPへの興味が失せてる感じもあるけど、ぼくはがんばりますよ。ええ、がんばりますとも!なんのためにかはよくわかんないけど。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
31RP
「トプラク?あいつ思ってたよりぜんぜんいいヤツだな!気に入ったよ!」と言っているのは先日アラゴンで行われたプライベートテストで、来季からMotoGPに参戦するSBKチャンピオンのトプラク・ラズガトリオグルと同じコースを走ったホンダテストライダーのアレイシ・エスパルガロ。
アラゴンでのテストはホンダとヤマハが合同で(かつ秘密裏に)行われたものだったが、そこでアレイシは初めてトプラクと遭遇。それまでアレイシはSBKのレースを走るトプラクをテレビ越しに見ていただけで、そのレースのスタイルやマシンの走らせ方から「かなり嫌なヤツ」だと思っていたようなのだが、今回はたまたま泊まったホテルがトプラクと一緒だったようで、そこではじめてトプラクときちんと話をしてみて「すごくいいヤツだな!」と印象が一新。
「これまでトプラクのレースを見ていて、本当にタフな走りをするからちょっと違った印象を持ってたんだよ」とアレイシ。「でも今回トプラクと初めて話をしてみて驚いた。トプラクはすごく気さくで親切で、すごく感じが良い人だった。本当に驚かされたよ!コース上での彼の(ヤマハのV4を走らせる)姿も見たけどすごく印象的な走りだった。あの日は気温も15℃くらいしかなくてとてもじゃないけどタイムを出せるようなコンディションじゃなかったところ、トプラクはかなり速く走っていた。ヤマハは良い選択をしたと思うよ」
ここまでの言われようだと、逆にアレイシはこれまでトプラクのことをどう思ってたんだと気になるけど(笑)初対面のトプラクの人柄の良さにはアレイシもメロメロにさせられてしまったようだ。
確かにレースでのトプラクは唯我独尊、勝てないレースに意味はなく、負けた後には露骨に不機嫌な顔になる。言葉を荒げることはないが、負けたときのトプラクが放つ殺気は周りに人を寄せ付けない。
しかしその一方、レースを離れたトプラクを悪く言う人はまずおらず、SBKのパドックでは声をかければいつでも笑顔で応え、応援に駆けつけたファンとサッカーをするくらい気さくなのである。
アラゴンテストでのトプラクは、使えるタイヤがほとんどなく(新品タイヤは2本だけで他は廃棄寸前の中古しかなかった。これはヤマハのテストチームが今季すでに使用が許可されている260本のテストタイヤをほぼ使い切っているため、マシンのポジション合わせと慣熟走行のみを目的とするトプラクに回せるタイヤがなかった)、また気温も低くアタックには向かないコンディションで満足なタイムが出せなかったことに不満を隠さず、自分でカネを払うからホンダのピットから新品タイヤを買ってきてくれと頼むくらいだった。※もちろんこれは冗談だ。
しかしそこでトプラクが記録したタイムは、同コースでマルケスが持つコースレコードからは2秒以上遅いものだったものの、そのタイムは同じテストを走ったヤマハテストライダーのアウグスト・フェルナンデスや、おそらくホンダのアレイシらのタイムよりも速いものだったようだ。※当日のポンダーのデータとテスト後トプラクが語っていたことからして、少なくともヤマハ陣営内でいちばん速かったのがトプラクなのは間違いない。
アレイシがトプラクの走りに感銘を受けたのも当然で、ほぼ初めてのMotoGPマシン、しかも開発途上でリミッターがかけられている状態のV4を同じコンディションで走らせてタイムで抜かれてしまったのだ。これは歴戦のアレイシ兄貴としてもトプラクの見方を変えざるを得ない。
使うタイヤの違いから、MotoGPではSBKスタイルの深いブレーキングは使えない、だからそれを駆使して走るトプラクはMotoGPでは成功できないというのが、メディアや事情通の中で語られていることだが、諸々の状況から判断するに、トプラクがMotoGPでは活躍できないという結論を出すのはあまりにも早すぎるようだ。
果たしてSBKで無双を重ねたトプラクが、MotoGPでどんな走りを見せてくれるか。その答えは早くも週明け火曜日、最終戦が終わったあとのバレンシアのコースで見ることができる。
📷️@ aleixespargaro / @ toprak_tr54
https://t.co/sUInAmtNXk November 11, 2025
29RP
これたぶん怒られるやつちゃうか(汗)2年連続通算3度のSBKチャンピオンの看板引っさげて、来季よりついにMotoGPに挑戦するトプラク・ラズガトリオグル。先日アラゴンで行われたプライベートテストで、V4を搭載した開発途上のヤマハのM1を走らせたが、その時の感想をトプラクが語っている映像がYouTubeにあがっている。
でもこれ業界慣習に従うなら、契約上は年内いっぱいBMWのライダーであるトプラクが、いまの時点でヤマハのマシン(しかも開発途中のV4!)について大っぴらに語るのはご法度のはず。
このMotoEtkinlikは、トルコでオートバイやMotoGP等のニュースを扱うチャンネルのようで、映像中でもトプラクは母国語であるトルコ語でインタビューを受けているため、何を言っているのかは翻訳かけてもよくわからないところが多いが、今回のテストでトプラクに与えられた新品タイヤは2本しかなく、それ以外はすでにヤマハがプライベートテストで使い古した(本来なら廃棄するはずの)タイヤだったようだ。
ちまたに出ていたトプラクのラップタイムが、同コースでヤマハのファビオのタイム(やマルケスのポールタイム)から2秒以上遅かったというのはどうやら事実だったようで、トプラク本人がまったく詰めた走りをせずに普通に走って1分50秒台。多少詰めて走って今回のテストでのベストラップが49秒176だったようである。
ちなみに同コースでのポールタイムは今年マルケスが予選で記録した1分45秒704。ファビオの予選タイムは1分46秒441だった。
今回のトプラクのテストはタイムを追うためのものではなく、マシンのポジション合わせを第一の目的としており、また使えるタイヤに制限がある(コンセッションDランクのヤマハはテストで年間260本のタイヤ使用が許されているが、その規定量のほぼすべてをすでに使い切っており、また真っ当な新品タイヤはテストチームに優先的に回された)ため、トプラクは全開でアタックすることはそもそもができず、またヤマハからも禁止命令が出ていたようだ。
タイヤさえちゃんとしたものがあれば48秒台は余裕で出せたはずとトプラクは言っており、自分でお金出すから(いっしょにテストをしていたホンダから)タイヤを買ってきて欲しかったとトプラクは冗談交じりに語っているものの、タイム自体はかなり不本意なものだったようだ。「新しいタイヤがあればもっとイケたよ!」
SBKとMotoGPでは走らせ方がまったく違う、MotoGPはすごく繊細で、ちょっとしたミスも許されないとトプラク。特にタイヤの違いについては事前にヤマハからも「寒いコンディションだとミシュランタイヤはグリップしないからSBKのピレリのつもりで突っ込むな」と注意されていた模様。
MotoGPマシンは何はなくとも直線スピードは呆れるくらい速い。フロントタイヤの限界がどこにあるのかまだわからない。SBKマシンとのいちばんの違いはブレーキ。直4のマシンはもっとフロントのグリップ感が高いがV4はそのあたりの手応えが薄いので、ヤマハの今後の開発が必要だと、本来ならこれコンフィデンシャルちゃうのと思うようなもろもろの(しかもかなりあけすけな)インプレッションをトプラクは話している。
また、映像中ではトプラクのテスト仕様となる紅白のダイネーゼのスーツが映り込むシーンがあり、これを見ると一部のメディアに出ていた来年トプラクはレーシングスーツをダイネーゼからアルパインスターズに変えるのではないかという噂はどうやらガセだったようである。また、おなじくツナギの胸にはショウエイのロゴが入っているので、ヘルメットも変更はなさそうだ。※もっとも、このあたりは最終戦後に行われるバレンシアでの合同テスト、あるいは各メーカーとの契約が切れる年またぎのタイミングであっさり変わる可能性もあるが。
映像中のトプラクは、全開アタックが実質的に禁止されたテストの内容にかなり不満げな雰囲気を漂わせているが、転倒もなく、MotoGPマシンに慣れることができたことには一応OKとしており、今回のテストで掴んだ感触をもとに、最終戦後のバレンシアテストで一矢報いたいという前のめりのオーラを感じさせる。
果たしてトプラクのMotoGPチャレンジはどのような物語を紡いでいくだろうか。まずは今季のMotoGP最終戦が終わったあと、11/18にバレンシアで行われる合同テストでのトプラクの走りに注目である。
📷️@ MotoEtkinlik
https://t.co/aQEJAfvE0l November 11, 2025
27RP
兄貴に次ぐ世界ランキング2位は伊達じゃない!MotoGP最終戦バレンシア、今季最後のスプリントレースを制したのはグレシーニドゥカティのアレックス・弟・マルケス!予選ポールだったアプリリアのべゼッキはスタート直前にフロントタイヤをミシュラン推奨のハードからソフトに変える奇策に出たがこれが裏目となって落としたポジションを取り返せず。その隙にトップに立ったアレックスは、追いすがるKTMのアコスタを軽くいなして勝利をゲット。
アコスタはまたしても勝利を逃す悔しい2位となったが、当人は勝つのは時間の問題だという手応えがあるかあるいはKTMのマシンでこれだけやれば文句ねえだろという思いがあるか、去年までだったら怒り狂っているはずのところ、笑顔の表彰台。
3位にはトラックハウスのラウル・フェルナンデスとの激しいバトルを制してVR46のディジャが今季なんどめだのスプリントでの表彰台でドゥカティのファクトリー契約ライダーであることのプライドを証明した。
欲をかいたかフロントのソフトチョイスが裏目ったアプリリアのベゼッキは5位フィニッシュに無言。不本意極まる結果だが、これによりベズはペッコとの年間ランキング3位争いに決着がつくことに。それというのもペッコがこのレースまさかのというか、またしてもの大沈没で14位のノーポイントに終わったため。今季の流れの悪さは最終戦でも変わりなく、このままだとペッコは明日の決勝レース、最後まで正気を保って走れるか心配になってくるくらいである。
そしてこのスプリントでの大チョンボ一等賞はホンダのジョアン・ミア。この週末に9ポイントを獲得すればコンセッションDクラスから脱出が叶うところ、オープニングラップでのブレーキミスから同僚のマリーニを巻き込み転倒するという最悪の事態を引き起こす。これにはミアも平謝りだったが、これはもしかして来季も引き続きDクラスの譲歩を得てマシン開発を続けたいホンダの作戦なのか?と思うくらい、あり得ない状況となっている。
たった13周のレースだが、その結果がさまざまな状況を巻き起こした今季最後のスプリント。
そして残すレースはいよいよ明日の決勝ただひとつ。
2025年のMotoGPは、ついにシーズンフィナーレを迎えることになる。果たして最後のレースではどんな思いもかけない展開が待ち受けているだろうか。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
21RP
MotoGP2025最終戦バレンシア、今季最後となる予選が行われ、ポールポジションを獲得したのはアプリリアのマルコ・べゼッキ!しかも2年前にアプリリアでビニャーレスが記録したコースレコードを上回るオールタイムラップレコードのおまけつき。2番手には今シーズンのMotoGP年間ランキング2位のアレックス・マルケス、3番手がVR46のディジャが来て、この三人がシーズンフィナーレを飾るレースでフロントローを占めることとなった。
朝のFP2では堂々のトップタイムで期待が高まったトラックハウスアプリリアの小椋藍選手は12番手。同じくFP2では好タイムを叩き出し、これは最後復活を見せるかと思われたドカのペッコだったがQ1アタックではなんとマシントラブル(というかスティント距離を見誤ってのガス欠くさい…)でストップし、本領を見せられずじまいの16位で最終戦での苦戦も必至に。
ヤマハ期待のV4で今季3度目となるワイルドカード参戦のアウグスト・フェルナンデスはQ1を走り出すなり転倒。今季限りのMotoGPとなるチャントラに助けられるかたちでビリケツはかろうじて避けたものの、来季直4からV4への切り替えに一抹の、というか大きな不安だけを残す予選結果となってしまった。
なおこの予選には、来季からプラマックヤマハよりMotoGPフル参戦となるSBKチャンピオンのトプラク・ラズガトリオグルがピットに顔を見せており、ヤマハのエースであるファビオとV4談義を行っている姿が映し出されていた。トプラクはすでに今週アタマにアラゴンでV4を走らせており、週明け火曜にはついにMotoGPの猛者たちに混じってその走りを披露することになる。
MotoGP最終戦アラゴンは本日このあと23時スタートで土曜のお楽しみであるスプリントレースが行われる。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
16RP
MotoGP最終戦バレンシア、予選組分けを決めるプラクティスアタック結果。トップタイムはお見事KTMの天才アコスタ。明日の予選に向けて幸先の良いタイムで、この週末でのMotoGP初勝利に近づいたか。2番手には転倒にもマケズ、アプリリアのベゼッキで、3番手にはVR46のフランキーがしれっと突っ込んできた。
弟マルケス4番手の後ろがアイオグラ堂々の5番手でQ2直行を余裕でゲット。ヤマハのミラー、VR46のディジャ、グレシーニのアルデゲル、ホンダのミアにヤマハのファビオが滑り込み10番手でここまでがQ2組。
トップ10を逃し明日の予選Q1からの這い上がりとなったのはまたしてもという感じでドカのペッコ。負傷欠場からの復帰戦となっているKTMのビニャ18番手、アプリリアのマルティン22番手。
ヤマハ期待のV4ナンデスはしょっぱなの転倒もあり20番手。今季限りでMotoGPを離れるチャントラの後ろ最後尾が、前回に引き続きマルケス代理でSBKからやってきているニコロ・ブレガとなった。バレンシアのコースはここ最近SBKでは使われていないため、ブレガの不振はコースへの不慣れが大きく影響していると思われる。
そして明日の予選はこのままKTMのアコスタがMotoGP初勝利に向けてのポールゲットとなるか。小椋選手のフロントローなるか。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
15RP
MotoGP2025最終戦バレンシア結果。勝ったのはアプリリアのマルコ・べゼッキ!2位にもアプリリアでトラックハウスのラウル・フェルナンデス。アプリリアのワンツーは2023年以来となる快挙。3位にはVR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオでドゥカティに唯一の表彰台をもたらした。
以降アコスタ、アルデゲル、アレックス・マルケス。ホンダのマリーニが7位入賞で、これによりホンダはコンセッションDクラスを脱し、KTM、アプリリアと肩を並べるCクラス入り。Dクラスに取り残されたのはヤマハのみだが、そのヤマハはこのレースを持って直4エンジンでの参戦を終了。来季はすべてのマシンをV4にして戦うことを公式発表。V4登場を待ち望んでいたエースのファビオはこのレース、11位あたりを走りながら最後は力尽きて転倒で終了。
8位KTMビンダー、ヤマハ最上位は9位のジャック・ミラー。10位がKTMのバスティアニーニとなり、かつてのドゥカティ一強の勢力図は完全に塗り替えられてのシーズンフィナーレとなった。チャンピオンはマルケスの個人技で獲得したが、来季ドゥカティは追い上げてきたアプリリア、KTM、そしてホンダを相手にいかにアドバンテージを維持するかに腐心することになる。
そしてドゥカティといえば今季不調のズンドコに突き落とされたペッコはこのレースも大殺界で、走り出して早々ブレーキをミスしたザルコに押し出されグラベルで転倒。復活の兆しさえも見えないままに2025シーズンを終えることとなった。
これにて2025年のMotoGPはすべてのレースが終了。今夜は各クラスのタイトル獲得者を祝うMotoGPアワードが開催されると、週明け1日の休みを挟んで火曜日には同じくここバレンシアで2026シーズンに向けての最初の合同テストが行われる。そこには新たなるチャレンジャーとしてSBKからトプラク・ラズガトリオグルが、Moto2からはこちらもチャンピオンとなったディオゴ・モレイラが公式にMotoGPライダーとしてデビューする。
つかの間の休息ではあるけれど、今シーズンのMotoGP、さまざまなドラマを見せてくれたすべてのライダー、スタッフにお疲れ様と感謝の言葉を。今年も1年、ありがとう。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
13RP
2025年MotoGPチャンピオンのマルク・マルケス。マンダリカの事故で右肩を骨折し、今季最終戦までの欠場となっているが、この予選ではドゥカティのピットで元気な姿を見せると、年間を通じての予選最優秀ライダーに贈られるBMWアワードの商品であるM2 CSを受領。これでマルケスはBMWをもらうの8度目だとか。当人はいまドゥカティのライダーで、親会社であるアウディのサポートを受けている立場にあるけど(着てるジャケットの胸元に注目)、それとこれとは話が別ということで、嬉しそうな笑顔を見せている。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
11RP
MotoGP2025最終戦バレンシア、朝のウォームアップが終了し、トップタイムはヤマハの直4で走るのは今日が最後のはずのファビオ・クアルタラロ。2番手には今季のランク2位で昨日のスプリントでも勝っているアレックス・マルケスギンギラギン。3番手がマンダリカのレースでMotoGP初勝利をあげたトラックハウスアプリリアのラウル・フェルナンデスが来た。
以降ベゼッキ、ディジャ、アコスタ、ミア、アルデゲル、ミラーときて、10番手には今回長らくの負傷欠場明けとなったKTMのビニャーレスが並んでいる。その後ろはマルケス代理でSBKからやってきたニコロ・ブレガ。MotoGPでレースをするのは今回が2回目となる週末だが、ここまで着実な成長を見せており、これは再来年に予定されているMotoGPへのフル参戦準備は万端のようだ。
今季不調の底に沈んだドカのペッコは、たまの好走を見せるものの本格復帰は叶わないまま迎えた最終戦も苦戦の波に飲まれており、このウォームアップでも16番手とド新人のブレガにさえ及ばず、ドゥカティ陣営のビリケツとなっている。
倭国の小椋選手は18番手だがこれでもトップからはわずかコンマ5秒遅れというのがいまのMotoGPの苛烈さを改めて感じさせる。
そしていよいよこのあと倭国時間で22時から、2025年のMotoGPシーズンの最後を締めくくる最終戦バレンシアの決勝レースが27周の長丁場で争われる。
最後のレースを勝って気分よくシーズンを締めくくれるのは果たして誰か。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
8RP
MotoGP最終戦バレンシア初日、予選組分けを決めるプラクティスアタックの結果はご覧の通り。今回のレースは24台のフルグリッドで、いつも見ているタイムシートの表示枠に全台収まらず、最後名前が切れているのがマルケス代理のブレガである。この週末に9ポイントをゲットすればコンセッションDクラスからの脱出が叶うホンダ勢だが全体に苦戦気味。今後の開発への影響を考えて、あえて上位を狙わないのではないかとも言われているが、果たしていまのホンダがそんな姑息な手を使うか。それで言ったらヤマハでファビオ以外が毎回順位が低いのは、コンセッションDランク維持のための作戦だということだってできてしまう。…まさかね?(汗) 📷️@ MotoGP November 11, 2025
5RP
MotoGP最終戦バレンシア、予選とスプリントが行われる二日目土曜日これからのスケジュール。なんというかもうみんな気分は2026年に飛んでいて、今季やり残したことをいまのうちに何が何でも片さないと!なんて悲壮感を持って挑んでいるライダーは数少ない感じ。ランキング何位とかレースで1勝をあげると言っても、結局みんなの記憶に残るのは、◯年のチャンピオンは誰それだったということだけなのだ。そして2025年のMotoGPチャンピオンはマルク・マルケスであり、それは今季のレースを5戦も残した状態で、すでに決まってしまったのである。
ちなみに負傷欠場中のマル兄さんだけど、たぶん日曜の決勝には顔見せるはずで、その日の夜に行われるMotoGPアワードには、チャンピオンとしてメダルを受けるために、フォーマルなスーツに着替えて登壇する予定である。もうケガした右肩をささえていたスリング(三角巾)も外れてるしね。
そして週明けの合同テストはマルケスは欠席(ピットにはいるかもだけど)。26年型のマシン開発はペッコとブレガにお任せである。「彼らが間違った選択をするとは思えないからね!」とマル兄さん。自身は引き続き療養に励み、年内中に市販のバイク(パニV2)でサーキットトレーニングを行っておくのが当面の目標とのことだ。 November 11, 2025
4RP
【MotoGP】兄マルケス、お前と戦いたかった……好調ベッツェッキ最強ライバル不在に「残念だ」|バレンシアGP
#MotoGP_jp #motorsportJP
https://t.co/IRMwqos4zl November 11, 2025
3RP
ドビツィオーゾ『圧勝マルケスに対し、バニャイアはどうすれば良いと思う?』
「最終的に、実力の違いを思い知らされたって感じでしょ。現役当時、僕は宇宙人と戦ってるんだって自覚してましたからね。」
https://t.co/J3RyBEIios November 11, 2025
3RP
後は普通に傑作なのでガルシア=マルケスの百年の孤独、族長の秋、これらの時代の愛、バルガス=リョサの緑の家、ラ・カテドラルでの対話、世界終末戦争、フアン・ルルフォのペドロ・パラモが読めてる中だとオススメかな November 11, 2025
3RP
MotoGP2025最終戦バレンシア結果はご覧の通り。まさかのと言ったら失礼だが、アプリリアのワンツーでのシーズンフィナーレは、来シーズンからのMotoGPは様相を一転させる可能性を感じさせる。ドゥカティはチャンピオンのマルケス頼みで急場をしのぐか、メーカー全体としての戦闘力の維持に努めるかは戦略決定上の大きなポイントになる。
コンセッションCクラス入りを果たしたホンダに比べ、ヤマハの停滞ぶりが目立つが、これを来季のV4投入で一気にひっくり返せるとは到底思えず、逆に当面はこれまで以上の苦境に陥る可能性が高いところ、勝てないマシンなどいらぬと公言するファビオがヤマハに対してどのような態度を見せるか。
週明け火曜の合同テストでは、ドゥカティは引き続きマルケス代理としてニコロ・ブレガを走らせるが、そこではヤマハからMotoGPデビューを果たすトプラク・ラズガトリオグルとの「SBK対決」を見ることができる。ここ2戦での代役参戦でポイントも獲得しているブレガに対し、先日V4マシンの初乗りを果たしたばかりのトプラクとでどのような違いが見られるのかは注目だ。
📷️@ MotoGP November 11, 2025
2RP
全体的にキャラのダメージ軽減率が低下しましたね(;´∀`)
ARの弾速が上がったのは結構良い修正だと思います!
一番残念なのはマルケス(スカンク)さんがDMPを取り上げられたことですかね😭 https://t.co/QPu2JggtL9 https://t.co/fgM6KgyALD November 11, 2025
1RP
天心は凄い良い選手とは心から思う
メンタルも技術も素晴らしい
ただ天心がボクシングで革命を
起こせるなら
バレラ モラレス マルケス等
過去のレジェンド達は
遥か昔に革命を起こしてる。 https://t.co/QpQy5RpdQm November 11, 2025
1RP
@oemakotoqq マルケスの作品が元ネタ?だったんですね。全部が句またぎの句で、読んでいくうちに向井秀徳の顔と声が浮かんできて、なんかカッコイイじゃないか!とワクワクしました。あらゆるものが死に絶えて尻子玉! November 11, 2025
1RP
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