思った以上になおさんのGrok君の複数カメラ配置プロンプトがヤバかったので、とりあえず今わかっているいくつかの事項を共有させていただきます！

今回は複数キャラでの運用場面についててす！

まず、カメラ番号と指定した被写体の紐づけはほぼほぼ通りそうです。
（ほぼほぼというのは、目元などの細かい指定はちょっと通りづらく、顔のアップくらいで代用されがちだったりするから）

次にカメラごとのキャラクターの指定。
これもキャラクターの見分けが色や特徴で容易であるならまず通りそうです。
少なくとも自分が使用した動画のキャラクターでは通りました。

カメラ別にキャラクターの演技指定。
これも簡単なものなら通ります。
ただし複雑になると、別のキャラへの指示と混ざったりバグりがちです。

カメラ画面の同時分割表示。
これもすでに試している方たちがいるように、できます。
しかも、完全ではありませんが、ある程度分割画面の演出についても指定が出来ます。

これらを踏まえたうえで、以下のようなプロンプトを作ってみました。

『カメラ1：フルショット
カメラ2：赤髪のクールなベーシストの目元ドアップ
カメラ3：金髪のボーカルの顔ドアップ
カメラ4：黒紫髪のドラマーのバストショット

0-1.5秒：カメラ1。少女たちのライブ映像をフルショットで
1.5-3秒：カメラ2の映像が左側からカメラ１の映像を切り裂くようにカットイン
3-4.5秒：カメラ3の金髪の少女の熱唱を画面斜め上からギザギザの分割画面でカットイン
4.5-6秒：カメラ4の紫髪の少女がドラムを激しく叩く場面がカットイン』

結果は動画の通りです。
カットインの枠の形の制御についてはちょっと微妙。
順序については時間が足りないせいか、金髪の子と紫の子のカットインがほとんど同時になってしまっていますがそれ以外はかなり正確です（少なくとも赤髪の子のカットインが最初になる点は動かない感じ。金髪の子と紫の子については生成ごとに前後アリでした）。

赤髪の子は目元だけとはいきませんでしたが、クールな表情で、しっかりと目が印象的になるよう映されています。
金髪の子はしっかり歌っていて、紫の子は顔のアップでなく少し引いたバストアップに近い構図、とほぼ指示が通っているのがわかるかと思います。

これの何がヤバいかというと、カメラの出現タイミングや順番、被写体の指定をかなり制御できることです。

例えばアクションシーンであれば、元になりそうな画像がなくて、まだ試せてはいないのですが。

１カメ：納刀状態の刀を腰だめに構えるキャラを近めに
２カメ：鯉口を切ってわずかに刀の刃がのぞく
３カメ：足元の踏み込みと、地面のひび割れ
４カメ：引いた視点からキャラクターが高速で切り込む場面

みたいな流れを意図して再現性高く作る事が出来る可能性がかなりあります。
経験則上、被写体が単一である場合、より細かい指示が通りやすい傾向がありますし。

なおさんも指摘していますが、動画生成の時間が延長したら、かなり愉快なことが出来るようになるんじゃないでしょうか。

というわけで長くなりましたが、非常に楽しい発見をしてくれたなおさんと、いつも色々刺激や学び、沢山の反応をくれるすべての皆さんへのちょっとしたお返しという事で、この検証結果とプロンプト例、どうぞお受け取りください！ December 12, 2025

こちらのアンソロジーに参加させていただきました！久々に読み切り描かせていただきありがとうございました！某お酒好きなベーシストお姉さんとは別のお酒漫画です、よろしくお願いします。🍻 https://t.co/34hQNH5vJ9 https://t.co/4TRBiistPO December 12, 2025