ネタニヤフは「恩赦」の申請により、自らに向けられていた批判を大統領の責任へと転嫁することに成功した。

ヘルツォグ大統領は、同じく大統領を務めたパパを持つ、典型的な２世政治家で、要はおぼっちゃんだ。労働党党首の時、党はすでに民衆の支持を失っていたが、それでもカリスマ性のあるリーダーとは言えなかった。兵役の時の恥ずかしい話も聞いたことがある。大統領になってからは、右っぽいことをしてみたり、ちょっと中道っぽいことを言ってみたりし、ふらふらしていた。

この大統領が恩赦を認めれば、国民の半数がヘルツォグ大統領を「イスラエルの民主主義を崩壊させた史上最悪の大統領」として、反ネタニヤフの批判がヘルツォグに向かうことになる。Haaretzの記事の表現を借りれば、これは「地獄への入り口」となり、彼の政治家人生でこれまでに受けたことがないほどの圧力を受けることになる。議会クネセトにトランプを招待し、トランプに大統領に向かって直接、ネタニヤフを恩赦させるよう求めた時点から、恩赦は冗談ではなくなっていた。まさに天才戦略家ネタニヤフの勝ちと言える。

ヘルツォグ大統領が恩赦を認めなかった場合、ネタニヤフ本人が「大統領はこの国家の敵である左派の手に落ちた」みたいな感じで、大統領批判への犬笛を高らかに鳴らし、右派・極右からの非難の大合唱を呼ぶことになり、来年の選挙に向けて、足場を固めることができる。

ネタニヤフはこの5年くらい茨の道をかけ分けて進み、この先にも茨の道しかなかったわけだが、恩赦の申請によって、大統領をその先頭に立たせることに成功した。 December 12, 2025

『ネタニヤフ調書』
独裁的権力者の悪いところを並べたオンパレードだったんだけど、
・不利なことを訊かれたら「記憶に無い」
・悪事を働いても居座る
・地位を守るためにトンデモ人物と手を組む
・地位を守るためにルールを変える
国や自治体や会社でもありそうな話。
決して対岸の火事ではない。 https://t.co/1Vuc6A8tE9 December 12, 2025

『ネタニヤフ調書』で闇が深かったのは、ネタニヤフ夫妻からアレ欲しいコレ欲しいとねだられてシャンパンや宝石などを送った大富豪が、『ファイト・クラブ』や『ボヘミアン・ラプソディ』などを手掛けた大物プロデューサーであるアーノン・ミルチャンだったこと。彼はイスラエルの核開発にも協力した。 https://t.co/GuCRxf820m December 12, 2025

ドキュメンタリー映画「ネタニヤフ調書」マスコミ等ではほとんど宣伝されていませんが現在公開中です。

我々が生きる世界がどの様に構築されているのか？の一端を知る☝️

イスラエルのネタニヤフ首相が、トランプ大統領に汚職容疑に対する恩赦を得る手助けを求めている。

#映画　#ネタニヤフ　#トランプ大統領 December 12, 2025

@afpbbcom 世界で君臨しているのは？

・トランプ
・プーチン
・習近平
・ネタニヤフ

いずれも多くの人から憎まれている人物ばかり。
力を持つものが島争い（新たな国際秩序）
をするほかないのだろうか

これまでは米国一極支配、
倭国は黙ってついていけば良かった。

この先誰についても良い事なさそうだ。 December 12, 2025