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幸せの作り方
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2025.12.05
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幸せの作り方に関するポスト数は99でした。本日話題になっているキーワードは「壊れた」です。
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一度、本気で地獄みたいな場所を経験した人って、幸せの作り方がものすごく丁寧なんですよね。人に裏切られたり、誰にも頼れなかったり、自分の弱さを責めすぎてボロボロになったり、そういう時期を通ってきた人ほど、当たり前みたいに見える優しさの価値をちゃんと知っている。だから誰かと一緒に過ごす時間や、安心して眠れる場所や、名前を呼ばれて笑い合える関係をすごく大事にしようとする。無理して特別なものを求めるんじゃなくて、平凡の中にある幸せを積み重ねていく感覚が強い。
夕方の公園でベンチに座って、ただ並んでアイス食べているだけの時間でも満たされるし、帰り際に手を振ってくれるだけで心があったかくなるし、眠る前に「今日は楽しかったね」と一言交わせただけで一日が救われる。そういう小さな幸せを拾える人って、過去に何も持てなかった経験があるからこそ、失わないようにそっと守るように生きるんです。幸せに飢えているんじゃなくて、幸せの尊さを知っているから丁寧で優しくなる。
だから、地獄を知った人が誰かと天国をつくるときって、派手じゃないのに、ちゃんと温かくて、ほっと息ができて、必要以上にしがみつかなくていい安心感があるんですよね。苦労をした人って、痛みに敏感だからこそ人を傷つけないし、失った経験があるからこそ簡単に手放さないし、壊れたくないからこそゆっくり育てる。地獄を知らない人がつくる幸せが“夢みたいな理想”なら、地獄を知った人がつくる幸せは“現実なのにずっと温かい居場所”になる。
天国ってどこかにある場所じゃなくて、人と一緒につくっていくものなんだろうなと思います。痛みを学んだからこそ優しくなった人と、同じように丁寧に生きたいと思える誰かが出会ったとき、その日常こそが天国になる。大きな喜びや奇跡がなくても、朝起きて、おはようって言って、行ってらっしゃいと送り出して、おかえりと迎えられて、眠る前におやすみを交わして、そんな風に一緒に暮らしていくことが当たり前ではなく奇跡なんだと知っているから壊さない。
地獄を知った人がつくる天国が最高なのは、夢の中じゃなく、現実を優しい場所に変えようとする力を持っているからなんだと思います。 December 12, 2025
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