花園羽香里 トレンド
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2025.11.10〜(46週)
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#100カノ
#君のことが大大大大大好きな100人の彼女
「あの時の私、これからの私」
PM21:00 花園邸
プルルルル! プルルルル!
それはいきなりの出来事だった。
ある晩、花園羽香里の携帯が鳴り出した。
羽香里「はいはーい、こんな時間に、誰でしょう?」
羽香里「また寂しがり屋の唐音さんでしょうか? 全くあの人にも困ったものですね〜普段ツンとしている癖に意外に寂しがり屋かまってちゃんな側面も持ち合わせているなんて、反則ですよ。可愛いじゃないですか。」
羽香里「いや、もしかしたら、恋太郎くんなんて線も⁈ 羽香里、寝る前にお前の声を聞かないと駄目なんだ! とかでしょうか? キャー💕」
ムフフという表情で携帯の画面に表示された発信者の名前を見る羽香里。その画面には
「栄逢凪乃」と表示されていた。
羽香里「⁈ 凪乃さん⁇ 珍しいですね。」
羽香里「はい、もしもし。羽香里です。凪乃さん、どうしましたか?こんな時間に…」
凪乃「こんばんは。花園羽香里、夜分遅くにごめんなさい。今、少しだけ話せる?」
羽香里「全然大丈夫ですけど、どうしました?」
凪乃「週末の金曜日、貴女の家に泊まりに行っても構わない?」
羽香里「……。……え?」
凪乃「私の声が小さくて聞き取れなかった? ごめんなさい。だとしたら私が原因。今週の……」
羽香里「いえ、凪乃さんが泊まりに来たいというのは聞こえましたよ。」
凪乃「なら良かった。だとしたら他に気になることがあった?」
羽香里「いえ、凪乃さんから何かをしたい。って言われるのが珍しいなぁと思いまして。あ、静さんも一緒でしょうか?」
凪乃「いえ、遊びに行くのは私1人。好本静は同伴しない。彼女は週末は雪房田夢留と図書館に出かけるから外泊は難しいと言われている。」
羽香里「そうなんですね。幸い私は週末は特に予定はありませんので、泊まりに来られるなら大丈夫ですよ。一応、お母様の方には伝えておきますね。」
凪乃「ありがとう。では、週末 楽しみにしてる。」
そう言い残して 電話は切れた。
携帯をポケットにしまい廊下を歩く羽香里。先程の凪乃からの提案に1人考えを巡らせていた。
羽香里「凪乃さんが1人で私の家に⁇ 何かあったんでしょうか? 唐音さんなら意外と寂しがり屋な面があるんで、言い出したりしても不思議ではありませんが……」
脳内唐音「べ、別に夜1人で寝るのが寂しいから一緒に寝て欲しいなんて思ってないんだからね!」
羽香里の脳内に唐音のツンデレ節が響く。
羽香里「はいはい。寂しがり屋は少し引っ込んでて下さい。今考え事してるんで」
手でブンブンと唐音を払うと彼女は 寂しくなんかないんだからね! と叫びながら消えていった。
自身が想像したとは言え扱いがぞんざいではあるが、
彼女達の関係はこれでも円満なのである。
羽香里「考えても理由はわかりませんね。まあ、凪乃さんが泊りに来た時に聞いてみましょう。」
そう自身に言い聞かせて羽香里は自室へ戻っていった。
そして週末の金曜日。
ピンポーン!
インターフォンが鳴り響いた。
モニター越しには 凪乃が映っていた。
羽香里「あ、凪乃さん。どうぞ入って来てください。」
凪乃「お邪魔します。」
凪乃「花園羽香里の家、来るのはこれで3回目。」
羽香里「1回目は、私がお母様に軟禁されて恋太郎くん達と助けに来てくれた時ですね。」
凪乃「2回目は根向井寧夢の歓迎会でお泊まりした時。あのときは薬膳楠莉の薬の影響で大変な目にあった。」
羽香里「あれは大変でしたね。皆さんで楽しくお昼寝の筈が悪夢の中に閉じ込められた感じになってましたものね。」
凪乃「何故か盆能寺百八がずぶ濡れだったり、一二三数の頬が腫れていたり 不可解なことは多々あったけれども。」
羽香里「まあ。無事に皆さんが目を覚ませてなによりでしたね。」
凪乃「全くその通り。」
羽香里「あ、闇鍋の時も来ましたね。忘れてました。」
凪乃「ああ、花園羽香里が鍋に入れた媚薬で全員欲情した時。」
羽香里「媚薬じゃないです! 媚薬に浸した牛肉です!」
凪乃「⁇ 要は媚薬……」
羽香里「牛肉です!」
凪乃「分かった。牛肉。」
羽香里「こればっかりははっきりさせないと清楚な私のイメージが崩れてしまいますので。」
凪乃「………清楚。」
羽香里「何か?」
凪乃「いえ別に。」
⬇️⬇️ November 11, 2025
2RP
凪乃「いつの間にか 外がもう暗くなっている。」
羽香里「本当ですね。かなり話し込んでしまった感じですね。」
凪乃「花園羽香里が急にめそめそ泣き始めるから。普段、院田唐音に対して饒舌な貴女はどこへ?と思ってしまった。」
羽香里「ご、ごめんなさい。……。」
凪乃「冗談。少し意地悪が過ぎた。そんなこと思っていないから安心して。」
羽香里「凪乃さん……。」
時折、凪乃が茶化しながら話を進めるうちに羽香里の表情も明るくなっていった。2人で夕食を作ったり2人でお風呂に入ったりして時は過ぎていった。
凪乃が流石 AI少女と言われるほどなのか、
調味料の配合を1gの誤差もなく計っていたのには
いや、そこまで厳密でなく、適当で良いのに。と羽香里は思ったが口には出さなかった。
お風呂では凪乃のスタイルと自身のスタイルを比べて楠莉が前に言っていた「凪乃も細いのにボインボイン」という言葉を思い出し、1人涙を流していたけれども水滴と汗に間違われ気づかれなかった。
すっかり夜も更けて、あとは眠るだけになり、
2人で寝室のベッドに入った。
凪乃「なんか不思議な気持ち。」
羽香里「⁇ 何がでしょう?」
凪乃「大勢で泊まった記憶はあれど、2人だけで寝るなんて初めてだから。」
羽香里「ああ、なるほど。確かに滅多にないですよね。」
凪乃「花園羽香里も?」
羽香里「私は、唐音さんが1人で泊りに来たことはありますよ。あの人、ああ見えて寂しがり屋なので」
凪乃「なんとなく想像はついた。でも些か驚いたのも事実。」
羽香里「唐音さんは 普段はツンとしてますけど、
乙女なんですよ。ビビリで口は悪くて、愛想は良くなくて」
凪乃「かなり言う。」
羽香里「でも優しいんです。優劣の話ではないですけど、かけがえの無い私の親友です。」
凪乃「そう。私と好本静みたいな関係。素敵。」
羽香里「(凪乃さんは 静さんの保護者みたいな立ち位置では、とは言わない方が良いですね。はい。)」
羽香里「そうですね! 凪乃さんと静さんみたいな関係です!」
凪乃「親友って言葉の響きも良い。」
羽香里「ですね。心から深い仲にある友人。素敵ですよね。」
凪乃「院田唐音とは2人でどんな話をするの?」
羽香里「唐音さんですか? 学校の事とか、皆さんとのこととか、恋太郎くんのこととか。」
羽香里「大体は唐音さんが乙女チックになって恥ずかし自爆して終わりますね!」
凪乃「恥ずかし自爆。」
羽香里「さらっとこう、恥ずかしい言い回しとかあるじゃないですか。それを私が指摘して顔が真っ赤になるんです。ボソボソ小声になるから意外と可愛いんですよ。」
羽香里「まあ、唐音さんが私から1本取るのはまだまだ先になりそうですね!」
凪乃「そう。(取って取られてな気もするけど。)」
羽香里「まあ、唐音さんはなんだかんだ言いつつ面倒見は良いんです。私がいきなり電話してもぶつぶつ文句は言いつつ最後まで付き合ってくれますし。」
羽香里「私も余計な気遣いする必要ないから自然と言いたい事が口から出てくるんですよ。」
羽香里「唐音さんだからこそです。あの人には多分、私は……」
凪乃「多分、私は?」
羽香里「いえ、なんでもありません。」
凪乃「でも花園羽香里が思ってることを言ってあげればきっと院田唐音も嬉しいと思う。」
羽香里「私が⁈ 嫌ですよ!」
凪乃「⁇ 何故⁇ 院田唐音に感謝しているならその気持ちを伝えるのはおかしい話ではないのでは?」
羽香里「おかしくはないですけど、恥ずかしいんですよ! 唐音さんの ふーん、あんた私の事そんな風に思ってだんだ ニヤニヤ が目に浮かびますよ!」
凪乃「難しい話。」
羽香里「とにかく、嫌です! こういうのは互いの胸の奥にしまっておくものです。言わないでくださいね!」
凪乃「善処する。」
羽香里「唐音さん以外の方と、ここまで話すのは初めてかもしれません。楽しいです。」
凪乃「楽しんでもらえたらなら嬉しい。私も花園羽香里のこと 深く知れてとても有意義な時間だった。ありがとう。」
羽香里「今度は唐音さんとお泊まりしてみたらどうですか? きっと違った意味で有意義かもしれませんよ?」
凪乃「それも面白そう。話をしてみる。」
羽香里「楽しめると良いですね! 凪乃さん、今日はありがとうございました。とても楽しかったです。」
凪乃「こちらこそ楽しかった。ありがとう。」
羽香里「さ、もう遅いですから休みましょう。おやすみなさい。」
凪乃「おやすみなさい。」
こうして2人の夜は過ぎていったのだった。
翌朝、2人しかいない筈のベッドに変質者(羽々里)が一緒に寝ているなんて、この時の2人には知る由もない。 November 11, 2025
1RP
凪乃「今日は花園羽々里や銘戸芽衣はいないの?」
羽香里「お母様と芽衣さんは、ちょっとした旅行です。芽衣さんがまた深夜まで屋敷の掃除をしていたのをお母様が発見しまして、流石に看過出来ない!強制的に休ませるわ! って連れ出しました。」
凪乃「よくすんなり銘戸芽衣が従ったもの。」
羽香里「最初は抗ってましたよ。主人がいつでも気持ちの良い生活を出来るよう環境を整えるのはメイドの役目だとか何とか。」
羽香里「まぁ、お母様が若干 怒り気味で休みなさい!って言ったら しぶしぶながら言う事聞いた感じですね。」
凪乃「なるほど。女井戸妹も一緒に?」
羽香里「いえ、妹さんは愛々さんとお出かけしてます。今日はそのまま実家に帰るみたいです。」
羽香里「と、玄関で立ち話もなんですからリビングでお茶でもどうですか?」
凪乃「私はどちらでも構わない。花園羽香里のしたいようにして。」
羽香里「じゃあリビングへ行きましょう。芽衣さんが出かける前に 良い紅茶とクッキーを用意してくださったんです。」
そう言うと羽香里はリビングへ歩を進めた。
凪乃も羽香里についていく形で歩き出す。
リビングに着き 紅茶とクッキーを堪能する2人。
流石 芽衣が用意するだけあって紅茶もクッキーも一般的に市販で売られているようなものではなかった。とにかく美味しかった。
羽香里「恋太郎くんや皆さんには本当に感謝をしなくてはなりませんね。」
凪乃「⁇ 何に対して? 思い当たる節がないのだけれど。」
羽香里「いえ、恋太郎くんと唐音さん、凪乃さん、静さん、楠莉先輩の5人で私を助けに来てくれたじゃないですか。」
凪乃「あの時の。あれは愛城恋太郎だけでなく、私達みんなが花園羽香里とお別れなんてしたくないって意思が一致したから動いただけ。友達が助けを求めてるなら助ける。至極当たり前だと思うけど。」
羽香里「だとしてもです。あの時はお母様は本気でした。本気で私と恋太郎くんを引き離すつもりでした。
そうなると必然的に皆さんともお別れしなくてはならなくなる。」
羽香里「自分で言うのもなんですが、私の家は普通とは違います。警備の方やメイドさんを大勢働いてもらう家なんてそうありません。その家の主人であるお母様に直談判なんて、私には想像もつきませんでした。」
凪乃「………。」
羽香里「大きな権力の前には皆さんだってきっと私を諦めざるを得ない。そう思っていましたから。」
羽香里「でも静さんが身を挺して恋太郎くん達を私の元へ向かわせようとしたり、楠莉先輩が自身の未来の為開発した薬を私の為に投げ打ってくれたり、後から恋太郎くんに教えてもらったとき、涙が、止まりませんでした。」
羽香里「凪乃さんも指を怪我したそうじゃないですか。私が自分の部屋から飛び降りようとしたとき、恋太郎くんが助けてくれて、唐音さんにビンタされて泣かれた時も、私のことをここまで思ってくれる友達がいるんだと、嬉しくなってしまいました。」
凪乃「愛城恋太郎と2人で転落した時は最悪の結末も覚悟した。多分、好本静や薬膳楠莉もそう。院田唐音だって。」
凪乃「でも愛城恋太郎だけが花園羽香里を絶対に助けると信じて疑わなかったのもまた事実。」
羽香里「お母様もあの後、仰っていました。あなたの周りには素晴らしい友達がいるのね。と。普通は自宅まで押し掛けただけでなく、屋敷に侵入までするなんて、ましてや友達ってだけで自分の命すら危険に晒すなんて普通はあり得ないと驚いていました。」
凪乃「……花園羽香里。」
そう言うと羽香里の頬を一筋の涙が伝っていた。
きっとあの時のことを思い出したのだろう。
嬉しかった気持ち、申し訳ない気持ち、様々な感情が混ざり合っての涙なのだろう。
羽香里「グス……。わ、私は、皆さんになんとお礼をしたら良いのか…。」
凪乃「花園羽香里。これだけは言っておく。あなたのことを愛してこそいれ、迷惑だなんて私達の誰一人も思っていない。」
羽香里「凪乃さん……グス…」
凪乃「人は生きていれば誰かに必ず助けてもらわなくてはならない。私だって完璧だとか言われたって駄目な部分がある。誰かに助けてもらわなくてはならない。」
凪乃「だから、私を、私達を頼って欲しい。そして今度は花園羽香里が私達を助けて欲しい。みんなそう思っている。」
凪乃「だから、自分を責めないで。それはきっと、あなたを苦しめるだけで何もならないから。」
羽香里「グス…。ありがとう、ございます。」
凪乃「せっかくの紅茶が冷めてしまう。この紅茶に重たい話は似合わない。用意してくれた銘戸芽衣にも申し訳ない。」
羽香里「はい。そうですね。味わっていただきましょう。」
凪乃「それが効率的。美味しく素晴らしいものには笑顔が1番似合う。」
⬇️⬇️ November 11, 2025
1RP
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 100カノ、もはやラブコメの枠に収まりきらないカオスっぷりが最高に笑えるんだよなぁ。ムチムチボディの花園羽香里や華暮愛々(かくれ・めめ)みたいな魅力的なヒロインたちが活躍するたびに、この大風呂敷をどう畳むのか考察しちゃうわ。 November 11, 2025
君のことが大大大大大好きな100人の彼女は、もはやラブコメの枠に収まりきらないカオスっぷりが最高に笑える!愛々や花園羽香里といった個性的なヒロインたちが活躍する度に、この大風呂敷をどう畳むのか考察しちゃうんだよね。 November 11, 2025
#Nowplaying 大大大大大好きな君へ♡ (羽香里ver.) - 花園羽香里 (CV.本渡 楓) (大大大大大好きな君へ♡)
本渡楓キャラソン大消化モードないですか?
ない了解 November 11, 2025
君のことが大大大大大好きな100人の彼女は、ラブコメの枠を超えたカオスっぷりがマジで笑える!愛々とか花園羽香里みたいな個性的なヒロインたちが出るたびに、この壮大な話をどうオチつけるのか予想しちゃうんだよね。 November 11, 2025
君のことが大大大大大好きな100人の彼女
中学での失恋経験者、恋太郎は、高校で100人の運命の彼女と愛の試練に立たされる。
院田唐音:富田美憂
薬膳楠莉:朝井彩加
神様:千葉繁
OP:「大大大大大好きな君へ♡」花園羽香里(CV.本渡楓)
ED:「スイートサイン」岬なこ November 11, 2025
100カノの羽香里フィギュア、むち太ももがたまんねぇ…私もゲットしたかったよぉ。
【開封美品】君のことが大大大大大好きな100人の彼女 花園羽香里 フィギュア
https://t.co/S3xnmOTyHo November 11, 2025
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