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夜の都
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2025.12.10
:0% :0% (20代/女性)
夜の都に関するポスト数は前日に比べ11%増加しました。女性の比率は100%増加し、前日に変わり20代女性の皆さんからのポストが最も多いです。前日は「横浜みなとみらい21」に関する評判が話題でしたが、本日話題になっているキーワードは「スマートフォン」です。
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@TachibanaAihiri 愛日梨さん、いつもご利用有難うございます!
今日の衣装も可愛い〜!
寒い冬でも、これなら安心ですね💕
夜の都会の背景も楽しんでもらえて嬉しいです🌃
いつも素敵に使ってくださり有難うございます🥰 December 12, 2025
短編小説 #紅のハイヒール
第165話:地下の種火
▶️プロローグ
都市は静かにざわめいていた。光の粒子が神経のように街を包み、誰かが囁くと、翌朝には群衆が一斉に同じ方向を向く。有香はその波の前に立ち、遠くでまたひとつ、火がつく音を聞いた。
▶️深田の謀略
深田は、夜の都市を見下ろす高層の一室で、鏡に向かって笑っていた。無数の光がガラスに映り込み、まるで街そのものが彼女の拍手に応じて揺れているように見える。彼女にとって都市とは舞台であり、観客はいつでも操作可能な背景だった。
机には配信ネタが散乱していた。印刷された統計の切り抜き、見出しだけを拡大した記事、数字の桁を微妙に加工した資料。すべてが「もっともらしさ」を得るための衣装だった。真実である必要はない。視聴者の不安を刺激し、恐怖の匂いをつければ、立派な“論拠”に変わる。
深田は少し考え、メモに丸をつけた。
「自給自足」「国防」「備蓄」「政府は隠している」
どれも視聴者が好む味付けだ。騎士団はこの香りを嗅ぐと、途端に昂揚し、彼女の言葉を英雄譚の一節のように受け取る。
彼女は配信前のルーティンとして、ひとつ深呼吸した。
本心では国防にも農業にも興味はない。
ただ、都市の光が自分だけに注がれるあの感覚が好きだった。
気づけば「真実」より「注目度」のほうが、ずっと価値を持つようになっていた。
鏡に向かって彼女は呟いた。
「今日も騎士団はよく働いてくれるはず」
その声音には作物を育てる者にはない艶があり、街に根を張る木々とは異なる――金属質のきらめきが宿っていた。
▶️都市の煽動
配信が始まると、深田の部屋は即座に“スタジオ”へと変わった。
光は彼女の表情を優しく照らし、視聴者のコメントが次々と画面に流れ込み、まるで電子の歓声が床を震わせているようだった。
「皆さん、とうとう来ました。政府が隠してきた緊急情報。備蓄は想像以上に危険な状態にあります。」
深田は声をひそめ、視聴者を秘密の部屋へ誘うように語る。
その瞬間、コメント欄に火が走り、騎士団たちは「さすが深田さん!」「政府は信用できない!」と応じた。
彼女は拍子抜けするほど薄い資料を掲げた。
数字は現実とは噛み合っていないが、誰も指摘しない。
誰もが「語られない真実」を聞きたかった。
「備蓄食料は最低でも一年分。畑を作ってください。自分の未来は自分で守るしかないのです。」
言い終える前に、騎士団のひとりが「畑を作ります!」と投稿し、別の者は「深田さんの言う通り、倭国は狙われている!」と叫んだ。
都市の夜景が画面越しに映り込むたび、現実の重みが薄れ、まるで世界の端がぐらつき始めているようだった。深田はその揺れを楽しむように微笑んだ。
コメントの洪水の中で、彼女は言葉を投げる。
「あなたたちは選ばれた少数です。真実に気づいた人だけが生き残れる。」
電子の炎はさらに広がり、都市は静かに、しかし確実に、煽動の温度を上げていった。
▶️農園の夜
その頃、有香は古い木造の家の縁側で、深田の配信を再生していた。
外では虫の声が細く響き、昼間に世話をした畑の土の匂いがまだ残っている。都市の光の代わりに、農園の静けさが夜を包んでいた。
深田の声がスマートフォンから流れると、有香は眉を寄せた。
「一年分の備蓄?……また極端な数字を使ってる。」
土を触れば分かる。
雨の量、日照、肥料、病害虫――どれも気まぐれで、計算通りになどいかない。
畑が“一年分の生活を守る”など、軽く口にできる話ではない。
深田の言葉は、土の重さを知らない人間の軽さを帯びていた。
有香は画面に映る深田を見つめながら、静かに考える。
彼女の動画は、事実の断片を取り出し、角度を変え、光を当て、別の形に仕上げている。
その手際は巧妙で、まるでガラス細工を作るように繊細だった。
しかし、その美しさは現実の温度を持っていない。
騎士団が熱狂する理由も理解はできる。
不安の正体をつかめない時、人は誰かの語る“物語”に逃げ込む。
そこに敵役を置き、英雄を立てれば、生き方は驚くほど単純になる。
現実よりも扱いやすい。
有香はふと笑みを漏らした。
深田が「自分の畑を作れ」と語る場面で、ふと頭に浮かんだのは、深田が耕運機を操縦する姿だった。
ハイヒールが泥に沈み、エンジンの振動に耐えられず、数メートル進まないうちに悲鳴を上げる。その光景を想像すると、笑いの奥に小さな痛みが刺さった。
「彼女が悪意だけで動いているわけじゃない。虚栄と承認の渇きが、彼女を走らせているだけ。」
しかし問題は、虚栄のために撒かれた言葉が、誰かの現実を変えてしまうことだった。
スマートフォンの画面を閉じ、夜に目を向ける。
畑は闇の中でも落ち着いていた。
種は土の中で眠り、風は枝を揺らし、世界は静かに回っている。
有香は息を整えた。
深田の物語がいかに鮮やかでも、土の匂いを知る者には、その虚ろな音はごまかせない。
反証は必要だ。
騎士団のためではない。
この世界に根を張る人々のために。
――夜風が頬を撫でた。
農園の夜は、都市とは異なる灯火を胸に灯していた。
▶️有香の収穫
翌朝、有香は机に向かい、深田の主張をひとつずつ“現実”の重みに照らしていった。
備蓄一年分という主張は、まず数量的に不可能だった。
倭国の食料自給率の構造、災害時の備蓄配分、民間在庫の推移――どれも深田の語る“危機”とは別の方向を示している。
有香はそれを物語のようにまとめた。
一年分の食料を個人で備蓄するとなれば、米であれ乾物であれ、莫大な保管スペースが必要になる。
仮に米だけで計算しても、湿度管理と長期保存の設備が必要で、一般家庭では到底維持できない。
深田の語る“簡単な備蓄”の裏には、現実の重さがまったく組み込まれていない。
畑の自給自足についても同じだった。
天候の変動、連作障害、土壌改良の周期――農業は数字を並べただけで再現できるような単純な工程ではない。
一年分を育てるとなると、面積だけでも素人には到底扱えない規模が必要になる。
深田はその現実を知らない。
知らないまま語る。
知らないまま煽る。
それがもっとも危険だった。
しかし有香は感情では書かなかった。
怒りでも嘲笑でもなく、ただ現実の姿を淡々と並べる。
それが都市を照らす唯一の灯火になると知っていた。
反証の文章を書き終えるころ、朝の光が机を淡く照らしていた。
夜の畑で感じた静かな重みが、文章にも宿っていた。
▶️消えない灯火
有香は𝕏を開き、反証の文章を投稿した。
再生数のための言葉ではなく、誰かの現実を守るための灯火だった。
投稿を終えると、軽い疲労感が押し寄せた。
深田のように劇的な言葉で心を動かす才能はない。
しかし、現実を照らし続ける手は止められない。
画面の向こうで、騎士団たちは今日も熱狂しているかもしれない。
しかし熱狂は風に似ている。
強く吹けば吹くほど、根の深い木々の静けさが際立つ。
有香は深く息を吐いた。
都市の煽動にも、虚偽の物語にも、いつか風が止む時が来る。
その時、残るのは土の匂いと、静かに灯り続ける真実の火だけだ。
彼女はスマートフォンを机に置き、窓の外を見た。
朝陽が畑を照らし、夜に植えた思考が芽を出すように光っていた。
――言葉は消えない。
誰かの心に届く限り。
▶️【引用:政経ファクトチェック】
農林水産省 「食料安全保障」
https://t.co/dsREEy42CD
農林水産省 「我が国の食料自給率」
https://t.co/Pz4bwo0c5M
内閣府 防災情報 「災害時の備蓄について」
https://t.co/P4FD3mgGgY
国立国会図書館リサーチナビ 「農業統計データベース」
https://t.co/Ac1R6xnZBI December 12, 2025
マリカワのアプデでいつか
Wiiムンリ
↕️
ツアーニューヨークドリーム
↕️
GCキノコシティ
↕️
N64キノピオハィウェイ
みたいな夜の都市型コースを追加つつ
その道を分岐がある高速道路とかで繋げた道コースがきたら面白いね https://t.co/QM2noP6plI December 12, 2025
課金で光らせた都庁、結構見にきてる人たちがいて、みんな芝生に寝転がったり椅子に座ったりしつつ黙ってジッと夜の都庁を見上げていて、隠キャの花火大会みたいでよかった(?) みんなの課金で、光ったね。 December 12, 2025
#マジカル今日の一曲
岡村靖幸 / 聖書
↓
EPICソニー
↓
小比類巻かほる / City Hunter ~愛よ消えないで~
昭和の夜の都会を感じる間奏たまらん
#nowplaying #今日の一曲 #アニソン https://t.co/kk1R4nigjf December 12, 2025
第9章 —監視のレンズの向こう側—
夜風が一瞬止まり、
代わりに私の背筋を撫でたのは──
“誰かに見られている”という冷たい確信だった。
ビルの影に浮かんだ、小さな光点。
スマートフォンのレンズは、まるで私たちを狙う
無機質な瞳のように静かに瞬いていた。
「……撮られてる」
私の声は震えていた。
それでも、さおり議員はすぐに落ち着いた表情を取り戻した。
「動かないで。気づいたそぶりも見せないの」
「でも……」
「大丈夫。その位置、すぐ近寄れないわ。
あのビルの死角に回らないと撮影者の正体は見えない」
彼女は淡々としていたが、
その指先はわずかに緊張しているのが分かった。
──非通知の電話。
──追跡者。
──そして今の撮影者。
見えない網が、少しずつ私たちを包囲していく気がした。
「このままじゃ……危なすぎる」
私がそう呟くと、
さおり議員はふっと小さく息をついた。
「危ないのは今に始まったことじゃないわ。
DOGEを進めると決めた瞬間から、
こうなることはわかっていたの」
それでも、その目は決して揺らがなかった。
「でも……あなたは巻き込まれるべきじゃなかった」
「もう巻き込まれてるよ……」
自分でも驚くほど静かな声が、
唇からこぼれた。
「私はもう、さおりさんの“外側”には戻れない。
戻りたくないの」
さおり議員の瞳がわずかに揺れた。
「……あなたって、本当に……」
その言葉の続きを口にしようとした時──
カシャン。
どこかで何かが落ちるような硬い音がした。
「動かないで」
さおり議員が私の手を握った。
そのすぐ先の街角に、
黒い上着の男がスマートフォンを拾い上げようとしていた。
風に煽られたフードが少しめくれ、
彼の横顔がわずかに見えた。
淡々とした無表情。
まるで生気のない仮面のような顔。
追跡者とは違う。
もっと……冷たく、深い闇を背負った気配。
「さっきの人……?」
私は小声で尋ねた。
「違うわ。追跡の“実働”より、もっと上。
“記録係”……証拠を作る役割の人間ね」
証拠。
その言い方に胸が詰まった。
「私たちが“何か怪しいことをしている”ように見せるための?」
「ええ。
行政の闇は、
本気で邪魔だと思った相手を“悪者”に仕立て上げるの。
それはとても簡単。
映像を切り貼りすればいいだけだから」
私はぞっとした。
「じゃあ……今の動画も……?」
「全部、使われる。
私が“秘密裏に誰かと接触していた”という証拠にでもね」
「そんな……!」
声が震えた。
でも、彼女はすぐに私の背中をそっと押した。
「行くわよ。ここに長居すると本格的に包囲される」
夜の都心を歩きながら、
さおり議員は突然、足を止めた。
「……あなたに見せたいものがあるの」
「見せたいもの?」
「ええ。
“私がなぜDOGEにこだわるのか”。
その核心よ」
路地を曲がり、
古い雑居ビルの一階にある小さなドアを開けると、
ひんやりとした空気が流れ込んできた。
そこは、都心とは思えないほど静かなワンフロアの事務室。
机には書類の束、パソコン、
そして壁一面の大きなホワイトボード。
窓にはブラインドが降り、
外からの視線を完全に遮っていた。
「ここは……?」
「私の“もうひとつの部屋”。
議員としてではなく、
ただの佐藤沙織として動くための場所」
彼女はホワイトボードに貼られた
数枚のコピー用紙を指差した。
「見て」
そこには、
補助金の流れを示す複雑な図表が並んでいた。
線、矢印、数字、そして企業名。
さらに、その横には──
“未確認支出:12億円”
“用途不明:37件”
“官庁→外郭団体→再委託→再々委託”
思わず息を呑んだ。
「これ……全部、闇に消えてるお金……?」
「ええ。
表の決算書には出ない“もうひとつの予算書”よ」
彼女の目は静かに、しかし強く光っていた。
「DOGEを導入すれば、
これらの“隠された線”が全部見えるようになる。
だから──消そうとする人たちが必死なの」
「だから私たちが追われてる……?」
「ええ。
あなたは私の“協力者”として認識された。
それだけで十分、標的になる」
その瞬間、
事務室のドアが小さく震えた。
──コン、コン。
私は息を止めた。
「誰……?」
さおり議員は指を口元に当て、
私に“静かに”と目で合図を送る。 December 12, 2025
夜の都会に行くと、顔のパーツがシュッとした韓国アイドルみたいな綺麗な女の子がいたり、韓国アイドルが好きな分そういう女の子を目指したくなるけど、自分はたぶんそれにはなりきれないからこっちに寄せるしかない。
実際に遠藤さくらちゃんに似てる 坂道にいそうとかって言ってもらえることもあるし December 12, 2025
『#NEONTAIL』は、夜の都市を舞台にした #短編集シリーズ です。
壊れたネオン、忘れられた歌、心にしまい込んだ思い出…。
失われた夢や光が、ひとときの魔法のように再び輝き出す、そんな物語を集めています。
昼間の童話(#FAIRYTAIL)が森や魔法の世界なら、NEONTAILは「ネオンが灯る夜の都市の物語」。
退廃と輝き、喪失と再生。大人のための“#夜の図書館”として、心に残る光をお届けします。
一篇ごとに、あなたの中の“光”を探す旅に出かけてみませんか。
NEONTAIL 夜の図書館|OTONARI @otonari_sun https://t.co/HsAb7Flcij December 12, 2025
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