フィラデルフィア・セブンティシクサーズ スポーツ
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2025.12.04
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フィラデルフィア・セブンティシクサーズに関するポスト数は前日に比べ76%減少しました。男女比は変わりませんでした。前日は「ロサンゼルス・レイカーズ」に関する評判が話題でしたが、本日話題になっているキーワードは「NBA」です。
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延々と「固い」ヒートカルチャー
最序盤のブルズとシクサーズ以外で、今季前半戦の大方の予想以上に好調なチームの1つがヒートだろう。12月3日時点で14勝7敗。昨季は37勝45敗でRS10位に終わり、プレーオフでブルズ・ホークスに連勝してPOに進出したが、優勝候補のキャブスにスイープされた。それに比べたらかなりの躍進に見えるのも当然だし、実際にそうだと思う。
特に注目されているのはその攻撃面で、昨季リーグ21位だったのが現在は12位と改善。その内容の詳細については深入りしないが、ペースが28位から1位とかなり変わっていて、昨季グリズリーズが採用したスクリーンをあまり使わないスピーディーな攻撃システムを採用している。
ドラフトと育成の上手いヒートは優秀な若手が多いのだが、タンクをしないせいで「優勝チームのエース」と呼べるような存在は、隔年のPOのジミー・バトラーを除いて、いなかった。しかし、現在のシステムは「比較的優秀」ぐらいの若手が代わる代わる積極的に仕掛けるスタイルなので、手駒が多いチーム編成にもマッチしている。ジミーはいなくなったが、ノーマン・パウエルの加入も大きい。
ただ、「好調」のベースになっているのが堅い守備であることは意外と語られていない。今季の守備はリーグ3位と、むしろ好成績を牽引しているのはディフェンスである。近年はタイラー・ヒーローとダンカン・ロビンソンというあまり守備の上手くないガードを抱えていて、それを誤魔化すゾーンなども見せていたが、本来「ヒート・カルチャー」にマッチしていたのは献身的な守備だった。
しかも、それは結構歴史があるものなのである。ヒートは2010年代前半にレブロン・ウェイド・ボッシュのビッグ3で東を席巻していて、当然ながらその頃から守備は固かった。レブロンが去り、ウェイドが衰えてチームの攻撃を支えるのがドラギッチぐらいになると攻撃面は見劣りするようになったが、実は「守備のカルチャー」は結構持続していた。
レブロン以後の14-15以降の守備のリーグ内順位は、21、9、5、7、6、11、7、5、9、5、9(24-25)とほとんどTOP10を維持していたのである。レブロン以後に、RSでは特別な攻撃的なタレントがいなかったにもかかわらず、なんとかPOに進出し続けていたのは、そのカルチャーを背景とした高い守備力があった。
現在のチームを見ても、まだ4試合しか出場していないタイラー・ヒーロー以外に穴になりそうな選手はいない。バムはトップレベルのセンターで、ケレル・ウェアも身体能力が高い。WGもヨビッチ、ハケス、ウィギンス、フォンテッキオ、ラーソン、パウエル、ドリュー・スミスと守備能力が高いか、少なくともサイズのある選手が並んでいて、デイビオン・ミッチェルはかなり守備力の高いガードである。ジミー・バトラーも含めて、このチームの守備力は本当に間違いがない。
守備が計算できるとなると、今後も好調を維持できるかは攻撃面次第ということになりそうだ。現在スタメンで出場時間が一番長いのがウィギンスの約33分で、他の選手は高々30分という事を考えると、非常にバランスよく選手を起用していて、ケガや疲労のリスクも低い事が分かる。
こうして見ると、少なくともRSでは今後もそれなりに勝てそうに思えるかもしれないが、懸念点は2つあり、1つ目は相手の新攻撃システムへの対応、2つ目はPOになるだろう。
ここまでは比較的珍しいスタイルで攻撃を機能させているが、シーズン中に対策が取られるのもNBAである。ただ、長いシーズンで「元気な選手による速攻」というのは、基本的に対策が「頑張る」という事しか無いことが多く、相手からしたら対策が立てづらいものである。
その意味では、真価が問われるのは2つ目のPOだと思われる。POになれば相手の集中力も上がるし、対策もきっちり立てて来る。トップ・レベルに満たない技術の選手が無暗に突っ込んでいっても、東の強豪の堅い守備に通用するかは分からない。ここまでで負けた相手ではウェンビーのいるスパーズはもちろん、キャブスやニックス、マジック、ピストンズという名前が並ぶ。
こう考えると、自前の1巡目指名権しか持っていない事もあり、ピストンズやラプターズと同様に「優勝候補のエースがいない弱さ」がフォーカスされるかもしれない。ただ、これらのチームとヒートが違うのは、シャックの獲得以降、マイアミは大都市のチームと同様にスター選手がFAやトレードでの移籍先として選ばれやすいということである。また、若くて優秀な選手が多いということは、指名権が少々少なくても大物を獲得しやすいということでもある。
課題は、既にバム、ヒーロー、ウィギンス、ロジアー、パウエルに高給を払っていて、FAでの獲得は難しいということだろうか。ただ、幸か不幸かテリー・ロジアーの問題で27M程度が空きそうだというのは興味深い。しかも、ロジアーに給料を払わなければ、タックスラインすら下回る計算だ。
プレー・スタイルも合わせて考えると、ヤニスがヒートに加入というのは非常に面白いシナリオに思える。そして、案の定、ヤニスが欠場した際のバックスは負けまくっていて、早ければ今季のTDLにヤニスがトレードされる可能性すらある。
まあ、最近のヤニスはケガが多いし、POでのパフォーマンスも微妙なので、どれだけフィットするかは分からないのだが…
https://t.co/S8x84vCFM9 December 12, 2025
タイリース・マクシー(シクサーズ)が開幕からNBA史上5人目となるスタッツラインに到達したって(11/3)、新しいエースの誕生の予感✨ あの勢いのあるプレイの余韻がすごいわ! December 12, 2025
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