ヒートアイランド現象最高 December 12, 2025

バカにしてんじゃねぇぞ、俺は１兆を作るんだ。ブチギレ元虎中卒社長の挑戦はまさかの結末に【REAL VALUE#48】
三崎優太 元青汁王子、堀江貴文 ホリエモン

【番組開始と空気感】
番組「リアルバリュー」は、新スポンサーとしてプレジントカードを迎えてスタートする。プレジントカードは中小企業やスタートアップ向けの法人カードで、「最大１０億円利用」「最短数時間で審査完了」といった特徴が紹介される。番組は「挑戦者を増やす」という理念を掲げつつも、序盤から「金儲けに見える」「どうせ金稼ぎだろ」といった荒い言葉が飛び交う、独特の緊張感ある空気で進んでいく。

【プレゼンター小沢達也の登場】
今回のプレゼンターは小沢達也。１９歳でコンクリートポンプの仕事に入り、２４歳で独立、事業を拡大して全国３番手規模まで成長させた人物だという。
近年の豪雨災害やヒートアイランド現象を見て、「地面がアスファルトで覆われ、蓋をされていることが原因だ」と考え、「年型水害」と「都市の高温化」を同時に解決する仕組みとしてドットコン事業を立ち上げたと語る。

【覚悟とセルフバリエーション】
小沢は「全財産をこの事業に突っ込んでいる」「借金もしている」「国の補助金も含めて全部入れている」と語り、極端な覚悟を強調する。一方で「リアルバリューに出た理由はプロモーション」「俺の商品を広めたいだけ」と割り切った発言もあり、周囲の反感と笑いを同時に買う。
セルフバリエーションとしては「１兆円」を提示し、スタジオをどよめかせる。

【ドットコン事業の説明】
小沢はドットコンを「世界初の透水・貯留・浸透構造を持つ舗装」と説明する。アスファルトは実質的に防水材であり、雨水を地中に戻せないことが水害と高温化を招いていると主張。
ドットコンは、表面に隙間を持ち、雨水を一時的に溜めてから地中に浸透させる構造で、「１平方メートルあたり約１０リットル」「サッカー場規模で約９万リットルの一時貯留」が可能だと語られる。
ヒートアイランド対策としても「通常のコンクリートより夏場で約１.２度低い」「夜間で約２.４度低い」「アスファルト比で約１６度下がる」というデータがあるとされる。

【ドットコンプラスと施工モデル】
従来の丸型ドットコンの欠点を改善した新型が「ドットコンプラス（スリットタイプ）」で、「今月から販売開始」「今後の主力商品」と説明される。
ドットコンは新素材ではなく、コンクリート下に敷く再生プラスチック製のパネルが本体で、現地施工後も地中に残る「捨て枠」となる。パネル下に空間を作ることで、排水設備や側溝を不要にし、工期短縮やコスト削減につながるという。
販売形態は「施工ではなくパネル販売」で、「ダンボールで送るだけ」というシンプルなモデルが強調される。

【質疑と対立】
質疑では「道路で使えないのでは」「特許は弱いのでは」「数字が甘い」といった厳しい指摘が相次ぐ。
小沢は大学教授の見解として「強度的に道路利用も可能」とする資料を示し、「厚みを１５センチにすれば道路対応もできる」「まずは駐車場や歩道、交通量の少ない市道から」と段階論で応じる。
一方、売上１０００億や準利益３００億の根拠については明確に説明できず、「チャットジーピーティーに聞いた」と発言して火に油を注ぎ、スタジオは口論状態になる。

【番組の評価】
最終的に番組が算出した現時点の企業価値は「１００億円」。ただし、人材強化やロードマップ整備などを実行した場合の「ポテンシャルバリエーション」は「１兆円」と評価される。
小沢はリアルバリュークラブ認定を獲得し、「今は納得」「ここからやる」と語る。

【小沢の価値観】
番組終盤、小沢は「金を稼ぐのは夢のため」「稼いだ金を福祉に全振りしたい」「倭国一の養護施設を作りたい」と語る。
「金儲け自体が悪いのではなく、使い道が大事だ」という姿勢を示し、激しい衝突の中でも事業への執念と信念を残して番組は終わる。

【要約】
・ドットコンは、地面を覆う舗装構造そのものを変え、水害とヒートアイランドを同時に解決しようとする仕組み
・新型のドットコンプラスはスリット型で、今後の主力商品
・パネル販売型モデルで、排水設備不要、工期短縮、コスト削減を狙う
・現時点の評価は１００億円だが、条件が整えば１兆円ポテンシャルと番組は判断
・数字面の甘さと、強烈な覚悟・思想が同時に露呈した回だった December 12, 2025