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2025.12.01〜(49週)
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トーマス・マン『魔の山 下』#読了
『魔の山』は1912年に着想され、1914年の第一次世界大戦勃発で執筆は中断、初めは戦争を賛美していたマンも、その戦禍を目の当たりにし、考えを改めます。それがなければあのラストにはならなかったかも。
山の上のサナトリウム(死の世界)と下界の生活(生の世界)、下界からお見舞いに来るハンス・カストルプは生の世界から死の世界に迷い込む人、一方の従兄弟、ヨアヒムは死の世界に属していながら生の世界へ脱け出すものの、再び戻ってこざるを得なくなり⋯⋯そんな構成もよくできてる。
下巻では雪山で遭難してハンス自身が死にかけたり、セテムブリーニとナフタの議論や決闘、ペーペルコルンの自殺など様々な形で身近に死を感じることで死の夢から醒めるわけですが、その後ハンスが向かった先は⋯⋯。
マンの語り尽くすような描写は冗長で、それが魅力でもあるのだけど、政治的、思想的な議論は時に退屈に感じてしまったりもします。とはいえ、優れた作品はとにかく様々なモチーフが散りばめられていて、多義的なんだなぁと、改めて思ったのでした。 December 12, 2025
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『ファウスト博士』重版をきっかけに読み出したトーマス・マン。
『魔の山』の再読は、今年一番の楽しい読書だった。忘れていた事ばかりなのと、新しい発見をしたのとで、改めて大好きになった。ハンスがちょっと小馬鹿にしているセテムブリーニ(本当良い人)のモデルが兄のハインリヒ・マンと知り、
⇩ https://t.co/sBrvdqHhqd December 12, 2025
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150年前の今日(12/4)はリルケの生まれた日。ドイツではトーマス・マンと並んで今年は周年記念で盛り上がっていたけど、どうもインスタやTiktokでリルケが人気だという記事。有料なので、読めず詳細不明。
https://t.co/hlua9uUiFK December 12, 2025
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北杜夫と高橋義孝の昭和39年の対談を「このふたりなら絶対にトーマス・マンの話になるよな 楽しみだな」と思いながら読んだら、ずっとうんこの話をしていて全くマンの名前が出なかったので笑ってしまった December 12, 2025
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対談集なんだけど、他の人たちにはしょっちゅう「トーマス・マンが好きで…」みたいなこと言ってるんだよな まあ相手が高橋義孝だからこそマンの話を出さない北杜夫の慎ましやかさとかわいさなのかもしれないけど December 12, 2025
今年はライナー・マリア・リルケの生誕150年でもあったのだけど、
そっちも紹介したかったなあ……
今書いてるトーマス・マンのnoteでちょっとだけ触れるか
『神さまの話』とか好きです December 12, 2025
ケンカをしたのだ。だから、友人がそのころに買ったわたしへのプレゼントは渡されなかった。
仲直りして、さいきん、わたしは初めてのように村上春樹さんに興味が出た。プレゼント、彼の『職業としての小説家』。渡された。
包装紙を開くと『トニオ・クレーゲル』。トーマス・マンである。不思議。 December 12, 2025
トーマス・マンの日記1946-48、新品で出てるよ。戦後すぐのあいの生々しさ、ちょっと羨ましいわ。ま、仕方ないか。
【新品・長期保管品】トーマス・マン日記 1946-1948
https://t.co/3OcS1Zy83M December 12, 2025
夕飯、臭み取り。魔の山、ラストだけ読んで、塹壕戦の中から、愛は生まれるか、で、たぶん未完だろう、トーマス・マンは愛を書きたかったに違いない。 https://t.co/13V4qDrqrr December 12, 2025
夕飯、臭み取り。魔の山、ラストだけ読んで、塹壕戦の中から、ふいに沸き立つ愛は生まれるか、で滲む。たぶん未完だろう、トーマス・マンは愛を書きたかったに違いない。いや、愛という神さまに向かう中で、煩悶の中で、ふっと顕界が、閉じたのだろう。 https://t.co/SXJlwdakmT December 12, 2025
トーマス・マン『ファウストゥス博士の成立』から、『ガラス玉演戯』について。
「私は、ヘッセの作品と私が懸命に打ち込んでいるものとの親近性を見て、ほとんど愕然としたのである。虚構の伝記で──この形式に付きもののパロディを加味するという着想が同じなら、音楽との結びつきも同じである」→ December 12, 2025
トーマス・マンの詐欺師クルル上下、古本で出てるよ~
高級ホテル舞台のイケメン詐欺師の話って最高すぎて嫉妬しかないわ
詐欺師フェーリクス・クルルの告白 上 下 トーマス・マン
https://t.co/udM9DcUEjb December 12, 2025
✒️ 本日の一冊:トーマス・マン『永遠なるゲーテ』
巨匠が巨匠を語る特別な一冊。
ゲーテの精神と芸術を、マンが深い敬意と洞察で照らし出す。
文学史を貫く“偉大さ”の核心に迫る評論。
📖👉 Kindle版:https://t.co/Co88jQUfMJ
#古典教養文庫 #トーマスマン #ゲーテ #読書垢 December 12, 2025
ヘッセ『ガラス玉演戯』(高橋健二訳、新潮文庫)読了。
架空の伝記、音楽との関わり、現実世界への批判など、同時期に執筆されたトーマス・マン『ファウスト博士』と驚くほど共通点があって、しかも全く違う。明朗さを求めるヘッセと、むしろ望んで断念するトーマス・マン、かな。
画像は1946年の写真 https://t.co/ZBHkReicsU December 12, 2025
1933年12月5日
午前、小説を書き進める。昼、Kと車でラッシャーのところへ行き本にサイン。ついでに『ヴァーグナー論』のあとがき原稿も持っていく。ライジガーが合流、Kの運転で買い物、戻って一緒に昼食。
お茶の後、仏語講演の原稿。新しい前置きはKが翻訳してくれた。#トーマス・マン日記 December 12, 2025
@0_xqkm FF外から失礼致します。
知識不足で申し訳ないのですが、トーマス・マン『魔の山』とこの書籍がどのように関係しているのか教えていただけたら幸いです(『魔の山』が好きなので関連していれば読みたいなと思いまして……)。 December 12, 2025
1933年12月3日
夕べ遅く『ドン・キホーテ』を読む。今日はわずかしか書けない。憂鬱で半病人。どんよりとかじかむような寒気。何もする気が起きず、刺すような風もひどく強いので早々に散歩を断念。
#トーマス・マン日記 December 12, 2025
#名刺代わりの小説10選
⒈『アルケミスト -夢を旅した少年』パウロ・コエーリョ
⒉『ドクラ・マグラ』夢野久作
⒊『魔の山』トーマス・マン
⒋『壁』安部公房
⒌『変身』フランツ・カフカ December 12, 2025
記事内容の要約
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2008年出版のアウグスト・ヒガ・オシロ(Augusto Higa Oshiro)の短編小説
『La iluminación de Katzuo Nakamatsu』 は、今日でも重要性を増す「精神の闇・精神健康」を描いた名作として再評価されている。
初版(出版社 San Marcos)、2015年版(APJ=ペルー日系人協会)の2回の発行を経て現在は絶版。古典とは時代が変わるほど新しい読まれ方が生まれる作品のことであり、この小説はその条件を満たしている。
物語の主人公・大学教授カツオ・ナカマツは、記憶、トラウマ、アイデンティティの葛藤、作家としての迷走に苛まれ、破滅的衝動へと突き進む。
性的官能の眩惑に囚われる『ヴェニスに死す』(トーマス・マン)とは異なり、ナカマツを支配するは“悪と自己破壊への眩惑”。彼は社会の底辺の人々と交わり、戦時期ペルーの狂信的倭国人政治活動家Etsuko Unténを模倣して街をさまよう。
物語は大学同僚ベニト・グッティの視点から語られることで、狂気の内面と崩壊の過程がより冷徹に描かれる。Higa Oshiro(2023年没)は11冊を残したが、その代表作である本作が絶版のままなのは文学界の損失だと筆者は強調している。 December 12, 2025
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