〈CIAはダライ・ラマに資金提供していた！／11.26 CIAがダライ・ラマと亡命チベット人組織に資金提供〉

🎦「今日はこのことについてお話ししたいと思います。おそらく多くの人は知らないでしょう。特に60年代のヒッピー世代の人たちは、チベットについて、まるでスピリチュアル映画のように語ることがありますよね。いわゆるブラッド・ピットが出てきそうな雰囲気のものです。しかし、CIAが機密解除した資料は、まったく別の話を伝えています。

基本的に1960年代、CIAはダライ・ラマと亡命チベット人ネットワークに対して、実際に資金提供をしていました。これは噂でもフェイクニュースでもありません。アメリカ政府自身のアーカイブに残っている事実です。そしてそれは少額ではありませんでした。年間170万ドル（約2億6,000万円／1960年代当時）です。60年代としては非常に大きな額でした。

その資金の目的は、政治活動、プロパガンダ、国境での作戦行動、秘密機材の提供、そしてダライ・ラマ本人への年間支払いでした。CIAはまた、コロラド州のキャンプ・ヘルでチベット人戦闘員を訓練していました。彼らは爆発物、無線通信、ゲリラ戦術などを教えられました。そしてCIAはその一部をヒマラヤ地域……つまり中国領内……へ空輸で送り返しました。

では、なぜアメリカがこんなことをしたのでしょうか？

それは冷戦期に、ダライ・ラマと亡命指導部が非常に“使える存在”だったからです。彼らは旧チベットの支配階級、つまり貴族と僧侶エリートでした。CIAは彼らを利用したわけです。そして彼らを政治的な道具に仕立てて、西側の観客……つまりあなた方……に対して、ある種の精神的象徴のように見せたのです。

そして事実として、旧チベットは決して“楽園”ではありませんでした。あなた方もご存じですよね。人口の90%以上が農奴で、ごく小さなエリート層に支配されていました。ダライ・ラマはその支配階級の中心であり、多くの貴族たちとともに権力を握っていました。

1950年代にエリート層が権力を失うと、彼らは亡命しました。逃げ出したわけです。そしてCIAが彼らを拾い上げ、“利用価値のある存在”として扱いました。

しかし1972年、アメリカは中国を必要とするようになります。ニクソンが訪中し、その瞬間に資金提供は完全に停止しました。その時点で彼らは“用済み”になったため、そのプロジェクト全体が放棄されたのです。」

(via Rael Maitreya)

https://t.co/vN1fjKFAwz December 12, 2025