「真相を終盤まで隠す」のは、途中でプレイヤーに「もしかしたらこうかもしれない。いやいや。あれかもしれない」と「考える&期待する楽しみ」を提供し続けた結果に計算づくで配置すべきもので、オチ以外で途中の「楽しみ」や「先への期待」が用意できないならオチのヒントを出し続けるのがいいよね。

「驚愕の真相でプレイヤーを驚かせたい」という……たぶん、マダミスあたりの価値観から来ていると思っているけど、それをやって面白いのは「実力のある人がちゃんと全部計算して書いた」場合だけで、憧れだけで手を出すにはちょっとだけハードルが高いよね。

個人的に試してほしいのは、どんでん返しで有名なM・ナイト・シャマラン監督の『シックスセンス』を見返して「それぞれのシーンで自分(観客)は何を楽しいと思って映画を観ているのか」を書きだしてみることかな。
あ。観たことない人は普通に1回観よう。おすすめ！

自分でもびっくりするくらい「色々なことを考えて期待して見ている自分(監督にそう見るように仕向けられている)」自分に気がつくよ。
中には、どんでんがえしの伏線もばっちりあるしね。ほかのこと考えるのに忙しくてスルーしがちなだけで、わりと堂々と。
その極北で大好きなのは同じくシャマラン監督の『ハプニング』だけど、素人にはおすすめできない！

もしくは、プレイ済みで楽しかったマダミスを読み返すのもおすすめ。
面白いシナリオを書きたいなら、面白いシナリオ(映画など含む)を分析してみよう！ December 12, 2025

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