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グアム
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2025.12.06 04:00
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仲本工事さん「最初のカミさんが生きていてくれたら…おれの人生は、もっと変わった。
全然違っていた。
ある程度、優雅に暮らせていたと思う。せくせくしないでさ…」
2022年9月8日、
自由が丘にある焼肉屋で
仲本さんは本音をこぼす。
「最初のカミ(山北紀子)さんが、
グアム旅行の帰りに風邪をもらって、
咳がとまらなくなって。
こじらせちゃってさ…」
空港に仲本さんの友人が
車で迎えに来てくれていたので、
仲本さんと紀子さんは
後部座席に乗った。
「高速道路に乗って帰る途中、
朝になって太陽が昇って
気温がぐんと上がってきて…
咳き込んじゃったんだよ…」
車内で紀子さんは呼吸困難になり
意識が朦朧とし始めてゆく。
不運にも高速道路は渋滞していた。
「それでさ、俺くるまから降りて、
高速道路の真ん中を走って
すみませーん!真ん中を空けて下さい。
急患なんです。
って言ったら、みんな
親切に道を空けてくれたんだよ。
それで、一キロくらい走ったかな…
もっと走ったかもしれない。
そうして錦糸町の出口あたりに行ったら精算の行列をしていて、
出口が詰まってるのは、
しょうがないんだけど、
それで時間くっちゃって…
友達が病院にそのまま車で
向かってくれて、病院に
なんとか着いた。
カミさんを抱えて急いで
病院に入ったら
病院のひとに
(あの、受付とおして下さい)
って言うわけよ…
それどころじゃないんだから
みてくれよ…!
なんとか押しきって内科に行って
大至急みてくれって言ったけど
カミさんは意識不明でさ…
それからICUに入って
一週間くらいだったかな…
あの時は悲しかったね…
そのカミさんは本当に
俺にとっては できた妻だったから…
財産も増やしてくれて、
軽井沢に別荘も見つけてくれて、
何より俺を一番にたててくれた。
もし、カミさんが生きていてくれたら
そうしたら俺の人生はもっと変わった。
違っていた。
現実に戻った仲本さんは、
「ここらで、わたしの人生も打ち止めかなって思った。
終わればいいかなって…
もういいやって気持ちはある」
焼肉を食べた仲本さんは、
お腹を空かせていたようで
「美味しい。久しぶりに美味しい…」
と嬉しそうにしていた。
仲本さんから交通事故の前日の夜、
ショートメッセージがきました。
【しばらくは何もしないつもりです。
ゆっくり眠れるよう祈ります。
オヤスミなさい。】
2022年10月17日 午前0:44だった。
(翌日、10月18日事故に...)
従業員やお客さんに確認したところ、
事故の前日、横浜から帰ったのが
いつもより遅かった。
戻ってきたのは22:00ちかくで
かなり疲れた様子だったと話していた。
寝る間もなく、早朝に横浜に
呼ばれた仲本さん。
ちゃんと寝れていたのかな…
どんな気持ちを抱えていたのだろう…
いまだに心配な気持ちは消えません。
寝ると言っても、動物たちの糞尿で
布団はなく、
スナックのお客さんが座る
ソファで365日眠っていた仲本さん。
見ていられなかった。 December 12, 2025
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