ずっと真夜中でいいのに。の楽曲「お勉強しといてよ」は、独特のリズムと歌詞で人気を集めた楽曲です。

打ち込みを多用したハイテンポで変則的なリズムが特徴で、一度聴くと頭から離れなくなるような中毒性を持っています。
ずとまよらしい実験的なサウンドが詰め込まれています。

「お勉強しといてよ」というキャッチーなタイトルとは裏腹に、歌詞は主人公の複雑な感情の葛藤や、ままならない恋愛、社会への不満などが描かれています。
ACAねのクレバーな作詞術が光っており、言葉遊びや比喩表現が多用されています。

歌詞の中に出てくる「感情参考書」は、主人公が経験してきた苦しみや感情の跡を集めたものであると解釈されています。
歌詞の表現が抽象的なため、聴き手によって様々な解釈ができる多面性も魅力の一つです。 

MVは、アニメーターの「はなぶし」氏が手掛けています。
独特でサイケデリックな映像表現が楽曲の世界観と完璧にマッチし、SNSを中心に大きな話題を呼びました。
この楽曲のMVが好評だったため、後にリリースされた楽曲「暗く黒く」（映画『さんかく窓の外側は夜』主題歌）のMVも、再びはなぶし氏が担当しています。

ライブでの演奏は非常に難易度が高いことで知られており、特にベースの二家本亮介氏は、2サビ前のフィルイン（演奏技術的に難しいフレーズ）について、ご自身で難しくしてハードルを上げた結果、ACAねに採用されたというエピソードがあります。
キャッチーなサビとリズム感から、ライブでは非常に盛り上がる定番曲の一つとなっています。 
https://t.co/zZBiTH6qxd December 12, 2025