撤回要求 トレンド
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2025.12.05 09:00
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この件、感情的に「立憲だから」と批判する前に、何が起きたのか順番に見ると問題点がだいぶはっきりしてきます。
まず今回の発端は、立憲民主党の岡田議員が「台湾有事は、どんな場合に倭国の存立危機事態(集団的自衛権を使えるライン)になり得るのか」を、かなり突っ込んで総理に質問したことでした。安全保障の核心そのものを国会でただしたわけです。
それに対して高市総理が「戦艦を使うなど武力行使を伴う場合には、存立危機事態になり得る」と答弁し、その発言をきっかけに中国政府が強く反発し、倭国への渡航自粛の呼びかけや、発言の撤回要求まで出してきた。ここまでは事実として報道で確認できます。
ここでおかしく見えるのは、その後の立憲側の振る舞いです。
質問をした側は、岡田氏本人が「限定的な答えを期待していたが、首相の答弁を聞いてまずいと思った」と語り、党としては「発言を撤回しろ」「謝れ」と迫る。一方で総理は「従来の政府見解の範囲内だ」として撤回を拒否し、中国は「ごまかしだ」とさらに攻勢を強める。結果として、国会での倭国側のメッセージがバラバラに見えてしまっています。
一般の感覚で言えば、自分から先生に「もっと具体的に教えてください」と聞いておきながら、先生が具体的に答えると「そんなこと言うな、今すぐ撤回しろ」と怒る生徒、という構図に見えてしまう。原口議員が「自分たちが細かく聞いておいて、高市総理がそれに答えると撤回しろ謝れというのは理不尽で、立憲の支持をさらに下げている」と苦言を呈したのは、そこへの違和感の表明だと思います。
安全保障の問題を国会で厳しく問うこと自体は、本来とても大事です。ただ、「失言を引き出して政権の支持率を下げる」という発想が前面に出過ぎると、有権者からは「国の安全よりも揚げ足取りが優先なのか」と見られてしまう。実際、今回の一連の騒動では、高市総理の発言内容への議論以上に、「立憲のやり方」に対する批判がSNSや世論調査のコメントに多く見られます。
だからこそ、原口議員の指摘は、身内を叩いているというより、「このままのスタイルでは最大野党としての信頼を失う」という内部からの警告だと受け取るべきではないでしょうか。与党に厳しく向き合うことと、質問しておきながら答弁を全面否定して「撤回しろ」と迫ることは別の話です。
国民が望んでいるのは、「誰が失言したか」というワイドショーネタではなく、「台湾有事のとき、倭国はどこまで何をする覚悟があり、そのためにどんな準備をしているのか」を冷静に説明し合う国会です。その意味で、今回の立憲の対応には、与党の支持・不支持を問わず、違和感を覚える人が多いという原口議員の感覚には、うなずかざるを得ないところがあると思います。
#高市早苗 #原口一博 #立憲民主党 December 12, 2025
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