自由診療 トレンド
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2025.12.08 18:00
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2040年外科医不足でがん手術が半年待ちになる。
すると、金持ちは命を買うために「数百万円払ってでも今すぐ」手術を受けたいと考える。
数百万円の高額自由診療で手術する病院が登場し、外科医を高報酬で囲い込むことになる。
倭国の医療は「命の順番を金で買う」時代へ突入するのは間違いない... https://t.co/H81EOaM5zi December 12, 2025
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私はこの議員が何故ここまで明確に領域を絞って声高で声を上げるのかサッパリ理解できないが、オンライン精神科は特定の族議員、一般社団法人や美容自由診療の次のマーケットとして間違いなくロックオオンされている。
オンライン診療を現在やっているところの多くが母体を精神医療分野ではなくマッチングアプリ系やシステム屋、オンライン占いなど、自社システム開発できる大きな資金源がある経営背景がある。
もともと精神医療は美容医療との類似性からマーケットとし易い。20数年前に某美容外科系列がrTMS の当時最大のメーカーニューロスターの国内独占販売権利を得たため、怪しい自費クリニックが歪んだ市場を作ってしまった(この 件は群馬大学の当時の教授の三國先生が精神神経学雑誌に内情をかなり詳しく書いてある。)。
以降TMSは「そういう人たちのそういうツール」としてしか国内にて存在意義言い出せなくなり現在に至る。
オンライン診療を運営している所の背景を調べれわかると思うが、低コストでシステムだけで後は「精神科医でないことが条件」な医師を連れてくるだけで成り立つ。
今後規制されると思われる美容医療で財をを成した法人や一般社団オーナーがこの領域に侵食しつつあるのは当然で、現場はもうすごいひどいことになってるんだよね。
この件に関しては、どこのマスメディアもそして常に反精神医療を訴える読売新聞の某も沈黙だ。普段は反精神医療に威勢の良いどこかの大学の作業療法士上がりの教授も同様。
もうこの国には精神医療が発展する余裕はなく、強者が弱者を喰い物にする状況しか起こらない。これまで以上の「精神医療における貧困ビジネス」が繰り広げられることになるであろう。 December 12, 2025
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「薄毛(AGA)は母方から遺伝するってほんと?父方は関係ないの?」
AGA(男性型脱毛症)の遺伝研究の歴史についてお話しさせていただきます。
薄毛は「隔世遺伝で母方のおじいちゃんが薄毛だと薄毛になりやすい」などよく言われておりますが「本当なのか?」「なぜそう言われるようになったのか?」「そもそもAGAという概念はいつからあるのか?」などなど、飲み会で使える内容から医師でも“そこまで知らないかも”という内容まで深掘りしていこうと思います。
〈まとめ〉
AGAの研究の歴史は非常に長いのでまずはまとめを記載します。
1940年代:ハミルトンが去勢者の研究で「男性ホルモン依存性」であることを示唆
1970年代:ノーウッドがAGAの進行パターンを分類(ハミルトン-ノーウッド分類)
1980〜90年代:AGAは単一遺伝子ではなく「多因子遺伝」であるという考えが主流に
2001年:AR遺伝子(X染色体)多型とAGAの強い関連が報告される(「隔世遺伝で母方のおじいちゃんが薄毛だと薄毛になりやすい」の裏付け)
2004年:父親の脱毛歴も有意なリスク因子であることが判明(「隔世遺伝だけじゃない!」)
2008年:常染色体(20p11)にX染色体のAR遺伝子とは“独立した”リスク要因遺伝子座の同定
2017年:Pirastuらが71の感受性遺伝子座を同定し、複雑な遺伝性を裏付け
〈1940年代〜去勢者の研究で分かったAGAと男性ホルモンの関係〉
AGAの発症には男性ホルモンが必須であることが示されたのは、1942年、米国の解剖学者ジェームズ・ハミルトン先生によって研究で報告されました。AGAの進行パターンの分類で有名な『ハミルトン-ノーウッド分類』のハミルトンです。
ハミルトン先生は医療的、法的理由により同意下で去勢された青年囚人を対象に薄毛が見られなかったことから、薄毛は男性ホルモンが影響しているのでは?と考えました。実際に去勢後にテストステロンを補充するとAGAの発症も認めました。これにより「正常な男性ホルモンレベル下で遺伝的素因を持つ人がAGAになる」という概念が確立し、現在のAGAの病態理解につながります。なかなかすごいなと当時の時代背景と倫理的背景に驚かされますね。
〈1970年代〜脱毛パターンの分類体系と疫学的知見の確立〉
1970年代になるとAGAの臨床分類と有病率に関する研究が登場してきます。特に1975年 米国で植毛手術の先駆者であるオータル・ノーウッド先生が登場します。そうです『ハミルトン-ノーウッド分類』のノーウッドです。オータル・ノーウッド先生はAGAの進行パターンをⅠ型〜Ⅶ型まで分類し、現在の『ハミルトン-ノーウッド分類』の原形となりました。加えて有病率の報告もあり50歳までに男性の約30~50%程度がAGAを呈することが言及されています。この時から「AGAは一般的によくある疾患で家族集積性がある」と考えられていたと予想します。
■『ハミルトン-ノーウッド分類』(AGAの進行パターン)
〈1980-1990年代 遺伝素因と遺伝形式の解明に向けた研究の本格化〉
1980年代に入ると「AGAと遺伝」の研究が本格化します。KusterとHapple先生によって『The inheritance of common baldness: two B or not two B?(2つのBか、それともBではないか?)』という論文が発表されました。これは当時考えられていた「AGAは常染色体優性遺伝(女性では不完全浸透)」を否定するもので『AGAは単一遺伝子(シンプルなメンデルモデル)ではなく複数の遺伝子が関与する多因子的遺伝と考えるべきだ』と下記5点の論拠から異議を唱えました。
①AGAの有病率が非常に高いこと
補足説明:仮にAGAが単一の有性遺伝病であれば、50%近くの有病率は高すぎる。
②一般人口における薄毛の程度分布が連続的(正規分布的)であること
補足説明:AGAは発症「する/しない」のみではなく軽度〜重度まで正規分布(グラデーション)であること。仮に単一遺伝子で決まるなら発症「する/しない」のシンプルなはず。(複数の遺伝子や環境要因が複合的に関与するのでは?)
③血縁者に発症者が多いほど本人の発症リスクが増加すること
補足説明:両親・祖父母・兄弟姉妹など近い血縁に脱毛者が多いほど、自分もAGAになる可能性が高くなる。つまり「リスクの積み重なり」を認め、複数の遺伝要因が関与しているのでは?
④重症女性の親族は、軽症女性の親族よりリスクがわずかに高いこと
補足説明:「女性でも重症化するほど強い遺伝的背景がある」ことを示唆しており、家系的に「AGAによりなりやすい体質」が複数の遺伝子により引き継がれていると考えられる。
⑤母親から受け継いだ素因は、父親から受け継いだ素因よりも重要であること
補足説明:男性はX染色体を母親から受け継ぎます。つまりAGAになりやすい体質は、母親から強く影響を受けるということとなりシンプルに常染色体優性遺伝というのには違和感があります。これが後の「隔世遺伝で母方のおじいちゃんが薄毛だと薄毛になりやすい」につながります!
〈2001年 初の原因遺伝子の同定〉
オーストラリアのEllisらは2001年にX染色体上にあるAR遺伝子(アンドロゲン受容体遺伝子)多型とAGA発症との関連を報告しました。彼らは18~30歳の若年性脱毛男性の98.1%がこの多型を持つのに対し、対照では76.6%にとどまると報告しました。これはAR遺伝子多型がAGA感受性に強く影響することを初めて示したものです。また、この多型は50歳以上の脱毛男性でも有意に高頻度であり、AR遺伝子が早発型から晩発型まで広くAGAに関与する主要因子であることが示唆されました。
続けて2005年には、ドイツのHillmerらがより大規模な解析を行い、「AR遺伝子の遺伝的変異が若年性AGAの主因である」ことを改めて明らかにしました。彼らの研究では「X染色体上のAR遺伝子がAGAに強く関連し、他のAGAの原因候補遺伝子よりも高い影響を及ぼす」ことが示唆されました。同年、イスラエルのLevy-Nissenbaumらも独立集団でAR遺伝子多型の再現性検証を行い、AGA患者群でAR遺伝子上のサイレント変異の頻度が有意に高いことを確認し、Ellisらの発見を支持する形となり「AR遺伝子がAGAの第1の原因遺伝子である」ことを世界的に認めさせました。これが世に言う「隔世遺伝で母方のおじいちゃんが薄毛だと薄毛になりやすい」の根拠となります。
〈2004年 父親のAGA有無がリスクとなることが判明〉
前述ではX染色体=母親からの遺伝が大きく影響すると記載しましたが、2004年、Chumleaらは、一般男性を対象にした大規模疫学研究により家族歴とAGA発症リスクを定量的に評価しました。その結果、「父親に薄毛がある男性は、父親に薄毛がない男性より約2.5倍もAGAになりやすいこと」加えて、母親や母方祖父の脱毛歴と組み合わさるとリスクが一層高まることも報告され、両親双方の家族歴がAGA発症に影響することが示唆されました。つまり「隔世遺伝で母方のおじいちゃんが薄毛だと薄毛になりやすい」は事実ではあるものの、それだけではないということがわかりました。
〈2000年代後半:ゲノムワイド関連解析(GWAS)による新規遺伝子座の発見〉
2000年代後半になると、ゲノムワイド関連解析(GWAS)がAGA研究に導入され、更なる遺伝因子の同定が進みました。2008年、国際共同研究(Hillmerら、Nature Genetics 2008)はドイツ人男性集団でGWASを行い、常染色体上で初のAGA関連遺伝子座を同定しました。それが第20染色体短腕20p11の領域で、この多型はAGA患者で有意に高頻度であることが示されました。この発見により、AGAの原因はX染色体上の因子(AR遺伝子など)だけでなく常染色体上の因子にも及ぶことが判明しました。特に20p11遺伝子座の関与は注目され、独立したAGAリスク因子と考えられています。(=AR遺伝子を持っていない人でもAGAを発症する)
〈2017年 超大規模研究によるAGA関連遺伝子の網羅的同定〉
時は飛んで2017年、Pirastuらによる研究で、イギリスの白人男性約25,000例のAGA症例と約18,000例の対照を解析し、既知のものも含め実に71箇所もの有意な感受性遺伝子座を同定されました。これによりAGAは複数の遺伝子からなる複雑な遺伝形質であることが改めて分かりました。この71の遺伝子座には常染色体も性染色体も含まれます。やはりここでも「隔世遺伝で母方のおじいちゃんが薄毛だと薄毛になりやすい」は事実ではあるものの、それだけではないということがわかります。
最後に
「AGAの原因は隔世遺伝!!」と認識していた方は多くの遺伝子が関与していることとAGA研究の歴史に驚いたのではないでしょうか?ここまで読んでいただいた方がいると信じてます。というのを最後の挨拶とさせていただきます。
〈参考まとめ〉
AGA(薄毛)の不安がある方
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