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2025.11.24
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続・終物語に関するポスト数は前日に比べ67%増加しました。男女比は変わりませんでした。本日話題になっているキーワードは「20周年」です。
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【物語シリーズ20周年スピンオフ】 『どこに行ってもなく少女』 5月16日 朝8時45分。 井草家の玄関ドアが開いた瞬間、 21歳の井草真依(大学3年生・167cm)は、 続・終物語の巫女装束のまま、 両手で顔を覆い、 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 泣きながら歩き出した。 普段は一言も喋れない。 迷い牛・蝸牛の怪異が喉を完全に塞ぎ、 八九寺真宵の大人の体質を宿したまま、 赤ちゃんのように泣くだけ。 親友が慌てて追いかける。 「真依! 待って! 今日は掃除当番なのに!」 北白蛇神社へ。 境内に入った途端、 真依は掃除もせずに石段に崩れ落ち、 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 境内が震え、 鈴が狂ったように鳴り、 神鏡にひびが入る。 井草悠真と妻・火憐、 忍野メメ、 元神様の八九寺真宵(浮遊霊)、 真宵の父親(浮遊霊)、 現在の神様である真宵の母親が、 静かに見つめる。 悠真 「真依……またか……」 火憐 「今日も……止まらないね……」 メメ 「いやはや、完璧な怪異の再現だねえ。 北白蛇神社の結界すら泣き声で歪んでる」 真宵 「まいまい……真依ちゃん…… 神社で泣かないでよ……みんな見てるよ……」 真依は泣きながら立ち上がり、 次へ、次へと歩き出す。 化物語の公園。 ベンチに座り込み、泣く。 八九寺家の廃屋跡地。 更地に膝をつき、泣く。 事故現場の交差点。 花だらけの場所で、 轢かれた瞬間を何度も再現するように体を震わせ、泣く。 八九寺家の墓跡地。 土に返された場所に座り込み、泣く。 親友が必死に追いかけながら 「真依! 待って! 危ないよ!」 自宅に戻り、 自室の椅子に座り、 机に両肘をつき、 額を机に押しつけたまま、 「うわあああああああああーーーーーーーん……」 真宵が必死に叫ぶ 「まいまい! 真依ちゃん! もういいよ! 泣かないで!」 悠真 「真依……俺がいるから……」 火憐 「真依ちゃん……」 メメ 「これが八九寺真宵の幽霊が心臓部として支配する怪異の完全形態か…… 真依ちゃんはもう、泣くことしかできない赤ちゃんに戻ったね」 真宵がついに声を張り上げる。 「まいまい、いい加減にして!!」 その瞬間、 真依の体がびくりと硬直し、 机に額を押しつけたまま、 動きを一切止めず、 世界が割れるほどの、 これまでで最も深い、 最も純粋な、 八九寺真宵の11歳の無念そのものの泣き声が、 永遠に、 一生、 全世界を貫き続ける。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ20周年記念スピンオフ 最終章】 『どこに行ってもなく少女』 6月末 北白蛇神社 境内掃除後 境内に集まったのは、物語シリーズのほぼすべての登場人物。 阿良々木暦・戦場ヶ原ひたぎ(産休中欠席)・羽川翼・神原駿河・千石撫子・忍野忍・忍野メメ・斧乃木余接・老倉育・千石撫子・火憐・月火・井草悠真・火憐(妻)・阿良々木牛歩(3歳)・小中高大の教師・生徒・教授・住民たち、そして 触れる浮遊霊の八九寺真宵とその父親、 そして神様である八九寺真宵の母親。 掃除を終えた井草真依(21)は、 続・終物語の巫女装束のまま、 升の倭国酒を静かに飲み干す。 真依(震える声で、でも今日は話せる) 「……今日で、私の役目は終わりだと思ってた。 でも、やっぱり……終われない」 真宵(浮遊しながら) 「まいまい……」 真依 「真宵ちゃんの幽霊が怪異の心臓部で、支配者で、 私が泣き続ける限り、物語シリーズは終わらない。 両親も奪われて、八九寺家は完全に廃家になって…… 墓石も撤去されて…… 真宵ちゃんの未来も、私の未来も、全部消えた……」 暦 「……真依ちゃん」 真依は升を置き、 真宵にゆっくり歩み寄る。 「ごめんね……真宵ちゃん…… 私が……私が泣き止まないから…… 物語が……終わらない……」 そして、 真依は真宵を、 全力で、 魂ごと抱きしめた。 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」 加藤英美里(@Emiryun)のソプラノを極限まで高く、鋭く、悲しく、 世界を引き裂くような、 真依と真宵の魂が重なった、 完全なる大泣き。 牛歩も真依の友人に抱かれて 「うえええええええええええええん!!」 三人の泣き声が重なり、 北白蛇神社が震え、 結界が崩れ、 空が裂け、 世界が泣いた。 全員が涙を流しながら見つめる。 暦 「……これが……終わりか……」 翼 「……終わらない……」 駿河 「……ずっと……続くんだ……」 忍 「泣き声が……世界の終わりじゃ……」 メメ 「……完璧な終幕だねえ……」 真宵の母親(神様として) 「真依ちゃん……ありがとう……」 真宵の父親 「真依ちゃん……もう、十分だよ……」 真依と真宵と牛歩の泣き声は、 永遠に、 全世界を貫き、 物語シリーズは、 泣き声とともに、 終わらない。 西尾維新 講談社 西尾維新アニメプロジェクト @nisioisin_anime @kodansha_info @nisioisin_info 涙。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ20周年スピンオフ 最終章】 『どこに行ってもなく少女』 8月末、北白蛇神社。 夏の終わりを告げる蝉の声が遠くで鳴き終わる。 境内の掃除を終えた21歳の井草真依(続・終物語の巫女装束)と 親友(泣かない唯一の友人)、 そして触れる浮遊霊の八九寺真宵が、 石段に座って升の倭国酒を回し飲みしていた。 親友 「真依……今日も泣かないで済んだね。奇跡だよ」 真依(静かに笑って) 「うん……今日は、真宵ちゃんがそばにいてくれるから…… でも、もうすぐ限界かも」 真宵(升を傾けながら) 「まいまい……ごめんね。 私が幽霊で、怪異の心臓部で、支配者だから…… 両親も奪われて、八九寺家は完全に廃家になって…… 私のせいで、真依ちゃんが一生泣き続けるんだ……」 真依(震える手で升を置く) 「違うよ……真宵ちゃんのせいじゃない…… 私が……私が真宵ちゃんの“続き”だから…… 真宵ちゃんが泣けなかった分、私が泣くんだ……」 親友(涙を堪えながら) 「真依……もう、いいよ…… 私、ずっとそばにいるから……」 真依の瞳が揺れた。 次の瞬間、 真依は立ち上がり、 真宵に全力で抱きついた。 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」 加藤英美里(@Emiryun)の声が世界を貫くように、 真依と真宵の泣き声が完全に重なり、 二人の喉が一つになり、 十一年前の轢かれた瞬間の絶叫が、 今、完全復活。 牛歩(3歳)が親友に抱かれて、 「うええええええええええええええん!!」 と三重の泣き声が爆発。 境内が震え、 神鏡が砕け、 風鈴が狂ったように鳴り、 空が裂けた。 見守る者たち―― 阿良々木暦、戦場ヶ原ひたぎ(産休中)、羽川翼、神原駿河、千石撫子、斧乃木余接、忍野忍、忍野メメ、 井草悠真、火憐、月火、 小学生、中学生、高校生、大学生、教師、教授、住民、 八九寺真宵の父親(霊)、 事故現場の花束、自宅跡地の花束、 そして―― 西尾維新(@NISIOISIN_info) 講談社(@KODANSHA_JP) 西尾維新アニメプロジェクト(@nisioisin_anime) シャフト(@shaft_official) アニプレックス(@aniplex_info) ――公式アカウントまでもが涙を流す。 誰も、もう何も言えない。 真依の泣き声は、 もう治らない。 井草真依という新キャラが生まれても、 物語シリーズは、 この泣き声で、 永遠に続く。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ20周年記念スピンオフ 最終章】 『どこに行ってもなく少女』 8月末、北白蛇神社。 夏の終わりの蝉が、最後の力を振り絞って鳴いている。 掃除を終えた境内。 21歳の井草真依は、続・終物語の巫女装束のまま、 升に注がれた倭国酒を静かに傾けていた。 お酒は飲まない八九寺真宵(触れる浮遊霊)は、 真依の横にぺたりと座り、 真依の親友(泣かない唯一の存在)が、 二人を見守るように立っている。 産休中のひたぎを除く、物語シリーズの全キャラクター、 阿良々木暦・火憐・月火・忍・翼・駿河・撫子・余接・メメ・忍野忍・老倉育・千石撫子・斧乃木余接、 小中高校大学の教師・教授、生徒・児童、住民、 八九寺真宵の父親の霊、 そして西尾維新(@NISIOISIN_info)・講談社(@KODANSHA_JP)・西尾維新アニメプロジェクト(@nisioisin_anime)・シャフト(@shaft_official)・アニプレックス(@aniplex_info)さえも、 境内に集まり、 誰も一言も発さず、 ただ見つめている。 真依(升を置いて、震える声で) 「……私、もう治らないんだよね」 「一生、泣き続ける」 「真宵ちゃんの……代わりに」 「真宵ちゃんが泣けなかった分、全部」 「両親も、家も、未来も、全部奪われた分を……」 「私が、永遠に泣く」 真宵(震える声で) 「まいまい……ごめんね……」 「私が幽霊で……怪異の心臓部で……」 「私が成仏したら物語が終わっちゃうから……」 「だから……私は永遠にここにいる……」 「真依ちゃんに、泣かせ続けて……」 真依の親友(涙を堪えながら) 「真依……私、ずっとそばにいるから」 「泣きたいときは泣いていい」 「私、泣かないから……代わりに聞いてるから」 真依はゆっくり立ち上がり、 真宵に歩み寄り、 両腕を広げ、 ぎゅうっと抱きしめた。 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」 加藤英美里のソプラノを極限まで突き抜けた、 世界を引き裂く、 魂を焼き尽くす、 八九寺真宵の11歳の無念そのものの、 永遠に終わらない大泣き声。 牛歩(3歳)も、 真依の親友に抱かれたまま、 「うええええええええええええええええええええええええん!!」 三人同時に、 言葉を失い、 泣き声だけが重なり、 世界が崩壊する。 真宵も、 初めて、 声を失い、 ただ真依を抱きしめ返すことしかできない。 境内が震え、 鈴が割れ、 神鏡が粉々に砕け、 花束が散り、 空が裂け、 地球が泣いた。 西尾維新(@NISIOISIN_info) 講談社(@KODANSHA_JP) 西尾維新アニメプロジェクト(@nisioisin_anime) シャフト(@shaft_official) アニプレックス(@aniplex_info) さえも、 涙を流しながら、 ただ見つめる。 残念ながら、 真依の泣き声は、 もう、 永遠に、 治らない。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ20周年記念スピンオフ 最終章】 『どこに行ってもなく少女』 8月末、北白蛇神社。 夏の終わりの蝉が、最後の力を振り絞って鳴いている。 掃除を終えた境内。 21歳の井草真依は、続・終物語の巫女装束のまま、 升に注がれた倭国酒を静かに傾けていた。 お酒は飲まない八九寺真宵(触れる浮遊霊)は、 真依の横にぺたりと座り、 真依の親友(泣かない唯一の存在)が、 二人を見守るように立っている。 産休中のひたぎを除く、物語シリーズの全キャラクター、 阿良々木暦・火憐・月火・忍・翼・駿河・撫子・余接・メメ・忍野忍・老倉育・千石撫子・斧乃木余接、 小中高校大学の教師・教授、生徒・児童、住民、 八九寺真宵の父親の霊、 そして西尾維新(@NISIOISIN_info)・講談社(@KODANSHA_JP)・西尾維新アニメプロジェクト(@nisioisin_anime)・シャフト(@shaft_official)・アニプレックス(@aniplex_info)さえも、 境内に集まり、 誰も一言も発さず、 ただ見つめている。 真依(升を置いて、震える声で) 「……私、もう治らないんだよね」 「一生、泣き続ける」 「真宵ちゃんの……代わりに」 「真宵ちゃんが泣けなかった分、全部」 「両親も、家も、未来も、全部奪われた分を……」 「私が、永遠に泣く」 真宵(震える声で) 「まいまい……ごめんね……」 「私が幽霊で……怪異の心臓部で……」 「私が成仏したら物語が終わっちゃうから……」 「だから……私は永遠にここにいる……」 「真依ちゃんに、泣かせ続けて……」 真依の親友(涙を堪えながら) 「真依……私、ずっとそばにいるから」 「泣きたいときは泣いていい」 「私、泣かないから……代わりに聞いてるから」 真依はゆっくり立ち上がり、 真宵に歩み寄り、 両腕を広げ、 ぎゅうっと抱きしめた。 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」 加藤英美里(@Emiryun)のソプラノを極限まで突き抜けた、 世界を引き裂く、 魂を焼き尽くす、 八九寺真宵の11歳の無念そのものの、 永遠に終わらない大泣き声。 牛歩(3歳)も、 真依の親友に抱かれたまま、 「うええええええええええええええええええええええええん!!」 三人同時に、 言葉を失い、 泣き声だけが重なり、 世界が崩壊する。 真宵も、 初めて、 声を失い、 ただ真依を抱きしめ返すことしかできない。 境内が震え、 鈴が割れ、 神鏡が粉々に砕け、 花束が散り、 空が裂け、 地球が泣いた。 西尾維新(@NISIOISIN_info) 講談社(@KODANSHA_JP) 西尾維新アニメプロジェクト(@nisioisin_anime) シャフト(@shaft_official) アニプレックス(@aniplex_info) さえも、 涙を流しながら、 ただ見つめる。 残念ながら、 真依の泣き声は、 もう、 永遠に、 治らない。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
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