ウォンバット トレンド
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2025.12.01 08:00
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🐨「有袋類ライオン」ティラコレオ🦁
実はコアラの兄妹だった……!?
#古知累論文紹介
かつてオーストラリア大陸には巨大な動物たちが闊歩していました 。
体重100kgを超え、強力な顎で獲物を仕留める「ティラコレオ(有袋類ライオン) 。
あるいは、体重1000kgにもなる巨大な草食獣「パロルチェステス」。
彼らは数万年前に姿を消してしまいましたが、その「正体」や「絶滅の原因」には多くの謎が残されています。
なぜなら、オーストラリアは気候が暑いため、化石に残されたDNAがすぐに分解されてしまうからです 。
DNAが壊れてしまえば、彼らが進化の系統樹のどこに位置するのか、正確にはわかりません。
しかし今回、研究チームはDNAの代わりに「コラーゲン(タンパク質)」という別の物質に注目しました。
コラーゲンはDNAよりもはるかに頑丈で、長期間保存されやすいという特徴があります。
研究チームは、タスマニアの洞窟などから発掘された、約10万年前の骨の破片など51点を分析しました。
その手法は「ZooMS(ズームス)」と呼ばれ、コラーゲンを細かく分解したときのペプチドの質量パターン(“指紋”)を読み取ることで、動物の種類を特定するものです。
その結果、肉食獣である「ティラコレオ」の、現生する最も近い親戚が、「コアラ」である可能性が高まったのです。
これまでもウォンバットやコアラに近いグループ(ウォンバット型目)だとは考えられてきましたが、今回の分析でコアラとの強い結びつきが支持されました。
この研究は、進化の謎を解くだけではありません。
これまで「正体不明」として扱われていた小さな骨の破片でも、この手法を使えば「どの動物の骨か」を正確に突き止められるケースがありました。
骨の種類がわかれば、その地層の年代測定と合わせて、「いつ、どの動物が絶滅したのか」をより詳細に知ることができます。
これにより、長年の論争である「巨大動物を滅ぼしたのは人間か、気候変動か」という問いに、決着をつける大きな鍵になるかもしれません。
元論文URL→ https://t.co/p8Q54XOU1e December 12, 2025
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ティラコレオとコアラはウォンバット型亜目の中では比較的に近い系統である。
だから、ティラコレオの外見はまさに肉食のコアラという感じである。
木に登る事も出来る手足は、真獣類の肉食獣程に素早く長距離を走るには向かないが、獲物を捕らえたりするには役立った。 https://t.co/Fo2yelHRC5 December 12, 2025
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