OpenRouterで使われた100兆トークン分の様々なLLM利用が分析された。
分析においてプロンプトや出力内容は使わず、メタデータ（タイミング、モデル、プロバイダー、ストリーミングの有無など）で分析された。以下が研究からの抜粋

オープンモデル利用は1/3程度が継続し、特にDeepSeek, Kimi, Qwenなどのモデルの利用が大きくなっている。またリリース直後だけでなく、その後も利用は高水準を維持し、実際の本番用途に利用されているとみられる。オープンモデル利用は2024年末にいわゆるDeepSeek Shockから、DeepSeekが支配的となったが、2025年夏からは多様化し、現在はMinimax, Kimi, DeepSeek, Qwen, GPT-OSSなど分散している。

クローズモデルは高信頼性・高性能を求める企業・業務用途に使われ、OSSモデルは低コスト、高速実験サイクルを求める使われ方が多いとみられる。

また、モデルサイズは15B以下の小型モデルと70B異常の大型モデルに２極化されていたが、現在はその中間の中型（15B~70B）の利用が急成長している

オープンモデルは50%がroleplay用途に利用されている。これは、商用モデルよりコンテンツ制限が緩いことが理由であり、創造的対話、キャラクターとの対話、仮想的な設定での会話に適している。その次にProgramming利用、その次が翻訳であった（中英の双方向翻訳が中国オープンモデルが特に強い）。

Reasoningモデルの利用割合は急増に2025年初はほぼ0だったのが、年末には50%超を超えている。ツール呼び出しも増え、平均入力トークンは2024年初頭が1.5Kトークンだったのが、現在は6Kトークンと増えている。これは、コードベースの解析や長い議事録の要約、長期スレッドの再構成などが要因とみられる。平均出力トークン長も推論を含むことから150トークンから約3倍の400トークンに増えている。

AIプラットフォームはこのような状況で、長期会話の状態保持、エージェントの実行ログの管理、ツール統合の権限管理、大規模コンテキストの高速ストレージ、エージェントの復元・再開など多様な要求がされるようになっている

全体の用途でみると、プログラミングが半数超近くとなっている。またプログラミング用途においては、Anthropicが60%以上のシェアを取り続けている。

モデル毎に何の用途に使われているかの傾向はかなり違っており
Anthropic: プログラミングが6割超、
Google: 様々な用途にばらついている
xAI: もともとプログラミングが多かったが高度な質問向けも増えている
OpenAI: 様々案用途にばらついているが、Roleplayが少なめで高度な質問が多い
DeepSeek: ほとんどがRoleplay
Qwen: プログラムが多かったが、直近で金融が急増している

また、地域別での利用はアメリカが50%を超えてはいるがアジアが徐々に増えており30%近くになっている。ヨーロッパが15%ぐらい

利用言語は英語が83%、中国語が5%、ロシアが2.5%、スペイン語が1.4%、タイ語が1%、それ以外が7%である（倭国語は1%以下ということとみられる）

利用傾向として、最初に課題を解決したモデルがその後も使われ続けるという「ガラスの靴」現象が起きている。これは、あるモデルがリリース改善したとき、特定の技術的・経済的制約を満たす瞬間があり、そのときにユーザーが一気に使い始め、一度それが起きるとシステム設計、データパイプライン、ユーザー習慣がそのモデルを中心に構築されるため、乗り換えインセンティブは急激に低下し、ユーザー離脱がおきづらくなるものである。

また、LLMにおいて価格弾力性はほとんどなく、10%の値下げでも0.5~0.7%の利用増にしかなっていない。より詳細には価格帯毎に利用用途が違っており、ミッションクリティカルな用途では価格には鈍感、一方安くてもワークロードに適していないと使えないので一定の性能が必要となる。

コメント
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OpenRouterという（おそらく）世界最大のLLMルーティングサービスが利用状況を解析した興味深い結果であり、これまでAnthropicやOpenAIなど単独LLMでの利用状況解析はあったが、様々なLLMをまたいだ解析は初である。

OpenRouterは統計情報を常に提供しているため、この報告内容の多くが既に知られていたことではあったが、１年という（LLMにとっては）長いスパンで見たときにどういったことが起きていたのかの分析が興味ぶかかった。

ロールプレイやエンタメ用途での利用が多く（3割）、特に消費者向けアプリとしては大きくなるだろう。この場合はモデルの正確性よりもキャラクターとのしての一貫性、自然・魅力的な対話能力などが重要となり、現在とは異なる観点での評価が必要だろう。

また、想定されている多くの利用でまだ必要な技術水準を満たしていないと思われ、最初に課題解決することができれば競争が激しい中、「ガラスの靴」として長期利用継続するユーザー群を獲得できるだろう。これは暗黙的な特許制度のように今後の技術開発のドライバーとして機能すると思われる。 December 12, 2025

特別試験研究費税額控除制度とは、大学や国の研究機関、また他企業等との共同研究及び委託研究等に要した試験研究費の額に一定の控除率（20%、25%または30%）を乗じて計算した金額を、当該事業年度の法人税額から控除できる制度です。なお、その上限額は、総額型税額控除制度による控除額とは別枠で、法人税額の10%相当額となります。

特別試験研究費税額控除制度は、大学や国の研究機関、また他企業等との共同研究及び委託研究等の連携について、特に大きなインセンティブを与える制度となっており、平成５年度税制改正で創設されて以来、オープンイノベーションの促進に資する施策の一つとして、重要なものとして位置づけられております。 December 12, 2025

「ただの営業」という言葉は残念です。

試算するのはいいことですので、そこからもっと1人を採用するのにどこにどれだけお金かかるか想像しましょう。

・正社員、契約、派遣、アルバイトなど雇用形態は様々なんじゃないか？
・人材会社への支払う金額
・営業のインセンティブ
などなどかかる費用は様々あります。 December 12, 2025

韓国も映画業界ヤバいと聞くし、映画館視聴のインセンティブを感じない人が増えとるんかね December 12, 2025

@yukimamax 倭国には買うものがない、だから、円安、なわけだから、円安を問題とするなら、倭国のものにインセンティブをかけるのは政策としてあり。 December 12, 2025

@Terikumasan パンディーパイセン！！🐼
先日はありがとうございました！
壁外バイトww(そのタイトルめっちゃいいですね！)
ただでさえ壁外に出たくない人が多いのに、それを時給350円で強制労働…
ちょっと待ってw
倍の700円でも全然割り合わない🥹笑
せめて巨人討伐ごとにインセンティブを…
また遊びに行き文字数 December 12, 2025

https://t.co/rOQ2qZFczg
Warren Buffett: The 10 Money Traps Keeping You Poor
Investor Legends　#AI要約　#AIまとめ

静かな選択が生む本当の富

🔳富は「天才」ではなく「愚かさを避ける力」
長年の投資人生で分かったのは、富は派手な一発逆転ではなく「やらなくていい失敗」を避け続けることで積み上がるということ。特別な才能よりも、借金や浪費などの自滅行動をしない習慣こそが最大の武器だと語る。

🔳減価するモノに借金をしてはいけない
新車や高級車のように年々価値が下がるモノをローンで買うのは、最初からスコアがマイナスのゲームを始めるようなもの。ガレージには喜びよりも後悔が詰まっていることが多く、お金は眠って増える資産にこそ置くべきだと指摘する。

🔳タイムシェアは「所有」ではなく長期のしがらみ
タイムシェアは一見「楽園の一部を所有」しているようで、実際は「払う権利を維持するために払い続ける契約」。売却も難しく、需要より供給が多い市場では価格は正直に下がるだけなので、行きたい時に現金で泊まって契約は持ち帰らない方が自由だと説く。

🔳見せびらかす贅沢と静かな本物の富
高級ブランドや派手なロゴで自分を飾りながら、クレジット残高に追われる人も多い一方で、本当に豊かな人ほど目立たない服装でスーパーを歩いている。大声で自己主張する消費は、多くの場合、不安やコンプレックスを隠すためのコスチュームに過ぎないという。

🔳宝くじと高金利クレカは「数学を誤解した結果」
宝くじは、貯金の代わりに「ほぼゼロに近い確率」を買う行為になっており、とくに余裕のない人ほど夢にお金を払ってしまう。年20％のクレカ金利を払っている人にとって、最高の投資は「返済を終えること」であり、市場でそんな確実な利回りは得られないと強調する。

🔳学費は「名前」ではなく「能力」に見合うべき
高額な学費をローンで負っても、身につく能力が伴わなければ学位は資産ではなく錨になる。企業が支払うのは大学のブランドではなく、その人が生み出せる価値であり、教育は価格よりも中身と回収可能性で考える必要があると説く。

🔳贅沢品やボートは喜びより「義務」になりやすい
ボートや別荘などの贅沢品は、最初は夢の象徴でも、やがて維持費・修理・罪悪感という「見えない上司」に変わることが多い。本業や人生を縛るほどの固定費になるなら、それは贅沢ではなく束縛であり、買うタイミングと規模が何より重要だと述べる。

🔳贅沢は「財務的に誤差」になってから
バークシャーの自家用機のような贅沢も、会社全体から見れば「四捨五入で消えるレベル」の支出になって初めて合理化できる。収入が1年止まっても、その支出が問題にならないかを自問し、それが「快適」ではなく「不安」の源になるなら買うべきではないと助言する。

🔳保険は「単純な保障」と「投資」は分けて考える
長年保険ビジネスに関わった経験から、最も良い保険はシンプルなものだと語る。投資機能付きや複雑な設計の商品は、初期の保険料の多くが手数料や管理費に消え、本来の目的から外れがち。家族を守るなら素直な掛け捨て、資産形成は低コストインデックスで別に行うべきだとする。

🔳手数料で報われる人に「必要額」を聞く危うさ
床屋に「髪を切るべきか」聞いてはいけないのと同じで、コミッションで報酬を得る保険営業に「どれぐらい入るべきか」を丸投げするのは危険。相手が善意であっても、インセンティブが提案内容を歪めるため、商品に紐づいた助言には必ず「糸」がないか確認せよと警告する。

🔳ガジェットの頻繁な買い替えは「進歩ではなく浪費」
毎年のスマホ更新や最新機種への執着は、見た目は前進でも家計的にはルームランナーと同じで、汗をかくだけで前には進まない。真に買い替えるべきタイミングは、電池やソフトが「本当に役に立たないレベル」になった時であり、マーケティングによる「そろそろの合図」に従うべきではないと語る。

🔳派手な結婚式より「質素で長続きする結婚」
高額な結婚式のローンを抱えて新生活を始めるカップルも多いが、研究ではむしろ質素な式の方が離婚率が低い傾向も示されている。大事なのはセンターピースの高さではなく、互いへのコミットメントの深さであり、式に使った差額を将来の投資に回せば人生に与える影響は桁違いだと示唆する。

🔳お金は「一滴ずつ」漏れていく
家計破綻は大爆発ではなく、小さな決断の積み重ねで起こる。衝動買い、貯蓄の先送り、見栄のための支出が、静かな水漏れのように将来の自由を奪っていく。問題はタンクの大きさよりも、目に見えない亀裂であり、早めに塞がない限りどれだけ稼いでも貯まらないという例えを用いる。

🔳経済的自立は「特別な収入」より「平凡な規律」
真の経済的自立は、天才的な収入ではなく、平凡だがブレない規律から生まれる。身の丈に合う家を買い、収入が増えても生活水準を膨らませず、昇給分を貯蓄・投資に回すなど、一見地味な選択が、長期では誰よりも大きな差を生むと強調する。

🔳複利は「継続を邪魔しないこと」がすべて
複利の凄さは「ゆっくり何も起きないように見えて、ある日突然差が開く」ことにある。しかしローン地獄や浪費などの愚かな行動でプロセスを中断すると、その魔法は働かない。シャーリーは「賢くなるより、愚かさを避ける方がリターンは大きい」と語り、複利を妨げない生き方を勧めた。

🔳持ち物は「注意力」という最も貴重な資源を奪う
すべてのモノはお金だけでなく、時間・手間・精神のエネルギーも要求する。維持・更新・支払いを必要とするモノを増やし過ぎると、静かな時間や思考の余白が奪われる。真の贅沢はモノの量ではなく、朝目覚めたときに「お金の心配をしなくていい状態」であると定義する。

🔳自由とは「持たないこと」から生まれる
人生最大のリターンは、豪華な資産より「逃げなくていい日常」と「心の平穏」。成功とはゼロの数ではなく、不安なく朝食を楽しみ、静かな家で考える余裕があるかどうかで測るべきだと語る。最後に、天才的なひらめきよりも「静かな罠を避ける慎重な一歩」が、長い年月の中で最も美しい結果をもたらすと締めくくる。 December 12, 2025

エコシステムを機能の集まりとして見ることもできるけど、
今日はもう少し深い視点で見てみたい。
Folks Finance の実態は、“価値がどこから来て、どこへ流れるか”という
複数のフローが交差する場所なんだよね。

だから理解するべきなのは機能じゃなくて“流れ”。

Folks Finance を中心に動いている価値の流れは大きく4つある。

- 流動性のフロー
供給 → プール → 借入 → 返済 → 再供給
この循環がエコシステムの“血液”を形成している。

- リスクと安全性のフロー
オラクル → HF → 清算ライン → リスクモデル → パラメータ更新
これは“免疫系”として市場を守る役割。

- リワードのフロー
LST利回り、貸付利息、チェーン間アービトラージ、最適化戦略。
ユーザー行動を支える“インセンティブの回路”。

- 接続フロー
Wormhole経由の資産移動、外部DAppインテグレーション、
マルチチェーンのルーティング。
ここが“外の世界と繋ぐ神経”になっている。

興味深いのは、この4つが互いに独立していないこと。

- 流動性フローがリスクフローの安定性を高め
- リスクフローがリワードフローの信頼性を支え
- リワードフローがユーザー行動を刺激し
- その行動が接続フローを拡大し
- 接続フローがまた流動性を押し上げる

まるで循環型のエコシステムが
自動的に“自己強化”しているように見える。

だから Folks Finance は、
単なる lend-borrow ではなく、
価値が重なり、流れ、戻り、再構築される“経済圏の中心点”。

エコシステムとは構造ではなく、
“価値がどんな軌跡を描くか”で決まる。

powered by $FOLKS × @FolksFinance December 12, 2025

この夏、僕は美しい恋人ベティナとモナコにいたんだけど、そこで目にしたものは本当に驚くべき光景だった。街を車で走ると、普通の日でもスーパーカーの半分――ブガッティ、フェラーリ、そのほか全部――がウクライナのナンバープレートだったんだ。

それが本当にウクライナで“稼がれた”ものだと思う？
20年前に僕はウクライナに行ったことがあるが、あの国がそんな莫大な富にあふれていたなんてことは全くなかった。

それなのに今では、何億ドルも盗んだとして逮捕される政府高官が現れ、裏で何が起きているのかという噂が絶えない。
モナコでスーパーカーのナンバーを見るたびに思うんだ――富裕層は逃げ出し、自分たちが“農民階級”だと見下していた人々に戦争を戦わせたんだ、と。

そして、資金が次から次へと入り、誰も監査せず、彼らがそれを盗み続けることができた限り、
指導者や意思決定者たちには和平を求める動機などまったくなかった。

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ドーハ・フォーラム2025での解説部分（後半）

ドーハ・フォーラム2025で、ドナルド・トランプ・ジュニアはモナコで見た光景を語り、強烈な反響を呼んだ。
街にはブガッティやフェラーリなどの高級車が並び、その多くにウクライナのナンバープレートが付いていたという。

彼は、戦時下のウクライナでどうしてこれほどの富が生まれるのかと疑問を呈し、
“ウクライナのエリートは国外に逃れ、一般市民だけが戦わされている”
と主張した。

数十年前に訪れたウクライナには、現在ヨーロッパで見られるような巨額の資金が存在する兆しはなかったと述べ、
巨額横領で逮捕された高官のニュースや長年囁かれる汚職の噂を引用しながら、
監査のない莫大な外国援助が、政治指導者に和平を避けさせる“ゆがんだインセンティブ”を生み出した
と指摘した。

彼の発言はフォーラムで激しい議論を呼び、
腐敗や説明責任を巡る国際的な議論に新たな火種を投じた。

RAELselect　https://t.co/OLftGqpf3V December 12, 2025

命を救うことに真剣に取り組むなら、インセンティブにも真剣に向き合わねばならない。

私の組織は41カ国以上のパートナーと連携し、5000万人以上を効果的な治療に導き、命を救う薬の年間費用を5ドル未満に抑えている。看護師やアウトリーチワーカーが提供できるケースも多い。

しかしCDCで「ミリオン・ハーツ」構想を立ち上げた際、私が直面した厳しい現実がある。米国の医療システムでは、血圧管理で心臓発作や脳卒中を予防すると収益が減る。予防しなければ、その災害からより多くの利益を得る仕組みなのだ。

これは医療従事者の道徳的欠如ではない。これはシステムの構造的欠陥だ。

特筆すべき例外がカイザー・パーマネンテだ。保険者と医療提供者が同一組織であるため、疾病予防が利益につながり、血圧管理の達成率は他地域の2倍に達する。

我々は数百万件の心臓発作と脳卒中を予防できる。しかしそのためには、病気を報いる仕組みを止め、健康を報いる仕組みを始めなければならない。 December 12, 2025