坂口安吾は、敗戦7年後にして早くも戦争したがるキ印をバカにしきっていたけど、世界をわりと公平に見ていた。

「戦争はキ印かバカがするものにきまっているのだ。四等国が超Ａクラスの軍備をととのえて目の玉だけギョロつかせて威張り返って睨めまわしているのも滑稽だが、四等国が四等国なみの軍備をととのえそれで一人前の体裁がととのったつもりでいるのも同じように滑稽である。

倭国ばかりではないのだ。軍備をととのえ、敵なる者と一戦を辞せずの考えに憑かれている国という国がみんな滑稽なのさ。彼らはみんなキツネ憑きなのさ。本性はまだ居候の域を卒業しておらず、要するに地球上には本当の一等国も二等国もまだ存在せず、ようやく三等国ぐらいがそれもチラホラ、そんなものだ。

大軍備、原子バクダンのたぐいは三好清海入道の鉄の棒に類するもので、それをぶらさげて歩くだけ腹がへるにすぎない。」
（坂口安吾「もう軍備はいらない」『文学界』昭27・10） November 11, 2025

嵐山光三郎（嵐山光三郎）は、83歳で亡くなりました。

何十年もの間、彼は食べ物、旅行、古い本について読むことを、あなたの最もクールな叔父とゴシップしているように感じさせた男でした。彼のエッセイ（彼が16年間編集長を務めた*太陽*誌のさわやかで鋭い作品）は、不明瞭な江戸時代のレシピや忘れられた作家の酔っぱらいのふざけた態度をページをめくるものに変えました。彼には珍しい才能がありました：高い文化を快適な食べ物のように感じさせ、快適な食べ物を高い文化のように感じさせます。

テレビでは、彼は笑顔で、少しくしゃくしゃになった*ワラッテ・イトモの常連でした！*スペシャルと深夜のトークショー、谷崎が1930年代の大阪でうなぐるを食べるという完璧な逸話を落とし、スタジオ全体を吠えさせることができるもの。コマーシャルも彼を愛していました。倭国酒からインスタントラーメンまで何でも売っているその温かいバリトンは、最も安っぽい広告でさえ上品に感じさせました。

原因はまだ発表されていませんが、男は完全に生きました。100冊以上の本を書き、どこにでも旅行し、食べる価値のあるものはすべて食べ、どういうわけかその遊び心を失うことはありませんでした。文学界は少し静かになり、倭国中の食卓には最高のストーリーテラーの一人が失われました。

安らかに眠い、嵐山先生。あなたがいなければ、会話は同じではありません。📚🍴🖋️ November 11, 2025

【好評発売中】『不透明の彼方の作家ケジラハビ―スワヒリ語文学界の挑発者』小野田風子・著◆ #スワヒリ語 文学史上最も重要な作家のひとり、E・ケジラハビに関する倭国初の本格的研究。曖昧で時に猥雑なその作品群を読み解く。 #アフリカ文学
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https://t.co/i7j7tOEbXH November 11, 2025

映画界でいうニューハリウッドやドッグマ95、文学界でいうブルームズベリー・グループ、西洋美術のバトー＝ラヴォワール、近代建築のバウハウス etc. November 11, 2025

あちらの学級会を見てると、プロでも世知辛いという文学界の現状がそのままアマチュアの方にも映されているのだなあとかそんなことを思った。 November 11, 2025