文学フリマ東京の盛況ぶりを見て、「商業出版の敗北」的なコメントを残した編集者がいた、とある作家さんがおっしゃってました。
確かに、そういう呟きが出るのも納得の盛況ぶりでした。

とはいえ、じゃあ、地方の文学フリマは盛況なのかといわれればそうではなくて、
東京ひとり勝ち、大阪がゲーム差開いての2位、さらにゲーム差開いて3位以降は混沌、といったとこで、文学フリマも地方が「商業出版に勝利した」というほどの盛況にはまだまだ遠いと思います。

また、簡単に敗北した、というコメントをされていますが、それ以前に、文学フリマは10年以上の歴史があり、私は2012年の大阪からご縁があり出店しましたが、商業出版に勝利するなんてレベルでは全然ありませんでした（それは東京もそうでした）。
10年以上の時間をかけて文学フリマは育ってきており、そういう目で出版を見ると十年スパンで何かを育てた企画とかは本屋大賞ぐらいの気がしますし、本屋大賞は1年目からバズっていたような気がします。バズらなくても十年間、企画を育てる気概が出版に限らずあらゆるジャンルの商業ベースであるのかどうか。
企画運営された方の執念のようなものが、東京で華開いたのかなと思います。

その上で、文学フリマが持っている優位性ってなんやろと考えると〝付加価値〟なのかなと思います。

原稿を書いて
合評をして
編集をして
印刷して同人誌を完成させ
文フリで売る
創作仲間が集まり、久闊を叙せる
買いに来た人と交流ができる
たまにプロ作家が買いに来て、驚く
全然知らないニッチな趣味の本と出会える
マイナー趣味の同好の士と出会える
文フリが終わったら打ち上げにいける
さらに外部合評を開催する
そして、別の地方の文学フリマで仲良くなった人と出会える

など、文学フリマは〝書く〟だけで終わらず、いろんな付加価値がありました。
だから、私は最初はコロナ前、赤字でも喜んで続けていました。
中断の時期も文学フリマ大阪には必ず足を伸ばしていました。
付加価値が魅力的だったからです。

それと比較すると、商業出版の本ってあんまり付加価値がないんです。
本を買って、読んで、SNSに呟いて終わりです。

売れっ子作家さんならサイン会とかトークショーがありますし、実写化やアニメ化などされるケースもあるでしょうが、それも全作家というわけにはいきません。
もちろん、書店で関連本などを書棚で展開して、付加価値を追加するなどはあるでしょうが。。。
やはり、文学フリマと比べても付加価値が少ないよなあと思います

文学フリマ東京の盛況をぶりを見て、「商業出版が敗北した」ととるのは早計な気がしますが、文学フリマの持つ付加価値の多さには、商業出版にはない明るい未来を感じさせます。

ということは、私の商業出版する本にも付加価値をデザインした上で、執筆すればいいと気づきました。
さすがは小説界の諸葛亮孔明と呼ばれる木下昌輝です。
問題はその付加価値が思いつかないことですが。。。

誰か頭がいい人、考えてーーーー

#文学フリマ December 12, 2025

【お知らせ】
文学フリマ東京41で販売した『心情の中世ヨーロッパ』の通販準備が整いました。本日の20時より販売を開始しますので、購入をご希望の方はスレッドのリンク先よりアクセスください。 https://t.co/YwEQvo38Ad December 12, 2025

【SFを書きたい人にとって必読の一冊】
文学フリマで入手し忘れていた『超SF創作マニュアル』（ゲンロン）を購入しました。

「ゲンロン 大森望 SF創作講座の副読本」という位置づけの本書は、名物編集者、小浜徹也さん（東京創元社）＋井手聡司さん（早川書房）の座談会や「SF基礎用語50」など、充実の内容

とりあえず本書に触発され、（作家になるつもりはないですが）「作家になるにはこれを読め！──必読書24」の作品を数冊購入しました

井手さんによる「小説を書き上げ、書き続けるために」では、弊社の『感情類語辞典』にも言及していただいています

またSF同人誌の情報も掲載されていて、書きたい人だけではなく、読む人にもおすすめの一冊です！

◎ゲンロンのオンラインショップで販売中！
https://t.co/sqj1yCekrS December 12, 2025

有料記事がプレゼントされました！12月10日 11:53まで全文お読みいただけます
（取材考記）同僚と出店 文学フリマ、発信の新たな場 高津祐典：朝日新聞 https://t.co/3f20QVh3qp

＞きちんと読者や視聴者と時間を積み重ねていけば、良さを分かってもらえるはずだ。

将棋班の奮闘と裏話をぜひ読んで！ December 12, 2025

【完成！】🎉

「アンリエット」2号
「窓と罪」

執筆: 髙塚謙太郎・峯澤典子
デザイン: 片桐（吉岡）寿子

論考4作品、散文1作品、詩12篇を収録！
p108、税込1000円

1月4日〜順次
BOOTH、複数の古書店で
1月18日文フリ京都でも販売

客観的に見ても充実の内容です

販売に関してはまたお知らせします https://t.co/W1xIskgWkt December 12, 2025

前回の文フリで販売されていた…という
知り合いからのありがたい情報を受け
通販しました
岩田いく実さん著「ルポ豊田商事」
ありがとうございます。年末年始にゆっくり拝読します。
金の延べ棒ティッシュのおまけまで！感激です https://t.co/PHI2CdcFGc December 12, 2025

今週末12月13日(土)12月14日(日)
黒沢清監督を追ったドキュメンタリー映画『ACTION!』15時05分より上映。上映後トークに伺います。文フリでも販売した『黒沢清デラックス』(92年アテネ・フランセ文化センターの上映時に作ったコピー本)も若干数手売りします。8ミリ映画作品のインタビューも掲載。(篠) https://t.co/uQdCBKEpQy https://t.co/rUerJPGu1k December 12, 2025

文学フリマ東京41で販売しました
『人形劇場』『廃墟庭園』をBOOTHでも販売・通販はじめました。

こちら欲しい方がいらっしゃったらぜひご利用ください。どちらも文庫本です。
https://t.co/Fb7gHePhB4 https://t.co/fb1hDCiclI December 12, 2025

皆様、おまたせ致しました。先の文学フリマ東京にて頒布致しました退廃百合アンソロジー『IxI's』をメロンブックス様に委託しました

【小説】退廃百合アンソロジー IxI's（ROSEBUD）の通販・購入はフロマージュブックス | https://t.co/dKrlDsTpbg December 12, 2025

長らくお待たせいたしました。
準備が整いましたので、明日12/8（月）8:00より、BOOTHにて『ウツボカズラ飯紀行』の通販を開始いたします。
虫フェス・文学フリマで初刷が完売し、このたび増刷分をご案内できる運びとなりました。
明日の8時に通販ページをご案内いたしますので、ご興味のある方はご覧いただけますと幸いです。 December 12, 2025

発売まで、あとわずか🎉
明日、文学フリマ東京41にて無料配布した書き下ろし短編を公開する予定です😉
前日譚で、読み切りとして読める内容なので
気になっている方は、ぜひぜひ💕 https://t.co/MDOAQo0QSm December 12, 2025

新潮2026年1月号、東浩紀「書くことと壁」を読みました。東さん自身の過去への悔恨にあふれた「令和人文主義」をめぐる環境の総括。「ゼロ年代批評」の中心で哲学・評論を外へと開き続け、観客を入れ替え続けてきた試みを振り返りつつ、そこではコミュニケーションだけが肥大し、「書くこと」が、紙の書籍が衰退してしまった。いま書くことの場所はどこにあるのかを問います。

面白かったのが「批評っぽい文章」についての態度。ここでは「書くこと」と生成AIに後押しされた「批評っぽい文章」が区別されます。『訂正可能性の哲学』を参照するなら、「書くこと」には訂正可能性があるが、「批評っぽい文章」には訂正可能性がないと言い換えられるでしょうか。

似た問題意識として、てらまっとさんの「誰でも書ける！アニメ批評っぽい文章の書き方」があります。ここでは誰でも書ける=固有名のない批評のフォーマットをいささか露悪的に描きつつ、その営みのなかでのささやかな制作の楽しみを言祝ぎます。

この似たようで違う問題意識は、例えば『いま批評は存在できるのか』のなかの「「別の仕事をしつつ休日に批評を書き、ときどき文学フリマで同人誌を売るぐらいでも十分に批評家と言えるんじゃないですか」と言われたら、それはもちろん肯定するしかない。でも、そんなところに優秀な若いひとが集まってくるのかと問われれば、やはり来ないと思う。」という発言のなかにも現れているように思う。果たして批評は、人文は、週末の制作の楽しみだけでやっていけるのか。 December 12, 2025

名興文庫が文フリに「会いに行く」「書籍化を妨害する」と実際に発言した事は、ありゃあ正当な発言だ。とする抗議を、文フリ運営にこれからする予定だそうで。具体的にどう対策してほしいのか謎すぎる行動なのと、怪文書が届く予定の文学フリマ運営の皆様お察しします……。
https://t.co/gGypqazfgC December 12, 2025

2026年1月18日開催【文学フリマ京都10】にて、同人誌「カムパネルラの傷跡」を配布します！
カクヨム版から加筆・修正を経て大幅にパワーアップ！
表紙・挿絵は沃懸濾過（@loka_ikaku）さんに描いて頂きました！

またBOOTHにて通販予約も開始します！
よろしくお願いします！
https://t.co/vKi3H5nMON https://t.co/cId86VNeHN December 12, 2025

【お知らせ】
イケおじアンソロジー通販販売開始しました！
URLはこちらです→ https://t.co/T5aXMPImD8
限定50部になります！
文フリで手に入らなかった方はぜひここで☝️ https://t.co/2srraPAqH7 December 12, 2025

\📘短歌ポストカード通販開始❄️//

文学フリマ東京41で販売した燈花ふゆのグッズの通販を開始しました～！！📣

1⃣短歌ポストカード（4枚セット）
2⃣シーリングスタンプシール（3個セット）

年末年始に出す大切な方へのお手紙にご活用いただけるグッズとなっております！！✉

▼ 購入URLはリプ欄にて ▼ December 12, 2025

文学フリマで新刊のおまけで「ろろふ この世」というペーパーを作った。この世界すべてを対象にしたるるぶという設定だ。
これを作るために何冊かるるぶを買って気づいたが、るるぶ表紙の文字ってすごくいいのだ。手描きの弾んだ文字で地名が書かれている。
（続く）https://t.co/7jtVToGw0a https://t.co/v5GaurHMVj December 12, 2025

文学フリマで頒布した同人誌を『「食べる」を読む』を手に取っていただき、ありがとうございます。
黒字の目処が立ちましたので、公言通り経費を引いた売上をブックサンタに寄付しました！
クリスマスに間に合うよう、フライング気味ですが…笑
たくさんの子どもたちに、サンタさんがきますように。 https://t.co/bh9Wdkc44J https://t.co/6Wc3XAvvis December 12, 2025

【1/11(日）】
本を“ひとりで作る”って、胸が躍る半面、めちゃくちゃ孤独で、めちゃくちゃ大変。

そのリアルを知っている
海猫沢めろん × 江藤健太郎 が
「ひとり出版の裏側」
「流通の壁の正体」
「売ることと書くこと、どっちが先か問題」
「クラファンの光と闇」
を、全部本音でぶっちゃけます。
文学フリマで 3時間完売・即増刷 した理由、
あなたも納得するはず。

ZINE作家、作家志望、同人誌勢、少しでも“自分の本を出したい”と思う人。

このイベントは 2026年の地図 になります。
最後は“本づくり福引”もあり。

新年一発目にちょうどいい。
🎟 会場（1/13〜発売）
https://t.co/TyjWjxDEzC

📺 配信（書籍つきあり）
https://t.co/YnBCtedjYd

#ZINE #自主制作 #インディー出版 #文学フリマ #タコシェ December 12, 2025

https://t.co/dqj9O1nQdx

コミケや文学フリマで、知られざるアニメのレビュー本を制作してるかに三匹さんが、珍アニメ大全という形で商業出版誌をリリースします。人権アニメとか宗教団体の制作したアニメとか交通安全を訴えるアニメとかそういなかなかお目にかかれない作品群が掲載されてるようです December 12, 2025