『天使のたまご 4Kリマスター』
全米で初登場4位、興行収入1億円突破したらしいやつを見てきた。誰もいない廃墟のゴシックと、スチームパンク的な意匠、そこに少女への（多分に性的な）憧憬が重なる。画作りにグッとくる。タルコフスキーの参照は沢山指摘されているだろうけど、それ以上に聖書とヨーロッパを下敷きにしたつげ義春『ねじ式』だと思った。まだ1985年はアングラと耽美の時代というか、寺山修司や澁澤龍彦の雰囲気が漂っていたんだろうな。そう思わせるシーンがいくつかあった。
アニメーションの躍動が少ないという意味で僕には静的すぎた。ただ、眼球型の球体が降りてくる時の、一瞬横に入る光はとても良かった。 December 12, 2025

寺山修司は『さかさま世界史 英雄伝』（角川文庫）の中で、「ポケットに聖徳太子が入っているだけで、何となく安心する」（P162）と書いている。すぐにピンとくるかどうかで、世代が分かる。 December 12, 2025

『さかさま世界史 英雄伝』には、寺山修司が少年時代に、「透明人間」になるためにしたことが書いてある。その願望を耳にした学校の先生の説教も含めて、面白い。

https://t.co/jJIlZ4LuvA December 12, 2025

『天使のたまご 4Kリマスター』
全米で初登場4位、興行収入1億円突破したらしいやつを見てきた。誰もいない廃墟のゴシックと、スチームパンク的な意匠、そこに少女への（多分に性的な）憧憬が重なる。画作りにグッとくる。タルコフスキーの参照は沢山指摘されているだろうけど、それ以上に聖書とヨーロッパを下敷きにしたつげ義春『ねじ式』だと思った。まだ1985年はアングラの時代というか寺山修司の雰囲気が漂っていたんだろうな。そう思わせるシーンがいくつかあった。
アニメーションの躍動が少ないという意味で僕には静的すぎた。ただ、眼球型の球体が降りてくる時の、一瞬横に入る光はとても良かった。 December 12, 2025

寺山修司さんの詩集が狂おしいほど好き。形容しがたいあの切なさは最高だね。 December 12, 2025