焼きとんを食べながら、ビールを飲みながら、『成瀬は都を駆け抜ける』（宮島未奈／新潮社）を一気読み。成瀬シリーズの最終第３巻は、私が８年住んだ京都が舞台で、知っているところが多々出てくるため、ついニマニマしながら読んだ。

　この最終巻の発売を知って、10月に京都に行ったときは、おそらく成瀬も通学に使っているであろう京都市営地下鉄東西線～京津線で浜大津まで行き、琵琶湖も眺めていたので、より気分は盛り上がったかもしれない。

　13年前の今頃、大阪で忘年会に参加したら、大阪・京都でホテルた取れず、大津に泊まったことがあり、その翌日、大津市内をあちこち歩いて周り（琵琶湖疎水のほとりなども）、『ちはやふる』のラッピング電車に乗って坂本経由で比叡山にも行ってきたことがあるので、よけいに気分も盛り上がり。

　作者は同郷だが、おそらくは『ちはやふる』の主人公が通う高校のライバル校のモデルとなった高校の出身。だとしたら私の後輩ではないか。
　そんなことは抜きにして、成瀬３部作、楽しませていただきました。同じ作者の他の作品はもちろん、森見登美彦作品も読みたくなった。

　そういえば、この小説に出てくる京都の百万遍は、京都在住中によく通りかかったけれど、このあたりに住んでいるはずの花村萬月さんとは会えずじまいでした。

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#成瀬は都を駆け抜ける
#宮島未奈 December 12, 2025