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国性爺合戦
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2025.12.15
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国性爺合戦に関するポスト数は前日と同数でした。女性の比率は10%増加し、前日に変わり40代女性の皆さんからのポストが最も多いです。前日は「東京芸術劇場」に関する評判が話題でしたが、本日話題になっているキーワードは「近松門左衛門」です。
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文楽鑑賞教室、池袋芸術劇場、万才と国性爺合戦。前に座っていた女子高生の会話。
A「国性爺合戦、つまらない」
B「近松門左衛門は倭国史の教科書にも載ってるし、名作なんじゃないの?」
A「確かに近松は色々な面で偉大な存在だけど、芝居として面白いかは別問題」
B「意味わからない」
A「そもそも、現行上演されている文楽作品は、元禄時代から幕末の約150年の間に書かれた作品が中心なの。大雑把に言って、近松などの初期作品、全盛期、衰退期の作品が横並びに上演されている。ちなみに、近松が生きていた時代は、人形は三人遣いではなく一人遣いだったし」
B「ふむふむ」
A「分かりやすい例えか分からないけど、文楽作品史を戦後の少年マンガ史に例えると、近松は手塚治虫のような存在だから、初期の文楽作品は『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』、忠臣蔵など三大名作は『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『ONE PIECE』、近松半二作品は『鬼滅の刃』という感じ」
B「なるほど」
A「ドラゴンボールや鬼滅の刃を読んだ人が、鉄腕アトムを読んでも物足りないでしょ。もちろん、鉄腕アトムは名作だし、リボンの騎士が最高だと思う人は否定しないけど」
B「私は『サザエさん』が好き」
C「そういう話はロビーでやってくれ」
#文楽みたよ #文楽 December 12, 2025
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【上演資料集公開】
文化デジタルライブラリーでは、12月文楽鑑賞教室に合わせ、上演資料集702『万才・国性爺合戦』を公開しています!
専門家による解説や過去の劇評など、各種記事も掲載。
読めば演目の理解がきっと深まります✨
ご観劇前にぜひチェックしてみてください👀
https://t.co/qbDMal0sg4 https://t.co/iOyjXcXZEQ December 12, 2025
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初めての文楽。操られているのは人形だと思っていたら、いちばん操られていたのは自分の感情でした。
文楽デビューは、近松門左衛門『国性爺合戦』。
正直に言うと、文楽がどういう芸能なのか、ほとんど知りませんでした。人形が主役、という程度の認識で席に座ったのですが、 背景を知るほどに、これは相当「人間くさい文化」だと気づかされます。
文楽は、もともと「浄瑠璃」と「人形操り」が結びついた「人形浄瑠璃」という総合芸術です。江戸初期に誕生し、竹本義太夫が大阪の道頓堀で竹本座を旗揚げし、近松門左衛門の脚本と義太夫節が結びついたことで、ただの見世物から、一気に「文化」へと跳ね上がりました。
今回観た『国性爺合戦』は、1715年に竹本座で初演され、なんと17か月のロングランを記録し、座を救った作品だそうです。300年前、人々がこの舞台に熱狂した理由も、今回の観劇を通した気づきとして紹介します。
まず、人形は基本的にしゃべりません。
せりふも泣き声も、怒鳴り声も、すべて「太夫」が一人で語り分けます。三味線は地鳴りのように物語を運び、人形遣いは沈黙したままで人形を動かす。役割は完全に分業されているのに、阿吽の呼吸で、「ひとつの感情」を立ち上げる業は見事です。
しかも、人形は一体を三人で遣います。
主遣いが頭と右手、左遣いが左手、足遣いが脚。わざわざ人間の身体を分解してまで、「一つの命」に近づこうとする。近道をしない。遠回りを選ぶ。その執念こそが、なぜか感情の核心に触れてくるのかもしれません。
観ていて何度も感じたのは、理解が少し遅れるという感覚です。太夫の語りは当時の言葉で語られるため、正確には分かりません。でも、雰囲気や間、音のうねりで「なんとなく分かってしまう」。そのズレが、時代を超えて後からじわっと刺さってくる。
文楽は、感情を即座にわからせてくれる芸能ではありません。
だからこそ、深く残る。人は、生身の言葉や直接的な表現だけでは、本音にたどり着けない生き物なのかもしれません。だから人形に託し、語りに託し、音に託し、遠回りしてまで感情を立ち上げようとしたのかもしれません。
300年以上前につくられたこの仕組みが、いまなおユネスコの世界無形文化遺産として残っているのは、「古いから」ではなく、人間の感情の扱い方に革命を起こしたからだと思いました。
初めての文楽は、演目以上に「人の心は、どう動かされているのか」を教えてくれる体験でした。
文楽。文楽。文楽。
思っていたより、ずっと人間くさい芸能でした。 December 12, 2025
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近松門左衛門の大ヒット作『国性爺合戦』は、18日まで東京芸術劇場プレイハウスで公演中。「楼門の段」を語る竹本織太夫さんに、意外な面白エピソードと、語りに込める真摯な思いをお聞きしました。スペクタル活劇の魅力を、堪能してください。
#竹本織太夫
https://t.co/sjcaY8w2O5 December 12, 2025
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文楽鑑賞教室、池袋芸術劇場、万才と国性爺合戦。前に座っていた女子高生の会話。
A「国性爺合戦、つまらない」
B「近松門左衛門の名作なんだから、面白いんでしょ。倭国史の教科書にも載ってるし」
A「確かに、色々な意味で近松は偉大だけど、芝居が面白いかどうかは別問題」
B「意味わからない」
A「我々が観る文楽の作品は、全て同列に見えるけど、人形浄瑠璃の初期、全盛期、衰退期の作品が混在してるの。ちなみに、近松が生きていた時は、人形も三人遣いではなく、一人遣いだったし」
B「へーー、そうなんだ」
A「分かりやすいように、戦後の少年マンガ史に例えると、近松門左衛門は手塚治虫。つまり、近松作品は『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』。忠臣蔵など三大名作は
『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『ONE PIECE』、近松半二作品は『鬼滅の刃』という感じかな」
B「ふむふむ」
A「ドラゴンボールや鬼滅の刃を読んでる人が鉄腕アトムを読んでも面白くないでしょ」
B「なるほど」
A「もちろん、鉄腕アトムは名作だし、リボンの騎士が最高という人は否定しないけど」
B「私は『サザエさん』が好きだなぁ」
C「そういう話はロビーでやってくれ」
#文楽みたよ #文楽 December 12, 2025
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