五巻、南風と扶揺の正体は半月関の時点で確信していたと殿下が言ってたけど、思えば一巻第9章で将軍塚の石板の文字を調べている時、殿下が突然「将軍」と口にしたのに対して南風と扶揺が同時に「えっ？」と反応したのも伏線だったのかも。

倭国語では拾いにくいかもしれないが、この時の南風と扶揺の「えっ？」は中国語原文では「什么？」で、石板に「将軍」と書かれていたことへの疑問または驚き（＝【えっ？】）とも、他人に「将軍」と呼ばれた時の返事（＝【なんだ？】）とも取れる（普段は将軍と呼ばれるのに慣れてるから）。

そのあと石板に将軍って書いてあるんだよ～と殿下が説明すると、南風が「何やらほっと息をついた」とあるのも、最初はピンとこなかったけれど二人の正体を知ってからは凄く腑に落ちた。
つまり「将軍」と呼ばれたのだと勘違いして思わず反応してしまったけどバレてなくて良かった～と安心したわけだ。

そう考えると、殿下があのタイミングで突然「将軍」と言ったのも、もしかしたらわざとだったのかもしれない。
もう…巧みの極みだ…… November 11, 2025

季節外れのスコール/南風の悪戯｜Anrosies龍 @ShangtianL75578 #noteでよかったこと https://t.co/hz4NCZF6bE November 11, 2025