『海底軍艦』1963年・東宝
94分（7巻2589ｍ）
原作 押川春浪（明治32年発表）
監督 本多猪四郎
特技監督 円谷英二

血沸き肉躍る冒険活劇「海底軍艦」。
突如地上世界に宣戦布告する海底のムウ帝国を迎え撃つ海底軍艦”轟天”。
旧倭国軍の神宮司大佐が秘密裏に「轟天建務隊」とともに作り上げた万能軍艦”轟天”という設定がもう凄い熱量だ。

かつての軍国思想に凝り固まっていた神宮司が「古き骸」を捨てて世界平和のために”轟天”とともに出撃する最後の決戦。
”轟天”は無敵の威力を如何なく発揮する。
ムウ帝国皇帝を演じた小林哲子の美貌も素晴らしい。

当時の男児のハートをがっちり掴んだ傑作である。
予告編を紹介】
＃特撮　＃昭和 December 12, 2025

これはきっと有名なんだろうけど、初めて読んだのでメモしておきます。SFマガジン1961年12月号にSF映画に関する座談会が載っていて、円谷英二と本多猪四郎、安部公房に佐野洋が参加している。司会は編集長の福島正実。メンバーもすごいが、内容も興味深くて、→ https://t.co/eBVzryxy4s December 12, 2025

佐野洋や円谷英二がシリアスなテーマを持ったSF映画を志向しているのに対して、安部公房がスペクタクル映画肯定派に回り、もちろんテーマも大事だが見せ物から何か出てくるものがあるんじゃないかと言っているのが面白かった。これってどこかで再録されているのかな。 December 12, 2025