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債券
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2025.12.07 10:00
:0% :0% (30代/男性)
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円キャリートレード巻き戻しに対する過度な恐怖を冷静に論じた非常に優れた読み物だ。
前回キャリートレードのショックが起きたとき、私はこう警告していた──
2024年7月19日、原油と金利が下落し、ファンドはショートではなくロングのポジションを持っていたため、これが “円キャリートレード・ショック” を引き起こし、米国株を揺さぶると。
そしてその通りになった。
NDXは -15%、SMHは -25%、NVDAは -35% 下落し、VIXは8月5日に65まで急騰した。
今年一年、私はクライアントに「そのリスクの兆候は見られない」と伝えてきた──ただし、12月中旬には注意深く監視するとしていた。
この記事は倭国の独創性を少し美化しているかもしれないが、実際に初めてマイナス金利に踏み込んだのは2009年のスウェーデンであり、その後にSNB(スイス中銀)とECBが2014年に続き、倭国が2016年に続いた。
重要なのは、
米国が今や中国に倣って「国家戦略としての再工業化(re-industrialization)とサプライチェーンの中央集権化」へと進んでいるという点だ。
そして米国は、近いうちに倭国に倣って
ドルの継続的な切り下げ、債券の抱え込み/買いオペ、さまざまな形のYCC
へと向かっていくだろう。しかし、米国の道のりははるかに荒いものになる。
なぜなら、倭国と中国という海外勢が大量に米国債を保有しているからだ。
これこそが最も大きな違いであり、過小評価されているリスクだ。
要するに、
彼ら(倭国と中国)が今や米国株式市場を左右できる立場にある
ということだ。そしてそれは米国にとって決して望ましい状況ではない。 December 12, 2025
1RP
あなたの指摘は「債券の教科書的ロジック」として完全に正しいです。
しかし“実際の為替市場ではそれだけでは動かない”という点がポイントです。
以下で 「理論上は円高要因なのに、現実には円安になることがある理由」 を整理してみます。
⸻
あなたの主張(理論)は正しい
債券利回り上昇 → 円高圧力
これは金利差モデルの基本です。
1.倭国の金利が上がる
2.倭国国債の利回り(円建て資産)が魅力的になる
3.投資家が円建て債券を買いにくる
4.円を買うので円高になる
異論は全くありません。
⸻
ではなぜ現実には「金利上昇でも円安」が起こるのか?
理由は 金利“だけ”で為替は決まらないからです。
特に今の倭国は特殊要因が重なり、 textbook どおりに動かない構造になっています。
以下“現実の為替市場のロジック”。
⸻
①「利上げの理由」が重要だから
市場はこう考えます:
・「倭国の利上げは景気が強いからではなく、円安・物価高に追われた“守りの利上げ”」
つまり
利上げしても倭国の経済が強くなるとは誰も思っていない。
従って、
•投資マネーが倭国に戻る
よりも
•倭国経済への不信感 → 円売り
が勝ってしまう。
金利が上がったのに通貨が売られる典型例は
・トルコ
・英国のミニ財政ショック時
など多数あります。
⸻
②「国債大量発行 → 金利上昇 → 財政不安 → 円売り」
今の倭国は
国債費が爆発 → 金利上昇 → 財政の持続性に疑義
という流れに入っています。
市場はこう読む:
「倭国の金利上昇=財政悪化のシグナル」
結果:
•債券利回りが上昇しても
•国債リスクが増えているので外国人は買わない
利回りが上がっても“信用リスクプレミアム”が上乗せされている状態。
これが textbook と違う最大理由。
⸻
③「利回り差」は“名目”ではなく“ヘッジコスト込み”で決まる
海外投資家が倭国国債を買う場合、多くは為替ヘッジをかけます。
今の状況:
・ヘッジコスト(円をドルに交換するコスト)が異常に高い
→ 円建て債券の利回り上昇が相殺され、実質的な利回りは低くなる
つまり、表面利回りが2%になっても
ヘッジコストが2%なら
実質利回り0%。
外国人からすれば
「全く魅力がない」。
円高にはならない。
⸻
④ 倭国の機関投資家は“まだ海外資産を売る段階にない”
確かにあなたの言うとおり:
倭国は世界2位の対外純資産国
倭国の金利が上がれば資金が円に戻り円高になる
これは理屈として正しい。
しかし現実は、
•国内金利がまだ低すぎる
•倭国株・不動産より海外の方が収益性が高い
•国内に投資先が少ない
•年金基金はすぐにポートフォリオを変えられない
などの理由から
・資金回帰は“すぐには起きない”
結果、円買いより円売りが先に立つ。
⸻
⑤「利上げしたのに実質金利が上がらない」という逆転現象
物価上昇率(3〜4%)に対して
政策金利がせいぜい1〜2%。
▶ 実質金利はまだマイナス
つまり
•理屈上は金利上昇=円高
•実際には実質金利が低い=円安
という逆方向に働く。
⸻
まとめ:あなたの言う理論は完全に正しい。だが“今の倭国”には当てはまらない事情が多い
・善い利上げなら円高
(経済が強く、利回りが魅力的)
・悪い利上げなら円安
(財政不安、実質金利マイナス、ヘッジコスト高)
今の倭国は後者です。
だから…
「金利上昇 → 円安」
が起きても矛盾しない。 December 12, 2025
経団連・日商会頭へ。
「円の適正水準は130円以下」「円安はディーリングのせい」と言うなら、まず鏡を見てください。
貴団体が30年以上推進してきた法人減税の穴埋めに消費税を押しつけ、税制を逆進性まみれにした結果が今の円安です。
1993年の経団連提言以来、大企業優遇→法人税減→消費税増税→格差拡大→財政赤字膨張→国債需給悪化→円安加速。
この悪循環の設計者は誰ですか? 貴団体です。
高市内閣の21兆円財政バラマキも、貴団体の「大胆な税制措置」要求が後押ししたもの。
トリプル安(株安・債券安・円安)は貴団体の政策の副作用そのもの。
中小企業が円安で苦しむと泣くなら、なぜ自分たちの優遇税制を手放さないのか。二枚舌もいい加減にしてください。
日銀の金融緩和は貴団体の尻拭いにすぎません。
本気で円を守るなら、即刻やるべきことは一つ。
・大企業優遇税制の全廃
・累進課税の復活
・消費税凍結+生活必需品非課税
これをやらない限り、貴団体の「成長戦略」はただの私腹肥やし詐欺です。
国民はもう騙されません。責任を取れ。#経団連 #税制改正 #円安の原因 December 12, 2025
1 BOJ 32.8兆円の含み損は本当か
・日銀は2025年9月末時点で国債保有に32.8兆円の含み損があると公表
→ これは各社報道でも確認できます
・理由
金利上昇=既発国債の価格下落なので、巨額保有している日銀の評価損が膨らんでいる
・ただし「Gone(消えた)」わけではなく
あくまで“時価評価のマイナス”で、満期まで持てば名目元本は戻る
→ 民間銀行なら自己資本を削る深刻な話ですが
通貨発行主体の中央銀行は会計上の含み損=即破綻ではない
⸻
2 「金利支払いが収入を上回った」は?
・日銀の2025年度上期の損益計算書では、純利益は約1.7兆円の黒字
・将来、預金準備への利払い増で「利息収入<利息支払」になると予測する民間リポートはありますが
→ 投稿のように「もうすでに2008年以来初めて赤字化した」と断定できる一次情報は見つかりません
なので、この一文は
・定義のトリック(利息部分だけ切り出している)か
・将来予測を「既成事実」のように書いている
可能性が高く、要注意ポイントだと思います
⸻
3 金利や債券市場まわりの数字
ここはかなり事実ベースです
・10年国債利回り 1.9%台=2007年以来の水準という報道あり
・30年債 3.4%前後、40年債 3.7%台は、いずれも史上最高水準付近
・過去1年のパフォーマンスで見ると、倭国国債は「44カ国中ワースト」と報じられている
つまり「倭国国債市場にかなり強いストレスがかかっている」のは事実
⸻
4 生命保険会社・地銀の含み損
・大手4社の生保が国内債券で合計約9.8兆円(約670億ドル)の含み損という報道あり
・地方銀行の国内債券の含み損は約3.3兆円と報じられている
ここも数字自体はだいたい正しい
一方で
・「資産20兆円が生き残りライン」「73行の大半がそれ以下」
これは一部アナリストの見立てレベルであって、公的に決まった“生死ライン”ではありません
⸻
5 「債務230%」「日銀が国債の52%を保有」
・倭国の政府債務は名目GDPの2倍超というのは、IMFやOECDの統計とも整合的なオーダーです
・日銀が国債残高の半分強を持っている、というのも財務省・日銀資料と大きくはズレていません
⸻
6 では「倭国の静かな崩壊」なのか
・金利正常化で
→ 日銀・生保・地銀に含み損が積み上がり
→ 長期金利が急騰しやすい不安定な局面にある
これは事実で、かなり難しい局面にいるのは間違いないと思います
・ただし
→ 日銀はまだ黒字
→ 金融庁・日銀のレポートでは、銀行の基礎的収益力はむしろ金利上昇で改善しているとの分析もある
「史上最大の金融実験の崩壊」「倭国の静かな崩壊」というのは
・現状を誇張したキャッチコピー
・今後のリスクシナリオを前倒しして書いている
という理解で読むのが妥当かなと感じます
⸻
ざっくりまとめ
・数字の多くは公式データ・報道に裏付けがあり“盛ってはいるがウソではない”
・ただし
「日銀がもう利払い超で赤字」
「即座にシステム崩壊レベル」
といったニュアンスは、一次資料と整合せず、だいぶ話を強くしている
なので
・「倭国は安全、何も問題ない」という楽観も
・「もう終わりだ」という悲観も
どちらも外していて
◎「長期金利の上昇で、今まで先送りしてきた問題が一気に表面化し始めた局面」
くらいに受け止めておくのが、いちばん現実的かなと私は思います
分析や言い回しがAI独特であり、少し煽り気味かと… December 12, 2025
売却損を出せない=債券を市場売却出来ない=市中からお金を回収出来ない=インフレ
中央銀行のバランスシートは倒産がないので。
今かかえてる債券償還するまで新しく債券を買う金融緩和は難しいと思う。 https://t.co/7BSx5WC3Ds December 12, 2025
27卒生は大和証券が出してる債券の常識をメルカリで買って、熟読しましょう。金融でマーケット見てる人であれ読まない人いませんし、あれ読めば債券のことは大抵分かります。 https://t.co/bFNik9ItXN December 12, 2025
@gyu_kuro66050 コメントありがとうございます
ゴールドは結構ボラが高いし下がるときは下がりますよね😅
仰る通り安全資産に悩んでいて、全部現金も怖いし債券が一定いいかもしれませんね! December 12, 2025
長期国債 金利
世界の債券市場で間もなく何かが崩壊する
30年物国債利回りはここ数年で急騰し、3.4%に達した
1999年の導入以来の最高値
この期間中、30年物国債の価値は約50%下落
これは歴史的な暴落
この動きは間もなく世界の債券・株式市場全体に波及するだろうか?
https://t.co/ULsiDrv6Nq December 12, 2025
しらかたおさむさんの相場読みはまるで未来を見ているかのようです!
@keCerTO
さんのおかげで月利10%を継続中。老後の心配も0です笑
/ナンピン/JX金属/高市さん/優良株/石破さん/債券投資 /Gold/三菱商事 /BNB December 12, 2025
新しい生活を始めるための準備を進めながら、継続できる人が最強。
@keCerTO
さんのおかげで月+12万円を安定して稼げています。
しらかたおさむ本当にありがとうございます!
/三菱UFJ/債券投資 /S&P500/メタプラ/投資戦略 /KDDI/倭国株/Nvidia/市況 December 12, 2025
新規客が増えず、未来を悩んでいた私が、数字よりも記録。記録よりも継続。
@keCerTO
さんで月+10万円を追加収入に。
安心と安定を同時に手に入れました。
/しさん /レバレッジ/寄り付き/きんゆう /債券投資 /最高値更新/三菱商事 /北浜キャピタル/ドル円 December 12, 2025
あなたの指摘は「債券の教科書的ロジック」として完全に正しいです。
しかし“実際の為替市場ではそれだけでは動かない”という点がポイントです。
以下で 「理論上は円高要因なのに、現実には円安になることがある理由」 を整理して答えます。
⸻
まずあなたの主張(理論)は正しい
債券利回り上昇 → 円高圧力
これは金利差モデルの基本です。
1.倭国の金利が上がる
2.倭国国債の利回り(円建て資産)が魅力的になる
3.投資家が円建て債券を買いにくる
4.円を買うので円高になる
異論は全くありません。
⸻
ではなぜ現実には「金利上昇でも円安」が起こるのか?
理由は 金利“だけ”で為替は決まらないからです。
特に今の倭国は特殊要因が重なり、 textbook どおりに動かない構造になっています。
以下、プロが説明する“現実の為替市場のロジック”。
⸻
①「利上げの理由」が重要だから
市場はこう考えます:
「倭国の利上げは景気が強いからではなく、円安・物価高に追われた“守りの利上げ”」
つまり
利上げしても倭国の経済が強くなるとは誰も思っていない。
従って、
•投資マネーが倭国に戻る
よりも
•倭国経済への不信感 → 円売り
が勝ってしまう。
金利が上がったのに通貨が売られる典型例は
・トルコ
・英国のミニ財政ショック時
など多数あります。
⸻
②「国債大量発行 → 金利上昇 → 財政不安 → 円売り」
今の倭国は
国債費が爆発 → 金利上昇 → 財政の持続性に疑義
という流れに入っています。
市場はこう読む:
「倭国の金利上昇=財政悪化のシグナル」
結果:
•債券利回りが上昇しても
•国債リスクが増えているので外国人は買わない
利回りが上がっても“信用リスクプレミアム”が上乗せされている状態。
これが textbook と違う最大理由。
⸻
③「利回り差」は“名目”ではなく“ヘッジコスト込み”で決まる
海外投資家が倭国国債を買う場合、多くは為替ヘッジをかけます。
今の状況:
✔ ヘッジコスト(円をドルに交換するコスト)が異常に高い
→ 円建て債券の利回り上昇が相殺され、実質的な利回りは低くなる
つまり、表面利回りが2%になっても
ヘッジコストが2%なら
実質利回り0%。
外国人からすれば
「全く魅力がない」。
円高にはならない。
⸻
④ 倭国の機関投資家は“まだ海外資産を売る段階にない”
確かにあなたの言うとおり:
倭国は世界2位の対外純資産国
倭国の金利が上がれば資金が円に戻り円高になる
これは理屈として正しい。
しかし現実は、
•国内金利がまだ低すぎる
•倭国株・不動産より海外の方が収益性が高い
•国内に投資先が少ない
•年金基金はすぐにポートフォリオを変えられない
などの理由から
資金回帰は“すぐには起きない”
結果、円買いより円売りが先に立つ。
⸻
⑤「利上げしたのに実質金利が上がらない」という逆転現象
物価上昇率(3〜4%)に対して
政策金利がせいぜい1〜2%。
▶ 実質金利はまだマイナス
つまり
•理屈上は金利上昇=円高
•実際には実質金利が低い=円安
という逆方向に働く。
⸻
まとめ:あなたの言う理論は完全に正しい。だが“今の倭国”には当てはまらない事情が多い
・善い利上げなら円高
(経済が強く、利回りが魅力的)
・悪い利上げなら円安
(財政不安、実質金利マイナス、ヘッジコスト高)
今の倭国は後者です。
だから…
「金利上昇 → 円安」
が起きても矛盾しない。 December 12, 2025
倭国銀行が132年にわたる歴史で最大の未実現損失を報告したばかりだ。
¥32.83兆。消えた。
ー>日銀を国に併合すればよい
https://t.co/cbvR7UoK1W
2008年以来初めて、中央銀行の支出が収入を上回っている。利払いが収入を上回っている。世界を救うために通貨を印刷してきた機関が、出血している。
債券市場が崩壊した。
10年物利回り1.94%。2007年以来の最高水準。30年物利回り3.44%。史上最高。40年物利回り3.70%超。発行以来の最高値。
これで6年連続の損失となる。世界44のソブリン債券市場の中で最悪のパフォーマンス。1990年以来の最大年間下落。
被害が広がっている。
倭国の4大生命保険会社が国内債券で670億ドルの含み損を抱えている。地方銀行が¥3.3兆の未実現損失を抱えている。業界専門家は今、¥20兆の資産を生存の閾値として挙げている。倭国73の上場地方銀行のほとんどがこれを下回っている。
数字は容赦ない。
GDP比230%の債務。43カ月連続で目標を超えるインフレ。12月に追加利上げの確率80%。日銀が全政府債の52%を保有。作成した市場を崩壊させずに売却できない。
30年間、円がグローバルリスクを資金面で支えてきた。数兆のキャリートレード。誰にとっても安価な資金。
その時代が終わる。
倭国はデフレ脱却のため¥695兆のバランスシートを構築した。成功した。その代償はシステム自体の安定性だった。
人類史上最大の金融実験が解体されつつある。
次に何が来るかの道筋はない。 December 12, 2025
今、金融市場で起こってること
もう少しちゃんと受け止めないとね。
通貨安、債券安(国債金利の上昇)、そして現在は比較的堅調ではあるけど株安のトリプル安の深刻さを理解しないとね。
マーケットは高市『積極財政』への警鐘を鳴らしまくってる。
それを理解しないと…倭国は本当にヤバいんだよね。 https://t.co/QKkRjtPRAU December 12, 2025
「倭国銀行が132年にわたる歴史で最大の未実現損失を報告したばかりだ。32.8兆円が消えた。2008年以来初めて、中央銀行の支出が収入を上回っている。日銀当座預金の利払いが国債の金利収入を上回っている。世界を救うために通貨を印刷してきた機関が出血している。
債券市場が崩壊した。10年物利回り1.95%。2007年以来の最高水準。30年物利回り3.44%。史上最高。40年物利回り3.7%超。発行以来の最高値。 これで6年連続の損失となる。世界44のソブリン債券市場の中で最悪のパフォーマンス。1990年以来の最大年間下落。 被害が広がっている。
倭国の4大生命保険会社が国内債券で670億ドルの含み損を抱えている。地方銀行が3.3兆円の未実現損失を抱えている。業界専門家は今、20兆円の資産を生存の閾値として挙げている。倭国73の上場地方銀行のほとんどがこれを下回っている。数字は容赦ない。
GDP比230%の債務。43カ月連続で目標を超えるインフレ。12月に追加利上げの確率80%。日銀が全政府債の52%を保有。作成した市場を崩壊させずに売却できない。
30年間、円がグローバルリスクを資金面で支えてきた。数兆のキャリートレード。誰にとっても安価な資金。その時代が終わる。
倭国はデフレ脱却のため、マイナス700兆円のバランスシートを構築し、成功した。その代償はシステム自体の安定性だった。 人類史上最大の金融実験が解体されつつある。 次に何が来るかの道筋はない」 December 12, 2025
🔰猫🐈でも分かるBS(貸借対照表)講座 その③
=資産の並びに意味があった!? 「流動資産」と「固定資産」の正体とは?🐈📊=
今回の講義では、「今話題のCash Neutral PER」や「ヘム式ネットキャッシュ」の本当の意味を理解するために必要な基礎知識を、がっちりお届けします。
この回の内容をしっかり理解すれば、
次回(第④回)の講義で取り上げる
Cash Neutral PERの本質がスッと入ってくるようになります。
そうなれば──
✅ なぜヘムがこの指標を「買収者視点の割安度」と呼ぶのか?
✅ なぜこの指標が「TOB狙い投資」に有効なのか?
が、腹落ちして理解できるようになります。
その結果どうなるか?
TOBやMBOの対象となる銘柄を仕込んでおいて──
「きたーーーーー🥳」と叫べる瞬間に立ち会える確率が、グンと上がるわけです(笑)
シリーズもいよいよ3回目!
この講義に入る前に、まずは以下の復習をどうぞ:
復習1⃣
🔰猫🐈でも分かるBS(貸借対象表)講座 その①
=株式投資という物語=
https://t.co/nJuTrvmWL3
復習2⃣
🔰猫🐈でも分かるBS(貸借対象表)講座 その②
=貸借対照表の“右下”にこそ物語が詰まってる=
=出資と利益の積み重ねが“純資産の正体”だった=
https://t.co/kJ3KgkaNPU
ファンダメンタルズ分析の基礎知識は「あって損になるものではありません」。CPとかSQとか雇用統計とか日銀会合もいいのですが、個人投資家がその辺りを深堀りしても、あまり利を獲ることはできません。それはプロが得意とする領域だからです。
個人投資家がこの世界で勝とうと思うと、もっとミクロを深堀りするべきなんだと思います。ミクロを掘って「市場の隙」を見つけるのです。その際にファンダの基礎知識が無いと「その隙」が見つけられないことが多いのです。だから、どこかで一度きっちり基礎を固めましょう!ということです。でもファンダの勉強はとっても「とっつきにくい」ので、この「猫🐈でも分かるシリーズ🔰」ではその「入り口」を提供しているというわけです。
前置きが長くなりましたね💦齢をとると話が長くなると言いますが、ヘムにもその兆候があるのでしょうか🥴
今日はこんなお話をしたいと思います。
✅流動資産と固定資産の違いについて
✅流動比率について
✅ヘム式ネットキャッシュの真の意味
✅Cash Neutral PERとは
1⃣ 流動資産と固定資産の違いについて
1) 流動資産と固定資産の違いについて💡
下の図は、第1回で説明したBSの超簡略図です。
今からはBSの左側(水色)の資産欄に並んでいる項目が大きく2つに分類されるというお話をします。
その2つの分類が
「流動資産」と「固定資産」です。
この2つの違いはなんだ?というと
「1年以内に現金化される見込みがあるかどうか?」
という事になります。
流動資産:1年以内に現金化される見込みがある資産
固定資産:1年以内に現金化される見込みがない資産
簡単ですよね。売掛金なら大体1年以内に現金化されそうですよね。製品在庫も流石に1年以内には売れて現金化されそうです。だから流動資産になるのです。
一方、建物とか機械とか土地は、1年内に現金化されそうにありません。だから固定資産に分類されるということです。
もう一度、原則の話をしておきましょう。
流動資産の固定資産を分けるポイントは
「1年以内に現金化される見込みがあるかどうか?」
ということです。
以下はBSの左側の資産欄を、
「流動資産」と「固定資産」に区別したものです。
一度この図をしっかりと見てください。
2) 上から上から現金化しやすい順番に並んでいる💡
次も大切な話です。
BS(貸借対照表)の左側(水色)=資産の部は、ただの一覧ではなくって、上から現金化しやすい順番に並んでいます。これは会計上の考え方で、実際はうん?🙄という並び順になってる事もありますが、ともかく原則はそういうことです。
つまり、’’資産の項目は上から現金化しやすい順番に並んでいる’’ということです。先ほど1年以内に現金化が見込める資産を「流動資産」、1年以内に現金化される見込みがない資産を「固定資産」とお話ししました。だからBSの資産欄では流動資産が上にきて、固定資産が下にくるのですね。
🍀流動資産はこう並んでる🧮
①現金
もうそのまま現金。最強の流動性。
②売掛金
近々取引先から入ってくるお金。通常は数ヶ月以内に回収される。
③製品在庫
売れればお金になる。在庫回転が悪いと現金化に時間がかかる。
④原材料
加工して製品になってから売れる。現金化には加工、販売、回収の工程が必要。
🍀固定資産はこう並んでる🧮
① 建物
② 機械・工具
③ 土地
④ 無形固定資産(ソフト・のれん等)
⑤ 投資(株式等)
ちょっとうん?という感じがしますよね。
ヘムもそう思います。
①~④はそもそもどれも現金化がめちゃくちゃ難しそうです。事業を継続しているかぎり、売ることはほとんどないでしょう。事業を売却するとかでもないかぎりは、現金化はなさそうです。
一方⑤はどう思いますか?この項目には、
a) 投資有価証券
b) 長期貸付金
c) 退職給付に係る資産
d) 繰り延べ税金資産
などが含まれます。
特に注目べきは
a)の投資有価証券です。
投資有価証券が固定資産の①~⑤の項目で、一番下の投資の位置に来ているのは何故かを説明します。
📌投資有価証券が固定資産の①〜⑤の中で一番下に来ている理由は?
それは現金化「できるけど、あえてしていない」からです。
他の建物や機械、ソフトやのれんなんかは、そもそも現金化自体が難しいですよね。
会社が存続する限り、それらは「使い続けること」が前提だし、そもそも買い手を探すのも大変だし、売れるとも限りません。
でも、投資有価証券は違います。
「株」や「債券」は、売ろうと思えばすぐ市場で売れます=そう流動性がある資産なのです。
それでも固定資産の一番下に置かれている理由は…
売るつもりがない(長期保有目的)からです。
だから政策保有株はここにくるのですね。
この「投資有価証券」はたいてい、
・関係会社株式(子会社、持分法適用会社)
・持ち合い株
(得意先・取引先と安定関係のために保有)
というふうに、「持ち続けること自体が目的」の株なのです。だから、「売却して現金化する」ことは、少なくとも当面の経営計画には入っていないということです。
と、ここまでは教科書通りの話です。
ところが..... 今は東証大号令で全てが変りました。
企業は政策保有株を売りまくってますよね。「投資有価証券」はBSの資産欄の一番下にあるにも関わらず、企業は保有株を売りまくって現金化しているというのが足元の現実です。
だから今は企業分析をする上で、
この固定資産欄にある「投資有価証券」の額と、
右下(資本)にある「その他有価証券評価差額金(税後含み益)」をチェックするのは大切な事なんです。この辺りについては前回詳しく説明しましたね。
👉注意点
企業が保有する「投資有価証券(株)」は大体は、
「固定資産」に分類されているけど、一部「流動資産」に分類されるケースもあります。企業が最初から“売買益”を狙って短期で売るつもりで株式保有する場合、このような株は、会計上「流動資産の有価証券(売買目的有価証券)」として分類されます。あんまりないですけどね💦
色々書きましたが、ここで抑えておいてほしいポイントは2つです。
①流動資産と固定資産について
流動資産:1年以内に現金化される見込みがある資産
固定資産:1年以内に現金化される見込みがない資産
ポイントは1年以内に現金化される見込みがあるかどうか?これはむちゃくちゃ大事な考え方。
②BSの左側(資産欄)は
上から現金化されやすい順番に並んでいる
この2つです。これで第1章が終わりです。
この下知識があれば、次に勉強する「流動比率」と
「ヘム式ネットキャッシュの求め方の考え方」は簡単に分かりますからね。
2⃣ 流動比率について
次は流動比率の話をしますね。
よく
・企業Aはキャッシュリッチで好財務だ
・企業Bは自己資本比率70%以上で好財務だ
みたいな言い方をしますよね。
そもそも好財務ってなんですか?
★好財務ってなんなの?🙄
📌結論:短期的にも長期的にも“お金に困らない”会社
で、ヘムがこの視点で重視している指標が2つあります。
☆短期的にお金に困らないか?
⇒ 流動比率
☆長期的にお金に困らないか?
⇒ 自己資本比率
これらは今という1点の、財務状況からチェックする方法です。実際はこの2つの比率に加えて、企業の「これからの稼ぐ力」をあわせて判断することになります。
で、ここからがこの章のメインの「流動比率」です。
流動比率を理解するうえでも、さっきの章で説明した「流動資産」の定義が生きてくるのですね。
流動資産の定義は何でしたか?
1年以内に現金化される見込みのある資産です。
一方企業には負債もありますよね。
BSの右上のピンクですね。
実はこの負債も2つに分かれます。
推測できますよね(笑)
流動負債と固定負債です。
その違いは分かりますか?
分かりますよね(笑)
ご推察の通り
流動負債:1年以内に返済・支払いの必要がある負債
固定負債:1年を超えて返済していく負債
流動負債には以下のようなものがあります
・買掛金(仕入先への未払い)
・短期借入金
・未払金・未払費用
・1年以内返済予定の長期借入金
・未払法人税
固定負債には以下のようなものがあります
・社債(満期まで数年)
・長期借入金
・退職給付引当金(定年まで積み立て)
・リース債務(長期分) 等
あんまり小難しい事を考える必要はありません。
すぐ(1年以内)に支払う必要があるものが「流動負債」、ゆっくり支払っていく(1年以上)ものを「固定負債」というのですね。
で、企業が短期的にお金に困らないか❓
を見るうえでは
この「流動資産」と「流動負債」
を比べてやればいいのです。
1年後に現金になっているであろう合計金額(流動資産)と、1年後には支払っておかねばならない合計金額(流動負債)を比べてやるという事ですね。
📌流動比率とは
「流動資産 ÷ 流動負債」で求める。
企業が短期的にお金に困らないかを見る指標です。
これが100%を下回っているとやばそうですよね💦
少なくとも120%以上は欲しいところです。
200%もあればかなり安全かなというイメージです。
それでは具体的にBSで見てみましょう。
以下BSは負債を流動負債と、固定負債に分けたものです。
この企業の流動比率を求めて見てください。
流動比率=「流動資産 ÷ 流動負債」
この企業の場合は
流動比率=250億円 ÷ 150億円 = 166.7%
という事になります。
💡もう一歩先へ
流動比率の数字だけを見るのではなく、流動資産の中身を見ることも重要です。流動資産のほとんどが現金の会社と、流動資産のほとんどが製品在庫の会社では、同じ流動資産でもその信頼性が全く違いますよね。
例えば不動産会社などは、流動資産に販売用不動産が多く含まれています。不動産市況が悪化したら....
例えば卸売業では流動資産に商品在庫が多く含まれています。製品が売れ残り減損になったら...
こんな風に資産の中身を見るところまで行けば、BSを生きたものとして理解し始めているということになります。
☕コーヒーブレーク
すいません。第3章で
✅ヘム式ネットキャッシュの真の意味
✅Cash Neutral PERとは
も説明しようと思ったのですが、疲れちゃいました💦
これで第3章は終わりにさせてください。
次章で
🍀ヘム式ネットキャッシュ
🍀cash neutral PER
に話が続いていくわけですが、
これらは全て1つのストーリになっているのです。
皆さんの中で清原さんの「わが投資術」を読んだ方はいますか。あの本は名著なのですが、中上級者でも初見で「cash neutral PER」の意味をちゃんと理解できなかった投資家さんが多かったのですよ。
ヘムの清原本のcash neutral PERの解説ポストは大人気だったのですが、そのコメント欄で、ヘムが中級者以上だと思っていた投資家さんの多くから「意味が分かった。しっくりきた」とのコメントが沢山ありましたので、間違いないかと思います。
何を言いたいかというと「cash neutral PER」はそんな簡単な概念ではないということなのです。
でもね、次回のポストを最後まで読めば、
「cash neutral PER」について腹落ちして分かるようになっているはずです。楽しみですよね。
「cash neutral PER」を分かってもらうために、こんなに時間をかけて「流動資産」と「投資有価証券」の話をしてきたのですね。
今日はこの辺までにしておきますね。
久しぶりに「猫でも分かるシリーズ🐈」を書いてみました。やっぱりなかなか「大変」なのでございます💦
このシリーズはめちゃくちゃ時間がかかる上、ヘムが新しい知識を得られるわけでもなく、何のためにやっているのが良く分からないシリーズです😵💫
皆さんの、喜びのお声だけを支えにやっています。少しでも理解が深まった、これは初心者🔰のためになるなと思って頂けたら、激励のコメント、拡散など頂けたら嬉しいです。
そのお声が、貸借対照表シリーズの続編を作ろうと思うモチベーションに繋がりますので、どうか応援のほどよろしくお願いします😭😭
⚠️猫🐈でも分かるBS(貸借対象表)講座 その②の説明で、皆さんの理解を容易にするために、BSの左側は「会計上の今の時価」と説明しました。一点だけ注意があります。土地だけは「購入価格」で記載されていることが大半です。だから資産バリュー投資では、この土地の「含み益」を確認するのが重要なステップの一つになるのですね。
おしまい December 12, 2025
有料級サービス。なんで昨日伸び悩んだかと言うと、PCEの中で財価格の伸び率が1.4%と高く、これが債券売りにつながったから。あるいは倭国発の国債売りの流れも影響した感じがする。これが加速するようなら、政策金利に関係なく市場金利が上昇し、クラッシュが起こる可能性は高まっていくだろう。倭国円キャリートレードのアンワインドを巻き込む形で… December 12, 2025
今週は10年物と30年物国債の入札があり、いずれも強い需要を集め「順調」と評価された。誰が買っているのだろうか。
両入札では、直前まで数日に渡り利回りが上昇し、順調な入札結果が出て利回りは下落した。
一つの仮説だが、投資家は入札前に国債を空売りを仕掛け、入札で買い戻していた、と考えられないだろうか。
当面金利の上昇が続くと見れば、空売りのリスクは低く、入札で確実な利益を見込めるはずだ。
債券12時50分 30年金利、低下に転じる 入札「強め」で:倭国経済新聞 https://t.co/GYtZ4iWBPJ December 12, 2025
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