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人間の条件
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2025.12.08〜(50週)
:0% :0% ( 40代 / 男性 )
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千葉眞訳のアーレント『人間の条件』を読んでいる。訳文が明瞭な上に、研究の蓄積を踏まえた手厚い訳注がついているのでアーレントのダメな部分もよくわかる本になっている。特にアドリエンヌ・リッチの批判は痛快だ。彼女曰く『人間の条件』は「『傲慢でできそこないの著作』であり、→ https://t.co/CfF3WIEYQx December 12, 2025
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大前提、人間に「好きなこと」「やりたいこと」なんか絶対に要らない! そんなものは人間の条件ではない!
なのに俺達の現代は、「好きなことをやれ」「やりたいことをやれ」みたいな言葉を発明したんだ。ただひとえに搾取のために! 経済の構造の中に個人を取り込むために!
このとき、たとえば、俺を見ろ! 俺は好きなこと・やりたいことをやろうとした結果、当たり前の社会の結びつきから、半ば弾き出されてしまっているんだぞ!
本当に俺の好きなことや、やりたいことは、一人でしかやりようのないことだった! だから結果的に事務所無所属の旅芸人となるしかなかったし、何千本とコントを作るしかなかったし、思いの丈をぶちまける文章を書き続けるしかなかった!
それがやっと仕事として回るようになって、社会と再接続されたのはここ数年の話!
ほんとうに好きなこと・やりたいことを追求した俺は、何度も生存の危機に瀕してきたんだ! 20代の間は財布を買えなかったんだ! そんな俺を社会ってやつは、さんざ馬鹿にしてきたんだ! 他方ではあんなに「好きなこと」「やりたいこと」へと、人を急き立てるくせに!
だから、俺は!! 「好きなこと」「やりたいこと」なんてのは、物好きが死に物狂いで追いかけるべきものであって、別に万人が参加すべき生きる意味レースなんかじゃないと、確信をもって言える!! これ以上だまされるな!!
あるいは、能力主義とか、業績主義とか、努力至上主義とか、そういうくだらない価値観全体にも、騙されてはいけない!! きみは騙されすぎている!!
ちょっとキツい言い方になるが、しっかりしなきゃいけないとか、頑張らなきゃいけないとか、そういうのは一周回った間抜けが言うことなんだ!! むしろ、俺達はしっかりとゼロ周目の間抜けにならなきゃいけないんだ!! 頑張ってゼロ周目の間抜けを全うしなきゃいけないんだ!!
あらゆる要求に、ただ応えてはいけない! 誰かが求める人物像に、重なろうとしてはいけない! 俺達は俺達を生きているんだ! そのことを、手放してはいけないんだ! 誰かに翼を奪われてはいけないんだ!
やりがい、努力、成功、自分軸、そういう言葉、全部、燃やせ!!!! 俺達がはじまるのは、それらを燃やしてからだ!!!! 情熱をもって個たれ!!!
そして!! これまで、あなたは比較的がんばってきたんだよ。好きなことややりたいことがわからない中で、よくそんなに頑張ってきた、ともいえる。それは凄いことで、君のこれからのための財産になる。
きみはどうとだって生きられるさ。だからどうか、きみを過小評価しようとするあらゆる物差しから逃げ続けるんだ!! きみはきみとして輝く権利があるし、そんなもん俺が言うまでもなくそうなんだ!!
きみを取り戻せ!! きみになれ!! 典型に負けるな!! まずは愛することからだ!! なにをって、きみ自身をだ!!
これ以上はコントを見せたほうがはやい! そしたらば、コント「ヤンキーが全く怖くないおばさん」を添えておきます!! まずは愛することからだ!! 何者かになることじゃない、愛することからだ!!! 手っ取り早いのは、自分をだ!!!
https://t.co/dqXOI1eQaa
投げ銭もありがとう!! 俺はこの投げ銭を自愛費とする!! 今週末は関西遠征だから、ちょっといい喫茶店など寄っちゃうぞ〜!!! December 12, 2025
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https://t.co/YIGYi3w6gl
君たち未開人の土人が住む大阪ではない。生まれ変わって人間の条件を身に付けてから大阪にいらっしゃい。まだ資格がない。 December 12, 2025
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人間の条件(ちくま学芸文庫)
ハンナ・アーレント
<工作人>の仕事である製作は、物化にある。最もこわれやすい物も含めて、すべての物に固有の固さは、その工作の対象となった材料から生じる。
#ハンナアーレント #読書 #読書記録 https://t.co/RNcx6VQTcb December 12, 2025
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【予約受付・生を見つめる翻訳 ――世界の深部をひらいた150年】
2025年12月24日に東京外国語大学出版会より発売予定の『生を見つめる翻訳 ――世界の深部をひらいた150年』。
本書の予約受付を開始します。
海外文学愛好家のみなさまにおすすめしたい一冊です。
https://t.co/RAF9tmZKuW
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版元HPより
海外の優れた著作を倭国語に引き受ける営み――翻訳は、この150年余りの間、私たちの公共圏にはたして何をもたらしたのだろうか。当代第一線の翻訳家・研究者総勢37名が坦懐に明かす、翻訳をめぐる体験と考察。
翻訳は、いつも事件だった!
33のエッセイ/論考と4つのインタビューを収めた、白熱の翻訳論集
【本書の構成】
Ⅰ 世界の〈場所〉をひらく文芸翻訳
文学の根を問う/翻訳者は闘う/作家に生を重ねる
Ⅱ 発端の光景――近代化と戦争
西洋をたわめる/翻訳の機構/アナーキズムの言語/情況への目線
Ⅲ 原典との対峙、世界の精読
古典を訳し継ぐ/事件としての叢書/並走する知性
目次
思想にとっての翻訳
異界の言葉を伝えるヘルメス ――西谷修に聞く 西谷修×真島一郎
I 世界の〈場所〉をひらく文芸翻訳
文学の根を問う
「黒人文学」から「アフリカン・アメリカン文学」へ、そしてそれから。 荒このみ
Man is a Cause ――パレスチナとともに生きる 岡真理
多言語的空間、「東欧」文学と翻訳 阿部賢一
翻訳者は闘う
人々の経験と記憶を丁寧にたどる――チベット文学の翻訳 星泉
プラムディヤ・アナンタ・トゥールを翻訳する 押川典昭
全羅道方言と格闘した七年間 筒井真樹子
『世界革命文学選』の刊行とその時代 今井昭夫
作家に生を重ねる
自由と流通 ――アレクシエーヴィチ作品の翻訳をめぐって 沼野恭子
J・M・クッツェー翻訳の長い旅 くぼたのぞみ
児童文学翻訳者への道と翻訳児童文学の今 宇野和美
クンデラ作品の翻訳 西永良成
牛のいる壁を開く――岩崎力と翻訳の「呪文」 荒原邦博
ラテンアメリカ文学の地熱
濃密なる文芸空間――野谷文昭に聞く 野谷文昭×久野量一
II 発端の光景 ――近代化と戦争
西洋をたわめる
中江兆民「政治的の産婆」としての『民約訳解』
――最近の挑発的な研究にことよせて 大川正彦
社会の「科学的」な解明へ?
――モールス口述、石川千代松筆記『動物進化論』 春名展生
「伊曾保物語」と新村出 吉田ゆり子
翻訳の機構
近代国家の心得 ――畢酒林氏説、西周助訳述『万国公法』春名展生
『異国叢書』(イエズス会倭国通信と倭国年報)と村上直次郎 吉田ゆり子
アナーキズムの言語
大杉栄 ――言語ということを一人で横断した人 橋本雄一
平野威馬雄の訳業 野平宗弘
情況への目線
露国・拉里阿諾布著『一島未来記』と露語科の小島泰次郎 巽由樹子
ブハーリン、スターリン『支那革命の現段階』ほかの翻訳と蔵原惟人 倉田明子
下位春吉、倭国とイタリアのファシズムと鵺のような戦後 小田原琳
東京外国語学校「支那語部」をめぐる翻訳事情 加藤晴子
南米日系移民と翻訳 高木佳奈
志水速雄訳『人間の条件』
――ハンナ・アーレントの翻訳をめぐる一つの事情 岩崎稔
《Nuevo Mundo》の二〇世紀
人間の生を問う力の源泉 ――太田昌囯に聞く 太田昌囯×久野量一×真島一郎
III 原典との対峙、世界の精読
古典を訳し継ぐ
河島英昭の未完の『神曲』翻訳 ――先生とぼくをめぐって 原基晶
枯れた風趣をそのままに――前嶋信次と『アラビアン・ナイト』 後藤絵美
インド刻文学と辛島昇 太田信宏
事件としての叢書
「大航海時代叢書」の誕生 高橋均
「大航海時代叢書」のなかのポルトガル語文献 鈴木茂
並走する知性
運動体としてのマルク・ブロック、人を結ぶ二宮宏之 千葉敏之
異なる文化の仲介者
――レヴィ= ストロース『悲しき熱帯』と川田順造の訳業 舛方周一郎
知的好奇心が競演するテキスト
――家島彦一とイブン・バットゥータの『大旅行記』 熊倉和歌子
思想にとっての翻訳
オートディダクトの研究手帖 ――上村忠男に聞く 上村忠男×真島一郎
翻訳書一覧
執筆者一覧
人名索引 December 12, 2025
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@infinieternel @gentaa 折りたたまれてたリプ開いたら違う方に話が向いてるところに僕が突っ込んでたことを事後的に理解笑 余談ですが僕が初めて読んだ哲学書であり、哲学を始める端緒になった本が『人間の条件』でした。奇遇です。笑 December 12, 2025
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@gentaa 時間をかける本は徹底的に分析するので、複数年かかることもあります。現極は倭国語の本(翻訳も含む)では学生の頃に読んだ『人間の条件』と同じくらい時間をかけています。ハイデガーを読むと分かるのは、結局のところ「温度差」に現れるということですね。 December 12, 2025
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#年末年始に観てみよう映画
『人間の条件』
小林正樹監督、先頃亡くなられた仲代達矢主演
全6部構成(公開時は、二部ずつ三部作)、9時間強の大作
長期休暇にぴったり
(かつては、名画座オールナイト一挙上映等もあったが) https://t.co/uyqvll6qTD December 12, 2025
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こんな大層なユーザーネームにしておきながら、未だにアレントの『人間の条件』を読破したことがないという。
大学生のとき積読して挫折してるから、年末年始ヒマだしちゃんと読み切りたいな~~ December 12, 2025
次の人 産業
出会いって大事だなあと思う
最近仕事変わって
付き合いが増えた
とても良かった
宗教とかサービス業とか
紹介産業の人間の条件分類が
自分に合わないのも分かった
ちゃんと自分の中で言語化して
いろんな人と会話しないといけない
何ができてできなくて
好きで嫌いか December 12, 2025
【今日のタブチ】追悼:仲代達矢氏(番外編)――ドラマ『巨悪は眠らせない』秘話 | 35produce - 田淵俊彦
テレ東に追悼番組提案してたんですね。しかし断られたと。テレ東いつからそんな不義理で派閥重視の局になっちゃったんだろう😭ワイドドラマの原点は「人間の条件」なのに https://t.co/fa5d4sfDlS December 12, 2025
人間に「好きなこと」「やりたいこと」なんか要らない!人間の条件ではないのに現代は、「好きなことをやれ」「やりたいことをやれ」と。搾取のために。個人を取り込むために「やりたいことをやれ」と。 December 12, 2025
今日の魂に響く言葉
人間の心を変える言葉を広め
メッセージを伝えると決意
した時
あなたは人間の条件を変える
ことができる
【神との友情】
ただ、決意するだけ
決意する決断をしよう December 12, 2025
今朝「天声人語」を読み、
若松さんが教えてくださった、
「労働は生命の祝福をもたらす」というハンナ・アーレント(『人間の条件』)の言葉を思い出して、また聞いている…
#171 ★1本目無料★労働について――それは生命の祝福として | 言葉の秘義の指南役/若松英輔 https://t.co/PBFTonA081 December 12, 2025
美を賛美し、妊孕性を人間の条件とし、身体の健康は良き性格傾向の大前提とする価値観。高齢者の殺害を必要悪とする価値観。障碍者なら最低賃金以下で働かせても良いとする価値観と、ナチス・ドイツ時代の欧米や倭国の価値観とは実はあまり変わらないのかも。 https://t.co/uOn98mipBT December 12, 2025
本棚の飾りだった『人間の条件/ハンナ・アーレント』を読んでいる。自分の力では数ページずつがやっとで、やっと第2章。
この2章がめちゃおもしろい。「家庭は私/社会は公」ではないと。社会は私的領域の拡張に過ぎず、公的領域というのは云々と。なるほど、てことはコレ↓
https://t.co/TYCEgcKVon December 12, 2025
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